|
2017年10月23日(月)
昨日の衆院選、結果は大方の予想通り自民党の完全勝利。 自民、公明両党合わせての獲得議席が261議席以上となり「絶対安定多数」に達した。 ちなみに絶対的安定多数とは、与党が国会運営の主導権を握れる目安。 与党が244議席以上を得れば「安定多数」で衆院の常任委員会の委員長を独占し、 全常任委で半数の委員を確保できる。 さらに261議席以上を「絶対安定多数」といい、全常任委で委員長を独占し、 委員の過半数も占めることができる。
7月の都議選では大敗を喫した自民党だったが、今回は見事な圧勝。 まぁ、自民党が選ばれたというよりは、野党が選ばれるに値しなかったというのが 国民の答えだったと思うけどね。 小池都知事が起ち上げた希望の党も目標は届かず。 自民党どころか立憲民進党にも議席数で及ばなかったのだから惨敗だね。 それにしても、ここまで勝つとヤバイ気もする。 安定多数くらいに終わる方が自民党の驕りや高ぶりが起きる可能性が低くなり、 良い政権運営になりそうなのだが絶対安定多数だから 何も怖いものはなくなってしまった。 これで安倍総理は衆院・参院で合わせて5連勝。 ここまで勝ち続けた総理は記憶にない。 あの小泉総理さえ参院選では勝てなかったからね。 衆院で3回連続圧勝は初めてじゃないのかな。 とにかく野党がだらしなさ過ぎて、これから先の政局は自民党内の 党内浄化に賭けるしかないが、この勝ちでさらに安倍一強体制が進むような危惧も。
とは言え、これでトランプ訪日に何の問題もなく対処でき、 対北朝鮮に日米ががっちりスクラムを組んで対処できることは良いことだ。 プーチンとも個人的に非常に良い関係を持っているから、 外交面でさらなる成果を期待したいところ。 おそらく北朝鮮は、トランプの東アジア歴訪中に何らかのアクションを起こすだろう。 それに対し、更なる厳しい姿勢が日米両国首脳の結束によって行われるのではないかな。
でも、これからは外交だけじゃなく景気回復、これが一番大事だろう。 国民が景気回復を実感できるような政策をどう打ち出して実行できるかだ。 とにかく、この勝利で安倍政権は完全に安泰になったのだから腰を据えて取り組むべき。 どう考えても次の総選挙はオリンピック後の可能性が高い。 それまでに憲法改正や消費増税など進めていくだろうが、森友・加計学園問題や 自民党議員の問題行動などは解決されたわけではない。 決して、今の地位が安泰ではないことを肝に銘じて丁寧な政治運営を行ってもらいたい。
野党の体たらくはもう言及に及ばない。 野党第一党が選挙直前に消滅した段階でこの結果は予想されたのだし。 残念なのは辻元や菅や山尾が小選挙区で勝ったこと。 これには本当にガッカリした。
|
|
|