フォーリアの日記
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2008年08月27日(水) 先週の発声練習

土日の予報では今週は1週間雨かと思ったら、今朝はさわやかに晴れていました。
でも、今日の予報では夕方から雨だそうで、つかぬ間の晴れのようです。
まだ降っていませんが(夜九時)風向きは朝とは違い、湿った風が吹いて蒸し暑くなっています。

今日はコーラスでしたが、借りている会場は午後別の用事で使うからということで
いつもより多少早めに退散しました。

ところで今日は指揮(と歌唱指導)の先生はいなくてピアニストの指導だったので今週のことではありませんが
先週の発声練習は不満でした。
家に帰って口直しならぬ声直しをしなくてはならないような発声練習でした。

声帯を片方ずつ使って声を出すとか、鼻声の練習とか、
口蓋垂に当てた声を出すとか、邪道です。
いえ、邪道というのはいい過ぎかもしれません。
そういう練習をちょっと取り入れることが、
声の通り道を感じるためのきっかけになるかもしれません。(ならないかもしれません。)
でもちょっとだけでなく発声練習の時間ほとんどがそれでは
その練習で声が壊れていくし、壊れてしまった声を発声練習中に戻すチャンスもありません。

体を楽器としてバランスよく隈なく響かすために発声練習をしているのです。
片方ずつ鳴らすということは半分固めて響きを止めているので、止めている方が鳴らなくなります。
鼻声は鼻以外の部分の響きを止めているので、止めている部分が硬くなって鳴らなくなります。
口蓋垂に当てようと意識すると口蓋垂とその周辺が硬くなり、硬い声になり、
下手するとのどを痛めます。
若い時なら硬い声を出してもそれなりにきれいですが、
私の年になると硬い声は「おばさん声」にしかなりませんし、もっとひどくなるとかすれてきます。

口蓋垂のあたりを通り抜けてさらに奥が響くと先生が言ったことは本当だと思います。
でもそれをできるようになるための方法として口蓋垂に当てようとしたら、そのあたりが硬くなってしまいます。
口蓋垂のあたりはやわらかくして響きが通り抜けていかなくてはなりません。
柔らかく響きが通り抜けていけば当然他の部分も響きますから、
口蓋垂の辺りだけが鳴っているような声にはなりません。
一部分だけ硬い音で鳴る声は、その部分が硬くなっている時に出るのです。
それをずっと続けていると、硬くしている部分が炎症を起こして声がかすれてきてしまいます。

先週は午後に仕事だったので、その日には何もしませんでしたが、
弊害を確かめるために少し件の発声をしてみたら、途端にのどを痛めそうで長くはできません。
長くはできないのに硬くなった影響は尾を引き、しばらく柔らかくなりません。
その後しばらく軽い声で柔らかく発声をしなおしていたら
硬くなってかすれていたところがほぐれて、だんだんつやのある声がでるようになってきました。

(念のためもう一度)先週の話です。


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