Just A Little Day
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世の中を、色眼鏡なしに見てみたら、 案外しあわせだって気付いた。 目の前のしあわせ。 あたしの両手の伸びる距離は、 案外しあわせ。
隣りの芝生を羨んだって、 裕福そうな友人を羨んだって、 両親揃った人を羨んだって、 あたしの持っていないものを持っている人を羨んだって、 あたしはあたし。
身体も丈夫。 両親は離れていてもそれぞれ健在。 実家は無くとも、松戸の家がある。 遠くても、電話一本で距離を消してしまう友達も沢山いる。
目の前に感謝。 今ある現状に感謝。
それでいいじゃない。
あたしも平和呆けしているけれど もっと呆けた生き方をしたかったな
あって当たり前 いて当たり前 当たり前のことに気付かない 当たり前だから疑問なんて、もちろん抱かない 当たり前だから、感謝だってしない
いいね。平和で。 呆けている当人は、自分が呆けていることに気付かないもの。 いいね。幸せですね。
あの人の歌を、どんな気持ちで聴いているんでしょうね。
是非聞かせてもらいたいもんだ。
強風の為、帰宅を延期。
ゆうべの夢。 〈その1〉 時は大正〜昭和初期。 どこかの御屋敷の廃墟。 ゾンビが大量発生。次々に人が殺されていく。 あたしは30〜40歳の婦人。 ストンとしたハイカラなドレスで、同じくらいの歳の婦人と二手に別れて、物置に逃げ込む。 鍵をかけそびってゾンビに追い詰められる。 後ろは窓。 格子は固そう。 もう駄目だ!!と思ったら、ゾンビが窓を指差した。 「逃げろって…??」 窓を破って必死で逃げる。 着いた先には¨おしん¨のような少女と、モンペの老婆。 「●●町の屋敷で、殺人です。警察を呼んで下さい!!」 すると老婆が一言。 「●●町なんて、歩いて行かれる距離じゃないよ。夢でも見たんじゃないの??」 そこで何故か納得。
--------------------------------- 〈その2〉 あたしは高校生。 今日は炊事遠足。 食材は数日前に買っておいた。 なぜか常温保存していた刺身もカバンにつめた。 米5kgもカバンにつめた。 いざ出発。
山の真ん中あたりで、鍋を忘れたことに気付く。
どうしよう。豚汁できないじゃん!!
…あ。炊飯器使えばいいや。
完
------------------------------ 〈その3〉 専門学校。 いつもの風景。 親友(通称・隊長)が一言。
「あたしさぁ、オーロラって、すごいオーラのことだと思ってたんだ」
完
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…。 なんでしょうね。 変な夢。
外は強い風。
思い返せば、高2の夏から高校卒業までの1年間を除いて あたしの隣りには必ず「彼氏」と呼ぶ人がいた。
あたしは結局、一人になれない。 淋しいのは厭だからなのか、恋愛体質だからなのか。 結局、一人になるのが怖いんだ。
「誰か」の存在があって初めて、自分の位置がわかる。
あたしは人一倍のファザコン。 「パパ」と呼んでしまったから、「彼氏」ではなく「パパ」になってしまった。 そのまま一緒に暮らしてしまったから、「彼氏」でなく「家族」になってしまった。
別れ話がまとまって、あたしは必死に「別れないで済む道」を探している。
もう終わりだ。行き止まりだ。この関係に未来はない。
散々そう思っていたくせに。
壊さなきゃいけない? 別れなきゃいけない? だって、ここはこんなにも居心地がいい。
午後のリビング。 西に傾きはじめた陽が、テレビに反射して眩しい。 1月4日。世間は仕事始め。12時過ぎに起きたあたしは、コーヒーを飲みながら洗濯機を回し、食器洗浄機によごれものを入れ、掃除機をかけた。 台所では食器が水音を立てて洗われている。
もう何度も見たビデオを再生し、4杯目のコーヒーを注ぐ。 今や伝説になってしまったバンドの、伝説になったライブが流れる。 戦場に散った兵士が50年後の世界へ恋人を捜しに甦る物語。
足元では犬が、あたしの脚にしがみつき、一心不乱に腰を振っている。
「人も犬も、たいして変わらないな。」
小さな頭のてっぺんを見つめ、そんなことをぼんやり考える。人も犬も、獣だもの。
正月は散々だった。 元旦は彼の実家、2日はあたしの親戚への挨拶まわり。 彼と、あたしと、犬。 皆が遠慮がちに、でも有無を言わさないかんじであたしたちに訊く。
「で、結婚は?」
彼はその度に困った顔をし、あたしが答える。
「ありませんね。」
それ以上訊いてくれるな、という思いを込めて発せられたその言葉に、あたしの親戚は困った顔をした。
去年一年間、あたしが彼に問いつづけたこと。
「ねぇ、あたしと結婚する気、あるの?」
年末に気が付いた。あたしたち、きっと結婚しない。
それにしても、あたしたちは色々と拾いすぎたらしい。 動けなくなるのは厭だ。
正月のあいだじゅう、あたしはあたしじゃないみたいだった。 誰の云う事も、あたしには届いていなかった。 身体中の針を逆立てて、必死に抵抗していた。
「誰も近寄ってこないで」
一人になるのは怖いくせに、あたしは一人になりたがる。
テレビから、ロックスターが唄う。
君は馬鹿じゃない 君は馬鹿じゃない 君は馬鹿じゃない
奇妙に明るい音がして洗濯が終わった。 これを干したら、夕飯を作らなくちゃ。 結局自分が何を考えていたのかなんて忘れて、あたしは家事に戻る。 結局自分が何を書きたかったのかなんて解らぬまま、あたしは「主婦」に戻る。
あけました。
今年の目標
「悔いのない人になる」
そして。
「遠回りしてもよかったと言える大人になる」
そして。
「自分に恥じない人になる」
今年も根暗ちゃんですが、よろしくね。
「年明けには、此処を出ようか」
そう思いながらする、大掃除。
「関係をフラットに戻そうか」
そんな話をした後で組む、お互いの親戚への新年の挨拶の予定。
♪長い間 ここは居心地が良くて いつの間にか 色々と拾いすぎた
ステレオから流れる曲
今年もあと僅か
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