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2021年01月14日(木)
とりあえず緊急事態宣言に伴う時短で営業を続けているが 20時閉店って正直、商売としては全く成り立たない。 一応、開店時間を1時間早めて16時からにしているが 早い時間なんてほとんど来客は見込めない。 しかも19時にオーダーストップなので18時台前半に来店してもらえないと あっと言う間にラストオーダーになってしまう。 どの飲食店もこんな状況で頑張っている。
まぁ、今回は補償が都からだけでなく国からも出て1日60000円。 これが緊急事態宣言中31日間なので総額186万円になる。 宴会需要が全くない状況なので、時短せず普通に店を開けていたとしても 1ヶ月で186万円の稼ぎは絶対に期待できない。 なので、自社ビルで営業しているうちのような店にとっては 今回の補償はとてもありがたい。 店を開けずに緊急事態宣言中は全日休業してもいいくらいだ。 あまり休みすぎても仕方ないので開けて入るけど。 ただ来週の月曜は厨房のエアコン工事を入れたので臨時休業予定。 本来なら営業に差し支えがあるため入れられなかった工事や点検作業も 今回の緊急事態宣言中なら無理に店を開けなくてもいいので 日程を組みやすいのは事実だ。
今は来客数が読めないため仕入れは極力少なくしている。 さらに日持ちしない食材はあえて仕入れをしないことにしている。 今の時期だと牡蠣が目玉になっているが、賞味期限も短いので 豊洲市場での仕入れはストップした。 せっかく来てくれたお客さんには申し訳ないが、食材ロスを防ぐため 日持ちしない食材を使う料理は販売停止にしている。
そういえばサイゼリアが生ビールを止めて缶ビールに切り替えたというニュース。 生ビールは開封してガスを入れたら2週間くらいで賞味期限が切れ、 味が薄くなったり、酸っぱくなったりしてしまう。 生ビールというだけあり「生もの」なのだ。 大勢の宴会需要がなくなり、うちの店も無駄になってしまった経験から 15リットル入りの樽生を7リットル入りの樽生に変えている。 それでも最近のお客さんはアルコールを飲まなくなった。 客層は会社から外食禁止が言い渡されているサラリーマンやOLが姿を消し 若い人が中心となっているが若い人たちは酒を飲まない人が多い。 さらに宴会から食事に変わっているので、食べたらすぐ帰る。 宴会もなく長時間の滞在もないので必然的に客単価は低い。 とりあえず緊急事態宣言中は補償のおかげで儲けなんて気にせず営業できるが 果たしてこれがいつまで続くのやら。 本当に2月7日で感染者数が減り緊急事態宣言が解除されるのだろうか? また昨年春の時のように1ヶ月ほどの延長とかになりそう。 それも仕方ないと思うけど、今回と同じくらいの補償が セットしてなくちゃ意味はないだろうね。
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