弱Sonファイブ
なんかさ、 個室に入ったら 西洋風のテーブルが 用意してあって、 (イスはなしね) そこに出来合いの料理が 3皿と 小鉢が2皿ほど乗っていて、 女の子がそのテーブルを 拭いてんの。 そこへいきなり ガーって入っていって なんだこの まずそうな料理は! こんな料理 オレ様が食うと 思ってるのか! ハンッ。 と言って テーブルの料理を グッチャングッチャンに その辺にぶっ飛ばして、 テーブルもガチャーンて 横にぶっ倒して 個室を出て行くために 背を向ける。 そしたら女の子が 火のついたように泣きながら しゃがみこんで 下に落ちてるものを かたずけ始めてる。 そんなものムシして 個室のドアに 手をかけながらも... 突然踵を返し、 おもむろに駆け寄って 女の子の手を取り、 うつむき加減で 「苦労ばっかりでごめん」 って言う。 そしてしばらく 見つめあって、 軽くキスをする。 「加護さん...」 と呼びかける女の子に 少し微笑んでみせ、 やはりだまって 個室を出て行く。 ... という設定ができるイメクラを 誰か知りませんか? 30分で1万5千円までなら 出してもいい。
カゼが本格化し、 バイオハザードのゾンビのように カゼ薬を求めて 部屋中を這いずり回った 加護でございます。 おかげさまで 小康状態となり、 家でテレビ見ながら あー、松井が大リーグに行くのかー とか思ってると ジュンから電話。 CD取りに行きたいらしいので 家まで取りに来てもらった。 んで部屋で ベラベラしゃべってると、 じゃあメシでも食いに行くか って話になったんだけど、 ジュンは口ではそう言ってるんだけど、 ベッドでゴロゴロしてる。 そのうち SPA!のセックス特集見ていい? とか なー、この○○天国ってエロい? とか 不倫サイトにアクセスしようぜー とか言ってくるので あー、たまってるな と思ったので、 「わかったわかった遊びに行こう」 と言いました。 そしたら 「そう言うのを待ってたよ!」 って言われました。 ... まんまとハメられた。 んで渋谷。 風俗。 別にすんげえ ムラムラしてないのに なんとなく風俗に行くときって ちょっとした 風俗特派員になった気分だ。 行ったのは 先週なぜかヤラせてくれた子が いてるトコ。 もちろん 今週も ヤラせてくれるんだろうか という思惑があってのチョイスだ。 んで女の子の一覧を見たんだけど あんまりかわいい子がいない。 まあその中でも 一番かわいい子っぽいのを選ぶ。 そんで個室に入る。 加護さん体調良くないので 早いかなと思いつつも ファーのコート着てたんだけど、 女の子それ見て 「着ていい?」 とか言ってる間にそれ着てるし、 加護さんが着るより 数倍かわいいので 「おいらが着るのより数倍かわいいね」 って言うと、 「どうしようか迷ってたけど あたしも明日からコート着ーよっと」 とか言ってて人の言うことを まったく聞いてくれない。 そんでシャワーを浴びながら 「あのね...」 と言いながら話してくれたことは ファイナルファンタジーオンライン の話。 白魔法がどうとか パーティがどうとか。 ... ホントにつまんねえ。 つまんないので、 女の子のチクビを押して 「ケアル!」 とか言ってたんだけど、 「おもしろくない」って 真顔で言われた。 んで個室に戻って ウダウダやってたんだけど、 女の子はずーーと ファイナルファンタジーと 飼っているリスザルの話してる。 ... ホントにつまんねえ。 つまんないので、 「見て見て、リスザルチンコ!」 って言うと、 やっと笑ってもらえた。 そしたらなんか ムカムカしてきたので おいら攻められるより 攻める方が好きなんだよね って言ってポジションチェンジ。 そっから手マンしようとしたら 女の子のデリケートな部分が たいへんなことになってる。 ので、 秘伝の加護スペシャルをお見舞いすると なんかいい感じに 女の子の顔がポワンとなってる。 「どうする?」 って言ってきたので 「入れとく?」 って言うと 「ダメだよ」 って言うので、 もうしばらく 秘伝の加護スペシャルをお見舞いしてから 「ゴム持ってないの?」 って言うと、 「持ってないよー」 って言うので、 さらに 秘伝の加護スペシャルをお見舞いしてから 「なんで持ってないのよ?」 って言うと、 「ごめん...」 って言われた。 もうなんか最高潮にムカムカしたので ちょっとだけ手のにおい嗅いでから そのままほったらかして フテ寝した。 ... とすると 隣からなにやら声が聞こえてくる。 「...かくない?」 「ハハハ、でもあたしの 乳首の方がおっきいよ」 「ホントだ、おっきいー♪ あー、あー、ソコいいねー」 「えへへ、気持ちいいでしょー」 ... なんか気持ち的に 一気になえた。 ... 時間になり 外に出てしばらくして ジュンと合流。 お互い感想を語り合った。 そのときジュンが言った。 「でよー、オレ言ったんよ。 オレの乳輪ってデカくない?って。 そしたらよー、 あたしの乳首の方がおっきいよ って言ってたから そいつの乳首、コリコリしてやったよ。 そしたらやり返された、ハハハ」 ... その話知ってるよって 言わないでおいた。 だって そんな会話って ただの汚れ会話やん?
最近会社の喫煙室では 週1の割合で K−1グランプリが 開催されている。 キャバねえちゃんからもらう 営業メールを皆で見せあって 誰が一番ステキな メールをもらったか競う 大人のグランプリだ。 ステキなメールをもらってる と思う人にタバコを差し出し、 もらったタバコの本数が 一番多い人が 今週の王者となる。 そして今日は開催日、 開催のお知らせメールが ムリヤリ送りつけられてくる。 加護さん うれしくてたまらない。 うつろな顔で 喫煙室に行くと すでに5人ほど集まっていて 話が盛り上がっている。 いつの間にやら 戦いのゴングは 打ち鳴らされていたようだ。 ギャフーン。 しかし男も女もマメだよね。 判で押したように 2、3日に1回ずつ きれいなメールを やりとりしている。 そんな中 グランプリかと思われる メール登場。 Subject: トシくん♪ じゃあ明日は いっしょに手をつないで お店まで行こっか♪ ボーイくんに 見せつけちゃおうよ☆ ... え、フツウだって? いやいや、 このメール 見せてもらうまで 「オレのメール大したことないから」 を2、30回ほど 聞かされたんだから。 んで加護さんの番。 と言っても ダウンタウン松本の 話ばっかりしてるのと、 ドカティ966の 話ばっかりしてるのしかない。 というわけで加護さん あっさり負けを認めて、 ライディーンみたいな髪型してる ギャルねえちゃんから もらったメールを 差し出した。 Subject: Re: ご飯かな(^^) ... 「に、」 「に?」 「日本一短いキャバからの手紙」 「...」 というわけで なぜかタバコ5本もらったんだけど、 欲を言うと加護さん今、 カゼ薬の方が欲しいんだよね。
この週末の東京は 雨から晴れとなり 空模様は良かったが、 近所のじいちゃんと 天気の話するとき以外は 加護さんには 1%も関係ない。 読者さんのよっしーから 「ブクロを荒らしてます!」 との アオリメールをもらっても、 「すごいことがおこりました!」 との 誘惑メールをもらっても、 最近メールしてる キャバのねえちゃんと 何回メールのやり取りをしても ちっとも口説けないどころか、 ダウンタウン松本の話で ディープに盛り上がってしまい、 なんとかせねばなるまいと 持内ダメ子嬢に 女の目から見た口説き対策を 教えてもらうつもりが なぜか松本ファミリーの キムのデビュー秘話を聞かされ、 キャバねえちゃんとの松本話に さらに拍車がかかったとしても 関係ない。 なぜならこの週末、 加護さんは完全に 引きこもっていたのだ。 そして密室で 24時間耐久オナニー選手権を開き、 イキそうになったら ベランダから射精して 向かいのクリーニング屋さんまで スペルマが飛んでいって、 店長が怒って 何やら怒鳴ってはいるけれども 店長の嫁はウットリみたいな、 ある意味営業妨害と 言えなくもない状態ではあるが、 それはともかく 引きこもった週末を送ったおかげで どうやらもうすぐ 新しい「加護69.com」を リニューアルオープンできそうだ。 まあ、 美的感覚に優れたサイトとは かなりかけ離れたデキだとは思うが、 作り的に 今よりやりたいことが 前面に押し出せたように思う。 という話を 近所のじいちゃんにしようとしたら すでにじいちゃんは 近所のお肉屋に コロッケを買いに行ったみたいだ。 コロッケに負けた。
実は最近、 加護69を 大幅改装しようと 企んでいる。 ということを ホームページ制作に 詳しいツレに 告げると、 じゃあDREAMWAVERという ホームページ制作ソフトを使えば いいホームページできるよ って教えてもらった。 それからは加護さん 「おしえて!DREAMWAVER」 という本を ずうーと読みつづけている。 花金の夜も もちろん 渋谷のハチ公前で 読んでいた。 すると電話がなる。 「ついたよ、どこ?」 「ハチ公前」 しばらくすると 自称裏原系と称する 女の子があらわれた。 ... シベリアンハスキーみたいな ツラがまえだった。 加護さんご用達の 恋文食堂で メシ食いながら 裏原ハスキーと話する。 いろいろ話したが、 学祭の話のところで 彼女はもったいぶって 大学名を話そうとしない。 けど 聞いて欲しい光線が 出ていたので、 聞いてみると、 東京6大学の てっぺんの方に ご在学しているそうだ。 ... 私はいろいろ ムチャしてるけど、 でも実は こんな大学行ってるの ねえすごいでしょ? って疑問符が出ていたが、 ツラがまえが シベリアンハスキー だったので、 ついほめるのを 省略した。 そろそろ帰らないと という彼女に 「もう少しいっしょにいたいな」 と言ってはみたものの、 加護さん 少しせつなそうな 表情をするのを 忘れてた。 でもプリクラ撮るのは 忘れなかった↓ ![]() その後、 渋谷の街をウロウロしたが DREAMWAVERのことを思い出して そろそろ家に帰ろうと思った。 でもその前にちょっとだけ 風俗に寄り道した。 1番かわいい子を指名したら 一時間近く待たされた。 当然、 待合室でも 「おしえて!DREAMWAVER」 を読む。 プロパティインスペクタは 設定が1ヶ所にまとまっていて 非常に使いやすい。 ふむふむ、確かに。 ... 「加護さーん、お待たせしました」 「はーい」 というわけで個室に入る。 んで、シャワー室で 体洗ってもらって 個室に戻る。 ... いつも思うんだけど、 このあとどうすればいいのか いっつも困る。 「攻める方が好き? それとも攻められる方が好き?」 と聞かれるので、 「攻められる方だと思う」 と答え、 「SとMで言うとどっち?」 と聞かれるので 「ソフトMかな」 と答える。 んでいろいろやってもらって、 「このあとどうする?」 って言われたので、 「うーん、わからん...」 と答えると、 「じゃあ正常位でスマタね」 と言われてスマタる。 「イケそう?」 と言われて 「うーん...」 って言ってると 「じゃあ入れちゃう?」 って言われたので、 「うん」 と言うと、 「じゃあゴム出してくるから がんばって立てたままに しといて」 って言われたので、 「うん」 って言うと 「こすってるとこ見せて」 と言われたので 「うん」 と言ってこすっていた。 「左手でこすって!」 と言われたので 「うん」 と言って左手でこすっていた。 今から考えると、 なんで左手で こする必要が あったのだろう... ... そんでゴムつけて やらしてもらいました。 終わったあと、 「あー、気持ちよかった」 とか言って彼女、 タバコ、プッカー 吸ってます。 加護さんなんだか モジモジしてしまいました。 「え、ここって そういうサービス してくれるお店なの?」 って聞くと、 「んなワケないでしょ」 って笑われました。 それにしても... セックスっていったい どのくらいの価値が あるんだろう? スタイルシートって 何なんだろう? 彼女にとって 射精とセックスって 何がちがうんだろう? ビヘイビアって どこの画面から 登録するんだろう? なんでハスキーは 東京6大学行ってるのに メシの会計済ませたあと ごちそうさま♪って 言えないんだろう? ... 今日はいろいろ 考えたけど、 やっぱり世の中、 わからないことだらけだ。
akiraちんが 以前声かけしてたときに 持ち歩いていたグッズを 郵便で送るっていうので 送ってもらった。 ... 「ABSLIM�供廚箸�いう アブトロニックの パッチもんの箱に ガムテープを貼り付けた 超豪華な包装を開け 中のものを出してみると、 ... 粉状のスポーツ飲料 目薬 サーファー系のネックレス (すんごい太い) 振るとサクサク音のする カ−ルのケイタイストラップ ピップエレキバン(試供品) ソーイングセット ブサイクなモンチッチ スルメイカ 黒糖アメ スーパートップ(洗濯1回分) 線香花火 (とくちょう:はずかしがりやさん、 やさしくてにんきもの、 あんがいねばりづよい) 血液型ストラップ(B型) トッポジージョの アクションボールペン 保湿ティッシュ ヘチマ(たぶんラブホのやつ) 入浴剤(たぶんラブホのやつ) ライター(たぶんラブホのやつ) 歯ブラシ(たぶんラブホのやつ) ... うれしかった。 特に最後数点は うれしくて涙が出た。 ので、 僕の宝物入れに 大切にしまっておいた↓ ![]() なお、 プレゼントとは 送られたら 送り返すのが礼儀。 akiraちんが これからも幸せで ありつづけるために あったらいいな と思われる品々を セレクトするのに 加護はしばらく忙しい。
アメリを見終わった。 ... では解説しましょう。 アメリというのは、 妄想癖の アメリという女の子が さまざまな妄想を経て、 恋を勝ち取るために 葛藤しながら勇気を持ち、 現実と向き合う 突撃のラッパをかき鳴らし、 そしてついには 好きな男と寝るという話です。 まあ、 これはもう アメリを見た人なら ご存知のことでしょう。 ... しかしあなたは知っていますか。 破れた写真のアルバムの エンドロールが流れたあと、 もうひとつのアメリが 収録されていることを。 知りたい人だけ この先読んでください。 ... タイトルは「アメリの姑」。 ストーリーはですね、 青年と恋叶って 結ばれたアメリだが 青年のおかんは 陰険にもアメリに 影で嫌がらせをした。 そこでアメリは 昔ならした妄想の力を 総動員して 姑の嫌がらせを 匿名で新聞に投書するわ、 みのもんたに電話相談するわ、 相談しても答えが出ないので とうとう フィフティフィフティまで お願いするわ、 ファイナルアンサーと聞かれて 沈黙に耐えきれずに テレビ局を飛び出して 単独北朝鮮に渡り 工作部隊に自ら志願し、 日本への復讐の機会を 着々と練っているも フランス人のクセに チマチョゴリを着せられる屈辱を 生涯背負うことになる 人間ドラマである。 そのとき激しい恋を経て 結ばれたアメリを想いながら 青年は歌う。 トラワヨー プサンハンへー 会いたいーあーなーたー ... 涙する青年に ハンケチをそっとさし出す 姑だったが 彼女は強烈なワキガだった。 ハンケチを受け取りながらも 青年の胸に宿るのは 姑に対する復讐の念だった。 ... あー、世の中は 憎しみに満ちている。 アメリを見た人は みんな不幸になると思う。
なぜ登山家は 山に登るのか。 そこに山があるから。 ではなぜおいらは エロビデオを借りるのか。 そこにビデオ屋があるから。 ... とにかくおいらは エロビデオを借りに ビデオ屋に行った。 行く途中、 カップルが 自転車で二人乗りして 目の前を通り過ぎた。 女の子は金髪でこがら、 あー、あいつら 家に帰って ハメハメするんかいな とか思いながら ビデオ屋に入っていった。 新作コーナーを見渡すと フロムヘルが目に付いた。 ロバートデニーロって ショコラに出てたっけ? とか考えていると、 後ろで ウイーンっていう音がして ビデオ屋に誰か入ってきた。 ... さっきの カップルだった。 おいらのにおいでも 嗅ぎつけてきたんだろうか? B系ファッションの男の方は 新作コーナーを 我が物顔で歩き回り、 赤いトレーナーを着た 金髪女も 男の歩いた後はみな 自分の領域だと 言わんばかりに 自信たっぷりに歩き回る。 加護さんは さんざん迷った挙句 パッケージの顔がキモい アメリを借りた。 そのとき男が 袖と袖がこすれあうくらい間近で おいらのそばを通り過ぎたが、 気にせずその足でおいらは エロビデオコーナーに 行った。 一般コーナーとの仕切りのための のれんをくぐると カップルがいた。 え、なんだよそれ!? って思ったので、 ビデオを選ぶフリをしながら カップルに近づいた。 彼らの話し声を聞くと 英語である。 見ろよこのコーナー 楽しそうな秘密でいっぱいだぞ さあどれにするジェシー、 そんなこと言わせる気? あらこれなんかどう? すごく興奮するわ。 というようなことを 言っていたと思う。 ゼスチャーから判断して。 まあ仲良くやってくれ と思いながら プライベートセックス物が これからのニューウェイブだな とか考えていると、 後ろで誰かが のれんをくぐる音がした。 ... さっきの カップルだった。 おいらのにおいでも 嗅ぎつけてきたんだろうか? B系ファッションの男の方は 新作コーナーを 我が物顔で歩き回り、 赤いトレーナーを着た 金髪女も 男の歩いた後はみな 自分の領域だと 言わんばかりに 自信たっぷりに歩き回る。 加護さんは さんざん迷った挙句 ふと思った。 今、このコーナーって カップル+カップル+加護さん で構成されている。 このコーナーで あぶれているのは 加護さん。 このエロビデオコーナーで あぶれているのは 加護さん。 加護さんはあぶれている。 エロビデオコーナーでひとり あぶれている。 加護さんだけが ちがう意味であぶれている。 ああ、 セキをしてもひとり。 ... 加護さんは決意した。 このコーナーから 出て行くことを。 今日はまだ メアリしか借りていないが、 もし可能ならば メアリで劣情をもよおそう。 そう思って加護さんは エロビデオコーナーを あとにした。 カウンターに行って 会計をしてもらう。 そういやヒューマンネイチュアって レンタル開始してるんやね とか考えていると、 後ろで誰かが 話しながら近づいてきた。 ... さっきの カップルだった。 おいらのにおいでも 嗅ぎつけてきたんだろうか? B系ファッションの男の方は 会員カードがどうとか 言っていたが、 そんなことはもうどうでもいい。 おいらはさっさと会計をすませ、 早足で家路に急いだ。 後ろは振り返らなかった。 ... 家に帰ってソファーにもたれて 一息ついた。 ミニシアター始まって以来の 快作と称されるメアリは とても ナレーションの多い始まりだった。 この映画がなぜ 世の婦女子に支持されたのか 今のところ見抜けない とか考えていると、 ドアチャイムの音が ピンポーンとなった。 ... ...
加護さんの近所には 中華料理の定食屋がある。 ここに行ったら たいていマーボ定食なので おばちゃんは 「マーボかい?」 と聞いてくる。 「マーボやね」 って言うと 「マーボ大至急ねー」 っておばちゃんが言うわけだ。 しばらく待つと 「今日はみかん付きね」 って言いながら おばちゃんがマーボ定食を 持ってきてくれる。 「ちっちゃいけどその分甘いよ」 って言いながら奥に戻る。 ... しばらくすると、 おばちゃんは客のおっさんと 話し出す。 テレビを見ながら あーでもないこーでもないと いろいろ言ってる。 96才のじいちゃんが テレビに映ると 「ホラすごい、96才だってねー!」 とか言いながら 「みんな100まで生きましょうね〜」 とか言いながらニコニコしてる。 目が合ってなんとなく おいらも笑ってしまった。 22時になる。 ニュースが始まる。 「この時間になるとこればっかりだね!」 って言いながらおばちゃん笑ってる。 北朝鮮の拉致事件の記者会見だ。 「この人たち、 ありがとうございます、 帰国してうれしいです、 しか言わないよねえ、 そういう風に指示されてるのかしら」 とか言いながら厨房から出てきた ハゲでヒョロいおっさんに 新聞を渡す。 「ホラ、小泉首相また失言だって! ついうっかり言っちゃったって、 あの人口軽いよねハハハ」 「どこに載ってんだ?」 「ホラ、ここよここ。 過激なこと言うねえ、あの人」 とか言ってガハガハ笑ってる。 「確かに過激だ」 と言いながら ヒョロいおっさんも フヘフヘ笑ってる。 多分この人、 若いときは無口な人だったんだな ってなんとなく思う。 でもおばちゃんといろいろ 話してるうちに 自然としゃべりが 口について出るように なったんやろな。 ... このみかん小さいけど甘いな。 ... おばちゃんは ずっとしゃべりっぱなしだけど おいらだけに向かって しゃべることはない。 でも視線が合うと いっつも笑ってるので なんかつられて 笑っちゃうんだよな。 ... もう何の話してんのか 別に聞いてなかったけど すっとしゃべりっぱなしの おばちゃんと、 それにつられてか かなりしゃべってる ヒョロいおっさん、 あ、この人のしゃべりも おっさん特有の グチっぽい感じが全然なくて でもちょっと 気が弱そうなしゃべりかな、 それとみかんを 手でもてあそびながら レモンサワーを飲んでる客、 それを見るとはなしに ボーとして一服するおいら。 ... この瞬間、 こんなおばちゃんみたいになる 女の子と いつかいっしょになれたらなあ って思った。 それだけ。
おいらはずっと この映画を見るのを 避けていました。 こわかったんです。 そのとき持て余した 自分の気持ちを 認めてくれた気に させてくれたのが 冷静と情熱のあいだの 原作本だったから。 映画を見て 少しでも幻滅したら そのときの気持ちが 揺らぐ気がしたから。 この映画を 見ることができるのに 必要だったものは ただひとつ、 時間でした。 ... 見た感想は、 仕事に徹しているな って感じでした。 原作として 一度世に出たものは それを読んだ人々の中に イメ−ジが出来上がります。 そのイメージを 守るか砕くか、 これってとっても 難しいことですよね。 でもこの映画では きっちり守ってると思います。 監督した人はえらいねー♪ でもいささか 策士が策を労しすぎなんじゃ ないかなあ。 あおいが電話ボックスで 順正の手紙を読んで 泣き崩れるシーンで 雨が降るところとか、 順正の修復士の先生が 自殺したときに 先生が描いた 順正のヌードデッサンの 眼の部分に その血痕が 流れるところとか、 ユースケサンタマリアが 年月を追うに従い 次々と女を変えるんだけど 結局最後は 最初の子に戻るとことか。 というわけで加護さん、 まんまと策に 乗せられたよ... ケリーチャンは 冷静で意地っぱりな女の子役が すごくハマってるしね。 ... ところで昨日 遊び人同士で飲みながら ぶっちゃけトークしてたんですよ。 それによると A子ちゃんは Bという遊び人の男とヤリました。 Bは 友達を紹介して欲しいと言う A子ちゃんのために 遊び人Cを紹介しました。 次に遊び人Dを紹介して A子ちゃんは B〜D君までとヤリました。 同じ要領で E君も紹介したんですが E君はA子ちゃんのことが 本気で好きに なってしまいました。 でもA子ちゃんは E君のことを避けます。 E君に相談されたB〜D君は なんとか E君とA子ちゃんを くっつけようとしましたが 結局A子ちゃんは E君の気持ちを はっきり拒否したそうです。 この話は E君の見た目がキモい の一言で笑い話になると 思うんですが、 今のおいらは そうじゃないのでは とか思うんですよね。 例えば、 A子ちゃんが 何かをおそれていたのでは ないだろうか、と。 E君は そんな彼女の心を垣間見て その扉に触れようと したのかもしれません。 ... それと同じように この映画は 加護さんにとって そんな心の扉の 鍵だったのかも知れません。 ま、 E君の話で一番笑ってたの 加護さんなんですけどね... |