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2021年08月30日(月)
7月26日以来、東京の新規感染者数が2000人を切った。 これで8日連続で前週の同じ曜日を下回ったことになる。 日本全国でも13638人で、2週間ぶりに15000人を下回った。 さすがにピークアウトしたのか? しかし、日本全国での重症者は前日から5人増の2075人で、 18日続けて最多を更新している。 それに夏休みが終わって学校も始まり、人の動きは止まっていない。 なので、まだまだ安心するには早い。
少し感染者数が減ると 「コロナはただの風邪」 「欧米と比べれば、さざ波」 「若者は軽症で済む」 「感染者ではなく重症者で考えるべきだ」 「インフルエンザも自宅療養している」
などの発言も散見してくるが、これって正直、罪な発言だと思う。 これを目にして、耳にして、人々の気が緩む。 そして街は人が溢れる。 これらの発言を「正常性バイアス」っていうんだろう。 ちなみに「正常性バイアス」とは、心理学用語で、自分にとって 都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。
もし、その発言が本当なら 「なんだ、平気なんじゃん」 「みんな外に出ている」 「ただの風邪なら大丈夫じゃん」 「マスクなんかせずに自由に活動しよう」 などと自分勝手な解釈をしてしまう。 その結果、コロナに罹って、自宅療養で家族にもうつしてしまう。 仮に入院できたとしても、人工呼吸器を気管に突っ込まれる。 仕事も長期間、休まなければならなくなるし、職場の機能もストップしてしまう。 治ったとしても人によっては味覚障害などの後遺症もあるらしい。 2000人を切ったからといっても、1年前の8月30日は148人だったんだから なんか数字に麻痺しちゃってる感はあるね。
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