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2022年07月22日(金)
今年で33年目の草野球シーズン真っ只中である。 今季も行動制限はないがコロナ禍でのシーズンとなった。 一昨年のように開幕が大幅にずれ込むこともなく、昨年同様に春から活動できたが リーグ戦では2年連続して4チームで計6試合の超短期集中大会。 昨年は29年目44大会目にして初の最下位に終わったが、 なんとか今大会は2年連続最下位を免れ3位に滑り込むことができた。 2年連続してリーグ戦が6月中に終わるという超短期集中型のため、 いよいよ今週末から夏の練習試合が始まる。 昨年はリーグ戦が6試合で練習試合が7試合と一昨年に続いて 練習試合の方が多かったが、2年連続でリーグ戦より練習試合の方が多いのは 2005年〜2006年以来のことだった。 まぁ、当時2005年も2006年も年間22試合を行っていた。 ちなみに2001年から2006年ま6年間は年間20試合以上なので 常にリーグ戦10試合より練習試合の方が多かったけど。
2022年現在、草野球のチーム運営は非常に楽になったと思う。 以前は練習試合を行うにもグランド確保や対戦相手探しが大変だった。 ハガキで応募したり、決められた日の朝に直接グランドまで行って抽選だったり。 グランドが無事に取れたとしても対戦相手探しも大変。 試合1週間前とかに近くのバッティングセンターやグランドまで行って 直接、声をかけて対戦をお願いしたこともあった。 またバッティングセンターには「対戦募集」や「選手募集」の貼紙も多くあった。 今は対戦相手探しもグランドも、メンバーの出欠も何もかもが インターネット(スマホ)でできてしまうので本当に楽になったと思う。 チームを創った当時は週刊ベースボールの読者コーナーに 草野球の対戦募集やメンバー募集を出したりもしていたっけ。
そんな中、1996年と1997年の2年間だけ発売された草野球の本がある。 首都圏の草野球チームが掲載されている「草野球名鑑」だ。 チーム名や集合写真はもちろん、ランク、連絡先、活動日や地域、チーム戦績、 選手紹介、チームの特徴、コメントなどが一挙掲載。 選手紹介欄では各選手の背番号、投打、守備位置、打撃成績のみならず、 年齢、職業、出身地、出身校、寸評まで記されていて、チームと関係ない読者でも 何気に楽しむことのできる名鑑となっていた。 当時は個人情報保護法などもなく、普通に代表者の住所や電話番号が掲載されていた。 ちなみに以前、チームに所属していたマツは「草野球名鑑」を見て 直接、自分の家に入団希望の電話してきたな。
その後、インターネットの普及により「草野球の窓」を皮切りに 「草野球の鬼」「草野球情報局」「関東草野球情報・野球天国」「草野球の輪」 「草野球三昧」「幻のマネージャー」「草野球なんでも広場」「ウェブリーグ」等々 多くの草野球コミュニティサイトが誕生し、紙媒体の選手名鑑や 練習試合マッチング目的のバッティングセンターでの貼紙も姿を消した。 我がチームも数か所の草野球コミュニティサイトに登録をしていた。 そして、それらのサイトから対戦相手を見つけたりもした。 しかし、残念なことに2022年現在、上記のサイトは全て閉鎖されていて 今、残っているのは「草野球3番地」のみである。 いかに草野球チームが減少しているかが、はっきり分かる。 まぁ、結成して3年も続けばスゴイと言われるのが草野球チームだ。
インターネットの台頭により草野球の世界は便利な時代にはなったものの、 顔が見えないためネットの文字だけを信用しなければいけないので 様々なトラブルを巻き起こすことになった。 昔は不便な時代ではあったが、お互い対面から始まる 試合マッチングだったこともあり、トラブルは少なかったが、 特にチームのレベルに関しては完全に自己評価なので「こんなはずじゃなかった」 というチームとの対戦になってしまうことも度々起こった。 自チームのレベルを2と自己評価し、同レベルのチームを募集するも いざ試合をしてみると、どう見ても同レベルではない強いチームが相手の時もある。 向こうが自分たちを自己評価でレベル2としているのかもしれないが こればかりは基準がないため、相手の自己評価を信じるしかない。 自分たちの主観で付けるレベルに関しては草野球界永遠の課題だろうね。
最近ではスマホ専用の対戦相手募集マッチングアプリも出てきた。 昨年、何試合か練習試合の相手をマッチングアプリで探してみたが、 やはりレベル問題は自己評価のため、どうにもならない。 おかげで、メチャクチャ強いチームとの対戦もあって惨敗もした。 便利な時代ではあるのは確かだけど、顔が見えないってのは何かと問題だ。 まぁ、試合当日に対戦相手が来ないというドタキャンとかは今まで1度もないけど、 中には結構、あるみたいだし。 なので初めての対戦相手の場合、携帯番号、携帯アドレス、LINEのIDを必ず聞いている。 最近は携帯アドレスを持っていない人もいるがLINEは必ずやっているので そんなときはLINEでのやり取りが既読もつくので便利だ。
年々と便利な時代になってきているが、我がチームも来年いっぱいで解散の予定。 さすがにチームは高齢化してきたので練習試合はユルイ相手と戦いたいのか本音。 今後もインターネットやマッチングアプリで対戦相手を探すことになるが 明らかに同レベルでないチームと当たった時は、なんかやる気がなくなってしまう。 応募してきた後、ホームページを探したりして見極めてから決める必要があるのかも。 とりあえず今週末の対戦相手もマッチングアプリ経由だが、どんな試合になるやら。 平均年齢が我がチームと近いのが決め手になったんだけどね。
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