Web Masterの日記



パンダ

2020年12月22日(火)

パンダと言っても上野動物園のシャンシャンのことではない。
まぁ、シャンシャンも本来なら今年いっぱいで中国に渡さなくてはならなかったが
コロナ禍のため来年5月まで延期になったけど。
自分が言うパンダとは和歌山のアドベンチャーワールドのパンダのこと。
11月22日、約2年ぶりにアドベンチャーワールドでパンダの赤ちゃんが産まれた。
当初はオスだと発表されたが、実はメスだったらしい。
パンダの性別は小さい時は分かり難いので間違いはよくあるという。
それにしてもアドベンチャーワールドで産まれたパンダはこれで17頭目。
よほど環境がパンダにマッチしているんだろうな。
今回は新型コロナの影響で中国四川のパンダ保護センターから
職員が来れなかったので、初めてアドベンチャーワールドのスタッフだけで
パンダの出産に臨んだという。
何度も経験があったとしてもスタッフだけというのは心細かったと思うが
無事に元気なパンダ赤ちゃんが産まれ、アドベンチャーワールドはパンダ飼育において
またひとつレベルを上げたのではないだろうか。
早く新型コロナが終息し、またアドベンチャーワールドに遊びに行きたい。
それにしても2012年から双子を入れると6頭連続メスのパンダばかり。
オスのパンダは2010年にオスとメスの双子が産まれた時が最後。
パンダってメスの生まれる確率が高いのかな?
上野のシャンシャンもメスだし。

ちなみに産まれたパンダの名前を募集しているが、
アドベンチャーワールド産のパンダはみんな名前に「浜(ひん)」が付く。
中国四川ではアドベンチャーワールド産パンダのことを「浜家」と呼んでいる。
今回のメスパンダの名前は何浜になるんだろうか?
自分の予想では令和初のパンダなので「令浜(れいひん)」に一票。


引き渡し

2020年12月21日(月)

今日は板橋区下赤塚にある住宅販売会社の成増支店にて
先日、売買契約の済んだ実家の引き渡し日。
初めて訪れる場所だが銀座一丁目から有楽町線で地下鉄赤塚まで
乗り換えなく行くことができたのでそんな遠くは感じなかった。
駅から川越街道沿いの住宅販売会社へは歩いて5分くらい。
駅の周りには様々な店も多くてそれなりに栄えていたな。

登記関係を受け持つ司法書士へ書類に署名、捺印や
銀行での着金確認も終え完全に売買が終了した。
新型コロナがなければ、もう少し高く売れたのかもしれないが
最初に自分が予想していた金額よりは全然高い売値なので納得している。
早ければ年内にも実家の解体が始まるらしい。
なんか呆気ない感じもしたが、これで本当に実家がなくなってしまった。
寂しい気もするが人の住んでいない家は朽ちていくだけだ。
そうなる前に納得できる値で売れて良かった。



822人

2020年12月17日(木)

東京、昨日の感染者数678人でも驚いたのに、今日は822人。
700人台を飛び越えて、いきなり800人台かよ。
勝負の3週間は結局、感染者数を増やしただけで国の完敗に終わった。
政治家連中に危機感が感じられないので勝てるわけない。
GoToトラベル停止も遅すぎだし、やること全て得意の後手後手。
これからクリスマスだ、年末年始だと感染源となる行事が続く。
東京の1000人台突入も秒読みか?
都知事が発出した「年末年始コロナ特別警報」が果たしてどれだけ効果あるのか?
マジで今年の年末年始は完全巣ごもり生活だな。


旧紙幣

2020年12月16日(水)

実家の金庫から旧紙幣や旧硬貨、記念硬貨などが大量に出てきた。
旧紙幣といっても聖徳太子の一万円札、五千円札や伊藤博文の千円札、
岩倉具視の五百円札などだ。
旧硬貨は昔の100円玉や穴の開いていない50円玉など。
記念硬貨は古いものでは札幌五輪の100円玉や沖縄海洋博の100円玉、
長野五輪の5000円玉なんてのもあった。
これが、どれだけの値が付くのか買い取り業者に聞いてみたら
まず旧紙幣や旧硬貨については現在も正規のカネとして使えると
日本銀行が発表しているため額面通りにしかならない。
もちろん紙幣で製造番号がぞろ目とか印刷エラーとか珍しいものは
それなりの価値があるようだが、ぱっと見そんなものはない。
たとえば伊藤博文の千円札で買い物をした場合、日本銀行が認めているカネなので
店側は受け取りを拒否できないらしい。
これは日本銀行のホームページにも掲載してあった。
金庫に保管してあった旧紙幣、旧硬貨について全て現在も使えるカネとして
扱われるものばかり。
かなり昔の壱圓札とか十銭とかだったら現在は使うことができないので
古銭として買い取り対象になるらしい。
記念硬貨についても発行枚数が多いものに関しては、ほとんど額面通りだとか。
あと保管状態が良いものでないと買い取ってもらえない。
ちなみに実家の金庫に眠っていた記念硬貨は全て発行枚数が多いものばかり。
そしてファイルなどに入れていないので保管状態も良くない。

旧紙幣は使えるカネなので買い取り業者では両替すらしてもらえないという。
数社聞いてみたが答えはどこも同じだった。
さらに今後、50年以上は価値が上がることもないという。
ならば使いづらい旧紙幣のまま取っていても仕方ないので
銀行で換金してしまった方がいいと思い、取引のある銀行に連絡すると
口座に入金することは可能だというので早速、銀行の窓口に持っていき入金してもらった。
枚数が300枚近くあったので確認に1時間くらいかかったが
無事に旧紙幣、旧硬貨とも口座に入金してもらえた。
記念硬貨は多少のイロを付けてくれて買い取り業者がすべて買い取ってくれた。
額面に微々たる金額しか上乗せしてもらえなかったが、まぁ、そんなものだろう。

昔のお札とかいっても、結局は日本銀行から使えるとお墨付きを貰えているので
額面以上の価値がないということが分かった。
なので、もうすぐ日本のお札が新しくなるが、今の札を保管していても
額面以上の価値は出ない。
やっぱりカネは残さずに使い切った方がいいってことだ。
あまり残しておくと、自分が死んだ時、周りに迷惑かけることになるからね。

ちなみに実家にあったシングル、LP合わせて325枚のレコードも
レコード買取専門業者に送って査定してもらったが2050円にしかならなかった。
まぁ、ほとんどが昭和50年代以降の歌謡曲ばかりなのでカネになりそうなものはない。
そう予想していたけど、一番値が付いたのが「平尾昌晃・畑中葉子」のシングルと
「倉田まり子」「岩井小百合」のLPだった。
あとはシングルは1円〜10円でLPは10円〜50円くらい。
よほどレアなレコード以外は値段なんて付かないものだ。

絵画や洋酒、着物などは実家まで出張買取に来てもらったが
よく分からない絵画数点に掛け軸は全部で50000円。
洋酒は1本500円くらいで着物はシビアで家紋付は0円。
汚れやシミ、カビなどがあっても0円だった。
あと江戸切子のぐい呑みとかワイングラスも売ることができた。
実家売却に向け、とりあえず売れるものは全部売ったかな。


今年の漢字

2020年12月15日(火)

年末恒例の今年の漢字が昨日、発表されたが、2日の日記で予想した通り
やはりコロナ禍から「密」が選ばれた。
新型コロナウイルスの流行で感染リスクが高まるとされる
「3密」を避ける意識が広まったほか、人との「密接」な関わりの大切さが
再認識されたことなどが理由となっている。
2位は「禍」3位は「病」でコロナ関連が上位を占めた。
ちなみに4位は「新」5位は「変」6位は「家」7位は「滅」8位は「菌」
9位は「鬼」10位は「疫」で「鬼滅の刃」関連もトップ10入りした。

本来なら今年はオリンピックイヤーだった。
しかも自国開催なので間違いなく五輪関連の漢字が選ばれていたはず。
それが世界中に猛威を奮った新型コロナによって
延期に追い込まれてしまったのだからやるせないね。
そのコロナ渦の1年で選ばれた漢字が「密」
「3密」も流行語大賞に選ばれたし、やたらと「密」と言う単語を目にした。
コロナ関連の中でも最も印象度の強かった漢字だったのかも。

昨日、GoToトラベルの全国一時停止が遅すぎる発表となったが
まだまだコロナ渦は収まる気配がない。
イギリスやアメリカではワクチン接種も始まったのであと1年位の辛抱かな。
だけど来年に延期となった東京オリンピックも無事に開催されるのか不安だ。
それでも来年は明るいニュースの中から今年の漢字が選ばれてくれることを
心の底から願いたいね。

ネットに過去の「今年の漢字」一覧と説明があったので丸ごと転載。

■1995年〜2019年の漢字は以下の通り
▽2019年「令」
新元号「令」和に新たな時代の希望を感じた一年。
「令」和が日本最古の歌集・万葉集からの出典で、
海外にBeautiful Harmony=美しい調和と説明されたことや、
「令」の字が持つ意味・書き方にも注目が集まった。
また、法「令」改正、法「令」順守、警報発「令」、
避難命「令」としても使われた年。

▽2018年「災」
北海道胆振東部地震、大阪府北部地震、島根県西部地震、西日本豪雨、
台風21号、24号の直撃、記録的猛暑など、自然「災」害の脅威を痛感した一年で、
「災」害の経験から全国的に防「災」意識が高まり、
多くの人が自助共助の大切さを再認識した年。

▽2017年「北」
「北」朝鮮ミサイルの「北」海道沖落下や九州「北」部豪雨などの災害から、
平和と安全の尊さを実感した年。

▽2016年「金」
リオ五輪に沸き、東京五輪に希望を託した「金」(キン)と、
政治と「金」(カネ)問題に揺れた年。
スポーツ界に新たな金字塔、マイナス金利初導入、
シンガーソングライター(ピコ太郎)の金色衣装などにも注目が集まった。

▽2015年「安」
「安」全保障関連法案の審議で、与野党が対立。
採決に国民の関心が高まった年。世界で頻発するテロ事件や異常気象など、
人々を不「安」にさせた年。建築偽装問題やメーカーの不正が発覚し、
暮らしの「安」全が揺らいだ。
パンツ一丁の芸人の“「安」心して下さい”のフレーズが流行するなど、
人々が「安」心を求めた年。

▽2014年「税」
消費「税」率が17年ぶりに引き上げられ「税」について考えさせられた年。
「税」に関わる話題が政財界で多く取り沙汰された1年。

▽2013年「輪」
日本中が「輪」になって歓喜にわいた年。人とのつながりの「輪」を感じた1年。
未来に向けた更なる「輪」を実感、注目。

▽2012年「金」
「金」に関する天文現象の当たり年。数多くの「金」字塔が打ち立てられた1年。
「金(かね)」をめぐる問題が表面化。

▽2011年「絆」
東日本大震災をはじめとした大規模災害により身近でかけがえのない人との
絆をあらためて知る。なでしこジャパンのチームの絆にも感動。

▽2010年「暑」
夏の全国の平均気温が観測史上最高を記録して、熱中症にかかる人が続出。
また、チリ鉱山事故で暑い地中から作業員全員が無事に生還。

▽2009年「新」
さまざまな「新しいこと」に期待し、恐怖を感じ、希望を抱いた一年。
世の中が新たな一歩を踏み出した今、新しい時代に期待したい。

▽2008年「変」
日米の政界に起こった変化や世界的な金融情勢の変動、
食の安全性に対する意識の変化、物価の上昇による生活の変化、
世界的規模の気候異変など様々な変化を感じた年。

▽2007年「偽」
身近な食品から政界、スポーツ選手にまで、次々と「偽」が発覚して、
何を信じたら良いのか、わからなくなった一年。

▽2006年「命」
悠仁様のご誕生に日本中が祝福ムードに包まれた一方、
いじめによる子どもの自殺、虐待、飲酒運転事故など、痛ましい事件が多発。
ひとつしかない命の重み、大切さを痛感した年。

▽2005年「愛」
紀宮様のご成婚、「愛・地球博」の開催、各界で「アイちゃん」の
愛称の女性が大活躍。残忍な少年犯罪など愛の足りない事件が多発したこと。
「愛」の必要性と「愛」欠乏を実感した年。

▽2004年「災」
台風、地震、豪雨、猛暑などの相次ぐ天災。
イラクでの人質殺害や子供の殺人事件、美浜原発の蒸気噴出事故、
目を覆うような人災が多発。「災い転じて福となす」との思いも込めて。

▽2003年「虎」
阪神タイガースの18年ぶりのリーグ優勝、
衆議院選挙へのマニフェスト初導入で政治家たちが声高に吠(ほ)えたこと、
「虎の尾をふむ」ようなイラク派遣問題など。

▽2002年「帰」
北朝鮮に拉致(らち)された方の帰国、日本経済がバブル以前の低い水準に戻ったこと、
昔の歌や童謡のリバイバル大ヒットなど「原点回帰」の年。

▽2001年「戦」
米国同時多発テロ事件で世界情勢が一変して、対テロ戦争、炭そ菌との戦い、
世界的な不況との戦いなど。

▽2000年「金」
シドニーオリンピックでの金メダル。南北朝鮮統一に向けた
"金・金"首脳会談の実現。新500円硬貨、二千円札の登場など。

▽1999年「末」
世紀末、1000年代の末。東海村の臨界事故や警察の不祥事など
信じられない事件が続出、「世も末」と実感。来年には「末広がり」を期待。

▽1998年「毒」
和歌山のカレー毒物混入事件や、ダイオキシンや環境ホルモンなどが社会問題に。

▽1997年「倒」
山一證券など大型倒産の続出や、サッカー日本代表が並みいる強豪を倒して
ワールドカップ初出場決定。

▽1996年「食」
O-157食中毒事件や狂牛病の発生、税金と福祉を「食いもの」にした汚職事件の多発。

▽1995年「震」
阪神・淡路大震災や、オウム真理教事件、金融機関などの崩壊に“震えた”年。


なにが勝負の3週間だ

2020年12月14日(月)

「勝負の3週間」と言いながら、国は無策なので結局のところ感染者数を増やしただけ。
やっとGoToトラベルに関して一時停止を発表したが遅すぎだろ。
前から都知事が国に対して言っていたし、医師会も分科会も提言していたのに
何もしないで、国はお決まりの「マスク、手荒い、うがい」しか言っていなかった。
この「勝負の3週間」だって、勝負していたのは医療従事者だけだ。
いや、医療従事者はコロナ感染者発生から、ずーっと勝負していた。
いずれにしろ「勝負の3週間」なんて標語にもならなかった。
この勝負は政府の負けだ。
そもそも戦ってもいないのだから勝つわけない。
第一波の時「人との接触を8割減らしましょう」と言っていたのはどこに行ったのか?

だいたい「皆さん、こんにちは。ガースーです」なんて
菅総理がニコ生に出演して発した第一声がこれだ。
まぁ、これが総理の現状認識をあらわしているんだろうな。
「日本の現状はまだ大したことない」
「死者はアメリカやヨーロッパほど出ていないじゃないか」
「医療現場の逼迫もマスコミと一部の医療関係者が煽ってるだけだろう」
みたいな感じなんだろう。
真剣にヤバイと考えていたら、冗談でもこんな発言は出てこない。
というか、ニコ生になんか出ずに記者会見を開いて必死にヤバさを訴えてるだろ。
国のトップがこんな緩さだから国民も弛んでしまう。
学者や専門家の意見に耳を傾けないのも菅総理の特徴なのかもしれない。
科学的知見を信用せずに自分のお仲間の利権漁りの中で政治判断している。
異論を唱える者を排除してきたから広い目で物事を見ることもできない。

我々、国民は結構、疲れてると思う。
どこに行くにもマスクして手洗いして店に入る時はアルコール消毒して。
外出はどうしてもという時以外は控えているし外食もためらわれるし、
この状況がずっと続くんじゃないかと思ってしまうし…。
まして医療関係者や明日にも店や会社がつぶれそうな人、解雇されそうな人なら尚更だ。
そんな中でノー天気に「こんにちは、ガースーです」だもんな。
ほんと萎えるわ。おまけに覇気はないし目は死んでるみたいだし、
お願いばかりで対策をしないし、全然メッセージを発信しないし。
ほんと疲れるわ。
今回の件は前総理の安倍晋三「家で過ごそう」動画を思わせる。
こういうのを聞くたび、こちらのエネルギーが削がれていく気がしてならない。
なので、もはやこの国の政治に何も期待していない。
菅義偉の望みどおり「自助」で頑張っていくしかないと思ってる。
だけど一方で「公助」を大切にする政治家がトップで様々な発信をしてくれたら
一緒にガンバロウって気になり、社会も少しは良くなるんじゃないかとも思うんだな。


寂しい12月

2020年12月11日(金)

なんなんだ、今年の12月は。
こんなに寂しい12月は初めてだ。
19時以降はほとんど人が歩いていない。
もちろん忘年会なんて皆無なので来客数激減&売上激減。
すべて新型コロナのせいだが、感染拡大防止のために
国はなんかやってくれてるのか?
いい加減にGoToトラベルを一旦停止しろ。
分科会から提言されているのに頑なに停止しない理由が分からん。
これじゃ何のための分科会なのかも分からん。
政治家って楽な商売だな。
「マスク、手洗い、うがい、消毒…」って、国民に呼びかけるだけで
カネ貰えるんだから。
そんなこと今さら言われなくたって、みんなやってるよ。
ほんと日本の政治家って最悪だ。


豊洲市場クラスター

2020年12月10日(木)

新型コロナウイルスの感染者が相次いでいる大阪や北海道は大変なことになっている。
東京も今日ついに1日の感染者数が600人を超えてしまい
全国でも1日3000人近い感染者数となってしまった。
これからクリスマスや年末年始もあり、まだまだ感染者数が増加しそうだ。
それでも国はGoToトラベルを続けている。
医師会も分科会も一旦、停止を提言しているのに何で続けているのか意味が分からん。

感染者数が増えている東京で実はあまりニュースで取り上げないが、
東京の台所でもある豊洲市場で昨日3人の感染が判明し、
8月15日以降で160人と急増している。
豊洲市場では感染拡大を受け11月から約1ヶ月かけて自主検査を実施し、
これまで3000人以上が受診して、このうち71人が陽性だった。
約20人に1人の感染者という高い数値だ。
しかし東京都は感染時期が2週間以上離れていたり、同じ店から複数人の感染者が
出ていないので「クラスターは起きていない」と判断し、
自主検査も終わってしまった。

豊洲市場は今までの築地市場と違い、温度管理のされた完全屋内の市場であるため
正直、換気に関しては全く悪いと思う。
現に、市場内に入ると魚の生臭さが充満している。
魚嫌いの人は入るのは無理かもってくらい魚臭い。
そして屋内に何百もの店舗が密集していて、各店舗もかなり狭い。
なので東京都が何度も注意喚起している「3密」状態だ。
よって、感染者が出ると、あっと言う間に感染拡大する見本のような施設だ。
だが、東京都は豊洲市場水産棟の数百件の仲卸を、それぞれが別の事業者として
感染者数をカウントするので
・同一事業者で同時に5人以上感染じゃないとクラスターと認定しません。
・感染が2週間ずれていれば5人以上でもクラスターと認定しません。
こんな具合なのでニュースにもほとんど取り上げられることがない。
しかし同じ施設内から今まで160人もの感染者が出たなんてクラスターじゃないのか?
まぁ、もしクラスター認定してしまうと、豊洲市場を一時的に閉鎖しなければならなくなり、
生鮮食料品の流通がストップしてしまうから認定したくてもできないのか?
世間では飲食店の時短要請だけでなく、学校は休校やリモート授業が続き、
ライブや舞台などは1人でも感染者が出れば中止に追い込まれる。
東京の台所だとか、都の施設だから止められないとかいって、
感染防止対策が甘々じゃないか。

元々、市場で働いている人達は昔からインフルエンザに罹っていても休まない人ばかり。
新型コロナにかかっても気合いで休まないで働いてるんじゃないかな。
新型コロナだろうが働いていればそのうち治るでしょって感じ。
真剣に気合いで治せると思ってる人が多いと思う。
なぜなら市場で働く人間は、昔から動けなくなったら死を意味するからだ。
もしインフルエンザで1週間、新型コロナなら2週間も店を閉めた場合、
市場内には同じような店ばかりなので、それまでの客を他の店に取られてしまう。
1度離れた客は元の店になかなか戻らないもの。
まして感染者が出たとかいう店で食材は買いたくないだろうし。
生活がかかっているので新型コロナなんかで休んでられないそうだ。
怪しいから検査してほしいと言っても断固拒否した店舗も少なくないという。

陽性が出たのは今まで160人だが、まだあの市場内には検査していない人も多い。
現在でも感染怪しい人が沢山いるから豊洲市場を一旦閉鎖して
全員検査とかしないと、まだまだ陽性者が出るだろう。
豊洲市場からどんどん都内に蔓延するかもしれない。
今のうちに手を打つべきだと思うが、東京都が頑なに認めないからな。
ベンゼンだの汚染地下水だのに始まり、今度は新型コロナ蔓延。
ほんと豊洲市場は呪われているな。

そんな豊洲市場だが、実は今朝買い出しに行ってきた。
やはり12月とは思えないほど空いていたが、感染が怖いので目当ての店で仕入れし
ぶらぶらすることもなく、すぐに施設を出たので中には15分もいなかった。
一応、豊洲市場のあちこちにQRコードが貼っていて、それを読み込むと
もしクラスターが起きた場合などは連絡が来る東京都独自の通知システムがある。
豊洲市場に行くたびにQRコードを読み込んでおくが、こんなに感染者が出たのに
今まで1度も通知が来たことはない。
東京都の施設といえど、早急に対策してくれないと、おちおち買い出しにも行けないよ。
ちなみに新型コロナウイルスは魚の保管に使う発泡スチロールに付着すると
かなり長い間、死滅せずに感染の可能性があるらしい。
また、刺身などの生ものに付着する場合もあり、数日間は感染する可能性があるという。
なので豊洲から仕入れた刺身や寿司などはしばらく食べる気にはならないね。
もちろん火を通せば大丈夫みたいだけど。


新自由主義の弊害

2020年12月09日(水)

新型コロナの感染者拡大により大阪では看護師が足りなくなっている。
なので自衛隊に派遣を要請した。
せっかく公費でコロナ重傷者専用の病院を作って大々的に看護師募集をしたが
現在、定員120人中50人しか集まっていないという。
何が言いたいかというと、経済効率のみを最優先する
「新自由主義的なものの弊害」がここに如実に現れているということだ。

過去、大阪維新の会は行政改革の元、医者や看護師を減らし、看護学校も閉校してきた。
・平成24年 大阪医科大学附属看護専門学校 閉校
・平成30年 豊中看護専門学校 閉校
・令和4年 大阪府医師会看護専門学校 閉校予定
これが原因のすべてとは言わないが結果、現在の看護師不足を招いた。

効率優先の新自由主義的なものの弊害はマスクにも言えている。
マスク生産を海外に依存していたため2月や3月は完全に品切れ状態となり
ネットでは粗悪な中国製マスクが超高値で売られていた。

これらを考えると、社会には余裕が必要なんじゃないかと感じる。
効率優先はいざという時、破綻してしまう。
それは人体と同じで、肥満はまずいけど、ある程度の脂肪があった方が
いざという時にエネルギーになるということだ。

今年度の新規国債発行額は新型コロナ対策もあり100兆を超えるらしい。
この数字だけを見て「国の借金が増えれば国が破綻する」
しかし「市中に過剰なカネが流れればハイパーインフレが起こる」
こう唱えているのが財務省や財政再建論者だが、果たしてどうなんだろうか?
少なくとも現在、ハイパーインフレにはなっていないし、その気配すらない。
というよりデフレだろ、どう見ても。
国の借金が増えれば国が破綻するというのもMMT理論では否定されている。
なぜなら海外の破綻した国々とは違い、日本の国債というものは
そのほとんどを日本国内でまわしているからだ。
だとしたら、現在のコロナ禍で日銀はもっとカネを刷って
国民に還元すべきなんじゃないか?
そうすれば救われる人が沢山いるはずだ。
そしてカネがあれば経済も活性化する。

現在は従来の経済理論が通用しなくなっている時代だ。
ポストコロナだ、ウィズコロナだと新しい理論や新しい社会像が求められている。
日本の政治はこれに応えられるのか?
政治家は日本という国の50年後のビジョンを語れるのか?
まぁ、今の政治家、与党にも野党にも無理だろうね。
奴らの目は近視眼的で利権にしか興味がない。
この先、日本がどうなろうと知ったこっちゃない。
だけど少なくとも新自由主義は棄ててくれよ。
菅内閣の経済ブレインは竹中平蔵氏。少しは期待したいんだけどな…。


今年の忘年会

2020年12月08日(火)

2020年も残すところ1ヶ月切ってしまった。
例年であれば、この時期は忘年会や新年会の予約が多く入る時期なのだが
今年は新型コロナの影響で忘年会を行うかどうか未定の企業や、
友人同士でも開催をどうしようか悩んでいる人が多い。
今年11月に東京商工リサーチが全国1万社以上を対象に行った
「忘・新年会に関するアンケート」調査によると
「昨年開催したが今年は開催しない予定」と回答した企業は66.7%
「昨年及び今年も開催しない予定」が21.1%となっていて
合計87.8%の企業が忘年会や新年会を「開催しない予定」であるという結果になった。
特に大企業(資本金1億円以上)では92.9%が「開催しない予定」と
開催に慎重な姿勢であることが読み取れる。
また、都道府県別では連日ニュースで感染者数の増加が報じられている
北海道では93.0%、東京90.2%と9割を超える企業が開催をしない意向を示した。
新型コロナウイルスの感染拡大は、企業の忘年会や新年会にも
大きな影響を及ぼしていることがはっきりと分かる結果になった。
実際、うちの店でも11月下旬から12月初旬にかけて、予約のキャンセルが相次いだ。
せっかく普通に戻りつつあったが、第3波の影響で東京都の飲食店に時短要請が
発表された時期に忘年会のキャンセルが相次いだ。
さらにプレミアム付きお食事券の発行停止や、4人以上の会食では使わないようにと
都知事の方から発表されたことも影響している。
よって現段階で忘年会や新年会の予約は1件もない。
他の店の人とも話したりするが、今年の忘年会や来年の新年会は諦めている。
どんなに安いプランやお得なプランを打ち出しても、
また感染対策をしっかりやっていても企業が「開催しない」と
はっきり言っているので何の効果もない。
一番の稼ぎ時ではあるが、人の流れがなければどうすることもできない。
なので一番の繁忙期を諦めるしかない飲食店にとって厳しい年末年始である。

今、多くの飲食店は国からの家賃補償などで、なんとか食いつないでいるが
それが途切れた時、どれだけの店が閉店廃業に追い込まれてしまうのだろうか…。
実際、大手チェーンは採算の取れない店舗に対して大規模な閉店を実行している。
飲食店がどんどんと閉店に追い込まれると、仕入れ先も大打撃だろう。
食材卸し業者や酒屋だけでなく清掃、マット、厨房機器のメンテナンス、
店によっては花屋なども影響あるだろうし、なにより食材の産地に大きな影響が。
どんどん連鎖して廃業に追い込まれる業種も増えてくる。
ちなみにうちは家賃を貰う側なので家賃補償は申請できない。
幸い、ビルのテナントは全て埋まっているため何とか頑張って行けるが
(それでもバカ高い固定資産税を払わなくてはならないが)
実際に家賃を払って商売しているところは大変だと思う。
2年前に亡くなった父が「儲けることより長く続けることが大事」と言っていた。
なので今年は年末年始に儲けることは絶対に無理なので諦めて
とにかく今後も長く続けられるように、なんとか頑張っていくしかない。
こんな状況は銀座に通い続けて30年以上になるが初めてだ。
新型コロナウイルスは本当に厄介な災害だと痛感している。
早くワクチン、早く治療薬、ほんとそれだけが望みだ。

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