| 2001年11月23日(金) |
卓球のルールが大きく変わった |
卓球のルールが大きく変わった。11点5セットでサーブは2回交代。ボールも38ミリから40ミリになった。今までの21点3セットの長編小説から読み切りに近い短編小説に突然変貌した。じっくりと腰を据えて巨視的に展開を読んでゲームを組み立てていた選手にとってはこの突然のルール変更は悲劇である。ボールが40ミリになってサーブが効きにくくなったと言われるが逆にサーブの強い者が有利でレシーブが苦手な者はますます不利になった。 ゲームの中で調子を崩した者はそのまま負ける。短期決戦では一気にスパートを掛けられることが求められる。 試合時間の短縮にはなるが、盛り上がりに欠ける試合が多くなるのではないだろうか。 接戦は当然あるだろうが重厚な味わいは減っていくに違いない。11点でのジュースと21点でのジュースによる接戦はそれまでの(長いことは長いが)過程から重みが全く違うはずである。 今日は本を読んでいないので「卓球」のことを考えてみた。 今日購入した本。 佐野眞一「渋沢家三代」(文春新書)
| 2001年11月22日(木) |
佐野眞一「私の体験的ノンフィクション術」(集英社新書)予定通り読み終える。 |
佐野眞一「私の体験的ノンフィクション術」(集英社新書)予定通り読み終える。佐野眞一「私の体験的ノンフィクション術」(集英社新書2001.11.21)は民俗学者宮本常一の「あるく」「みる」「きく」姿勢を学んだ著者の実践的取材方法の記録である。いささか自信満々なのが気になる面もあり、またそれだけの仕事はしているから当然と感じる面もある。宮本常一の著作や本の中で紹介している著者の本を読んでみたくなる。宮本常一の「忘れられた日本人」と佐野眞一がその宮本常一の事を描いた「旅する巨人」はとりあえず押さえておきたくなった。 昨夜寝たのが午前2時で起床が午前6時半で、頭がややぼーっとしているので今日はここまで。
| 2001年11月21日(水) |
佐野眞一「私の体験的ノンフィクション術」(集英社新書)の一気読みを目指すも186ページでストップ。 |
佐野眞一「私の体験的ノンフィクション術」(集英社新書)の一気読みを目指すも186ページでストップ。理由は時間的なもの。つまらない訳ではない。面白く読めすぎるくらい。残り50ページほどなので明日には読了できるはず。さながら佐野眞一コンパクト全集で筆者の仕事への考え方、取り組み方がよくわかる。その著書についての紹介がもとになっているので簡便な入門書として読んでも良い本である。
| 2001年11月20日(火) |
若竹七海「スクランブル」の冒頭部分と石垣りん「焔に手をかざして」の巻末の金田理恵の「大切にする」を読んだだけ。 |
若竹七海「スクランブル」の冒頭部分と石垣りん「焔に手をかざして」の巻末の金田理恵の「大切にする」を読んだだけ。 「スクランブル」は結婚披露宴出席中の女性が十五年前の高校時代に起きた事件を回想する場面から始まる。どんな事件かを紹介する前にその女性が犯人が誰なのか突然気づくので読者としては穏やかでいられない。 金田理恵さんという人の「大切にする」は今となっては十年ほど前の古い話題にもかかわらず不自然に自然を切り開いては鉄筋のアパートやマンションを造る風潮は今でも何ら変わっていないことを教えている。 身近な自然が少しずつ消えて、遠くに厳然と存在しているように見える大自然の中に不法投棄による膨大なゴミが存在して自然の命を脅かしている。アメリカのテロ対策に追随する前に対策を考えなければいけないことが実は結構あることなどを思いださせてくれた。福井晴敏「亡国のイージス」も少し読んだ。
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