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2016年03月23日(水)
今年から日本野球界に新しく取り入れられるコリジョン(衝突)ルール。 野球規則のルール改正なのでプロ野球だけでなく草野球レベルでも採用される。 数年前に投手の三塁への偽投が一発ボークにルール改正されたが、 それ以上に今回のルール改正で野球が大きく変わるかもしれないだろう。
ちなみにコリジョンルールとは簡単に言うと、ランナーがホームベースへ 向かってくる場合、キャッチャーは今までのようにブロックして タッチすることが一切できず、ホームベースを空けなければならない。 さらに本塁だけでなく三塁から本塁までのライン上も空けておかなければならない。 少しでも足がかかっていたりすると一発で走塁妨害となってしまうルールだ。 なので必然的にキャッチャーは送球を受けるため ホームベースの前に出なくてはならない。 逆にランナーもキャッチャーへタックルなどは禁止となり、 もし行った場合は守備妨害となる。 まぁ、キャッチャーがいるホームベース上で、危ない交錯は禁止というルールだ。
このコリジョンルールはプロ野球にもかなり影響を与えると言われている。 今までならスライディングしてもブロックの上手い捕手ならアウトにできたものが、 ランナーがスライディング動作に入ってしまえば、捕手はブロックは使えず、 ミットでタッチのみでしかアウトにできないから。 ボールを持ったミットでタッチしなければならないということは、 キャッチャーへの送球もタッチしやすいように精度が求められるし、 キャッチャーもミットでタッチする分、ボールをこぼしやすくなるかも。 また、特に三塁ランナーの動きが変わるはず。 スクイズは勿論、内野ゴロでもイチかバチかだったら、 ランナーがスタートをきるギャンブルスタートが増えるはずだ。 バッターがフライではなく、何かしらバットにボールを当ててゴロさえ打てば 三塁ランナーは迷わずGOした方が絶対にいいと思う。 なんせキャッチャーは内野手からのバックホームの送球を捕るため ホームベースの前に出なくてはならないし、送球を捕った後は 左側に振り返ってライナーを追いタッチしなくてはならない。 この一連の動作でスタートを切ったランナーをアウトにするのは難しいはず。 よっぽど打球が強いか、内野手からの送球が良くないとアウトにはできない。 なのでランナーにしてみればセーフになる範囲が大幅に拡大するだろう。 ヘタしたらホームスチールも増えるかもしれない。
まぁ、ホームベース上のクロスプレーは確かに痛々しいものがあった。 明らかに暴走でキャッチャーにタックルをする気満々のランナーや、 ブロックしながらも吹っ飛ばされて失神するキャッチャーなどなど。 我がチームでも過去にタナベが本塁クロスプレーでキャッチャーのブロックした レガースが足の膝辺りに入って出血そして病院直行で5針くらい縫ったことがある。 本塁上のクロスプレーは野球の醍醐味とも言われるが、 ケガをしては何にもならないので、このコリジョンルール、 個人的に自分は有りだと思う。 実際、まだプレーしていないので何とも言えないが、 我々の草野球でも内野ゴロGOは絶対になるので得点が増えるだろうな。
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