フォーリアの日記
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2008年09月21日(日) 炎のコバケン

朝はまだ雨が降っていませんでしたが、午後から本格的に降ってきました。

今月もう3つ目ですが、コンサートに行ってきました。

響きの森クラシック・シリーズVol.25
http://www.b-academy.jp/event/detail_dyn_j.html?iid=791

指揮:小林研一郎
ヴァイオリン:長尾春花
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

曲目=ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
    マーラー:交響曲第5番

タイトルのキャッチフレーズは小林研一郎氏の公式サイトにありますが
http://www.it-japan.co.jp/kobaken/index.htm
その名のとおり、熱い熱いマーラーでした。

ヴァイオリンの長尾春花さんというのはまだ芸大の1年生という若い方ですが、
すでに日本音楽コンクールバイオリン部門1位という実績もあり、期待の若手だそうです。
そんなことは、演奏を聞いてからプログラムの案内を読んだので後で知りました。
非常に素直な演奏で好感が持てました。
協奏曲ながら、ソロだけでなくオケがいいなあと思って聞いていました。

たまたま2階の最前列で、私の座高では前の手すりの棒でちょうど指揮者やソリストが隠れてしまいます。
少し伸び上がって見ていると疲れてしまうし、屈んで下から見ると眠くなってしまいます。
なのであまりソリストをじっくり見ないで聞いていたので、
余計にソロと言うより全体を聞いたのかもしれません。

マーラーの方は炎のコバケンの本領発揮。
情熱的にオケを引っ張り、大変な盛り上がりを見せた素晴らしい演奏でした。
演奏後の拍手とブラボーの鳴り止まない中、それを制してコバケンが挨拶して、
(この演奏で力を使い果たしたので?)アンコールはしないとのこと。
その後も客席に明かりがつくまで盛大に拍手は続いていました。

もちろん、オケのメンバーの個人技には不足な部分があります。
もっと木管などの小さい音が平板にならずにニュアンスのある音がしたらいいのに、とか
ここのリズムはもっと揃えば、ヨーロッパのオケのようなしゃれた雰囲気を出せるのに、とか
バイオリンはゆったりしたところでは割と豊かに鳴っているのに、
激しく細かい音で盛り上がるところは頑張っている割に音が飛んでこないとか。
でも、トランペットは大変うまかった。ブラボー

しかしそんなオケをここまで引っ張っちゃうのは炎のコバケンの力なんでしょう。

後楽園は雨に濡れずに駅までいけますが、
帰ってきて駅から出たら激しい雷雨でした。
駅ビルのトイレでストッキングを脱いできて、
靴を手に持ってはだしになって帰りました。


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