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2024年07月10日(水)
7月7日の七夕の日に行われた東京都知事選。 都内の有権者数は1100万人以上で前回2020年の都知事選の時より 約65000人も増え過去最多であり、ひとつの地域の首長を決める選挙としては 世界一の規模だという。 また東京都の年間予算規模はスウェーデンやオーストリア、チェコなど 中規模国家並の16兆円とも言われている。 そのメガシティ東京のトップを決める選挙は、現職の小池百合子が 20時の開票と同時に当選確実が出て2位以下に大差をつけ圧勝。 3度目の当選が決まった。
今回の都知事選、前回の22人を大幅に超える56人もの立候補者。 しかし、その大多数は泡沫候補ばかりなので小池百合子の3選は順当な結果だ。 まぁ、都民が小池百合子を選んだというよりは、正直言って他に選ぶべき人が いなかったというのが本音でもある。 今までも必ず現職が当選してきた都知事選だが、ライバルが小物ばかり。 立憲民主党と共産党が推した蓮舫は絶対にないと確信していた。 だいたい立憲と共産党が組むこと自体、根本的におかしい。 社民党と共産党が組むなら分かるが、ただ選挙のためだけの同盟っていうのも 有権者をバカにしている。 国会で野党第一党の立憲民主党の支持が上がらないのは そんなことを簡単にしてしまう薄っぺらさだろうね。 党としての信念がなければ支持率なんて上がらない。 広島県安芸高田市の市長を途中で投げ出した石丸なんとかも器じゃない。 とりあえずネットを駆使して2位には入ったが惜しくも2位ではない。 あれだけトップと差が付けられれば惨敗の2位だ。 安芸高田市すらまとめられない人間が東京のトップなんて勤まるわけない。 そう考えれば現職の小池百合子一択になる。 まぁ、今まで都知事として大きな失策もなかったし、数年はコロナ対応で 大変だったし、それらのことを加味しての圧勝だったと感じた。 しかし、今後に取り組むべき課題は多いのは確かだ。 東京も少子高齢化が進んでいて、遠くない将来には人口減少も始まる見通し。 それをどう食い止められるか注目したい。
今回の都知事選投票率は60.62%と平成以降で2番目の高さだった。 選挙は我々、一般市民が政治に参加できる唯一の機会なので、積極的に投票すべき。 投票しなかった人に政治批判する資格はないと思うのでね。
一方で候補者が乱立した影響か、選挙とは無関係のポスターの掲示が相次ぎ 大きな問題となった。 掲示板には候補者と無関係のポスターが大量に貼られ、品位を欠く政見放送も。 有権者を愚弄するような活動をどう防ぐのか。 公職選挙法の見直しは絶対にする必要があると思う。
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