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2021年02月01日(月)
先日、第3次補正予算が成立した。 総額19兆1761億円、そのうちコロナ対策費は4兆3581億円。 GoToトラベルに1兆でGoToイートに500億。 残りは脱炭素化やデジタル化といった「経済構造の転換」の予算と公共事業。 これを見ると相変わらず経済優先ということがはっきり分かる。 コロナ対策費って、これで足りるのか? 脱炭素やデジタル化や公共事業は補正予算でなく本予算で組めばいいんじゃないの? これの理由って景気の下支えなの? だったら国民に再び10万円配った方が、みんな消費に使って景気の下支えになるぞ。 そして、何より気持ちが前向きになる。 あと、相変わらず全国にコロナをまき散らすGoToトラベルの予算が1兆円って…。 やるならGoToとコロナ蔓延の関係を検証してからやってへほしいよ。 そして当初の目的通りにコロナがある程度、収束してからやれよ。 ほんと、どうして観光業ばかりが優遇されるのか? やはり二階俊弘のご意向だろうけど。 苦しい業種は他にもたくさんあるのにね。
国会では蓮舫に問い詰められて菅首相はこんな発言。 「少し失礼ではないか。私は少なくとも総理大臣に就任してから なんとかこのコロナ対策、1日も早く日本に安心を取り戻したいという想いで 取り組んできたのです」 「緊急事態宣言、後出しとか色々な批判はあります。 そうした中で私自身、迷いに迷って、悩んで悩んで判断をさせて頂きました。 その言葉が通じる通じないは私に要因があるかもしれませんが、 私自身は精いっぱい取り組んでいます」
確かに、あの時の蓮舫はテレビ中継が入っているのを知っていて パフォーマンス的に問い詰めていた。これはこれで問題だ。 まぁ、蓮舫が何を言っても「自分のことを棚に上げて」としか見れない人は多い。 全然、説得力ないし、ただただウザイだけ。 いまだに、あんな奴を議員にした東京都民が大勢いることが信じられない。 蓮舫に関してはどうでもいいけど、問題は総理の発言。 なんか精神論に聞こえてしまう。 「俺は一生懸命に頑張っているんだ」って。 こんなことさ、もし会社で言ったら呆れられるぞ。 企業、そして政治は何よりも結果がすべてなんだから。 どんなに頑張っていても、これを自分で言わないのが大人ってもんだ。 なんだか情けなく感じた。
あと、問題になっているのがこんな発言。 立憲民主党の石橋通宏議員の「収入を失い路頭に迷う人々、命を失った多数の 人々に政府の政策は届いているのか?」という質問に対し、 一国の総理は「いろいろな見方がある。政府には最終的に生活保護があり、 セーフティーネットを作っていくのが大事」 確かに「最終的に生活保護がある」っていうのは事実。 でも、総理大臣がこれを言ったらダメじゃないの? なんか自らの無策を語っているようなものじゃん。 政治家の仕事って、国民が生活保護に至らないようにするのことじゃないの? しかも生活保護が認められるには、資産のチェックや親戚が扶養可能かなどの いくつもの高いハードルがある。 これって、菅義偉首相の政治理念「自助・共助・公序そして絆」の悪い面が出ている。 菅首相の発想の基本は「まずは自分で何とかしろ。次に家族や周囲に 何とかしてもらえ。それでも、どうにもならなかったら国が助けてやる」 要は「国に甘えるな」これが先程の発言に繋がった。 これは平時なら、ひとつの見解かもしれないが今は有事だぞ。 有事なんだから発想の転換をしてくれなくちゃ。 それでいて観光業はGoToという「公序」で積極的に助けてるし。 まずは「自助・共助・公序」という発想を捨ててみたらどうだろうか? 「最終的には生活保護がある」って、もうこれ半分無政府状態だろ。
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