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2013年11月30日(土)
今日は歯医者の後、木場の109シネマで映画「清須会議」を鑑賞。 特に観たい映画ではなかったが、109シネマのポイントが有効期限を迎え、 消失してしまうため、それを避けるために11月中に何か観なければならなかった。 確か半年前も消失しそうだったので「図書館戦争」を観たっけ。 有効期限半年って短すぎるな。 せめて1年にしてくれないと無理に観たくもない映画を観なきゃいけないので けっこうツライかも。 だけど今日の「清須会議」期待しないで仕方なく観に行ったのだが 想像以上に面白かった。 2時間以上の上映時間だったが、まったく長さを感じさせなかった。
三谷幸喜監督が約17年ぶりに書き下ろした小説を自ら映画化した群像喜劇。 本能寺の変で織田信長が亡くなった後、織田家後継者と領地配分を決めるために、 柴田勝家や羽柴秀吉らが一堂に会した清須会議の全容を描いた映画。 正直、清須会議の名前は知っていたが、中身まではよく知らなかった。 この映画でどんな会議だったかが分かりやすかった。
2年ぶりの三谷映画だが相変わらずの豪華キャスト。 今回は今までの三谷監督になかった時代劇を題材にした作品。 三谷監督の映画はお笑いシーンが多いけど、史実に基づいた作品なので お笑いシーンは多くはないが、それでもクスリと笑わせるシーンは健在。 戦国時代が舞台だけど戦らしい場面があるのは冒頭ぐらい。 その後は戦国時代らしいシーンは少なく、ひたすら織田家後継を決める 会議の裏表や各主要人物の心の葛藤などが描かれている。
会議の出席者は柴田勝家、羽柴秀吉、丹羽長秀、池田常興の4人。 勝家と長秀は徒党を組んで常興はどっちつかず。 秀吉にとっては不利な状況だったが、いろいろと知恵を使って 自分のペースに引き込んでいく過程が見事に描かれていた。 信長が天下を取る前に志半ばで命を落とした一方で、秀吉は天下統一を果たした。 信長になく、秀吉にあったものが何なのかが、 この映画を通じて分かったような気がする。 清須会議は秀吉が天下へと歴史を大きく動かした会議と言われている。 多少コメディタッチが混じっていたけど、実際の清須会議も あんな感じだったのかもしれないと思ったね。
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