徒然なる日々の記憶

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2011年08月06日(土) 訃報と葬儀とチケ取りと観劇

ここ数日そんな感じでした。



マツさんの訃報は本当に…なんというか…なんでさ!?って思いましたねぇ。
あまりに早すぎるだろ。まだまだこれからじゃないか。
TVで流れるニュースに涙が溢れてしまったよ。
こういう事を考えるのは切ないけど、もしマリノスの練習場だったら…って思ってしまう。
言ってもしょうがないことなんだけど。信じられないのに悲しい。


そんなニュースを聞きながら3日に祖母が亡くなったので通夜と葬儀でした。
通夜は猛暑日。葬儀は雷付きの豪雨の中という。
まぁ2週間ほど前から何時呼吸が止まっても不思議じゃないと言われてたので
両親もある程度覚悟してたみたいだけど。

葬儀では予想外に泣けました。
冷たいって思われるだろうけど私は泣けないだろうなって思ってたので。
いや、別に何か確執があったわけではなくて。単純にそういう感傷はないだろうなって。
あんまり思い出らしい思い出もないっていうか、憶えてないし。
数年前から認知症で私の事も全然わかってなかったんだけど、
その事を少しも悲しいと思わない自分自身がいたから。
…でも涙って出るもんなんだな。明確に“悲しい”って思ったわけじゃないのに。

家族葬だったし準備とかほとんど手伝ったわけじゃないけど、なんだかぐったり疲れました。



そして軽く忘れかけてたけど今日はCreatureのチケット発売日だったので
10時半ごろ繋げてみたら既に残り少ない表示になってて“はっ!?”とか思い(笑)
だってソールドするなんてこれっぽっちも思ってなかったし!(爆)
余裕こいてたのでちょっと焦りましたよ。まぁ取れましたけど。
ってことで今回は名古屋に行くですよー。日帰りですよー。
大阪は旅行とカブったので泣く泣く諦め。インストアイベントも諦め。せっかく大阪であるのに;;
DVDはライブ当日に名古屋のライカで買おうかなぁ。近くにあるんだよね?



で。今日の夕方からは観劇へ。「リタルダンド」観てきました。
もう切なくて悲しくて温かくて涙が止まらなかったですよ(涙)
二部なんてほぼ泣きっぱなし。顔面涙だらけ(笑)
若年性アルツハイマーをテーマにした舞台なんだけど。
単に重いだけじゃなくて笑いだったり愛だったりがあって。
でもこの病気は愛があれば克服できるものでもないから。
愛がなければ寄り添う事は難しいけど愛があれば大丈夫なわけでもないし。
愛する人だからこそ、その変わっていく姿が悲しい。

音楽劇だけど普通のミュージカルのような曲の入り方とは違って。
でもだからこそキャストの心情がすごく迫ってきて(涙)
特に一路さんの歌声は反則ってくらい涙が出てしょうがなかった。
帰りの電車で既に目が半分くらいしか開かなかったよ(苦笑)
明日休みで良かった…。明日はゆっくり休養しよう。

あ、カーテンコールで伊礼さんがスタンディングオベーションを強要(笑)して
吉田さんや一路さんに叱られてました(笑)
でもそんな事が無くても幕が下りたと同時に立ち上がりたいくらい素晴らしい舞台でしたよー。


2011年08月02日(火) 心肺停止!?

マツさんっ(涙)

心肺停止で救急車って。急性心筋梗塞って。なんなの。


2011年07月31日(日) 「嵐が丘」@シアター・ドラマシティ

「嵐が丘」大阪ラスト。でもって大千穐楽。行ってきましたよ。

最後のカーテンコールの拍手が暖かかったね。
客席は隆一ファンとなっちファンで結構なカオスでしたが(苦笑)
普段観に行ってる舞台の客層とはあきらかに違ったな…。
“V系のファンは皆黒い服着てる”ってと同じくらいの偏見かもしれないけどなんでアイドルのファンってヨレっとしたTシャツとリュックなんだろう。
リュック率たけーな、おい!って思ったですよー。
まぁ隆一ファンの年齢層の高さも大概でしたけどね。そっちはもう慣れた。

そのカーテンコールでのキャストの晴れ晴れとした笑顔と良い雰囲気に
とても良いカンパニーだったんだなぁと。
千穐楽だからか主要キャストの皆さんがそれぞれ一言ずつご挨拶。
最後の最後になっちが“愛してるよv”って投げkissして終了。やーもう可愛かったです(笑)

肝心の中身ですが。
うん、結構正統派のミュージカルだったんじゃないかと。
原作読んでないから違いは正直よく分かんないけどドロドロ感はなかったな。
ひたすらに、ひたむきに、惹かれあいすれ違いあう二人の愛、みたいな。
そっちがメインかな。ヒースクリフの復讐っぷりがあんまり描かれてないしね。
一番“愛の表と裏”を見せてたのがイザベラかな。

河村さんのヒースクリフはどうでしょうねぇ。悪くはなかったですよ。
ただまぁ単純に役者として見るのは難しくてつい批評の目で見てしまうからねぇ。
歌もそりゃ文句なく上手いんだけど一部とか“ヒースクリフの心情を歌う河村隆一”に見えたのがなぁ。
台詞回しは特別気になるほど引っかかることはなかったかな。
ただ、なんだろ、身体の使いかたが役者じゃないんだなって感じた。
元タカラヅカの人とかってやっぱり舞台上での動きがキレイだなって思うのよ。
それは多分バレエとか日本舞踊とかで筋肉の使い方みたいのが身に付いてるんだろうなって。
音楽でもいくら上手くてもギタリストが歌うのとボーカリストが歌うのはやっぱり違うってわかるでしょ。
なんとなくそういう感じを受けたなーと。
今回はある意味で歌唱で持っていく舞台だったけど次があるならその辺りに良い意味で驚きたい。

で、なっちキャサリン。安心して観てられるわー。
自由奔放な少女時代から傷ついて病に倒れる女性としての姿まで違和感がないし。
声も歌も好きだからね。この部分はやっぱり大きいわ。
「トゥーランドット」の時は“全身全力疾走”って感じでそれはそれで可愛かったけど
もう少し余裕が出ればもっと素敵なのになーって思って。
今回はまさにそんな姿が観れたので大満足。確実にヒースよりキャサリン観てたからね(笑)

エドガー役の山崎氏。なるほど、ミュージカル界の王子ですな。
演技も歌も正統派だと思ったです。王子役が似合うって大事だよねー。
なんとなく浦井健治氏と似たような系統かな?と。

イザベラ役の荘田由紀さん。鳳蘭さんの娘さんですかー。
とても舞台映えするお顔だなぁ。一番歌ってる時の感情が表に出てた気がします。4人の中で。


終わってから原作を読みたいと思ったんだから舞台としては成功だったんじゃないかなーなんて。

しかしカーテンコールで客席まで手繋がせるとか河村さん…(苦笑)
正直私は観劇しにいってそういうことはしたくないです。
LUNA SEAが別格なのよぅ。見知らぬ人と手繋ぐの抵抗ありありなのよぅ。
微妙に抵抗してたら隣のご婦人に半ば強引に繋がれたわ…。
さすがに腕組みしてやりすごす勇気がなくってね;;

それを除けば思ったよりずっと満足度は高い舞台でしたよ。


穂月 凪紗 |MAILHomePage

背景画像:素材サイト 「ミントBlue」