フォーリアの日記
目次過去の日記未来の日記


2008年09月22日(月) 胡蝶蘭の植え替え

朝は雨だったので洗濯物をお風呂場に干したのですが、
その後やんできたので外へ出しました。
乾くまでは至りませんでした。

今年たくさんの花を咲かせた胡蝶蘭が、元気なくなってきていました。
咲かせすぎたので負担が大きかったのかなあとも思っていました。
とくに中の1鉢は新芽があまり大きくならないし傷があるし、大丈夫かなあと思っていました。
下のほうの葉もしおれ気味だったのです。
その割りに鉢があまり乾いてこないので水は控えていました。

もっとも健康でも下葉は順に枯れてくるので
下葉がしおれただけならそんなに心配いらないかと様子を見ていましたが、
ここ数日、新芽にまで張りがなくなってきました。
これはおかしい、水が上がっていないと思い、時期はずれですが植え替える決心をしました。
もし中の根が皆だめになっているなら、このまま来年の植え替え適期までもたないかもしれません。
それより多少根が傷ついて負担がかかっても植え替えてしまった方がいいと判断したのです。

そもそもこの植物、着生植物なので根が土の中へ入っていこうする性質がありません。
新しい根は鉢の外へ四方八方飛び出して勝手に伸びています。
一方鉢の中の根はたとえ株が健康でも古いものから徐々に枯れていきます。
そうして何年も植え替えないでいると・・・・
鉢の中は枯れた根ばかり、新しい根は鉢の外ばかりということになり、
いくら鉢に水やりしても水を吸ってくれないということになってしまいます。
だから本当は健康でも毎年植え替えしたほうがいい植物なんですね。
(でも実際問題、鉢からあふれるほどにならなければ2〜3年は大丈夫です。)
うちのはもう7、8年植え替えていないかもしれないので問題です。
しおれ始めてから外の根には気がついたときに時々霧を吹いていました。

そういうわけで、植え替え開始。
今回植え替えるのは去年うちにきた小さい株の胡蝶蘭ではなく、古株の方の2鉢です。
小さい方は去年来たときに植え替えているのでまだまだ大丈夫でしょう。

新しいミズゴケ(ストックがあった)を水に浸し、鉢から株を抜いて古いミズゴケを丁寧に取ります。
さすがにしおれている方の1鉢は、中の根はほとんど枯れていました。
枯れた根は切って、きれいに整理しました。
外には元気な根がたくさん出ているので、これを鉢の中に入れて水を吸わせれば大丈夫だと思うのですが。
中の根がほとんどなかったので根の量は減って、あまり大きな鉢が必要なくなりましたが、
替わりがないので、今までの鉢半分ぐらいに植え込みました。

あまりしおれていなかったもう1鉢の方は、まだ中の根もある程度生きていたので、
植え込んだときの量も多少減った程度です。

元と同じぐらいのミズゴケが必要だと単純に考えて新しいミズゴケをたくさん水に浸したのであまってしまいました。
もったいないので水を切って乾かそうとかごに入れて外に出しておきました。

ミズゴケの始末に手を掛けてしまったので手間取りましたが、
植え替え自体は比較的簡単に終わりました。
取り除いた古いミズゴケも燃えるゴミとして捨てることができるし、
マンション暮らしにはありがたい植物です。

夜になって、少し水が上がっていないかと葉の様子を見ていますが、
少なくとも新芽はしゃんとしてきています。
しおれた葉も多少しゃんとしてきているような気がしますが、気のせいレベルかもしれません。


フォーリア |HomePage