君の記憶
梨生
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よわむし
あなたが好きと気づいた時には
それはもう遅くて
何もできない自分を
ただ悔やむ
2001年05月26日(土)
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恋の終わりに
こうすればよかったとか
ああすればよかったとか
恋の終わりにいつも思う
終わってからじゃ遅いのに
2001年05月27日(日)
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存在の大きさ
あなたからのメール
すぐに返事書くけど
すぐには出さない
だって送ってしまったら
またあなたからメールがきてるんじゃないかって
なにも手につかなくなるから
気づいてないかもしれないけど
あなたは私の中で
そういう存在なのです
2001年05月28日(月)
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あの瞬間の私たち
私たちは
互いに恋人がいたけれど
あの時たしかに
私たちは恋をした
「私たち」と信じたい
2001年05月29日(火)
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夕立ち
私たちは2人とも夕立ちが大好きで
雷に歓声をあげながら
大粒の雨に
わざと打たれた
あたたかい空気と
湿った土のにおいを
一緒に感じた
笑いながら手を引いてくれた
笑いながら一緒に走った
今は
窓から夕立を眺め
あなたを遠く思い出す
2001年05月30日(水)
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メールの返事
「メールの返事はいいから。早く寝てね」
自分で書いておきながら
何度も何度もメールが来てないか確認してしまう
本当にメールは来ないようだ
おやすみなさい
2001年05月31日(木)
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電話
用もないのに電話できる
私たちはそんな関係ではないので
一生懸命理由を考えた
でもあなたは私の
そのくだらない理由につっこみもせず
笑って相手をしてくれたよね
2001年06月01日(金)
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