武ニュースDiary


* このサイトはリンクフリーです。ご連絡はいりません。(下さっても結構です。^_^)
* 引用は、引用であるとわかる書き方なら、必ずしも引用元(ココ)を表示しなくても構いません。
* 携帯からのアドレスは、http://www.enpitu.ne.jp/m/v?id=23473 です。
* 下の検索窓(目次ページにもあり)からキーワードでDiaryの全記事が検索できます。
* バナーは世己さんから頂きました。
* Se inter ni estus samideanoj, kontaktu al mi. Mi elkore atendas vin, antauxdankon!


目次|前の記事|新しい日記


2003年07月14日(月) りえは金城武を忘れない(2000年の新聞記事●1999年、台湾を訪れた宮沢りえ )

りえは金城武を忘れない(2000年の新聞記事

昨日、「聖夜の奇跡」を久しぶりに見ていて、そういえば、武君が宮沢りえのことを、
自分と似ているところがあると言っていたなと思い出しましたが、
それが日本語で読んだのか中国語で読んだのかわからなくなっていて、
あるはずの資料が探せませんでした。

2人ともハーフで、若いときから芸能界に入って、
いつも自分より年上の人ばかりの間で仕事をしてきたということから、
武はりえに自分と近いものを感じていたらしいです。
そういうこともあってか、2人は良い友人としての関係を保っているみたい。

「運転手の恋」出演のため、2000年春に3度目の訪台をした宮沢りえは、
台湾の思い出はそれほどないが、友人の金城武が食事に連れて行ってくれたことは、
ずっと忘れずにいた……と、記者が報じたことがありました。

<宮沢りえは、今回は11日間在台の予定であり、その間、ただ1つの希望は、
わざわざ携行した電気鍋で、ホテル内のどこかで調理をしたいということだった。
プロデューサーの張華坤が、りえに台湾で何か食べに行きたいものはないのかと
たずねたところ、りえは、前年の金馬奨で来たときにした食事が、
とても奇妙だったことを言った。
客の1人1人に、それぞれ別の給仕がついたというのである。
詳しく聞きなおして張華坤は、ハタと気がついた。
「それは金城武がお連れしたんですね。どうりで、店員達が全員出てきたわけだ」>
(民生報 2000.3.6 より)

台湾の新聞は、宮沢りえにはとても好意的です。
外見から性格、雰囲気にいたるまで、いつもほめています。
その1999年に、次回はさかのぼってみます。

ところで、今回見直して気がついたのですが、
芝居の中心が相手役に移っているとき、彼はすごくいいリアクションをするんですね。
宮沢りえが、感情の変化を表情やしぐさなどだけで表す、非常に内的な演技をしているとき、
その合間合間に武の表情がインサートされることで、宮沢りえの演技に厚みがつく、
というか、いっそう真実らしくなる。それをすごく感じました。

例えばこれを、「神様、もう少しだけ」で言うと、深田恭子の演技は、新鮮だったけれども、
あの精いっぱい、一生懸命の芝居を受ける「啓吾」役が、
もし下手な役者、あるいは演技過剰の役者だったりしたら、どうだったろう。
どっとウソくさく、芝居がかったものに見えたのじゃないだろうか。
自分の役を「上手に」やるだけでなく、相手の演技に真実味を与えていく――
それも、そうと気づかせないさりげなさで。
うすうす感じていた、そんな彼の良さ・凄さが初めてはっきり見えた気がしました。


投票所

BBS

---------------------------------------------------
1999年、台湾を訪れた宮沢りえ - 1999年の台湾の金馬奨に、宮沢りえはプレゼンターとして招かれました。
12月初めの台湾紙は、宮沢りえは3日間滞在、プレゼンター役を務めるだけでなく、
報酬は9月の震災復興のために寄付する心積もりでしたが、
金馬奨の予算が限られているのを知り、無報酬で出演することにしたと伝えています。

また、出席に当たって、前もって本人の写真、フィルモグラフィー、
身長、血液型から靴のサイズまで、基本資料を送ってきましたが、
TVBSはそのプロとしての態度に感服すると同時に、
スターぶらない人であることがよくわかったといいます。

宮沢りえへのオファーは、友人である金城武の縁を通じて行われました。
りえと武は「聖夜の奇跡」「神様、もう少しだけ」の共演で友情篤く、
今回、武の事務所が金馬奨の盛典の製作担当であり、
りえの連絡先電話番号も知っていたことから、
この縁を通じてTVBSがりえに電話をして承諾を得たものです。

授賞式では、それぞれフェイ・ウォン、ジャッキー・チェンと組み、
同じ舞台には上りませんでしたが、
この両組ともユーモアあふれる司会ぶりで、とても楽しかったです。
りえ&ジャッキーも機会があったらぜひ見てほしいです。
カンペを見ながらのりえのたどたどしい北京語のあいさつを、
ジャッキーが横で北京語(!)に通訳するなど、とってもいいコンビぶりでした。

以下、民生報の記事から抜粋。
「宮沢りえは金城武をいつまでも忘れない。
昨日、宮沢りえは晴れやかな顔で台湾に到着したが、
スタッフに、昔からの友人の金城武に会えるかどうか、
授賞式では彼と一緒に座れるかどうかと何度もたずねていた。
彼女は人見知りする方なのだ。
金馬奨授賞式プログラムプロデューサーの侯文燕は、宮沢りえは貴賓であり、
このような小さな希望は全く問題ない、一緒に座れるよう手配すると言った。
(中略)
数年前、宮沢りえは精神的挫折から拒食症になった後、
金城武と単発ドラマ「聖夜の奇跡」で共演した。
2人の共演は楽しい経験となり、
武はこのドラマの成功で日本の芸能界に進出する糸口を開いたし、
りえは拒食症のため演技できなくなっていた状態から脱することができた。
2人は互いに力を認め合う友人となった。
ここ数年、武は日本での人気をどんどん高め、第一線の主演男優となった。
りえは親友の成果を非常に喜んでいる。

今回、宮沢りえは2度目の来台を果たし、金馬奨のプレゼンターとなった。
金城武も同じくプレゼンターとして出席する。
りえは一緒にプレゼンターを務めるわけではないが、
武と再会するのを非常に楽しみにしていて、スタッフに、
明日、友達の金城武と会えるかどうか、自分からたずねていた。
さらに武と一緒に席に着くことを希望しているが、
そうなれば2人日本語で旧交を温めることができるだろう」(以下略)
(1999.12.12)

記者会見では、
「話が金城武のことになると、りえは大きな目を輝かせて、この1年間会っていない、
今回台湾に来て一番会いたいのは彼であり、会って「お久しぶりです」と言いたいと述べた。
さらに、金城武は大変魅力があるだけでなく、撮影現場をよくしようとする俳優で、
もし良い監督、良い脚本にめぐりあえたら、また共演したいと語った」
(1999.12.13 の星報と聯合報より)

1年間会っていないというのは、「神様、もう少しだけ」以来ということでしょうね。


投票所

BBS


2003年07月13日(日) ジャン・レノとの共演

猛烈に映画に出ていた最後の年、1997年は
ハリウッドでも中国映画圏への関心が高まり、
台湾のスター金城武と楼学賢にもオファーがあったそうです。

楼学賢は「炎の大捜査線2」に麻薬取引の元締め、銀髪のパオで出演していた人ですが、
クリスマス公開の007シリーズへのオファーです。
これは本決まりのようですが、どの作品でしょうか。彼は英語が流暢なのだそうです。

金城武については――
「金城武は目下台湾、日本で人気スターであるだけでなく、
韓国の映画会社の注目もますます高まっている。
そこで、少なからぬハリウッドの映画会社が台北の金城武の事務所に連絡を寄越し、
ハリウッドで出演するようオファーしてきている。

また、去年頻繁に武に連絡をしてきたが接触できなかったある韓国映画が、
資金を調え、脚本を書き直して、フォックスの手で準備中ということになった。
予算3000万米ドルのアクション映画であり、
キャストはジェイソン・スコット・リーとジャン・レノに決まっている。
フォックスは武の出演を希望しており、4月にロサンジェルスでクランク・インの予定だ。
しかし、脚本をまだ見ていない段階で、金城武の事務所は態度を保留しており、
マネージャーのヤウ・イーチュンはこう言っている。
「適切な出演料で、力を発揮できる役柄でないのなら、
安易にハリウッドへの一歩を踏み出すことはない」

金城武がハリウッド進出を考えていないのは知られているが、
東海岸のある芸術的雰囲気濃厚な映画には興味を示した。
ニューヨークのインディペンデント映画が先ごろ「最後の日」(仮題)への主演をオファー、
武は基本的にOKの返事をしたのだ。
この映画は、昨年オスカーを受賞した、ある若手の女優を相手役に交渉中である」
(民生報 1997.1.9)

オファーのあった映画って、何だったのかな?
で、実際に撮られたのかしら?
結局、ジャン・レノとは思いもよらない形で「共演」することになったのですね。
「最後の日」はもちろん、「ニューヨーク・デイドリーム」。



投票所

BBS


2003年07月12日(土) 岩井俊二監督との接点

「金城武熱病ロバ耳日記」さんで(以前BBSにリンク張って下さったし、
リンクフリーとも書いて下さってるので、飛べます)、
岩井俊二監督といつ会ったんだ……? 
と疑問が呈されていたので、「いつ」かだけ。

「Mysty」のときなんですね。一番意外性がない答えかも。
「Mysty」のプレミアに、岩井俊二が武に会うためにわざわざやってきて、
最近のマンガの新作(!)を武に贈った――と、
1997年2月19日の台湾の聯合報が伝えています。
このような場だったから話の内容が残っていないのかも知れませんね。
それとも残っているのだろうか……?

このころ、松竹が武で映画を撮りたいとオファーしていたようですが、
なにしろスケジュールが詰まっている時期で――
「初恋」と「パラダイス!」がまだ撮影中、その外「北京之夏」などが待機しており、
武の本格的日本進出は、翌年、スケジュールが空いてからになるだろう、と
ありますが、実際には年末から「不夜城」の撮影に入りましたね。

しかし、1995年の段階で既に岩井監督からは接触があった模様で、
同年11月18日の民生報に(このときには「聖夜の奇跡」出演が決まっていたのですが)、
松竹映画、テレビ局、そして岩井俊二監督も彼を使いたい意向があると書かれています。
このときの事務所の方針としては、台湾・香港のマーケットを放棄するわけにはいかないので、
日本については単発ドラマとCMを主としていくと言っています。
当時はそうだったということです。

ちなみに、巨匠との仕事を武が避けているか……というと、
そんなことはないのでは、というのが私の意見ですが、
実際、報道のあったチャン・イーモウにしても、ジェイコブ・チャンにしても、
武は好きな監督だと言っており、できれば出たい意向をもらしていますし、
ジョニー・トーしかり、シルビア・チャンも巨匠というかどうかは別にして、
女優兼監督として定評のある人であり、彼女の映画に出てみたいというのが、
「心動」出演の理由の1つだったと思われます。
これから1つ1つ実現していくのではないでしょうか……と楽観的な私は期待します。
しかし、「Mysty」のような映画こそ、
本来なら武の食指をそそらないタイプの映画だったと思いますが。

家主様、話のネタにして、すみません……m(_ _)m


BBS


2003年07月10日(木) 教祖様の服 (「東方三侠2(ワンダーガールズ2)●錯綜する情報 」

教祖様の服 (「東方三侠2(ワンダーガールズ2)

「東方三侠2」は、主役の3人の女優がそれぞれに個性的でかっこよく、
また話もなかなか壮絶で、楽しめる映画です(少し怖いけど)。
金城武が出ている!っというので見ると、出番が少ないのでがっかりかもしれませんが、
金城武のおまけつきの、結構よく出来たアクション映画として見れば、
文句なしでしょう。
日本での題名は「ワンダーガールズ2 東方三侠」。
できれば鮮明なDVDで見たいですが、今は品切れのようです……

さて、この映画の中の彼の役、新興宗教・太陽教の若き教祖のいでたちですが、
彼がすっと1人で立っているたたずまいが、私はお気に入りなのです。
ちょっとぼやけてますが、例えばこんなの――

         

手を何気なく前に合わせているのが、何ともかわいい。
問題はこの服装なんですが、一見すると仏教のお坊さん風。
しかし、襟の打ち合わせが和服も思わせます。
このお話自体がSFなので、服装は背広から、
ワンダーガールズたちが活躍時に着る、アニメの世界風のものまで入り乱れ、
長空(武の役名)の衣装も空想上の産物です。
この衣装について、台湾の芸能雑誌にこのような記述がありました。

<先日、金城武の映画出演処女作「東方三侠2」の扮装が公開された。
白く清潔な日本の昔の服に、中国の僧とそっくりなものを身にまとっている。
どこか日本の古(いにしえ)の書生のように見えると同時に、唐の三蔵法師のような趣もある。
もともと日中の血を併せ持つ金城武が着ると、しっくりする。
金城武は日中混血だが、日本の伝統的な服装は着たことがない。
今回の日本風のいでたちは、彼にとって新しい経験だ> (青春快逓 1993.5)

そうなんだ。
向こうの人から見ると、実はとっても日本を連想させる服装だったんですね。
同じアジアの人にとって、何が日本風なのかは、
私達にはわかりにくいものです。


BBS

---------------------------------------------------
錯綜する情報 - 9月に香港・台湾で公開と言われる「向左走、向右走」は
いまだに「Coming This Summer」のまま、HPが更新されません。(_ _;
いずれ公開に向けた宣伝は順調に展開されていくと思いますが、
はっきりしたことが公にならないため、
待ちかねたファンの間で様々な情報が飛びかっています。
特に、同じ中国語圏でありながら、金城武に接触する機会のほとんどない大陸のファンは、
今回のプロモーションに大きな望みをかけています。

最近の海外BBSの投稿では、
・ 内部情報で武が10月に上海に来るそうだ。本当であってほしい。
というのがありましたが、昨日は、
・ 8日、テレビで、金城武がこの映画の追加撮影のため、8月に上海に来る。また、プレミアに出席すると伝えていた。
と、これも大陸からの情報です。
SARS問題も一段落し、もう7月ですので、全貌が明らかになるのは時間の問題でしょうが、
大陸のファンにとっては、千載一遇のこのチャンスに、
一目武を見るために上海に行こうという動きが出ており、
かなりやきもきしているようです。
日本も、同時でなくて良いですから、他のアジア圏での公開に連動する形で、
なるべく早く、この新作にお目にかかれると嬉しいのですが……

もう1つ、チャン・イーモウの新作武侠映画については、
大陸のメディアがずっと追いかけていますが、9日の北京娯楽信報に
アンディ・ラウの�犇敍�マン�瓩凌刑遒砲弔い討諒麁擦埜正擇�ありました。
「チャン・イーモウの新作に金城武とアンディ・ラウが
候補にあがっているという情報については、最終的にアンディに決まった。
この件でアンディ本人に記者が7日直接確かめたところ、
年末から撮影に入ることを認めた」とあります。
主演女優、ストーリーについては答えませんでした。
どうもこの書き方からすると、この映画への出演は無し、という感じなのですが……

とにかく、どの情報も、周辺からのものなので、今ひとつすっきりしません。
今、私達にとって確実な情報といったら、
「Volvicの1.5リットルびんを買えば、
素敵なDVDとポスターが当たるかもしれない」
これですね。


BBS


2003年07月09日(水) 10年の歳月(映画デビュー作「東方三侠2」)・2

優れた人々の教えを受けて 金城武

金城武は最近、映画「東方三侠2(ワンダーガールズ2)」の撮影に忙しいほか、
新アルバムの製作にも積極的に取り組んでいる。
プロデューサーの陳昇と黄連��は録音室で彼の歌う様子を見て、ひどくいぶかしがった。
なぜなら武の節回しや発音が、明らかに進歩していたからだ。

このところ、金城武は香港・台湾・日本を飛び回って多くの優れた芸能人と接触したが、
彼らは武の素直さに触れて、それぞれ得意とするところを彼に懇切に伝授してくれた。
武はまじめにそれを学んだ。そして毎日、発声や歌唱法の練習をするだけでなく、
進んで体を鍛え、ジョギングをし、その結果、肺活量も歌唱技術も大きく伸びた。

武は歌の面で進歩があったこと、なかんずく、2人の「厳しい師」から褒められたことを
大変喜んでいる。というのも、映画出演をしているとはいえ、彼の活動の中心は歌であり、
歌できちんと認められた上で、安心して他の分野にも取り組みたいと思っているからだ。

「東方三侠2」はマギー・チャン、アニタ・ムイ、ミシェール・ヨーの3美女の主演作。
映画デビュー作で彼女らと共演できるというので、大いに羨ましがられている。
武は、「3人の大スターとの共演は大きなプレッシャーですが、
彼女たちは優しくて、いろいろ教えてくれるので、スムーズに現場になじむことができました」
と語る。

この映画で、金城武はある宗教の教祖に扮する。
悪人側に属し、最後には目覚めるものの、死に追いやられる。
作品の中で重要な役割を受け持つ人物である。
(民生報 1993.3.25)

緊張はしているけれども、現場でのお茶目な様子は多々、記録されていて、
ファンにもらった棒付きアメをくわえながら、
大扇風機に向かってキョンシーよろしく両腕を突き出し、
あの衣装の袖を風でパンパンにふくらませている写真は、
今でもどこかで見られると思います。
でも、そんな武も、共演のアニタ・ムイと2ショットを取る段になると、
一変して緊張し、はにかみ屋になっていたとか。
これは↓劇中の武。厳しい顔をしているが、
左にアンソニー・ウォン扮する悪の親玉がいるからですね。

               


BBS


2003年07月08日(火) 10年の歳月(映画デビュー作「東方三侠2」)・1

美しい「向左・右」、美しいボルビック……を見るたびに、
金城武のデビューの頃からの変化に思いが飛びます。
「向左・右」の監督が、
武の映画デビュー作「東方三侠2(ワンダーガールズ2)」の監督でもあるから、
よけいそうなんでしょう。

この記念すべきデビュー作について、彼自身ときどき言及していますが、
4、5シーンしか出番がなく、何にもせず、ただ黙って立って、
そして爆弾で吹っ飛ばされておしまい、
遅れて観に行くと出番はもう終わっちゃってるよと、いう具合。
ただそれだけの演技はもうしたくない、と、インタビューでも語っていますけど、
一方で、トー監督を、自分を映画界に導いてくれた人と話し、
この経験が映画への興味を引き起こしたとも言っています。

アニタ・ムイが当時、武を「マンガの主人公」のような顔立ちだと形容したそうですが、
それはやはり、この映画での武の役柄が特別で、忘れ難いものだったからだと、
当時の民生報の記者が書いています。
端役ながら印象に残る役になっているのは、監督のわざでしょうし、
実際、年若く、品があって、美貌でカリスマ性のある教祖という役を
無理なくできる若手がそういるとも思えません。

武いわく、ジョニー・トーと仕事をさせてもらえて非常に幸運だと。
演技指導のときのトーは優れた才能が満ち溢れて、映画の魔力を感じさせ、
歌以外の表現の魅力を教えてくれたからです。

監督というものは俳優を罵って指導するものだと思い込んでいた金城武は、
「トー監督は、まだ怒鳴らないんだ!」と言ったとか。
以前、林福地監督(ドラマ「草地状元」)に叱られまくった彼は、
怒鳴られないと演技はうまくならないのだと思っていたのです。

様々な意味で「東方三侠2」は、金城武にとって、
大きな意味を持つ作品と言えると思います。
当時の記事を1つ、次回に。

     10年前の現場。武とトー監督→Click!


BBS


2003年07月05日(土) 「神様、もっと金城武を!」2・3

「神様、もっと金城武を!」2

Silly, Dirty, Crazy
我々の見るところ、金城武は、一貫して、口下手だが考えごとが好きで、
意地っぱりの男を数多く演じてきた。
ジョニー・トー監督も、数年前、武が他の男性スターと違うところは、
自我を持ち、簡単に妥協しない性格で、
自分の物の考え方をはっきり持っていることだと語っている。

そこで、「恋する惑星」での父と子の情にしても、
「パラダイス!」でのカルメン・リーに対する愛にしても、
いずれも非常に内面的で奥に秘められたものになる。
細部にかすかにうかがうことができるだけだ。
その心があらわれている行動は、往々にして狂気じみていたり、
外見が汚かったりするけれども、
しかし、それをある美しさに包んで、印象的なものにできるのだ。

だから、金城武を好きになるのは、1つのパッケージを買うようなものである。
容姿だけでなく、1つの主題、1つのシーン、ある種の心情、意識、価値観など
ひっくるめて好きだということであり、外形も中身も、全部気に入るということなのだ。
例えば失恋して涙を乾かすためジョギングしたり、
時間を止めたくて期限切れのパイナップルの缶詰を食べるなど……
(もちろん、監督や脚本、撮影の功労でもあるが)、
我々はすべて受け入れ、これらは金城武だけのものであり、共感を呼ぶものだと思う。
表面を見れば、その行動はめちゃくちゃだが、
実はどれもこれも、我々が心の内に持っており、
ただそれを表に出そうとは思いもせずに来たものなのだ。
それが今、そっくりスクリーンの上に形を与えられたことによって、
我々は「同じだ」と痛切に思う。これは見る側の自己投影でもある。

それゆえ、金城武が必ずしも直接的で感情の激しい役、特に喜劇の役ができなくとも
(あるいは、まだやったことがなくとも)、かえってそれでいいのであり、
他の多くの男性スターのように、あるイメージを一生懸命作り上げて、
観客に有無を言わせず押し付けてくることもない。
セリフが少なく、よけいな言葉がないからこそ、
人が自由に味わうことのできる多くの空間を与えてくれるのである。


BBS

---------------------------------------------------
「神様、もっと金城武を!」3 - 今年の夏もまた、水を多量に消費することになるのね……Volvic。
宣伝にまんまとハマっていく私たち……
抵抗できませんものね、あんな写真を見せられたら。
さて、最後の部分です。

木村拓哉の未来のライバル
今、男らしさの内に女性的要素を持った美貌で、木村拓哉が一つの系列を開き、
続いて同じような風貌の一群が続々とそれに加わっている。
金城武の、その血筋から来る日本風の持ち味は、その傾向に呼応して、
日本男性スターブームのバスに乗ったのである。

ある女性作家がこう言ったことがある。
男性的な見かけの中に透けて見える少年っぽさにこそ、心惹かれると。
たとえば、まっすぐな男らしい鼻すじにのわきに、
そぐわない甘やかなえくぼが現われるように。
おそらく金城武もこのような特質を備えている。
そして、それはやはりあの日本の男性スターの備える人気の条件でもあるのだ。

とはいえ、金城武は月下美人の花のごとく、
パッと咲いて消えていく、一時の人気者ではなさそうだ。
同時期に人気を得たジミー・リンやニッキー・ウーのその後と比べても、
金城武ははるかに長持ちしている。
当時のジミー・リンの美しさや、ニッキー・ウーの颯爽としたかっこよさは
持ち合わせなかったとはいえ、
一重瞼+濃い眉+黒々とした髪ルックに、
さらには少しばかりのヒゲ(浅野忠信を思わせる)を備え、
逆に彼らに感じる浅さがなく、見飽きず、
はるかに大きな可能性が、掘り起こされるのを待っていた。

美男スターを好むとき、人はその容姿を見る。
だが、金城武を見ていると、だれでも多かれ少なかれ、
「彼の頭の中はどうなっているのか?」という好奇心にとらわれるのである。
それには、好演した役どころによる印象の他、
あの神秘性の強い面立ちの果たす役割も非常に大きい。
だから、今回、彼は日本のドラマ「神様、もう少しだけ」で女たらしのスネ者を演ずるが、
これもまた、今まで同様良い演技を見せることだろう。(完)

        One 2 Free



BBS


2003年07月04日(金) 「神様、もっと金城武を!」1

1998年、「不夜城」に出演し、これからドラマ「神様、もう少しだけ」が始まろうというころの
香港の雑誌に、金城武論が載りました。(雑誌名不詳)
なかなか興味深い文章ですが、長いので3回に分けます。

*********

90年代の終わりになって、美男子が大挙して登場した。
レオナルド・ディカプリオからイーサン・ホークまで、
木村拓哉、反町隆史から竹野内豊まで、
さらにはワールド・カップの猛者、ベッカム、川口能活、中田英寿、
はてはロナウドの2枚の大きな反っ歯でさえ、チャームポイントともてはやされたのである。
まるで、男性的魅力に対する大衆の渇望は、
すでに収拾つかないほどまでふくれあがっているかのようだ。
中でも、日本男性が一番人気であるらしい。
日本の美男子といったら、このような美男子の大群にもみくちゃにされたあとには、
きっと思い浮かぶ名がある――あら、金城武がいるじゃないの。

                

期限切れのパイナップルの物語
もし、「恋する惑星」の中で、ひとりごとを呟きながら
期限切れのパイナップルの缶詰を食いまくる金城武が人々の注意を引いたと言うなら、
「天使の涙」の頭のおかしな、他人に火をつけたアイスクリームを食べろと迫る金城武は、
ほとんど天王レオンを食ってしまった感がある。これは彼が地歩を固めた作品だ。
そのため、世間は金城武を王家衛となんでも結びつけてしまい、
以後の作品、「重慶愛情感覚(「ピックアップ・アーティスト」香港版)、
「パラダイス!」「アンナ・マデリーナ」から最近の「初恋」に至るまで、
みなとんでもない間違いをしてしまう。
金城武はいつだっておんなじ「王家衛」風、
でなけりゃ「天使の涙」風なんだと言わずにおれないのだ。
これらの映画での役のほとんどが、変わり者で、無口で、
あるいは誰かをじっと片思いしている、というものだからだ。
このようなとらえ方は、金城サンにとっては、あまり公平でないかもしれないが、
しかしそれは、みんながそのイメージを気に入っているということでもある。


BBS


2003年07月02日(水) アクション監督の「厚情」(「ダウンタウン・シャドー」)

裏で、ちょっとチャーリー話になったので、
以前共演した(最後の共演でしたね)
「ダウンタウン・シャドー」を思い出して(チャーリーとは関係なし)。

*********

「ダウンタウン・シャドー」にはアクション監督董瑋(トン・ワイ)の綿密な設計による、
金城武の少なからぬスリリングなアクション場面がある。
武の捨て身の演技に接して、トン・ワイは絶えず「改善」を加えさえするので、
武は恐怖の連続であった。

映画の中に、役人になりすました悪漢がイギリス紙幣の原版を盗んで逃げるのを、
金城武が追跡し、危険をかえりみず、悪漢の車上に飛び乗るシーンがある。
このシーンはかなり近い位置から撮影するため、武は、スタントを使わず、
自分自身でやった方が説得力があると考えた。
彼が走る車の上にしがみつく場面は精彩に富み、
それを見たトン・ワイは、その場で彼のためにもう1シーン付け加えることにした。
車の屋根から滑り落ちて、車に引きずられるというものである。
トン・ワイのかような「ご愛顧」を受けて、金城武は全力で取り組むしかなかった。
アクション演技は、スリリングであればあるほど、役をきわだたせることができるのが
彼にはわかっていたからである。
(聯合報 1997.7.23)

金城武のアクションは、すごくキレがいいのと、綺麗なので、
いくらでも見たいですから、まさに続編用のラストシーンを用意しながら、
チャーリーの引退で(多分)、それがなかったのはちょっと残念。
今なら、ジャッカルをどう演じるのかという興味もあります。

あまり関係ないけど、金城武のアクション大好きな私にとって、
久しぶりのアクション映画と聞き、すごく嬉しかった「リターナー」。
香港公開時の予告編が、Media Player用のはまだ見られるので、
日本のものに字幕をつけただけですが、一応貼っておきます。
日本公開から、もう1年近くたちますね……


BBS


2003年06月30日(月) 言葉をものにするコツ?

香港で映画出演が多くなったころのニュースを読んでいて、
あれ、と思ったところがあったので。
香港で活躍し始めたころの話です。

*********

金城武と楊采妮(チャーリー・ヤン)が香港の映画界にその光を放ち始めている。
この、同じフーロン門下の2人の先輩後輩スターは、最近香港で続けざまに映画に出演、
映画界の新しいアイドルとなった。
彼らは香港で撮影時には互いに助け合い、兄妹のように親密だが、「電気」は走らない。
金城武は香港で「恋する惑星」の撮影を終了したばかりで、
さらにアニタ・ユンとの「香港犯罪ファイル」、イーキン・チェン、クリスティ・チョンとの
「給恋愛喝采」、そして霍耀良監督の「意乱情迷」と出演が続いている。

「台北と香港を行ったり来たりして2年たって、最近ようやく楽しいと感じるようになってきた。
香港の撮影環境にはもう慣れたし、親しい友達もできた。
特に気が合うのはアンソニー・ウォン。
一緒に遊びに行きたいとすごく思っているのだけど、何度約束してもいつもダメになる。
彼は映画出演ですごく忙しくて。
アニタ・ユンもとても面白い人。
『香港犯罪ファイル』を撮っていたときは、
仕事に来てから終わって帰るまで、ずっと一緒に遊んでいた。
急須1つ持ったって盛り上がれる。
監督が、耐え切れなくなって
いよいよキレそうだぞ、となるまでふざけてる。
チャーリー・ヤンと会うこともある。
彼女は香港に詳しいから、あちこち連れて行ってもらえて、
ぼくの広東語も上達するし、撮影もやりやすくなる」
これだけ多くの映画に出演してきて、今一番やってみたいのは「純文藝恋愛映画」だと、
金城武は言う。(後略)
(民生報 1994.7.9)

「外国語をものにする秘訣=その国の彼女を作る」発言は、
こういう経験から出た言葉かな……と。
だから、全然深い意味はなくて、あんなにサラーッと、
中居くんがフォローしても、何の反省もなく、言ってたんでしょうかね。

ところで、危うし、右・左! 


BBS


前の記事|あさかぜ |MAIL

My追加