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2025年12月17日(水)
なんだか高校野球で7イニング制導入の声が挙がっていたが 当然のように反対意見が多く、議論は先送りになった。 う〜ん、国会なら反対が過半数を超えていたら否決されるんだけどな。
日本高野連は大阪市内で理事会を開き、7イニング制の導入は 反対意見が多いため、継続して議論すると発表した。 1月から10回にわたって行われた「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」の 最終報告書では、2028年の第100回センバツ高校野球記念大会をめどとして、 同大会以降は硬式、軟式全ての高校野球での公式戦 (全国大会、都道府県大会)を対象に採用することが望ましいとした。 ただ、全国高校野球選手権大会では、猛暑への対策が急務で、 地方大会を含めて可及的速やかに7イニング制を採用することが望まれるとした。 歴史的、社会的な見地から、今後も甲子園で春夏の全国大会を 開催することが望ましいと記された。(スポーツ報知)
ちなみに高野連が発表したアンケート結果は以下の通りだ。
◆調査会社による登録モニター向けの調査(6月16、17日、回答者数2472) 賛成〜35.9% 反対〜25.0%
◆加盟校対象のアンケート(6月27日〜8月8日、回答校数2643) 賛成〜20.8% 反対〜70.1%
◆日本高野連のウェブサイト(期間6月30日〜7月11日、回答者数8953) 賛成〜768 反対〜7923
これだけ見ても反対が圧倒的に多いのが分かる。 現場からしたら1人でも多くの選手を出場させてあげたい気持ちはあるだろう。 それが2イニング減ることで出場機会に恵まれない控え選手も 出てくるようになるわけだからね。 それに高校球児の大半が高校で野球生活を終える。 大学、社会人、プロへ進める選手なんてほんの一握り。 なので、やはり9イニングまでやりたいと思うのは当然だ。 グランド使用時間が限られている草野球じゃないんだからさ。 なので夢に見た甲子園球場の土を踏みたいという現役高校球児の気持ちを 一番に考えてもらいたい。 2イニング減らすことで失う物の方が多い気がする。
しかし、最近の夏の暑さは本当に異常。 子供たちの健康面を考えると、長時間の試合は悪でしかない。 それを加味して、もし導入されたら導入されたで従うしかないが、 それで野球をやらない子が増えてくるかもしれないという懸念も。 ただでさえ野球をやる子が減っているのも事実だし。 まぁ、大人のエゴだけで決めないでほしいことではあるけど。
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