フォーリアの日記
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| 2008年09月25日(木) |
今日の用事・菅英三子リサイタル |
今日は朝曇っていてまだ涼しかったけれど、今は蒸し暑くなっています。 夜は雨が降るかもしれません。
朝から鼻水がひどくて、とうとう10時半ごろ鼻炎用の薬を飲んだのですが、 薬を飲んでからすぐビリーをやって、その後もしばらくひどくてダウンしていました。 ビリー後に飲んだ氷水が炎症を冷やしたからか、やけに気持ちよく感じました。 お昼ごろには薬が効いてきたのか治まってきました。
本当は今日はコンサートに行くので出かける前に薬を飲めばいいかと思ったのですが、 それまで持ちませんでした。 また夕方出る前に飲んだ方がよさそうです。
今日やったこと。 父の車の自動車税についての問い合わせ。 みずほ銀行の某商品取り扱い終了に関する手続きの書類を書いた。 NECコミュニティコンサートの申し込み。 http://www.nec.co.jp/community/ja/div/concert_081030.html
夕方からコンサートに出かけます。 菅英三子ソプラノ・リサイタル http://www.ojihall.jp/concert/sep/20080925.html (あまりWEB上に情報ない)
音の洪水に浸れることを期待して行って来ます。 感想は帰ってから書くと思います。
---------------- で、コンサート行ってきました。 まあ、どんな人かわかっているので予想通りではあるのです。
菅さんは大変素晴らしい声のコロラトゥーラ・ソプラノです。 日本人の骨格、体格で完璧なベルカント唱法ができたらああいう声になるのねという見本みたいです。 声だけなら佐藤しのぶも大村博美もかなわないでしょう。 ただ、人柄が大変穏やかで優しいのでそれが歌にも出ます。 怒りや悲しみの激しい表現はなく、何もかも淡々と歌います。 それが物足りないのです。 オペラの登場人物でそんなおだやかな役柄は聞いたことがありません。 皆悲しんだり怒ったりします。 だからオペラには向いていないのだと思います。 菅さん出演の「ラ・ボエーム」を見たことがありますが、やっぱりちょっと物足りなかったのです。
今日のプログラムは知っている曲は「からたちの花」ぐらいで 他は日本の歌も外国の歌も全部知りません。 コロラトゥーラのアリアも知らない曲です。 静かな曲を最初に持ってきて、最後にコロラトゥーラのアリアという進行です。 アンコールも3曲ありましたが、知らない曲です。
弱音から強音、低音から高音までどこまでも豊かによく響く声を持ちながら、 静かな曲や中音域の曲はそんなに魅力的ではありません。 それが超高音の技巧的なコロラトゥーラのパッセージになると 音のせいだけではないと思いますが何か突き抜けて 会場中、体中に響く心地よい音色に包まれます。 菅さんの高音の声域が一段と素晴らしいからというだけでなく コロラトゥーラを歌うということ自体が テンションを高めないとできないことなので、 普段おとなしい性格の人でも何か突き抜けてこちらに届くものが出てくるのだと思います。
しかし今日のアリアはそこまで華々しい曲でもなかったので、ちょっと聞く方は不完全燃焼です。 一部音に包まれる快感のある部分もあったのだけど、 そういう部分が少ないプログラムだったと思います。 アンコールにでも派手な曲があればよかったのですが、アンコールも地味でした。
気さくな人柄の菅さんは、終了後は出口にいて次々と訪れる皆に挨拶していました。
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