武ニュースDiary


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2004年02月16日(月) 「向左走、向右走」の感想より・1

秋公開になってしまった「向左走、向右走」ですが、
季節的にはそのほうが合うし、
日本語字幕で見られる日がとても楽しみです。

yes asiaのDVDレビュー欄に寄せられた、たくさんの投稿の中から、
目についたものを、いくつか拾ってみました。
ネタバレは、多分、ない。すべて匿名で、原文は英語です。

●こういう映画がもっと必要!
ハッピーエンドの映画を、私たちは今必要としている。
この、どこもかしこも戦争と悪徳に満ちた悲しい世界で、
私達には、元気付け、日の光は届くのだと教えてくれるものが必要なのだ。
映画は、もともとはそのために創り出されたものではないだろうか? 
映画は娯楽なのだ!

●リアリスティック
映画がリアルかどうかは、見る人次第であり、非常に個人的なものだと思う。
が、そうではないと思うものが1つある。
それは、2人の主人公の孤独な毎日だ。
大都市にひとりぽっちで暮らし、周囲の人間にはいつも失望を感じて、
多くの人間が、インターネットでのつきあいと、
生活必需品の配達サービスを求めてコンピューターに向かう。
極端に走り、世界と接触しなくなってしまう者も入る。
そういう友達が私にはいるし、私自身も、
家にひきこもって、誰ともコンタクトをとらなくなることが時々ある。
これは健康な生き方ではないが、
このひどくせわしない世界で緊張をほぐす、1つの方法なのだ。
この映画がこんなにも人気があるのは、
誰にもある、共通なものを、この映画に見出すからなのかもしれない。


●武は素晴らしい!
私は武の演技スタイルが好きだ。
彼は、役を誇張もしないし、抑えすぎもしない。
彼を見ていると、彼自身が映画の孤独なバイオリニストに
なりかわってしまったように思える。
また、準備をした結果、そのバイオリンの持ち方、弾き方は実に堂に入っていて、
本当に弾けるのじゃないかと思ったほどだ。
ジジと武が公園で出会った後、
2人の幸せでうれしくてたまらない様子を表現する、それぞれのシーンがある。
ジジの演技はまだちょっと誇張されているが、武の方は、実に的確だった。
私は、幸せそうな武ではなく、
孤独なバイオリニストの幸福感を感じとることができた。
優れた俳優の演技は、観客に彼が演じているということを忘れさせる。
その意味で、2人の助演者もまた高く評価する。
全体として、これは非常によく演じられ、よく監督された映画である。


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BBS  0:15


2004年02月15日(日) 「Lovers 十面埋伏」公開へ着々と?

実に久しぶりに姿を現した金城武。
公衆の面前に出るということ自体が既に稀なイベント化している気配……
しかし、そういう気分にさえなっているファンの前に、
実に普通に、なんでもなく現われましたね。
ファンと武、その落差、に感心さえしてしまいます。

ゲーム関係の仕事では、実に明るい、屈託ない様子が必ず見られて、
今回も例外ではありませんでした。
いいよ、そんなに好きなら、って気分にさせられてしまうぐらい。

で、ジャン・レノとの対面に、嬉しそうに、恥ずかしそうに、
東・南アジアでは、神秘の大スター扱いされていることなんぞ、
微塵も感じさせない無邪気さ。
張り合おうとか、アジア代表になろうとか、
普通だったら、なんらかの気負いだったり緊張だったりありそうなのに、
もう、全然。
かといって、卑下するわけでもない。

それから、アフレコで、今回他の声優と一緒にやれたことで
「すごく助かった」と言った彼。
その言い方が、またよかった。

2002年のスマスマで、SMAPの台湾での人気を聞かれて、
「もう〜、すごいですよ」と、まるで同業者じゃなく、
ファンみたいに言う彼。

俳優としての金城武に惚れているのだけど、
そういうところに触れると、いいなあ〜〜と心底思ってしまう。
自分の気持ちも、少しきれいにしてくれるような気がするのです。

ところで、香港のファンサイトのBBSで、
コーズウェイ・ベイにある皇室堡戲院に、「十面埋伏(Lovers)」の垂れ幕が
もう下がっていると報告が。(Takeshi Kaneshiro net.) 
武の写真もあしらってあり、素敵だそうです。どんな写真なのか、見てみたい。


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BBS  0:35


2004年02月13日(金) 鬼武者3発表会

文字通り、待ちに待った私たちの前にようやく姿を現した武君。
短髪になっていたのは驚きでしたけど、
とってもかわいい感じになっていましたね。
この髪、茶とグレーのまだら染めなんだそうです。
なにより、いい顔になってるなあ……と、それが嬉しかったです。

その様子はあちこちのゲームサイトでも見られるし(動画&レポ)、
テレビでもやり、それもお散歩次第で拝見できます。

今はもう何も語らず(いや、語るのもいいけど)、
きらきらと輝く瞳を見つめていたい。
(のぶさん提供)

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BBS  1:35


2004年02月11日(水) デビュー前夜の金城武・前文&アイドル武について

先日の記事「デビュー前夜の金城武」に欠けていた前文です。
(1月11、12日Diary参照)
「金城武は1つの例にすぎない」と題した意味が
これでわかります。

新人 金城武
まだすべてが始まる前


私が高校を卒業するときまで、髪型の規則は廃止されないままだった。
当時、いわゆる中学高校の年頃の若者は、
青春時代の所在無さと悩みでいっぱいの
でくのぼうの群れに過ぎなかった。
我々の生活圏は学校の中だけだったが、それというのも、
そこを離れては、あらゆるものからはじき出されてしまうのがわかりきっていたからだ。

その年頃、我々も今の若者と同様に、言いたいことがあり、
自分なりの考えや意見があったけれど、すべてから排除されているに等しかった。
地球は、こんな連中はいなくても、回り続けるし、
社会だって青少年などという者がなくても、社会なのだった。
わかりやすい消費市場を例に取れば、
ここでも若者をターゲットではなかった。
当時我々だってコーラや清涼飲料水を飲み、ガムをかみ、
服を着、映画を見ていたのだが……。

このような状態は、何篤霖の、あの「言いたいことがある」という
ガムのCMが出て、ようやく打ち破られた。
それで李明は「ぼくがしたいなら、できないことはない」と歌うことができたし、
小虎隊はまだ在学中に青春アイドルとなり、
学校でおおっぴらにアーロン・クォックや
アンディ・ラウのことを話せるようになった。
若者の時代が来たのだ!

若者達は結集して力となり、1つの流行文化として影響力を持つようになった。
有用なマーケットとなり、多くの企業が参集するようになった。
この現象をさらに助長するものとして、この若者ブームが生んだのが
アイドル歌手の出現だった。
アイドル歌手の出現、そのリードする流行文化の温度、
そしてその文化が生み出した社会的需要によって、
今日の若者はもっと大胆に自己表現するようになり、
青春アイドルはますます増えている。

しかし、我々の目に映るのは、
レコード会社の大々的なプロモーションだけのようだ。
記者会見に始まって、大量のブロマイド、プレスリリースにより
マスメディアの注意を引く。
新聞雑誌、ラジオ、テレビでの集中的広告、
インタビューや歌番組などテレビ出演……。
我々は、ただ歌手のきれいな顔や、魅力を目にし、
もし歌手が運が良ければ、群がるファンなんかの姿もそこにはあるだろう。

だが、このような現象が作り出される前に、いわゆる歌手、いわゆるアイドル、
そしてレコード会社はどんな努力をしたのだろうか? 
彼らは、歌手の特性からどのように売り出し計画を練り、
どのようにその路線を定めてやり、歌を作り、アルバムを製作するのだろうか?
どのように歌手のイメージ作りをするのだろう? 
一番肝心なのは、彼らがどんな考え方のもとに、
どんな努力をそのために払ったのかということだ。
ここで紹介する金城武は、そのほんの1つの例である。
(王詩亭・文)

この記事に付された写真もいいので、
この前の2点も含めてに。


ここに描かれた時代の風潮に関しては、2月4日に引用した、
「金城武はジミー・リンに続いて人気上昇の著しかった台湾のアイドル歌手だ。
2人の人気の原因は、ルックスの良さのほかに、
国内の歌謡界のファン層の年齢が低下したことが大きい。
小中学生のファンの好みに合わせるために、
レコード業界は、それにふさわしい歌手を探している」(自由時報 1992.12.30)
という記事が関連しているかもしれません。

さて、
陳昇ほどの音楽人が、フーロンの依頼を受けたとはいえ、
どうして金城武のプロデュースを引き受け、
そればかりでなく、弟子として愛したのか――
武は天性の歌手というわけではないので、
知りたいことの1つでした。
この記事を読んで、黄金焼豚さんが次のように書いてきてくれました。

「陳昇は、この�狆�年�瓩了�つ不思議な力――
  音程とか声量といったものを超越した――を、
  このアルバムに込めたのですね! 
  それは、�爛ぅぅ肇骸茲雖瓩任禄个擦覆ぁ�
   throughで1曲1曲を仕上げて初めて完成する
  �爍運夕乃鎰瓩里茲Δ覆發里覆里�も知れません」

これに感じるものがあって、私も考えてみました。

  陳昇は、少年に何かを感じ、自分の持てるものを伝えることで、
  その成長に手を貸したいと思ったのではないだろうか。
  陳昇の場合はもちろん音楽だ。
  そして、記事にもあるように、自分自身も何かを得ることになるだろうと。
  「歌手を育てる」ということとは、それは少し異なったものだったような気がする。

アイドル武への私の関心は、
それが、彼が歩んできた1つの過程であるということの他に、
その時代の彼がすでに、少なからぬ業界の一流の人物達の、
特別な注目を引いていた、
その理由が知りたいということが大きいですね。
陳昇しかり、ミシェール・ヨーしかり、チャン・イーモウしかり、
カム・コクリョンしかり、ウォン・カーウァイしかり……
その時代をリアルタイムで知らず、今に残る写真やテレビ番組からは、
まだその秘密がかぎとれないからです。


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BBS  23:55


2004年02月09日(月) 「Lovers 十面埋伏」ネタ少し

「十面埋伏」カンヌは考えず
主題歌歌手も未定


チャン・イーモウが「十面埋伏」のポストプロダクションを
急ピッチで進めているのは、
カンヌ映画祭に間に合わせるためだと一般に思われているが、
プロデューサーの張偉平は昨日、この情報を否定し、
カンヌに向けてということは考えたことがない、
ましてオスカーはずっと先の話だと述べた。

現在チャン・イーモウと彼の制作班は、
北京で「十面埋伏」の後期制作をめざましい勢いで進めており、
まもなくオーストラリアに渡る。
だが、このようなハードスケジュールは、言われているような、
カンヌ映画祭の時期に間に合わせるためのものではない。
「映画祭というのはその後のことで、
今は映画のポストプロダクションこそ最重要事だ」

少し前、「十面埋伏」のフィルムの一部が、
日本のインターネットサイトで他に先駆けて流されるということがあった。
これはプレミアが日本で行われることを意味するのではないかと
憶測を呼んでいるが、これに対し、張偉平ははっきりとこう述べた。
「新画面公司は『十面埋伏』の国内配給を一手に行なう。
プレミアは確実に中国内地で行なわれる。
日本のサイトで流れたメディアは、新画面公司が日本の配給元に提供したものだ」
張偉平は、先方が日本での映画の影響力増大を図るために
ネットでいち早く流したものだろうと推測している。

「英雄」のラストに流れる歌はフェイ・ウォンが歌った。
今回アンディ・ラウが主役として参加しているが、
チャン・イーモウは主題歌歌手としてアンディ・ラウを選ばないのだろうか? 
張偉平は、目下、すべてはまだ準備段階にあり、
もう少ししたら最終的にわかるだろうと語った。
(青年時報 2004.2.9)

予告編は映画館とテレビで流されたんだってば!


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BBS  22:15


2004年02月07日(土) 天秤座の歌手達

中国の芸能誌ですが、星座で歌手の分析をしているのが面白く、
天秤座なので武も出てきます。
他にも4人ほどとりあげていたのですが、知ってる人たちだけ拾いました。
この診断、合っていますか?

天秤座の芸能人はバランスをはかりつつ
果てしない世界へと駆け上る


秋、天高く雲淡く、静謐な夜空のもとに生まれた天秤座は、
正義感と責任感を持ち、かつ腰が低く温和な星座の特徴を備えている。
天秤座の芸能人の音楽は、極端に走ること稀で、
世に悲憤慷慨する作品もめったにない。
彼らの歌は彼ら自身のイメージに似て、
闊達平和、忠告と励ましが多くを占める。
大衆に広く受け入れられ、従ってファンは幅広い。

公平に言って、天秤座は才能に非常に恵まれた星座ではない。
天秤座の歌手は発声上も問題が多い。
だが、彼らは努力で才能の欠陥を補い、彼ら独特のものにしてしまいさえする。
アンディ・ラウは天秤座の歌手の中では最も成功した1人だ。
彼の声は朗々と澄んで通る声ではないが、これが逆に彼の原動力となっている。
彼の歌を聴くと、どの歌も最も偽りのない感情が心にとけこんでくる。
アンディは音楽の流行を取り入れて技巧をもてあそぶことが非常に少ない。
肯定的で人間的なものこそ、彼の永遠に謳歌するテーマだ。
積極性と意欲と、それに加えて誠実さとは、アンディの声の特色となっている。

女性芸能人の中で典型的な例を探すとしたら、
アニタ・ムイこそ、その名に恥じない。
彼女の音楽は独自の道を切り開き、豪放な魅力を持つが、
しかしあでやかなハスキーヴォイスは、
あたかも人を酔わせる一輪のけしのようでもある。
あるクラシックさとデカダンとを兼ね備えた、強い魅力と同時に
女性芸能人にはめったにない、大気のような穏やかさをも併せ持つ。

厳密に言えばルイス・クー(古天楽)は歌手とは言えぬが、
歌謡界においてかなりの業績を収めていることは否定できない。
ルイス・クーの声質はきわだって良いわけではなく、
低く、ややしわがれて、物悲しい。
よく響き、通る声でもない。しかし、聞いて非常に心地よい。
曲風も穏やかで誠実な親しみある路線で、
その非常にクールな外見とうまく補い合い、
天秤座のバランス感覚を体現している感がある。

(中略)

天秤座の芸能人は、見かけがほっそりと柔らかい印象のため、
内面の沈着で毅然としていることが見落とされやすい。
しかし、彼らは歌声でその確固とした内面の存在を証明しようとする。

金城武の声は低く、非常に人を引きつけるものがあり、
台湾省で最もラブソングの似合う男性歌手の1人である。
少年時代は声のコントロールに問題があって、
歌うとき、一音一音ハッキリ発音しすぎる感じになることがあったが、
それでもなかなか聞かせる歌だった。
声は高すぎもせず低すぎもせず、年齢を重ねてからは彼の歌唱はけだるく、
デカダンなラブソングこそよく似合う。
軽やかでゆるやかなメロディーが、その声の魅力を完璧に引き出していた。
惜しいことに、金城武はCDを出すことに興味が無いと言い、
今はもう主題曲を歌う以外は、音楽作品はめったに出さなくなってしまった。
(以下略)
(当代歌壇 2003)

主題歌だけでも歌ってくれれば嬉しいけれど、
残念ながらここは事実と違いますね。


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BBS 19:55


2004年02月05日(木) 「グリーン・デスティニー」関連もう少し

「グリーン・デスティニー」の件については、
アン・リー監督が「TIME ASIA」で、ジェット・リー&武の出演で
構想したものと語っていたと、2ちゃんねるで教えてくださる方あり。m(_ _)m
やっぱりスケジュールの都合ということでしょうか?

それにしても、デビュー映画で一緒だった先輩ミシェール・ヨーとの共演ならず、
「英雄」も声がかかったが、出られず、マギー・チャンと再共演ならず、
そして「十面埋伏」ではアニタ・ムイの死と、
今後、もちろんアニタ以外とはチャンスがあるでしょうが、
ちょっと残念ですね。

いろんな経験をくぐりぬけて、武は「縁」と言うのだろうなと感じます。
「向左走、向右走」で、自分、監督、ジジ、スタッフは、
縁があって、一堂に集まり、一緒に仕事をした――
と表現していましたけど、実感なんでしょう。

だけど、武は大作や有名な監督の作品には出たがらない、なんて
言われたりもしてましたね。
そんな表面的なことで、出演作をよりわけたりしないと思う。
まして、二足のわらじを避けて、俳優に専念する道を取った彼なのですから。
様々な経過を経て、めぐりあった作品の仕事を、
1つ1つ大事に(楽しく)やっていこうとしているだけじゃないでしょうか。

次の記事は、1998年、ラン・シャンが武を
「グリーン・デスティニー」に推薦したということに関係したものです。

********

金城武は最も国際的風格を備えた新アイドルだ。
ベテラン俳優ラン・シャンは、昨日、金城武は変わったと感想を述べた。
彼は国際進出の条件を備えている、
だから日本で彼に再会したとき、彼こそアン・リーの
「グリーン・デスティニー」羅小虎役に最適だとひらめいた――というのだ。
ラン・シャンは「彼は男らしくなった。『盗賊』らしくもね!」と笑った。

ラン・シャンと金城武は七年前、テレビドラマ「草地状元」で父子を演じた。
当時金城武はこの世界に入ったばかりで、初日から怒鳴られ、
涙がにじみ、逃げ出したい思いだった。
幸いラン・シャンがいて、手助けしてくれた。
ラン・シャンもそのことを覚えていて、こう言っている。
「初めて彼を見て、すぐ思った、4年の内にはきっと大スターになるなと。
結果はその通りだったよ」

ラン・シャンは言う。
「金城武は成長した。ひげをたくわえて、ますます男らしくなった」
ラン・シャンの考えでは、彼こそ羅小虎役には最もふさわしく、
乗馬と普通話をもっと練習しさえすればいい。

ラン・シャンは金城武を「漫画の中の人物」のようだと形容する。
生き生きした演技で、生まれながらのスターであり、
国際的なスターになれる。
それゆえ、彼はアン・リーと武が「グリーン・デスティニー」で
共に仕事ができるよう助力したいと考えているのだ。
(民生報 1998.11.19)

もう1つ、当時の武についての記事。
また「グリーン・デスティニー」のことが出てきますが。

********

この2年ほど多方面で演技力を磨いた金城武は、
同年代の若手の中でははっきりと群を抜き、
国内で人気を博すのみならず、東北アジアでももはや超人気といった風情である。
数日前、台湾での「不夜城」の宣伝の折には、大スターの魅力を発散した。
記者会見会場はテレビや新聞雑誌記者でびっしり、大騒ぎになり、
ハリウッドスターの来訪時にも劣らないほどだった。
彼のこれからの動向は、当然、各方面の注目の的となろう。

すでに新世代の天王となった金城武ではあるが、
少しも大スターぶった態度は見られない。
依然としてあのこぼれるような笑みを浮かべ、
まるで隣の男の子のように親しみやすく自然で、
将来の仕事の計画さえ、今も事務所の言うとおりに従っている。
有名になったことは、ほとんど彼の行動や態度、
人との付き合い方に影響を及ぼしていない。

人気絶頂で、プロ精神のあることから、台湾・香港・大陸と日本の
映画、テレビからCMまでオファーは絶えず、
事務所が組んだスケジュールは来年いっぱいまですでに決まっている。
まず、来月香港で新作「心動」に出演する。
この映画はシルビア・チャンの監督で、共演はジジ・リョン、
金童玉女の見本と言えよう。

だが、国内のファンが最も注目しているのは、
アン・リー、ウォン・カーウァイ、エドワード・ヤンの
3人の大監督との仕事がどうなっているかだ。
周知のように、アン・リーの「グリーン・デスティニー」は
中で一番遅れて金城武と接触してきたものだが、一番実現性がある。
この映画のプロデューサー徐立功は真剣にオファーしてきており、
両者は年末、何とか時間をとって会うことになろう。
エドワード・ヤンの企画のほうは、少し前にすでに取り消しになった。
ウォン・カーウァイは、準備に2年かけてなおクランク・インの時期が決まらない。
この状況下で、金城武はシルビア・チャンの「心動」が終わった後、
来年半ばに撮影を開始する「グリーン・デスティニー」の準備に
集中することになるはずだ。
めったに見られない武侠の時代衣装姿が見られるだろう。
(聯合報 1998.11.24)


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BBS    00:05 


2004年02月04日(水) 「グリーン・デスティニー」のこと

なぜ、「グリーン・デスティニー」への出演話があったのに、
実らなかったのか――という疑問をBBSでいただいて、
過去のニュースをあさってみたのですが、ナゾは深まるばかり。
1998年の2月には、郎雄(ラン・シャン)が、
武をこの映画のプロデューサーに推薦したということになっていて、
ラン・シャンは武に、アン・リーの映画に出るなら、
北京風発音と乗馬をマスターしなくてはとアドバイスしていたらしい。
ラン・シャンの推薦を受けて、プロデューサーも乗り気で、
実際アン・リーも武をいいと思い、面会を望んでいたらしい。
プロデューサーと武のマネージャーは3月に非公式に接触して、
よい感触だったらしい。

98年の秋の新聞の論調では、ほぼ出演という感じでしたし、
99年1月にはアン・リーの言葉として、
「金城武の役は�猗湘訓性瓠覆箸△戚召気譴襦僕緇�虎。
彼はすごくいいと思う」とあります。

並行して、まずミシェール・ヨーの出演が確定し、
ジェット・リーとスー・チーが候補になり、
監督はこの3人には直接会っています。
が、武にだけは会っておらず、
翌年の2月5日、台湾に帰るときに武と会いたいという希望を伝えたとのことです。
しかし、1月28日の新聞記事には、
マネージャーのヤウさんのこんな言葉が紹介されていました。

「現段階で、武は『グリーン・デスティニー』の台本も見ていないし
撮影スケジュールも知らない。
たとえ彼に出演の意思があったとしても、
またアン・リーと会いたいと思っていたとしても、
万一時間が合わなかったらどうするのか? 
もし、今回話がまとまらなければ、
将来一緒に仕事をしたいと思っても気まずくなるのではないか? 
それに武の代わりに出演することになる俳優にも公正ではないのでは? 
だからフーロンも武も、ことが確定するのを待ってから、
結果を報告したいと思っている」

1ヵ月後、2月23日の記事には、ヤウさんさえ武と連絡がとれないので、
本人の意向が確かめられないという不思議な記述があります。
結局、台湾に戻ったアン・リーは武とは会えないまま。
このような状況で、2月下旬にはチャン・チェン、アーロンまで
羅小虎役候補に浮上。
その後、決まったと思われたジェット・リーも
ギャラ&スケジュールで微妙になり始めます。
スー・チーも怪しくなり、ジェット・リーの代わりに趙文卓の名も上がります。

最終的にはジェット・リーがチョウ・ユンファに、
スー・チーがチャン・ツーイーに、そしてチャン・チェンで落ち着き、
従って、役柄も、原作があるから大きくは変えられないにしろ、
大分変化したとも言われています。

しかし、マネージャーも武と連絡がとれないって、どういうことだか。
武は98年の11月25日に「君のいた永遠」がクランクインし、
クランクアップはいつだったのでしょうか、
12月16日には香港で製作発表に出ていました。
ところがその後の武の消息は、新聞記事ではわかりません。

ともかく、「グリーン・デスティニー」は2月の新聞では
8月にクランクインとあり、一方「スペーストラベラーズ」が
この年の9月?撮影開始。完全にかちあってますね。

以上は台湾の新聞記事からのものですが、
他の方が翻訳してくださっていたその後の消息によると、
金城武への正式なオファーはなかった、とされています。
また、アン・リー監督は羅小虎役がチャン・チェンになった件について聞かれて
「金城武でもチャン・チェンでも、どっちでもいい」
というふうに答えたとも言われています。

とにかく、かなり有望な線で候補になっていたのは確かのようですが、
フーロンでは正式な話とは受け取っていなかったのかも知れません。
ともかく、何らかの事情で実現には至らなかった。
それがスケジュールの問題か、他の事情かは、
新聞記事の信頼性の問題はありますが、
最低限、これらの記事の間を埋める情報がもう少しなければ、
なんともわかりかねるというところでした。

どうであれ、既に済んだこと。
それより、ラン・シャンの言葉の方を書こうと思っていたのですが、
長くなりすぎました。


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BBS    00:30 


2004年02月02日(月) 金城武と中国語(新人時代)

お出ましにならないときは、昔の話を。
デビュー翌年のインタビューで、言葉のことをちょっと話しています。
北京語も、学校で習ったわけではないので、
読み書きは大変だったと言っていますが、
「東方三侠2」の撮影で香港に行ったとき、
「中国語がわからないため、自分で脚本が読めない」
(2003年4月18日のDiary参照)
とあったのは、このことだったのかも。

輝かしい黄金の月日にSay Hello!

ときに、笑顔が、ある人の顔のイメージを、
すっかり変えてしまうことがある。
たとえば金城武。
ただ静かにかたわらに座っていれば、あのきれいな姿かたちは
冷たく硬い彫像のように、近寄りがたい印象を与える。
同様に、たとえ彼が大笑いしているときでも、
その顔はやっぱりはにかんだ笑顔なのだが、
しかし、すぐ人との距離が消えてゆき、
この少年が緊張し、あがっているのがわかるのだ。

撮影の日、金城武は、まさに今言ったとおりの、
いつもの恥ずかしげな笑顔を浮かべていた。
そしてかたわらで髪を整えながら、
いつものように目に見えない網に護られているようだった。

「多分、ぼくは親しくない人とはあまり話せないと思う。
よく知らない人と会うと、いつもあまり物を言いません。
何を質問されても、たいていすごく短い答えになってしまって」

あれやこれや必死に聞き出してようやく、
アニキはこの「金言」を吐いてくれたのだった。

「ぼくの中国語は下手だから、いつもつかみどころがないし、
話の筋もはっきりしなくなってしまう。
よく知ってる人じゃないと、
たいていぼくが何を言っているかわからないでしょう」

実際、金城武の話の論理には、筆者はまったく苦労させられた! 
が、アニキはとても純真で、好奇心が強い人でもある。
彼と話していると、だんだんと、
実は彼は男気で、冗談好きでもあることがわかってきた。
人をつかまえて話し出したら、子どもみたいにキリがない。
特にその発明家のような風変わりな頭脳は、
ほとんどわけのわからない、普通の人なら多分知らない科学知識を
しょっちゅう質問してくる。

「あるとき、飛行機が空を飛んでいるのを見ていて、
突然不思議でたまらなくなっちゃったんですよ。
そばにいた広報の人に『どうしてあんな重たい鉄が空を飛べるの?』
と聞いたんです。
そうしたら、その人はいつもぼくにそういう質問をされているので、
うるさがって、じろりとぼくを見て言いましたよ。
『自分で本で調べられないの?』
それで、すごくきまり悪くなったんですけど」

この種の奇抜な考えや、好奇心旺盛な科学的精神だけでなく、
他の面でも、アニキの学習能力は非常に高いのだ。

「運動神経は結構発達している方だと思います。
ラケットとかバットを使うものでさえなければ、たいていこなします。
以前、学校にいたときは、
学校のサッカーチームにもバスケットチームにも入ってました。
今はゴルフもやります。
中国語はめちゃめちゃで、話すのはまだいいけれど、
読むのはすごく時間がかかるし、書くのは苦労しますね」

下手だとは言うけれど、日本人学校とアメリカンスクールで学んだ金城武は、
台湾語、英語、日本語、中国語ができるほか、
最近では映画のために広東語の勉強も始めた。
本当のところ、こんなに言葉をいくつも理解するなんて、
絶対普通の人にはできない。

「だから、ファンレターはいつも持ち歩いて
時間のあるときに読むようにしないと読み終わらない。
返事を書くときは、白状すると、1通1通書くのはなかなかできません。
特別な場合以外は、いつも1通書いて、コピーしてたくさんの人に送ります。
だけど、サインはちゃんと全部しますよ」

ミシェール・ヨーに呼ばれて香港に行き、
ヨー、アニタ・ムイ、マギー・チャンらと「東方三侠2」で共演したが、
それが第2アルバム録音と時期がぶつかるとは予想外だった。
そのため香港と台湾をしょっちゅう行ったり来たりしなくてはならず、
「空中飛人」を地で行ったのである。

「香港では映画の仕事が本当に忙しく、町を見て歩く時間もありませんでした。
いつもぼくはホテルに身を潜めて、ギターを弾いたり、
サキソフォンを吹いたりしていたんですけど、
それでも神通力を持ってるファンたちは
朝一番でサインをもらいに来るんですよ。
ほんとにあの人たちには負けました」

だが、性格のやさしいに違いないアニキは、
人に怒ったりはしないのではなかろうか。特にファンには?
「ファンにですか? 大体しませんね。
だけど、1回だけ、番組のときだったか何のときだったかわすれちゃいましたけど、
あったんです。その日はぼくはものすごく腹が立って、やりきれなかった。
でも怒っているのを外に出すことはできなくて、
家に帰ってから枕にあたるしかなかったです」

どうやら金城武は感情は内に秘める人のようだ。
これは特にその熱心な仕事態度からうかがえる。

「しばらく前、清涼飲料のCMを撮りに帰ってきたことがありました。
その台本では、ぼくはスケートをしなくちゃならなくて、
それも高度な動きをしたあと、決まった一点でぴたっと止まらなくちゃならない。
幸いスケートはできたので、1週間、みっちり練習しましたよ。
それで幸いパスできたんです」

アニキはペロッと舌を出した。
いたずらっぽいしぐさに、思わず笑ってしまった。
改めてわかったのは、芸能界に入ってしばらくたったけれど、
彼の少年のような純真さは、まだ失われていないということだ。

「ぼくはほんとに失敗ばかりなんです。
物をしょっちゅうなくすし、よく忘れる。
どんな財布だってパスポートだって、いったんぼくの手から離れたら、
どこに行ったかわからなくなる。1度、とんでもないことがあったなあ。
前、ぼくはバイクに乗っていたんですけど、
あるとき、適当に乗り捨てたら、
次の日、起きたときには、どこにおいたか思い出せなくなってしまって。
それ以後は、少し注意するようになったので、
今は前よりなくしものをしなくなりましたけど」

今回も陳昇・黄連��と組んで製作中の新アルバムでは、
金城武の節回しも発声もすごく上達している。
同時に、以前は出なかった音が、今はやすやすと出せ、
陳昇さえ親指を立ててその進歩を賞賛した。

「今回は1曲、ぼくが作ってるんです! 
それに、のどと体の健康のため、コーヒーもやめましたよ」

この長いこと待ち望まれた新アルバムは、おそらく6月のリリースとなろう。
写真集がそれにあわせて5月に出版される。
そのときは、再び「アニキ・ブーム」が沸き起こることだろう!
(「蛍幕偶像」1993年5月号)


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BBS    23:00 


2004年02月01日(日) 「Lovers 十面埋伏」カンヌ、オスカーを射程に

「Lovers 十面埋伏」の記事は、昨日ももう1本出まして、
紹介しようと思っていた前日のものと、基本的に大した変わりはないので、
これだけにします。
監督ほかスタッフが、一生懸命仕上げにかかっていて、
しかもその時期も映画祭を目標にしているということですから、
我々はただゆったり待つしかないというか、待っていればいい。
日本公開も珍しく早く決まって、ファンにとっては楽な映画じゃないでしょうか。

武がいつ現われるかとか、その動向については、
追っかけてもしょうがないという諦めがほぼつきました。
だって、こんな長い期間の映画撮影で、
マスコミがぴったりはりついて、そんな状況でも、
武ものは、公の日本の予告と新聞記事の他は、
盗み撮り、スナップ1枚出なかったですし。
ウクライナ以外、所在さえはっきりしなかった……
年々雲隠れ術が進化していくようで、さからっても無駄骨というものです。

ところで、「鬼武者3」の5分以上にわたるムービーがネットで公開されて、
見入ってしまいました
(ご存知と思いますが、Dolphinさんのことろで道案内してくださってます)。
さすがロボット・白組・山崎貴。
これ見ていたら、個人的には歯牙にもかけなかった実写版「鬼武者」、
いいかも、と思ってしまいました……。

プロデューサー張偉平、
「十面埋伏」でカンヌとオスカー狙う


今年、内地の歴史アクション映画「天地英雄」が
オスカーの最優秀外国語映画賞に落選したことは、
いささか意外な成り行きであり、
出品作品の位置づけを再考させることになった。
記者は先日、「十面埋伏」プロデューサーの張偉平に話を聞いたが、
氏は映画が仕上がったところで、国際映画祭に出品したい、
目標はカンヌとオスカーだと明らかにした。

「英雄」は昨年オスカー最優秀外国語映画賞ノミネート5作品の内に選ばれ、
盛大な授賞式典に参加したが、失意のもとに引き返すことになった。
今年、「天地英雄」が持ち味とストーリーは「英雄」と異なるものの、
ノミネートさえされずに終わった。
この種の時代物アクションはオスカーではすでに新味がないのだろうか? 
今回「十面埋伏」が類似の題材で来年のオスカーに参加することは、
「天地英雄」と同じ結果に終わりはしないだろうか?
張偉平は自信をもってこう答えた。

「ストーリー、撮影手法、構想とも『天地英雄』とは、全く違う。
映画は監督の芸術だ。私はチャン・イーモウは映画作りにおいて、
絶えず奇跡を生み続けていくと信じている。
それゆえ、この作品が国際的競争力を持ち、
国内での興行成績も「英雄」に続いて億を越えるだろうとを確信している」

現在チャン監督は国内でポストプロダクションの最中であり、
まもなくオーストラリアに向かい、特殊効果とミキシングの作業にかかる。
4月には完成の予定なので、時間的にはカンヌにまにあうと言える。
が、ただの参加かコンペティション部門への出品かについては、
張偉平は、今のところ最終決定していないと語った。

もしもカンヌに参加するなら、「十面埋伏」が
多くのマスコミの目にいちはやく触れることになるのは必然であり、
そうすれば「英雄」のときのような神秘感が失われて、
国内の宣伝活動には不利になるのではないだろうか。
張偉平はこれに対し、
「もちろん、そんなことはない。
映画の質こそ最終的に観衆をとらえるかどうか決めるもので、
宣伝はただ錦上花を添えるものだ」

上映は今年の夏とおよそ決まっているが、
この時期はチャウ・シンチーの「功夫」、
ウォン・カーウァイの「2046」という、大作2本とかちあう。
時期をずらすことは考えていないのだろうか? 
張偉平は「考えていない。マーケットを決めるものは
やはり映画自体の競争力で、この3作はジャンルも監督も違う。
持ち味も当然異なる。そう考えると我々には競争相手はいないと言える。
それに、マーケットは全体として栄えるもので、
このような大作3本が好成績をおさめることは、
それぞれにとっても利益になるだけだ」

本作の国内での宣伝はいつ始まるのかという質問には、
張偉平は笑ってこう述べた。
「とっくに始めていませんか? 
クランクイン以降、宣伝はずっと順序を追って少しずつ進めており、
今は、もう誰もがこの映画のことを知っていると思うが。
『英雄』よりもうまくいっていると言うべきだろう」
(南方都市報 2004.1.31)


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