Dead
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2005年09月11日(日) 音と音と音と音で

人は
大きな音が聞こえたら
そっちを向く習性がある

もちろん
小さな音には振り向かない

小さな音は
沢山あるのに


2005年07月22日(金) 例えばそこには花が咲いていた

人を忌み嫌うことを好み
自分も人だということを
彼は忘れていた

例えば
会話という言葉の交わしあいにしてみたら
共感か疑問しか飛び交わない事に
気付くだろう


2005年05月21日(土) 線争

人はね
線を引きたがる
いろんなところに
線を引く生き物
ようするに区別したいのだ

線なんか引くから
争いが起こるのに


2005年04月20日(水) 海馬からみた砕石

「覚える」のは意識的、
「忘れる」のは無意識。

今更当たり前のこというけど
「忘れて」と言う言葉は
矛盾しきった言葉

覚えてしまったものは
衝撃が強いほど
引き出しの中に強く管理される


2005年04月18日(月) ライフコントロールサイケデリック

生まれたばかりの赤ん坊が
自分の生まれた意味を問わないのと同じで
すべては必然なのだ

意味のない事の意味を求め
でっぱりを掴んでは滑り落ち
また登ろうとする

考えても仕方ないだけなのに
それに気付いていて尚更考えてしまう人って生き物は
はかなく惨めだね


2005年04月15日(金) ひとつ ひとつ ひとつ

ひとつひとつ離れた物体として
生きてきて
どこかで出会い
形式上ふたつになったが
それでもやはりひとつはひとつで

ひとつとひとつのはずなのに
ひとつの中にもうひとつのひとつ

ひとつの中の袋の中のひとつ

ひとつとひとつがつくりだした
もうひとつのひとつ

あなたの中にもうひとつ


2005年04月06日(水) 絶望と君の塊

人生っていう「事」は
絶対に絶望を味わうように出来ている

「笑わない」人はいても
「笑えない」人はいないのと同じであり

人生に意味など求めると
生きるということは無意味だと知り

人生の意味を考えると
生きるということは強く弱いものだと理解し

絶望を味わうことのない人生はこの世にはないわけであり
この世に生を授かった瞬間には
体は絶望を感じているのだよ

その絶望を見えないように誤魔化して
その絶望が見えないように笑って

いろいろ試行錯誤しながら生きる
それが人生である

これは決して負の考え方ではない
それこそがポジティブであり
それこそが真実

ただ直視をすると答えがそこにあっただけだ
直視する人があんまりいないだけ


2005年02月24日(木) 不幸前兆

君は何も悪くないんだ
全ては僕が悪いんだ

最近考え事が多いのは
悪い方向に進む前兆
僕がもがけばもがくほど
イバラに絡まったがごとく
事態は悪い方向へ

うん
やっぱりすべては僕が悪い
僕が悪いのに
まわりまで悪いようにしてる
さらに
僕が悪い
自己嫌悪
被害妄想じゃない

原因がきちんとある場合
僕が悪いのだ


2005年02月19日(土) 自分音

空気の振動を投げ出す
方向をさだめて
速さや距離によって
その振動は
いろんな形になっていく

この世には
砂と同じだけの
音楽があるということ

それを凝視し
耳を傾ける
技量は
自分にはある


2004年11月23日(火) 自と分

実際自分を見つめることなどは
到底無理な話で
自分探し、などと言った言葉は
なんて愚かで
なんて悲しい言葉であろうか

自分で自分を見ることは
表面上ではできるが
内面はできない
他人にしらされて初めて自分を知ることができる
一人で知ることなんて不可能な事だ

自分の行動を思い返す、と
自分を見つめなおす、では
全く違うからな
一人では自分を見ることは
できません
他人という心の鏡が必要です

だからあなたは満たされてると勘違いしていることに


koushin