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2017年10月10日(火)
衆院選が公示された。 今回の衆院選、野党は「大義が無い」などと言っているが、 元々ほとんどの解散って、その時の政権与党が 勝てそうな時期を狙ってやるものであり、大義があった解散など滅多にない。 今回の解散で言えば、さらなる政権の長期安定を目指すと言うのが 大義と言えば大義だろう。 それによって景気対策、北朝鮮をはじめとする外交問題、 そしてオリンピックに向けての安定的で長期目標を持った対策が 打てると言うことだろう。
それはともかく、なんと言うか相変わらず野党がどうしようもない。 野党第一党の民進党が何の党内調整も行わず、 また相手とのきちんとした政策協議もないまま、 ただ、選挙で生き残りのために膝を屈するなど、どこの世界でも聞いたことがない。 希望の党に事実上、吸収される民進党って情けなさすぎる。 ついこの前まで安保法案に反対していたのに、選挙に受かりたいためだけに 簡単に考えを変えるなんて恥ずかしいにも程がある。 まだ立憲民主党の方が初志貫徹していて潔いね。
野党がゴタゴタしているので、なんだかんだ言っても今回も自公が政権を守るだろう。 首相が当初に想定した以上に議席を減らすだろうが、 メディアが騒ぐほど希望の党にブームは起きてない。 希望の党は150前後に届けば御の字かな。 それ以外の野党は全部合わせても50に届かない可能性が高い。 となれば、与党が260くらいは取れるから安倍政権が続くだろう。
もし、解散の可能性が言われだした時から小池・前原会談を繰り返し、 政策協議などをきちんとやった上で今の状況になっていたら、 もっと期待感が高まったのだろうが、急ごしらえで党内調整すらやらないから お馴染みの民進党のバラバラが目立ち、さらに小池独裁体制も目立ってきて、 想定されたほどのブームにならないと思うよ。 投票率も低くなればなるほど与党に追い風だしね。
まぁ、安全保障や憲法改正などで希望の党は与党と似た面があるので 選挙が終わった後、いきなり大連立なんかも考えられる。 実際、安倍首相より小池都知事の方が全然、タカ派だしね。 なので憲法改正、北朝鮮問題でも歩調が合うと思う。 その時、民進党から希望の党に拾ってもらった志のない薄っぺらな政治家たちは どちらの方向に向くのかね。
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