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2023年02月16日(木)
厚生労働省が新型コロナウイルス感染症の名称を 「コロナウイルス感染症2019」(略称・コロナ2019)と 変更する方向で調整しているらしい。 新型コロナの感染症法上の位置付けが5月8日に危険度の高い「2類」から 季節性インフルエンザ並みの「5類」に緩和されるのに伴い、 呼び方を変えるという。 「新型」という表現を止めることで特別視するような見方を減らし、 平時への移行を進める狙いがあるからだそうだ。
って、なんだかな〜。 元々、新型コロナはCOVID-19というのが国際名称で使われている。 これは2020年2月の段階でWHOが命名している。 (2019年にWHOに報告されたということで19が使われている) 通常、ネーミングって「これから使うもの」に付けるもので、今回のように 「これまでのもの」に新たに付けるって、あまり聞いたことがない。 まぁ「コロナ2019」という、かなり時間の経過した過去の年号を使うことで 「過去のもの」という印象を植え付けたいのかもしれないけど。 だけど、世界標準のCOVID-19でいいんじゃないのかね。 わざわざ日本だけ変える意義がよく分からん。
そもそも最初の新型コロナというネーミングが良くなかった。 王冠(CORONA)のような形をしているウイルスだから 単純にコロナウイルスと言っていただけ。 海外においてCOVID-19 は 「Corona Virus Infectious Disease, emerged in 2019」を短くした命名だが、 COVID-19それ自体が正式名称であり、決して略称ではない。 つまり、世界では2019年に生まれた新型のコロナウイルス感染症という概念ではなく COVID-19というインフルエンザとは全く異なる未知のウイルスの概念に基づいて 議論が行われ、行動様式が生まれている。 しかし、日本はコロナという王冠に目を奪われ、未だにインフルエンザとの比較で あれこれ議論が展開されている。 COVID-19という世界で通用する名称を使ってこなかったマスコミと政治家が悪いね。 そして今後も「コロナ2019」なんてB級映画のような名称を使おうとしている。 そんなくだらないこと考えるヒマがあったら今、国民が本当に悲鳴あげている問題、 たとえば物価高騰、原油価格高騰、電気代高騰、コロナ禍の不景気対策などに 時間とカネを費やしてほしいよ。 今後のコロナの呼び方どうこうより、これらの国民の生活経済に直結する問題を できるだけ早く緩和することを真剣に考えてもらいたいものだ。 岸田政権も厚生省も、これ以上、我々国民の神経を 逆撫でするようなことは止めてもらいたいね。
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