武ニュースDiary

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| 2004年04月22日(木) |
「Lovers 十面埋伏」カンヌ映画祭の招待作品に●カンヌと金曲奨の関係 |
「Lovers 十面埋伏」カンヌ映画祭の招待作品に 9:50
カンヌ映画祭の上映作品が昨日発表になりましたが、 香港・台湾の新聞がいちはやく報道しています。 大陸はこれからのようですね。
ご存じのように、中国映画ではウォン・カーウァイの「2046」のみが コンペティション部門でノミネート、 「Lovers 十面埋伏」は招待作品として上映されます。 香港のニュースは当然「2046」中心の報道で、 「十面埋伏」はコンペ部門でノミネートを逸したという表現のものも2、3ありますが、 台湾ニュースでは、少し違います。
聯合報では、
チャン・イーモウの「十面埋伏」は、 完全にかつての「グリーン・デスティニー」方式をとり、 「特別パノラマ上映」に参加して、賞は競わない。
それというのも、「十面埋伏」や「グリーン・デスティニー」のような武侠映画は、 アーティスティックな映画と一緒に競うのにはふさわしくないからだ。 しかし国際的な注目を浴びるカンヌ映画祭で公開することは、 非常に賢明で大きな効果のある宣伝方法である。 この作品はカンヌ映画祭において盛大なパーティーを催し、 出演者のチャン・ツーイー、金城武、アンディ・ラウが チャン・イーモウと共に出席する。
民生報には、このような記述があります。
チャン・イーモウはベネチア映画祭で名を上げたあと、カンヌ映画祭で賞を争い、 「活きる」「上海ルージュ」の2作で受賞を果たした。
この蜜月の後、カンヌが中国映画の政治的色彩を たびたび問題にするようになったのに嫌気が差し、 また、同映画祭が大陸のアングラ映画と非公認の独立映画を支援したことから、 大陸では主流の大監督であるチャン・イーモウの立場は難しいものとなった。 そこでついに、カンヌから撤退、 「あの子を探して」「初恋の来た道」「至福のとき」「英雄」は ベルリン映画祭とベネチア映画祭に出品された。
武侠詩映画「英雄」の大ブームにより、 「十面埋伏」は引く手あまたの存在となった。 カンヌが積極的に獲得に動き、 チャン・イーモウもまた、「グリーン・デスティニー」にならって 全世界にその威を示すことを望んだものである。
カンヌと金曲奨の関係 23:50
金曲奨出席が簡単ではないと言われてたのは、 このことだったのでしょうか。
金城武とフェイ・ウォン、カンヌへ 金曲奨とぶつかり、争奪戦
カンヌ映画祭のノミネート・リストが発表になった。 中国語映画は「2046」と「十面埋伏」が、 それぞれコンペティション部門と正式パノラマ上映作品にノミネートされた。 映画祭は5月12日に開幕し、フェイ・ウォンと金城武は 中国映画スターを代表して殿堂に足を踏み入れる。 ただ、金曲奨主催者の東風も内々に2大スターに打診し、 5月8日の授賞式への出席を希望していると言われ、 この2人の中国人天王天后をめぐって、金曲奨とカンヌが争奪戦を演じている。
東風は電話攻勢 フェイ・ウォンは、今年金曲奨の最優秀女性歌手賞にノミネートされており、 金城武は金曲奨の常客だ。 興奮したファンは、今年の金曲奨で2人の美男美女が肩を並べる 素晴らしい場面を見たいと思わないものはなく、 東風の金曲奨オフィシャルサイトには、早くから 金城武とフェイ・ウォンが一緒に登場を、との署名がいっぱいだ。 東風の衛視総監、林春瑜はこう話している。 「金城武は、我々としてどうしても来てほしいゲストです。 フェイ・ウォンには、スタッフが定期的にマネージャーに電話までして、 万障繰り合わせての出席を願っています」
映画会社は話し合い カンヌ映画祭と金曲奨の2つの式典のいずれを取るか、 フェイ・ウォンと金城武にとってもジレンマで、最終決定はずるずると遅れている。 金城武のマネージャー、ヤウ・イージュンは、 「金城武がカンヌ映画祭に出席するかどうかについては、 我々は映画会社の決定に全面的に合わせます。 いまは映画会社の方でまだ検討中であり、結論に至っていません。 金曲奨については、彼の仕事のスケジュールを見て考えなくてはならず、 今のところはっきりしていません」と語った。 (台湾りんご日報 2004.4.22)
張偉平プロデューサーは、みんな行く、と言っているようですが。
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BBS
| 2004年04月20日(火) |
韓国女優との共演話・また●追記 |
韓国美女・姜文英、香港の金城武とロマンティックな愛を演ずる
韓国のマスコミが明かしたところによると、 韓国の美女、姜文英は、香港の美男スター金城武と、 香港が出資・製作する映画「Love of Shadow」で共演する。 香港が60億ウォンを投資し、韓国の宣基延が監督を務める。
この映画は、金持ちの息子が、父親の願いを果たすため 日本にやってきて異母妹を探すというもの。 姜文英はヤクザに強いられて妹になりすます、娼婦を演じる。 最後には金城武の真心によって、2人は愛に陥る。
姜文英は娼婦役なので、裸のシーンは避けられないが、 彼女は大胆なイメージで皆さんの前に現われますと言っている。
映画は11月にクランク・イン、来年3月ごろ上映の予定。 (新浪娯楽 2004.4.20)
ホントか〜〜〜〜!? 未だに実ったことの無い韓国発・武作品情報。 ストーリーも、少し前報道されて、その後音沙汰の無い 「ユキコ」とちょっと似てるし。 それに香港スターの金城武…… 韓国語のわかる方は、情報探索願います。
●追記 (20日7:45)
今日、台湾でも1紙、哈日館電子報というところが報道、 監督が香港人になってる……冼杞然と。音が似てる? で、舞台がこれも北海道…… 女優が張り切っている、とニュースは具体的だけど、 調べてくださった方によると(引き続きよろしく。m(_ _)m ) 1967年生まれとのこと。女優に年齢はないとはいえ、 (偽)妹役にはどうだろか……
楽しいガセもあるけれど、これは設定といい、ストーリーといい、 ……ばかりが続く話ではあります。
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BBS 21:45
| 2004年04月19日(月) |
「Lovers 十面埋伏」プレミアチケット発売情報●金曲奨への出席は? |
「Lovers 十面埋伏」プレミアチケット発売情報 11:40
おおお、だんだん本格的に―― (北京青年報より) どうせ行けないので、しっかり読もうという意欲に欠けますが、 何かあったら、また後で。

台湾金曲奨への出席は? 22:00
台湾りんご日報に金曲奨関連の記事あり。 第15回金曲奨の主催者・東風衛視は、目下プレゼンターの人選に 智恵をしぼっているとのこと。 ネットで誰に出てほしいかを募集しているのですが、 新作がなく、授賞式のときしか姿を見せない金城武への 出演希望は多く、安室奈美恵やS.H.E.とのペアの提案も。
東風では、候補のリストには確かにあるが、 実現は簡単とはいえず、まだオファーはしていないようです。
金曲奨授賞式は5月8日ですよね? この時期は忙しいってことですか? どっちにしろもうすぐですが。
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BBS
| 2004年04月18日(日) |
「向左走、向右走」スチールから |
今夜は画像を。静かな気持ちになるために。 大きくして見てもいいという人はクリックしてください。 上の写真のシーンは映画にはありません。


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BBS 23:00
間があいてしまいましたが、続き。
これからの人生――1番大切な夢を話そう!
もし、将来、どんな大きな目標を持っているかとたずねられたら、 ぼくに言えるのは「すべて自然のままに」っていうこと。 人生には予測なんてできないことがたくさんあるものです。 ちょうど、ずっとスーパーマンや警察官になりたかった、 その上内向的なぼくが、なんたることか、 自分をどうしてもさらけ出さなくちゃいけない職業―― つまり芸能界に飛びこむことになってしまったみたいに。 だから、人生は思い通りにはなかなか行かないものだとしか言えないです。 でも、もちろん、目標はありますよ。音楽と芝居に希望を持ってます。
当時、1本のCMで、フーロンの葛さんがぼくを見出してくれて、 ぼくと芸能界のつながりはとてもいい始まり方をしたんです。 今に至るまで、葛さんがぼくを育ててくれたことに感謝しています。 歌だけでなく、ドラマ、CM……みんな会社がぼくのために、 一番いい形で手配をしてくれたから、 自分は一番幸せな人間だと、やっぱり思いますよ。 その他では、新宝島康楽隊と知り合って、すごく幸運でした。 ボビーと阿ユーが、人生のもう1つの本当の喜びに出合わせてくれましたから。
子どものころから今までで、一番やったな、と思えるのはどんなとき、と聞かれたら、 他の人がぼくの作った歌をほめてくれたときですね。 そういうとき、ぼくは一番うれしい。 本当のところ、ぼくは自分にそれほど高いものは求めてないけど、 どの仕事もすごくまじめにやっています。 もちろん、挫折がないというわけには行きませんよ。 ただ、それをいつも新しい出発とすることで、淡々とした心で受け止める。 たくさんの夢が少しずつ実現していきます。 あまり急ぎすぎるのも、ぐずぐずしすぎるのも最善の方法じゃない。 精一杯努力するだけ、それだけです。
金城武はうぬぼれで、驕り高ぶっていると思っている人は多いけど、 本当はそうじゃない。ぼくはただ、金城武の別の面を見せているだけ。 仕事だけでなく、日常生活でも金城武はあるがままで、取り繕ったりしてませんよ。 ぼくの歌や演技から、わかるでしょう、 ああ、金城武というやつは本当にそのまんまなんだって。そう感じません?
ぼくは、今ぼくが持っているものを守るよう努力するし、 自分を充実させていく努力をします。 与えられた出番を1つ1つしっかりとこなし、 ぼくのことを気にかけてくれる友達を失望させない。 人にも言うんです。自分のもっている物、事、人を大事にし、手放さないようにって。 だってそのチャンスは1度きりだから。一番大切な宝だよって。 そういう人生は軽々しく捨てちゃいけない、 いつまでも大事にする価値のある思い出だと思います。 ぼくは一生懸命努力する、お互いにがんばろう! 子どものころからずっと、こんなふうにぼくは気をつけています。(完)
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BBS 22:20
| 2004年04月16日(金) |
ゲストルームについてお知らせ |
今朝、見ましたら、ゲストルームの書き込みがすべて消え、 かつ作動いたしません。 調査中ですが、いつ回復するかわからないので、 とりあえず、臨時のゲストルームを設けました。
過去ログは、14日途中の分から、 こちらに残っていたデータで辛うじて復活させましたが、 後は、なくなってしまったのかな……
すみません、しばらくこちらでお願いします。 10:10
ただいま帰宅。復活してました。 ほっ。 臨時掲示板は閉鎖します。 23:25
| 2004年04月15日(木) |
準備は進む(「十面埋伏 Lovers」)●あら、画像が |
7月というとまだ先ですが、 プレミアの準備はじめプロモーションは、 かなりのスピードで進んでいるようです。 いろいろ情報もありますが、もうちょっと動きが出て来ないと。 今のところ、前にご紹介した以外に、 分会場は上海、広州、重慶、そして杭州の4都市、 チャン・ツーイーが映画の挿入歌を歌うということでしょうか。 以下、今日のニュースから初めの方だけを。
********
7月16日の「十面埋伏」正式公開日にはまだ3ヶ月あるが、 細心で頭の切れる張偉平はすでに鳴り物入りで「商戦」を展開している。 昨日、1冊の美しく印刷されたスポンサー募集のパンフレットが 各公開劇場チェーンと国内の多数の著名企業に送られてきている。
記者はこの雑誌のようなパンフレットを見たが、 非常にプロフェッショナルな仕上がりで、 映画の紹介、監督、出演者、スタッフの紹介も載っており、 文章はすべて中国語と英語で併記されている。 また多数のスチール写真も公開されているが、 チャン・ツーイーと金城武が、ウクライナの一面の花の中を 馬に鞭をあてて進む写真や、 袖を翻して巧みに踊るチャン・ツーイーの美しい姿など、 初公開のものも少なくない。 (成都日報 2004.4.15)
――あとは商売の話なので、略。 チャン・ツーイーの舞姫姿は2点ほど、香港台湾の芸能紙に お目見えしていたけど(きれいでした)、 見たいのは、馬を駆る2人ですよね〜 いずれどこかで見られるかもしれません。
追記 馬じゃないけど、花海の2人が―― (新浪網から)

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BBS 22:20
| 2004年04月14日(水) |
「TIME ASIA」の「Lovers 十面埋伏」関連記事 |
「TIME ASIA」最新号Artsの欄に、載ってます―― といっても、アンディ・ラウとチャン・イーモウのインタビュー。 そろそろ、中国内だけでなく、マスコミへの露出が始まってくる頃ですよね。 ここでは”House of Flying Daggers”のタイトル名を使っていますね。
それほど長くないインタビューですが、 監督への、俳優についての質問はアンディのことだけ。 なぜ、と思っていたのですが、先に読んだ文匯報の報道では 「なぜ、アンディ・ラウを起用したのですか」 という質問になっていたところが、オリジナルでは 「アンディ・ラウをキャスティングしたことに多くの人が驚いています。 彼を本格ものの俳優だと思いますか」 あるいは「演技派」とでも訳したらいいのでしょうか、 そうなっていたので、質問の意味が納得できました。
アンディ・ラウは大スターだけど、大衆的な、 本当にエンタテイメントの大スターとしてとらえられていて、 それをチャン・イーモウがどうして? ということだったみたいです。 アンディ自身も、そこから一歩抜け出したいという思いを抱えてきたのは、 先日ご紹介したアンディについての記事からもうかがわれます。
Sohuや新浪網の「十面」サイトにしても、 助演のはずのアンディとチャン・ズーイーの写真の方をメインに 扱っていて(しかし、あれ、あまりいい写真と思わないけど…… アンディ・ファンはいやじゃないかしら)、 実は、また中華系メディアがアンディのことしか聞かないのね、と ちょっとひがみ気分になっていたのだけど、そうじゃなかった。
読んでいただければわかるけど、アンディは、 シリアスドラマをやったのは、10年前が最後だと言ったそうで、 チャン・イーモウも今回はいい挑戦になったと思うとコメント。 彼はgreat actorで、本番で5回も続けて泣けるんだと、 また、どんどん進歩していると語ってます。
でも、ニュースを見ていると、スターのあり方として、 アンディと武って、対極にある感じがします。 映画、歌、イベント……芸能のあらゆるジャンルにわたって、 絶え間なく仕事をし、ファンと交流し、 インタビューで大いに話し(自己宣伝も上手に織り交ぜ)、 最近では金像奨で受賞の謝恩パーティーを 100人ほどの関係者・ファンを招待して行なったというのを読んだときには、 徹底してこういうスタンスなのね、と納得。 そこがあちらで熱くファンに支持される理由の1つでもあるのでしょうか。 私はファンじゃないから、連日のように現われる彼のニュースに おなかいっぱいの感じだけど、自己主張、自己アピールする方が 芸能人ということを除いても、むしろ向こうでは自然なのかもしれないし。
対してわがスターは、まるで主役じゃないかのような扱いにも 何ひとつアピールするでなく、監督とのエピソードを話すでもなく、潜行中。 向こうの記事で「低調(控えめ)」と口をそろえて書くのは、 かなり不思議に思われているんだろうなと思います。 彼の答えは、すべて作品の中で語られるんだろうと、 静かに期待しております。
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BBS 9:30
1997年の台湾のアイドル雑誌に載った聞き書き。 子ども時代とこれからを語ります。 一番上のお兄さんのことを(チラとですが)話しているのは、 私は初めてかな? 2回で。
子ども時代のこと
高揚の少年時代――一番大切な思い出を話そう
自分がいったいどんな性格をしてて、 具体的にこれが本当の自分だよと語れるかどうか、よくわからない。 もしかすると、たくさんの人の目に映った金城武―― もしかすると友達や家族の目に映った金城武みたいに、 活発とか明朗とか自信家とか劣等感がある…… といった言葉とか。 でも、ぼくに言わせれば、ぼくは非常に内にこもる人間で、 それは小さいときから。 そんなぼくが、芸能界に入ってから、はっきりと変わりました。 ぼくに興味を持ってくれているファンや友達なら、 誰でもそう感じると思います。
ぼくの父親は日本人で、母親は台湾人です。 この中日の組み合わせが、ぼくの性格をちょっと違うものにしたんです。 お父さんは一年中外国を飛び回っていたから、 子どものことは自然と、お母さんの仕事になりました。 両親のぼくら兄弟3人の教育は、中国的でもあり、日本的でもあり、 だからぼくらは、2つの国の違いと受容性との生きた証明みたいなものなんです。 面白いですよ。
子どものとき、ぼくはひどく内向的でしたね。 その頃一番崇拝していたのはお兄さんでした。 年がだいぶ離れていたからかもしれないな。 だから、いつも兄の一挙一動がぼくのお手本でしたよ。 でも、それ以外では、小さいときからの夢は、 自由に飛びまわって人々を救う「スーパーマン」や 「警察官」(「天眼」影集に出てくるような)になることだった。 だって、強きをくじき弱きを助けることができるなんて、すごいことだもの!
外国人学校に通ったので、ずうっといろんな違う文化の人と 触れることになったんですけど、そのことでたくさんのことを学んだし、 包容力をつけてもくれました。とても大きな収穫だったと思います。 少なくとも、芸能界に入ったぼくにとっては。 ぼくについてのゴマンとある噂を聞いても、影響されないでいられました。 もちろん、周りの友達や家族にはもっと感謝しなくちゃならないです。 ぼくがちょっとばかりわがままやっても、 寛容に受け止めてくれましたからね。
ときどき思うことがありました。 ぼくみたいに内にこもった人間に、素晴らしい子ども時代なんかあったろうかって。 今、こまかく思い出してみると、それでもやっぱり 言葉では言いにくいけど喜びがあったと思う。 お兄さんと一緒に遊んだり、クラスメートとわけのわからないことをしでかしたり。 授業をさぼったりとか、バカ騒ぎやったりとかね。本当に楽しかった。 子ども時代は二度と来ないものだし、 これからどんなに素晴らしい生活があるとしても、 子ども時代にとってかわることはできない、 だからこそ、こんなに懐かしく、よく覚えているんでしょうね?
誰にも、きっとそれぞれ若いときの思い出があると思います。 みんな、こんなにまじめに努力して人生の道を切り開いているから―― ぼくもそうですけど。ね、ぼくは自分をとても幸福で幸運だと思ってます。 小さいときから大勢の人が心をかけてくれて、面倒をみてくれて、今もそう―― だから感謝するだけじゃなくて、大事にしたい。 だって、満足を知り、贅沢しないことを知る人こそ、 誰より幸福について語る資格があるといつも思ってますから。(続く) (1997)
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BBS 23:50
| 2004年04月12日(月) |
「二千年の恋」を見て |
数年前、「武之恋」という素敵な名前の 大陸のファンサイトがありました。 今はもう見つかりませんが、そこに、「二千年の恋」を見た 感想が書かれていました。 映画と違って海外の人のドラマの感想は、あまり見ることができませんが、 このドラマを好きという人、このドラマで武のファンになったという人は 案外見かけます。 あまり見られないということで、ご紹介してみます。
「二千年の恋」を見て
日本のドラマ「二千年の恋」は、私はきっと楽しめると思う。 ヒロイン・真代理得(中山美穂)はシステム・エンジニアで、 もちろんインターネットに通じているが、 そこに冷え冷えとしたものしか―― 人と人との距離の大きさしか感じることができないでいる(大いに同感)。
そして金城武(名前はまだ明らかにされない)は某国のスパイである。 従来の愛情深いイメージをくつがえし、情報を得るためにヒロインを欺く (もちろん、最後にはやはり、かなわぬ悲恋へと陥るのだが)。
その他では、個性俳優・東幹久もこれまでとは違った役どころで、 姉妹の仲を引き裂く敵役を演じる。 「リング」の貞子役が決まった仲間由紀恵も、ひどく堕落した姿で登場する。
いずれにせよ、これは私が大好きな世紀末堕落劇だ。 その他の出演者は、連続ドラマの経験のない者が多く名を連ねており、 これもこの作品の大きな特色と言えよう。 また、フジテレビのアジア征服戦を助けて、あのS.E.N.S.が音楽方面を固める。 きっと、「神様」よりももっと涙を誘う音楽が聞けるだろう。 見た後、感想を少し書いてみよう。
このドラマは構想が非常に大きく、まるで映画を見ているようだと言ってもいい。 ただし、それが惜しいところでもある。 というのは、日本ドラマの特質である「こまやかさ」とのバランスが、 明らかに少々悪くなっているからだ。 主役と脇役のつりあいもやや悪く、重点がどこにあるか、 わかりにくくしている(女性工作員や警察官の主役男女に対する感情など)。 それでも私は、これは佳作たりえていると思う。
このドラマは絶えず「愛」という文字の中でもがいている。 「愛」を云々するのは決して特別なことではない。人間は心があるのだから。 それに、日本ドラマが描くのは普通の人間の生活なのではないか? 兄弟愛のから父子の愛、家族愛、国家への忠誠、同胞への思い、 そして男女の愛まで。 最後に来るのが民衆への大きな愛だ。 以下、私が見終えた「二千年の恋」の感想である。
信頼と裏切り……裏切りは私が大変関心を持っているテーマである (私は悲観的人間だから)……は、人間の世界が「性悪」であることを 象徴的に反映している。 裏切りは「だますこと」より、もっとやすやすと人を傷つける。 裏切られた人は、必ず苦しむ。 もしユーリのように、弟と父親の命を犠牲にしたあげく、 自分の命を差し出しながら、なお裏切りにあったとしたら、 その悲しみは言葉では表せないだろう。 ユーリが自らの手で父親を死に至らしめたシーンで、 私は思わず涙をこぼしてしまった。 (19本の日本ドラマを観てきて初めての経験だ)。
そして今日、彼の不幸をまのあたりにした。 もっと愕然とするものだったことは言うまでもない。 ついに、ユーリは他の多くの日本ドラマの主人公達のように、 ヒロインの心をのぞく、一切の頼るものを失う。 唯一つの信頼は得るものの、やはり、その時は来る。 「日本ドラマの法則」に従い、第6回か7回で物語は大きく転回するのだ。
変態の野島伸司が創り出した作中人物 (ただし、野島は私が一番評価する脚本家である)の 受けた試練だって、ユーリのそれには及ばない。 1つの「愛」を得るたび、彼は別の1つの「愛」、 もしくは命を差し出さねばならなかった。 そして最終回に至るまで、自分の未来を確信できなかった。 このこともまた非常に心を痛ませる。
ヒロインはといえば、最後に真実の愛を探しあてるものの、 それに浸ることも、愛を注ぐこともほんのわずかしかできなかった。 彼女はそれでも、すべては自業自得と受け止めていた。 降参だ! 脚本家は人に涙をしぼらせようとしている! ラストはあんまりだ。主人公は2人とも死んでしまった。 でも、私はそれでも見つけた、パンドラの箱に残った最後のものを……
投票所
BBS 0:30
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