武ニュースDiary

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BBSに書いた「ブラックジャック」の元記事です。 ここでは、言葉を選んで、決定とは書いていませんが、 限りなくYesに近いことを随所でほのめかしています
元はこの太陽報だと思うのですが、他に「限りなく可能性が高い」 聯合晩報(台湾)では、「確定」という言葉を使っています。
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すでに故人となった“まんがの神様”手塚治虫の名作「ブラック・ジャック」は、 ずっと前から、多くの映画会社が実写版を作りたがっている作品で、 アンディ・ラウもかつて映画化権を買ったことがある。 だが、残念ながら契約がすでに切れてしまった。 しかし最近、ある映画会社が撮影に入ることを決め、 主役のブラック・ジャックを金城武でやりたいとしている。
手塚治虫の1973年の作品「ブラック・ジャック」は 独特な主人公のキャラクターと、ストーリーの面白さから、 長いこと、少なからぬ映画会社が映画化権を獲得しての 実写版映画製作をねらってきた。 だが、残念ながら、1度も実現していない。 最近になって香港の新アジア娯楽(AEG)と日本の東北新社が 合作することを決め、金城武が主役の座を射止めた。 年末クランクインし、早ければ来年の旧暦のゴールデンウィークに 上映の可能性もある。
事実として、香港の少なからぬ芸能人が「ブラックジャック」役を やりたがっており、知っての通り、アンディ・ラウの会社天幕は かつて映画化権を買い、実写版の撮影を計画していた。 残念なことに、その後、アンディの会社が訴訟問題を抱えているうちに、 映画化権の契約期限が来ても、撮影に入れなかった。
ブラックジャックの外形は大変独特で、深い印象を残し、 長年多くの芸能人がブラックジャックの扮装を取り入れている。 アーロン・クォックのミュージックビデオ「複製霊魂」や イーキン・チェンのように、男性芸能人はこの役を虎視眈々と狙っているのである。
だが映画会社は人選にあたって、国際性を希望し、 金城武、アンディ・ラウ、反町隆史や竹野内豊まで含め検討を重ねたあげく、 やっぱり金城武が最適任ということになった。 というのは、手塚真が非常に彼を賞賛していること、 日本で順調に成功を収めており、知名度があるからだ。 手塚真はヒットした日本映画「リターナー」での金城武を絶賛しており、 彼こそ父が作り出した不思議な医者に一番ふさわしいと考えている。
金城武の方は、この医者役に大いに興味を持っており、 映画会社とはすぐ話が合った。 現在すでに第一稿の脚本も出来上がって、 スケジュールが立てばすぐ撮影に入る。 監督は手塚治虫の長男、手塚真その人で、 映画会社は彼はまんがの精髄を理解しており、 必ず、手塚治虫のファンを満足させる映画ができると考えている。
本紙が、昨日この件で新アジアの余氏に話を聞くと、 「撮影に入ります。すべては準備中です。 今回は日本の東北新社が中心となって、 わが社とは完全なチームワークを組んでいる」と話す。 主演は金城武かと尋ねると、 「第一候補であり、嬉しいことに、口頭でOKをもらっている」 製作費は? 「手塚真は要求が高く、上限を決めていない。 5000万香港ドル以上かかるだろう」 (太陽報 2004.7.29)
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BBS 3:50
| 2004年07月28日(水) |
「Lovers 十面埋伏」日本公式サイト更新と記者会見 |
公式サイトのデザインが一新されてます。 スペシャルページができるようです。 明日のレポートとか載るのでしょうか? ダウンロードのページも欲しいですね。
昨日の記者会見のテレビニュースは Dolphinさんがアップしてくださっています。m(_ _)m
記者会見の様子を少しだけ。
受付開始と記された時間の1時間以上前から取材陣が列を作り、 30分早めた開場後も続々とマスコミがつめかけて、 場内びっしり。 カメラもものすごい数でした。 監督も目の当たりにして心強く感じたかもしれませんね。 開場にはワダエミさんの姿も。
この日、武さんは、余計な肉がすっきりそぎ落とされたような 最高にかっこいい顔と姿で現われました。 いや、ほんとに全身、姿のいい人ですね。
質疑応答になって、なぜか監督が発言する機会がなかなか来ず、 劇中の2人の男の愛の在り方について武とアンディに質問が出たのを、 司会者が監督に振ると、 監督は、それは金城武がいい、言葉が通訳いらないので 時間が節約できるからと言います。
武が引き取り、自分は全然わからず、監督の言う通りにしたのだから、 監督どうぞと切り返す。 会場も拍手で促し、やっと監督が話し始めました。 いざ話し始めると、要所で区切って通訳をうながすなど、 慣れた様子。
そのあと、武術監督のチン・シウトンが、 牡丹坊での舞いと融合したアクションについて質問されると、 このアイデアは監督で、自分は言われたとおりにやっただけだから 監督に聞いてくださいと、武のまねをします。 武苦笑。3人互いにいい雰囲気です。 監督は、武のこと、ほんとに可愛いと思っているように どうも見受けられるのです(お父さんのように?)。
また、通訳が話している間に、武、隣のツーイーに何事かささやく。 ツーイー、返す。武、また何か言う。 ツーイー笑って、武の肩をくいと押す。 仲睦まじそう。
ただ1人、アンディさんだけはいつもと違って 大人しく、ノリが悪く、ちょっぴり期待していた おどけ顔は見ることができませんでした。 お疲れだったのかな? 最後のフォトセッションでも、終わりの合図を聞くや 真っ先に退場。
あれ、もう行っちゃうの?
最後に退場の武氏は、記者達に向かって、 ちょうどターザン舞台挨拶退場時のように、 低い位置で手を振り、笑顔で去っていきました。
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BBS 3:30
「Lovers 十面埋伏」については、事新しいものも、もうない感じですが、 ニュースから、ちょこちょこと関連部分を引っ張り出して、 雑多にご紹介です。
初めは、北京プレミアでついに歌いも踊りもせず、 少しだけ期待していたファンをがっかりさせた金城武ですが、 それについての記事。
「埋伏」の3大主演者の内、2人は歌を歌い声を聞かせた。 ただひとり、金城武だけは、祭典の初めと終わりに少し顔を見せただけだった。 このことは、金城武のためにわざわざ出席した大勢のファンにとって、 非常にがっかいさせられることだった。 初めはアイドル歌手として芸能界に入った金城武は、 このめったにない夜会においては、やはり歌を歌うべきだったのではないだろうか? それなのにどうして何もしなかったのだろう? 祭典が終わってから、観客たちが話していた一番の心残りな話題はこのことだった。 金城武、どうしたの? なんで歌わないの? トークまで、どうしてあんなに少なかったの?
その後、記者が知ったことは、次の通りである。 金城武は観客のために何もしたくないと思っていたわけではない、 が、歌をやめて何年もたっており、長いこと練習をしていなかった。 今回歌うことに対して自信がなく、 歌わなければがっかりさせるであろうとわかっているけれども、 かなり長いこと考えたあげく、万一の失敗をおそれ、 やはり歌わないことにしたのである。 (E視網 2004.7.15)
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大陸の新浪網で「十面」関係者と一般ファンとのチャットが 行なわれていますが、昨日、チャン・ツーイーが登場した 記録がアップされました。 その中で、アンディと武の2人についての感想を求められ、 まず、アンディについては、とても楽しい人で、 現場でもみんなを笑わせて、とてもリラックスしたと語った後の、 武についての部分です。
金城武は撮影中に負傷したけれど、ずっと最後まで頑張りました。 彼が、演技をできないと言ったり、痛さにしり込みするのも見たことがありません。 これは本当に勇気のいることです。 怪我の後も、走ったりしたし、立ち回りの演技もありました。 なまやさしいことじゃありません。 私はケガをしたことがあるから、 その痛みは本人しかわからないというのを良く知っています。 とても楽しかった。 2人との共演はとても楽しいことでした。 (新浪網聊天室 2004.7.24)
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香港の服飾メーカーが武にイメージキャラクターを 交渉中というニュース。 アンディがキャラクターをしていたときのことを 他のサイトで見せていただきましたが、 ポスターなどばかりでなくバスなどにも、大々的な宣伝でした。 でも、この時点で明らかにされたものが 実現するのかな? という気もしますが。
フェイ・ウォン、アンディ・ラウ、F4などのイメージキャラクターで知られる Balenoが、ベッカムと金城武を次のキャラクターに考えている。 ベッカムはアディダスなど有名ブランドのキャラクターでもあるため、 すでに正式に断ってきた。 金城武についてはまだ何とも言えない状況だ。
昨日、Balenoの営業部責任者林有慧は、 現在金城武と交渉中であり、彼には新シーズンの 総合キャラクターになってほしいと考えている、と語った。
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Balenoは香港のカジュアル服のメーカーで、 ユニクロのような量産カジュアルを扱うとのこと。 傘下に10以上のブランドを抱えており、 年末にはさらに新しいブランドも誕生するそうです。 出演料は惜しまないと言ってます。 これに対し、福隆の洪さんという人が、 金城武にはずっと洋服メーカーからの打診があるが、 プラダ以外はまだどことも組んだことがないと言ってます。 交渉がされているのは確かのようですが、 今のところ、何とも言えない状況のようです。
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BBS 17:40
| 2004年07月22日(木) |
そろそろ新作の話題も |
ま、話題として。
「十面埋伏」での金城武の演技は女性達の心をとらえ、 演技だけでなく、そのめざましい美男ぶりに人気が集まっている。 女性ばかりではなく、最近新電影公司の張小勷も彼に注目し、 同社の2作品の主役に考慮中という。 1つは2000万香港ドルを投じる、 リー・チーガイ監督による時代劇ミステリー、 もう1本は区丁平監督の新作で、 ヒュー・グラント主演の「ラブ・アクチュアリー」に似た感じの作品とのことだ。 (太陽報 2004.7,22)
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BBS 8:35
| 2004年07月19日(月) |
ロング・インタビューから「Lovers」の話題 |
東風のインタビューは、TVBSサイトで全部起こされて 読めますが、とにかく長いので、とりあえず、「Lovers」関係のことを 話している部分だけ訳して見ました。 インタビュー全体では終わりの方にあたります。 誤訳も多そうで、気が引けますが、後ほどできるだけ直します。
東風の独占インタビューから 「十面埋伏」の話題
――チャン・イーモウとの仕事で、一番の収穫は何でしたか?
武 一番の収穫は、ひとつには、もちろん、この映画にはぼくにとって 特別なことがたくさんあったことで、初めての時代劇で、 そう、それからチャン・イーモウ監督のあんな大作だし。 初めてのチャン・イーモウ監督との仕事で、 それから初めてアンディやツーイーと共演したし、初めての中国映画だったでしょう。 それからまた後になって、これがぼくにとって30作目の映画だってことに気がついた。 そのときちょうど30歳の誕生日を迎えたんです。 だからとても特別に感じてます。
もちろん、その間の大変さとか、怪我したりとかあるけれど、 でも大勢の、優秀で、先端を行くスタッフの人達と知り合って、たくさん勉強もできたし。 演技がどうかは別にして、みんながどう撮影するのか見られたのは、 大きな収穫でしたね。 映画の出来がどうかは、よければまた別の収穫だってことになるし、 よくなければまた頑張ろう、ということだし、そんな感じです。
チャン監督がぼくに映画に出ないかと聞いてきたとき、 そのときは本当にびっくりしました。 で、他の人と間違えてるんじゃないかなと、 台湾とか香港とか他のスターの誰かと間違えているんじゃないかと思いました。 どうしてぼくに? ってね。 後で本当にぼくなんだとわかって、もちろんすごく嬉しかった。 会ってみたいって思いました。 お会いしたら、初めにお会いした時、握手をして、こう手を握って、 こんにちはとか言って、手を放したら、 もうすぐにこんな映画だと映画の話になったんです。 彼はそうですね、とっても情熱的な人で、余計なことは話さない。 話さなければいけないことを話して、言葉の1つ1つが重みを持っていて、 すごく強い印象を受けましたね。
その映画のストーリーを聞いて、思ったのは、ぼくにやれるだろうかということ。 すごく心配になりました。 時代劇のすごい大作で、立ち回りとかいろいろあるし、できないんじゃないか、 年齢がまだ足りないんじゃないだろうかとすごく心配だった。 人が見ておかしいと思うようなことになりはしないかなとか。
――ええ。
武 他に言葉の問題もありました。彼の要求するレベルに応えられるだろうかって。 でも、監督は後で俳優達にこう言いました。 私は君達にこんなことで悩んでほしくない。今君達には演技をしてほしい。 それぞれアクセントは違っているが、実は大陸で映画を撮るとき、 浙江やその他の土地の俳優を使うこともありうる。 湖南の俳優のアクセントもまた違っている…… だから、気にする必要はない、彼はこう言いました。
君達は香港と台湾の人間で、 他の人から見るとアクセントが違うと思われるかもしれないが 、実は彼ら自身、それぞれ違っている。 だから、このようなことに気を遣わないで欲しいと、 良い演技をしてほしいと言われました。 そういうことが気になって、 彼が求めているものに応えられないことの方を心配しているのだと。
それで、ぼく達もできるだけ考えないようにしたんです。 でも、やっぱり考えてしまいますよね。 部屋に帰るとどう発音するのか一生懸命練習しましたけど。 一生懸命努力して、できなかったところは、他の方法で補うから、 だめだったら、方法を考えるからということだったんです。
――撮影に入る前に3カ月間ほど、剣術の特訓を受けたそうですね。
武 いやあ、そんなに長くないですよ。ほんと、そうじゃなくて、1カ月ぐらいです。 基本を少し練習して、なぜかっていうと…… どう言ったらいいのかな、チン・シウトンが監督だったでしょう。
――そうですね。
武 それで練習が絶対必要だよと言われて、いいですよ、やりましょう、と言いました。 練習を始めるときに、ぼくは彼に聞いたんです。 何を練習するんですかって。 そうしたら、とにかく刀だと、で、武術指導の人を1人ぼくにつけてくれました。
毎日、剣を振るって、防御を覚えて、それは本当に基本で、 もちろん基本がとても大切だってことはわかっています。 でも、ぼくは、実際の演技でやることをやりたいと言ったんです。 もしできるなら、先に、その本当にやるやつを練習しておいて、 つまりちょっとズルをしておけるといいなと。 本番になって本当にできるか心配だったので、早くにやっておきたかったんです。
そうしたら、指導の人は、監督(チン・シウトン)は立ち回りをまだ決めていないから、 こういった基本だけ練習しておいて、現場に行く。 彼は現場で考えるのが好きで、現場の環境を見て、 どんなものが使えるか、どんなことがやれるかを見てから、 撮るものを考えるんだと言いました。 で、考えついたら、よし! 俳優は練習して! 俳優が練習を始めて、済んだらすぐその場で撮影を始めるんです。 ぼくは練習だけで体力を使い切っちゃうことがよくありました。 でもチン・シウトンはすごいと思いますよ。
――だけど、彼に刺し傷を負わせたって聞きましたけど。
武 はい……刺し傷じゃないですよ。怪我はしたけど。 もし刺し傷だったらおしまいですよ、幸い違ったんです、刺し傷じゃないです。
――その怪我の事情というのはどうだったんですか? アンディ・ラウにも危うく大きな怪我をさせるところだったとも聞きましたよ。 どうしていつも怪我をさせるのはあなたなんですか?
武 ぼくだってやられてますよう! ただ、言わなかっただけで。 みんなに触れて回るようなことじゃないでしょう。 落馬の件だって、ずっと誰にも言わなかった。だって、言ってなんになるの、と思うから。 多分、かなりひどかったからかも知れないけれど、 そのときこう言いたかったんですよ、 まず、言う必要はないってこと。 みんな、もう大変な思いをしていて、 全体のスケジュールも遅れるかもしれないってときだったし、 それをまたこうこうこういうわけでと知らせる必要はないと。
もう1つは、家族に心配をかけたくないということもありました。 何事によらず、人をあまり心配させたくないんです。 だから、全部撮影が終わってから言いたいと。 終わってからだと、それも、面白いこともあったんだと 受け止められるかもしれないですから。 (TVBS 2004.7.18)
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BBS 15:25
| 2004年07月18日(日) |
金城武紹介番組(CCTV) |
東風の独占インタビュー、文章が全部出ましたね。 1時間ですから、もちろん、長い!
それはちょっとさておきまして、 Dolphinさんが教えてくださっている、 大陸のCCTVの番組の1つで 出演映画を紹介しながら、金城武を大陸の視聴者に紹介しているものの、 ナレーション全文の翻訳です。 記事のURLはこちら。 しかし、にゃおさんが番組をいつでも見られるようにしてくださったので、 こちらでも。
追記 1カ所ネタバレありまして…… 白くしましたので、文がつながらないところがそうです。
スクリーンの内と外の花様年華 金城武の変幻自在を見る
独り言とパイナップルの缶詰
今朝、映画の切符を買いましたか? 「十面埋伏」はごらんになりましたか 北京の大きな映画館は全部満員で、 2時間前からチケット売り場に並んだ人も多かったそうです。 入りがいいので、上映館を増やすところも多く出ています。 映画館の支配人は、この出足だと、 今年の興行収入記録も十分に望めると語っています。
映画を見た人たちの、主演男優の印象はどうかはわかりませんが、 日本の血を引いた台湾の俳優、金城武は、めったに姿を現さないので、 彼についてはっきりした印象を持っている人はほとんどいないと思います。 金城武が主演してきた作品を振り返ってみましょう。 チャン・イーモウがなぜ彼を初めて起用したのか、 その手がかりをつかめるかもしれません。
「恋する惑星」1994年
金城武が登場するときの、有名なモノローグです。 「毎日雑踏ですれ違う、見知らぬ人の中に、 将来の友達や知人がいるかもしれない……」
この長いモノローグと共に、金城武はウォン・カーウァイの映画に登場しました。 多分、これが人々に記憶されている、最も早い、そして最も印象の強い 金城武のスクリーンにおけるイメージではないでしょうか。 この映画が彼のデビュー作品だと思っている人もたくさんいます。 この年、彼は20歳を出たばかりで、 髪を短く刈りこみ、幼さにあふれた顔をしていました。

当時、彼は21歳、なんて若いんでしょう。
「恋する惑星」では、金城武はいつもパイナップルの缶詰のことを気にしています。 いちどに30個の期限切れのパイナップルの缶詰を平らげてしまうのですが、 それはただ、缶詰と同じように、愛にも期限があることを証明するためなのです。
その後、彼と、レインコートを着てサングラスをかけた 金髪のかつらの女殺し屋との間に出会いが生じます。 警察官と殺し屋の愛は、かなりドラマチックです。 しかし一夜が過ぎても、何事も起こりませんでした。 そして彼はこの愛をこのように説明しています。 「そのとき彼女との距離は0.1ミリ。57時間後、ぼくは彼女に恋をした」
「カリフォルニア・ドリーミング」というスタンダード曲の流れる中、 金城武の出番は終わりますが、その名は人々の心に足跡を残し始めたのでした。
ちょっとクールなこの殺し屋

金城武はCM出身で、何本ものコメディ映画で主役を演じています。 しかし、今見ると、それらのお笑い映画はどれも習作としか言えません。 ウォン・カーウァイに出会って初めて、金城武の真の演技が始まりました。 そしてリー・チーガイ監督の「不夜城」において、その人気はピークに達しました。
「不夜城」で、彼は相変わらずひとりごとをつぶやいて登場します。 ただ、今回は日本語に変わっただけです。 自分のことをモノローグで語るやり方は、金城武の専売特許であるかのようです。 「十面埋伏」では、もう独り言を言っていませんように。
「不夜城」で、金城武はひげをたくわえ、髪をポニーテールに結び、 黒いコートをまとった、この上ないクールな一人の殺し屋の姿で、 私たちの前に現われました。
歌舞伎町という、神に忘れられた街で、彼と山本未来演ずる夏美は、 のっぴきならぬ裏社会で、危険な恋をします。 2人は自分の利益を守るために互いにだましあいながら、恋にのめりこんでいきます。
(映画のシーン)「この世には2種類の人間しかいない。 だます奴とだまされる奴だ。俺達はだます方の人間なんだ」
それなら、結局誰が誰をだましていたのでしょうか? 金城武が山本未来を愛していたとしても、 一番肝心な時に思い切りよく彼女を殺してしまいます。 実らない悲しい愛の弔いでした。
さて、「十面埋伏」における金城武とチャン・ツーイーの短い愛もまた、 だまし、だまされる愛なのでしょうか?
初恋のときめきと、ひと目ぼれ
金城武は「不夜城」において、哀愁のある、しかし強靭な男くささを徹底的に見せ、 日本芸能界のアイドルとしての地位を築きました。 昨年9月にある日本の芸能誌が行った人気アンケート調査で、 彼は木村拓哉をしりぞけ、最も人気のある男性俳優となっています。
全力で日本に進出しているときも、 金城武は決して香港映画を捨てたわけではありませんでした。
「君のいた永遠」 1999年
シルビア・チャン監督の「君のいた永遠」で、金城武は再び純情な少年に、 以前と同じく哀愁漂う目、相変わらずの流れるような長髪に戻ります。 これは人の心を振るわせる、忘れがたい初恋の物語でした。 しかし、後に2人の恋人の物語に変化が訪れます。 10年後、異国でめぐりあったときには、青春の面影は既に姿を消していますが、 それでも物語はやはり人の心を激しく揺さぶります。 が、この中年男性は、本当に金城武の年を重ねた果ての姿なのでしょうか。 金城ファンがこのイメージを受け入れるかどうかは知りません。
「向左走、向右走」 2003年
ジョニー・トーの「向左走、向右走」で、 金城武はまたジジ・リョンとコンビを組みました。 主役の男女は変わらず、物語が変わりました。 この映画では1組の都会に住む男女のひと目ぼれの物語が語られます。 台湾の作家ジミーの同名の絵本の映画化です。 金城武の演じる長髪のバイオリニストと、 翻訳で生計をたてる若い女性、ジジ・リョンとは隣どうしに住んでます。 ところが、一方はいつも左方向に行き、一方は右に行く習慣があったため、 いつもすれ違ってしまいます。 こんなに近くにいるのに、遠く離れています。 目と鼻の先でありながら、地の果てのように遠いのです。
ある日、2人はついに公園で出会います。 しかし、交換した電話番号が、大雨で真っ黒くにじんでしまいました。 ひょっとしたら、縁結びの神様が居眠りをして、 また2人を近いのに遠い存在にしてしまったのかもしれません。
とはいえ、思いもよらない結末の大好きなジョニー・トーは、 ラストに地震を起こし、2人を隔てていた壁を崩しました。 これはまさしくロマンティックな都会のファンタジーです。
ロマンを解する捕吏
映画の中の金城武は、いつも3分の冷ややかさ、3分の哀愁、 3分の朴訥さ、そして1分の力強さを併せ持っています。 先日、チャン・イーモウ監督「十面埋伏」のすべてを記録した映画「如花」が 本編に先駆けて全国で発売されました。 この記録映画の映し出すその奥に、さらに真実に近い金城武の姿があります。
「十面埋伏」は金城武の初めての、比較的本格的な時代劇アクション映画でした。
(インタビュー)金城武「時代劇だから、どうセリフを言ったらいいかわからないし、 表情も、どのくらい気持ちを出していいのか、 あの時代はすごく保守的だったのかどうかとか、全然わかりませんでした。 それに、時代によって感情の表し方は違うかもしれないし、よくわからない。 また、アクションは1つの挑戦でした。うまくできるかどうか。 アクションはあると、この映画には必ずアクションがあるとわかっているわけですから、 挑戦でしたね、ぼくにとっては」

金捕吏を演じきるために、金城武は弓、刀、剣術、乗馬の練習にいそしみました。 (弓を引く画面)金城武のこの矢は正確に飛びすぎて アクション監督に怪我をさせてしまいました。 ただし、乗馬術の腕の方はそこまでは行きませんでした。 幸い、怪我は重傷ではなく、彼はずっと松葉杖をついて最後まで演技をこなしました。 出番のないときには、まるで好奇心いっぱいの子どものように ヒキガエルをからかったり、草花をカメラに収めたりしていました。
(インタビュー)甘露「彼は非常に豊かな自分の世界を持っています。 周りは彼のことを、神秘的だと思っている人が多いけれど、 それは彼についてほとんど知らないからです。 彼も、人に自分はこうこうで、こうではないと、わざわざ言うのは好みません。 非常に自然な人で、自由を大変愛する人です。
この愛すべき金城武と、「十面埋伏」のあの武芸に秀でた冷酷な捕吏とを 結びつけるのは本当に困難です。 また、私たちの手元にある映像を見ると、この金捕吏はいささか色好みでもあります。 しかし、この捕吏はロマンティックな情緒をよく理解する人間でもあるのです。 この花の野にチャン・イーモウは満足していませんでしたけれども、 このシーンは、おそらく「十面埋伏」の中で最も感動的な場面でしょう。

(メディアはここまで)
最後に
金城武は30歳の誕生日を迎えたばかりです。 「十面埋伏」は、彼にとって大きな意味を持つものでした。 もしもみなさんが彼の演技を認めたならば、 それは彼にとって、最高の誕生日の贈り物になることでしょう。 (CCTV 2004.7.16)
投票所
BBS 23:45
| 2004年07月17日(土) |
台湾TVBSのロング・インタビュー |
神秘の金城武 恋はしばしば思いがけない状況下で生まれた
映画「十面埋伏」のため、わざわざ台湾にプロモーションにやってきた 大スター金城武は、昨日(14日)、TVBSの主席アナウンサー、 ジャン・チンリンの独占インタビューを受けた。 インタビューは1時間にも及んだ。 金城武は上下とも黒のさっそうとした衣装に身を包み、 問いには必ず答えを返すという姿勢で、時折さわやかな笑い声を爆発させ、 ジャン・チンリンを驚かせた。 「実際の彼は、噂されているような内に閉じこもった人ではなく、 それどころか、大変誠実で、大人でした。 私は実は、北京のプレミアで記者会に遅刻をし、 マスコミにスターぶっていると言われたことについて質問しようと思っていたのです。 でも、1時間のインタビューを進める中で、このことは聞くまいと決めました。 なぜなら、彼は質問をはぐらかしたりしないだけでなく、 誠意を持って私に答えてくれていたからで、 決してそんな人間ではないと思ったからです」
金城武は行方さえつかめない神秘的な大スターで、 話す言葉さえ少ないとずっと思われている。 が、彼は相変わらずクールな様子でこう言うのだ。 「話すことがないのにどうして話すの? たくさんしゃべることに意味はないでしょう。 例えばマスコミの人がぼくに、あることについていいと思うか悪いと思うか聞いてくる。 ぼくがいいと思うと、簡単な言い方で答えると、 マスコミはそれじゃ足りなくて、もっと話してほしいと言う。 でも、それがぼくの本当の気持ちで、 もし相手が前もってぼくの答えはこうじゃないかと決めてきているなら、 それは誠実なやり方じゃない」
面白いのは、彼が自分の今の成果は全く幸運によるもので、 なぜかというと外見は父母にもらったものだから、 もし運がよくなかったら、今の金城武は存在しない、と謙遜して言うだけでなく、 こう、包み隠さず話したことだ。 「実はぼくはものぐさで、人に、何でこれをしないの? と言われるのも 大嫌いなんです。他人がこうだと思っている金城武だって、やるとは限らない。 だから、その人の基準でぼくを判断しないでほしい」
今回の「十面埋伏」は金城武にとっては初めてづくしだった。 例えば初めての時代劇であり、初めてのアンディ・ラウ、チャン・ツーイー、 チャン・イーモウとの仕事であり、30作目の映画であって、その最中に30歳を迎えた。 こういうことが彼の考え方にかなり大きな変化をもたらした。
感覚的に恋をし、仕事をする彼、20歳のころには監督になりたかった彼は、 今、照明とカメラにも大きな興味を持っている。 が、もしできるなら、まだ俳優を続けたいと言う。 出演料については全く気にしない。 「どうせ事務所が先に考えてくれますから。大事なのは役とストーリー。 今回の演技はぼくに少しばかり自信をつけてくれました。 今後も時代劇をやっていけるだろうと思います」と彼は言った。
撮影中、金城武は自分の落馬負傷事故のことを、マスコミには知られたくなかった。 1つには撮影に遅れが生じることを、1つには家族が心配することを恐れたからだ。 1番恐ろしかったのは、矢を射る演技シーンの撮影のときのことだ。 「監督が弓を引きしぼるように言ったので、力をこめて弓を引きました。 ハッと見たら、何と矢がなくなっている。 突然チン・シウトンの叫び声が聞こえて、手で目を押さえているのが見えました。 ひょっとして、失明してしまったらどうしようとすごく怖かった。 幸いかすり傷だったんですが。 このあと、こういうシーンの時には、みんな必ず相当遠くまで離れていました」
ジャン・チンリンがたずねた。 「チャン・ツーイーに乱暴するシーンがありますね。ものすごく濃厚なラブシーンも。 演じるときは気まずくなかったですか?」 金城武はすまなそうに言った。 「実はずっと気まずかったんですが、ツーイーとはいつも話し合っていたし、 結局は仕事ですから、監督がやれと言ったら全力でやらなくちゃならない。 それにひどく寒くて、あれこれ考えられなかったです。 で、とても早く終わることができました」
「あなたと女優さんたちとの噂は聞いたことがないですけれど、 努めてそうならないようにしているのか、それとも極秘にしているだけなのですか」 意外にも、金城武はどちらにもとれる答えを返してきた。 「やっぱりプライベートなことですから、 世間にこうこうとお知らせする必要はないでしょう。 みんなが聞いたことがないというのは、 ぼくがあまり台湾や香港にはいないからかもしれませんね。 愛情はぼくにとってはとても大きなことで、 もし結婚したら、きっと愛する人にすべてを投げ出すと思います。 今、むかしの恋愛のことを振り返ってみると、すごくおかしくなるみたいに、 何年があとに今を振り返ったら、きっと同じように感じるんでしょうね」
ジャン・チンリンはさらにこうたずねた。 「現実に、三角関係や四角関係になったことはありますか?」 意外にも彼はきっぱりとこう言った。 「あるはずでしょう? それに愛はぼくの場合、いつも普通でない、 思いがけない状況で生まれたんです」 ジャン・チンリンの金城武インタビュー、1時間ノーカット版は、 7月17日、TVBSの夜のニュースの中で放映される。 (TVBSニュース 2004.7.16)
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BBS
| 2004年07月16日(金) |
甘露が語る落馬事件(Lovers) |
BBSの方で、メイキングDVDの落馬シーンの話が出たので、 この件、少し。 メイキング本『「十面埋伏」製作全紀録』に、メイキング(記録映画)を 撮った甘露が、この映画のいくつかの「最…(1番○○だったこと)」を 書いているのですが、その中の1つ、「最も心配だったこと」が この落馬事件です。
「金城武がウクライナで落馬した。 この事件は外部にはずっと知らされなかったが、実は彼の怪我は大変重かったのだ。 もともと金城武は乗馬はできなかったのだが、 映画には乗馬の場面がたくさんあるので、 演じきるために、彼は非常な努力を重ねて乗馬を覚えた。
毎日、出番がなければ必ず近くで練習をした。 やがて大変上手になり、みんな感心して彼のために喜んだ。 私は何日にもわたった彼の練習風景をすべてカメラに収めていた。 あの予想外の事故が起きるちょうど前の日、 彼の騎馬姿がどんなに素晴らしいか、彼自身に見せてあげようと思い、 特別に撮影したのを覚えている。 その次の日、落馬してしまうとは思いもよらなかった。
その日、天気があまり良くなく、スタッフは早くこのシーンを撮り終えて、 その日の仕事を終わりにしたがいと思っていた。 金城武がもうすっかり上手に乗れるようになっていたのを、みな知っていたので、 このシーンの撮影は割合リラックスしていた。 馬が急にコントロールを失い、大木に向かって突進し、 彼を振り落としてしまうなど、どうして知ることができただろう。 彼は動くことも、口を利くこともできなかった。
みな、死ぬほど驚いた。チャン・イーモウはことのほか心配し、焦りを感じてもいた。 ひとつには金城武の怪我の状態が心配でならず、 またひとつには、撮影ができなくなるのではないかと心配していた。 その後、金城武を現地の病院に送って診てもらったが、 その後また治療を受けさせるために日本に送り返した。 幸いだったのは、怪我が足だけで、腰は傷めていなかったことだ。 それでも、「十面埋伏」クランクアップのときも、彼の足はまだ完治せず、 松葉杖をついていたのである」 (「十面埋伏」製作全紀録)
甘露は、別のところで(記憶だけですが)、 この事件が起こったとき、飛んでいったけれども、 友人の金城武に、どんな具合かそばにいて声をかけたいと思ったけれども、 そうしてしまうと、撮影することができず、 この事件だけが空白になって何も残らなくなる、 それでいいのだろうかと葛藤したそうです。
今回のプロモーションで、香港のテレビのインタビュー番組に出演した中で、 足はもういいのかと聞かれて、しばらくためらい、 ゆっくり治っていってるというところで、 靭帯を2ヶ所切っているから、いついつ完治するとは 言えないんだと答えていたのが、気にかかりました。
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BBS
| 2004年07月15日(木) |
台湾の記者会見ニュースから(「Lovers」) |
ニュースが多くて追いつきません。 とりあえず、15日のニュースを15日の欄に入れます。 (今日は16日だが) ニュースによって、細かくいろいろなことが入ってくるのですが、 フォローするひまがありません……)
チャン・イーモウは、金城武には尽きない魅力があると考えている。 「以前、金城武の映画を見たとき、すごくハンサムな男だと思っただけだったが、 一緒に仕事をしてみて、非常に演技の才能があると思った」と言う。 どんな演技のとき特に優れているかということでは、 チャン・イーモウはこう言った。 「彼が別れのときに、振り向いて、 相手を悲しそうな目で見るシーンが素晴らしかった。 本当にあの目は命取りだよ」、
アンディ・ラウとは、一緒に映画を撮ろうという話をして、10数年たっていた。 だから、今回、本当に彼が来てくれるか心配だったが、 一発で受けてくれたよ、と、チャン・イーモウは笑って言った。 アンディ「ぼくはずっと彼と仕事をしてみたかった。 彼が商業映画を撮り始めたのを知ったとき、実現する日が近いと思った。 今後10年間のチャン監督の映画に、ぼくの出番がずっとあるといいと思う。 アクションでも文藝物でもOK」
お気に入りのチャン・ツーイーについて、チャン・イーモウは、 この作品で踊りも美しく、アクションも上手で、演技も深みが出、 前途の可能性は無限だと語る。
金城武の見るチャン・イーモウは、子どものようで、 いつも突拍子もない話をおしゃべりしている。 そしてチャン・ツーイーもアンディ・ラウも、 チャン・イーモウとの仕事は気持ちが楽だったと言った。 チャン・ツーイーは、チャン・イーモウはを決断力に優れた名監督だと 褒め言葉のお返しをする。 このとき、金城武が不意に口をはさんだ。 「みんな、そんなふうに言うと、 ぼくらが遊んでばかりで仕事してなかったみたいだよ。 本当は、監督は一番早く起きて寝るのは最後の仕事人間なのに」
ラストシーンの大雪の中の死闘だが、実はこの雪は予想外だった。 アンディ・ラウは、こう話す。 ――自分はスケジュールの関係で、滞在できる時間が限られていたため、 もし天気の回復を待って撮ろうというなら、翌年になってしまうため、 監督は難しい顔で考え込んでしまったと。
だが、金城武はニコニコしながらこう言った。 彼は一面に吹雪いているのを目にすると、 喜んでこう叫んだのだそうだ。 「わー、お休みだ、お休みだよ!」 (星報 2004.7.15)
アンディ・ラウ、チャン・ツーイー、金城武の三角関係の恋は、 劇中から場外にまで及んでいる。 昨日「十面埋伏」の記者会見の折、3人はまた丁々発止を展開してみせた。 チャン・ツーイーが、ウクライナでは非常に寒かったので、 金城武が体をこすってくれたのだと話したところ、 聞きつけたアンディ・ラウはチャン・ツーイーにたずねた。 「どこを?」 金城武は急いでチャン・ツーイーに、 「シーッ、いっちゃだめ。ぼく達2人の永久の秘密だからね」 横にいるチャン・イーモウまで大笑いだった。
「十面埋伏」は半年間の撮影の後、 カンヌ、大陸、香港、台湾とプロモーションが続き、 チャン・イーモウ、チャン・ツーイー、アンディ・ラウ、 そして金城武の間には、非常に親しい感情が培われた。 ウクライナでの撮影中、撮影隊は山奥に滞在していたので、 チャン・ツーイーと金城武は撮影のないときは柴を集めて火をおこし、 バーべキューをしたり、りんごを摘んだりと、いかにもロマンチックであった。 ところがアンディ・ラウが「君達知らなかったの? あそこのりんごは、チェルノブイリの放射能汚染で食べられないんだよ!」 チャン・ツーイーと金城武は思わず、「なんで、今ごろ言うの?」
映画中のチャン・ツーイー演じる天女の舞は非常に美しいが、 彼女は毎日2メートルの長い「水袖」を投げる練習を500回も積んで ようやくやりこなしたものである。 アンディ・ラウは、彼女がこんなに練習したのは水袖の舞だけじゃないよ、 ボウリングもだよ、と冗談を言う。 現在チャン・ツーイーのボウリングの腕はなかなかのものだそうだ。
ラストの雪の中での3人の決戦シーンは、 実は、急遽決められたものだった。 というのも、撮影当日になって、ウクライナが急に大雪に見舞われたからだ。 金城武はひそかに「わー! 今日は休みだぞ!」と思い、 アンディ・ラウも、多分撮影は翌日になるだろうと考えた。 ところが意外なことに、チャン・イーモウは雪の中での撮影に切り替えたのだ。
チャン・イーモウは「3人の俳優たちは大変だった。 上に服を重ねられないから、体がこわばってしまってね」 ツーイーが言うには、このときは凍えきって、あごがガクガクしてしまい、 人に「ツーイー、セリフはないの?」と言われてしまうほどだったそうだ。
劇中、金城武とチャン・ツーイーは熱いラブシーンがあるのに、 アンディ・ラウはないので、彼のために残念がっている人は多い。 だが、アンディは、「ぼくだってチャン・ツーイーとのシーンはあったさ! それで5回もNGを出したんだ。金城武に勝ったな!」
チャン・ツーイーは「グリーン・デスティニー」「英雄」、 そして「十面埋伏」といずれもベッドシーンがあったが、 どの相手役とのシーンが一番やりやすかったかと聞かれ、 とても順番なんかつけられない、 ただ、チャン・チェンとのときは一番緊張したと語った。 さらに、金城武とアンディ・ラウのどちらを選ぶかとの問いに、 笑って「2人は素晴らしすぎるから、別の人を選ぶわ」と答えた。 (聯合報 2004.7.15)
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BBS
| 2004年07月14日(水) |
公式サイトのフラッシュ(Lovers) |
「十面埋伏」オフィシャルサイト、 更新がないなと思ったら、フラッシュが変わってます。 というか、新しいのが増えて、項目によって1〜3通り見られました。 主演者紹介・金城武に雪の中のスチールの新しいのが増えて、 とっても素敵でした。
テレ朝は今日はなかったらしいですね。 取材は確実なので、 何かで飛んで、時期おくれでオクラになりませんように……祈
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BBS 21:10
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