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2025年04月14日(月)
4月からビールが値上がりした。 今回の値上げは酒税ではなく原材料や輸送費、人経費等の高騰のため。 ビールメーカー大手4社とも値上がりだ。 結局、うちの店ではメニューを作り直したり、レジの変更をしたりするのが 面倒なのでビールの値段は据え置きのまま。 3月初めに各メニュー数年ぶりに値上げをしたが、その時もビールは 瓶もジョッキも値上げせずに据え置いた。 飲み物で一番出るのが生ビールだが、他の食べ物類を10円〜100円ほど 値上げさせてもらったので、せめて一番よく注文されるビールくらいは 値上げしないでおこうと考えての据え置き価格。
ところで居酒屋やバーで瓶ビールを注文すると、ほとんどの店では 栓を抜いて提供される。ちなみに、うちの店でもそうだ。 これは「サービスだから」の他にも理由がある。
その理由とは何番でしょう。 1.栓抜きが使えない人がいるから
2.注文を取り消される可能性があるから
3.未開栓の酒類を販売するには免許がいるから
答えは簡単、3の「未開栓の酒類を販売するには免許がいるから」だ。
飲食店でビールの栓を抜かずに提供すると、持ち帰ることもできてしまうため 「酒類の販売」と判断される可能性がある。 開栓された酒類を提供するなら飲食営業許可があればいいが、 未開栓の酒類を販売するには、酒類販売業免許が必要であることが 酒税法で規定されているのだ。 だが通常、こうした店では免許取得にコストがかかってしまうなどの理由から 免許を取得していないことが多い。 そのため、ビールは開栓してから客に提供しているのである。 うちの店でも当然、飲食営業許可はあるが酒類販売業免許は取得していない。
しかし疑問が…。 うちの店でも2種類の焼酎のボトルを出しているが、 2種類ともボトルの場合は栓を開けずに提供している。 また冷用酒やワインのハーフボトルも開栓せずに提供し、 お客さんが自分で開けている。 なので開けなければ、もしくは開けたとしても閉められる蓋なので 持って帰ろうと思えば全然、できてしまう。 あくまでも栓抜きで開けなければならない酒類は栓を抜いて提供するが、 捻って開ける栓の酒類に関しては、そのまま開けていない状態で提供するが この辺はグレーゾーンなんだろうか。
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