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2013年09月24日(火)
初回から視聴率が下がることなく回を重ねるごとに上がり続け、 かなり話題のドラマだったが今まで観たことがなかった。 最終回を前に日曜の午後、今までのダイジェストが放映されたので録画して 昨日の3連休最終日の夕方、最終回と併せ一気に観てみた。 まぁ、確かに上手い役者ばかりなので面白い。 変な色恋沙汰もないし、チャラチャラしている感じもない。 そして、大手企業には少なからずともありそうな不正の数々。 それを暴いていき最後に大逆転で勝利する痛快さ。 いかにも日本人好みな内容なので視聴率が高いのも頷ける。 男性向けの話だが、会社勤めの女性が多い現代では男女問わずに 主人公への共感を呼んだのだろうな。 伏線を張り巡らしたクールなドラマが多い昨今、勧善懲悪の時代劇のような 古典的で分かりやすいテーマは、かえって新鮮に感じたんだろう。 何と言っても堺雅人のドラマはハズレがないね。
日曜夜の最終回では、放送時間が重なるとみられていた優勝決定の巨人戦が、 デーゲームで阪神が負けた瞬間に巨人の優勝が決まったのでBS中継に変更された。 なので運も味方につけて視聴率は今世紀最高の42.2% ドラマで40%を超えたのは2011年の「家政婦のミタ」が 最終回に記録した40.0%以来2年ぶり。 2000年放送の「ビューティフルライフ」の最終回41.3%をも上回り、 1980年以降での民放連続ドラマでは1983年の 「積木くずし・親と子の200日戦争」最終回の45.3%に続く歴代2位となった。 初回から最終回まで右肩上がりで上昇し続けたのは 1989年以降、民放の連続ドラマでは初めての快挙である。 今年で言えばWBC2次ラウンドの日本対オランダや サッカーW杯アジア地区最終予選の日本対豪州さえも抜き、 2013年の全テレビ放送のトップの数字である。
原作は当然、読んでいないが最終回のラストは原作通りらしい。 なぜ出向になったのか?いろいろ考えられるが順調に出世するとは思わなかった。 出向先の証券会社の建て直しを命じられ、それを成し遂げてから銀行の執行部入り? それが頭取の思惑という感じが一番だろう。 もうひとつの考え方は、やはり不正追求のためと言いながらも、 その根底には父親を殺したという復讐がある。 功は功として、行内を混乱させた責任を取らされた可能性もあるね。 何より最後、半沢の目が納得している感じがなかっただけに次、彼が何をするのか?
続編や映画化への期待が高いようだが、どうかなあ? 面白かったドラマの続編ほどつまらなくなってしまう傾向がある。 映画化もスポンサーなどの無駄な力が入っていることで、 連続ドラマほどの時間も無いのに、しょうもないエピソードを詰め込もうとして 結果的に面白くなくなることが多いし。 まぁ、上手に続編を作ってくれるのなら、それはそれで楽しみだけど、 逆にあそこで終わりっていうのも良いかもしれないね。 原作にも続編があるようなので、原作通りに作れば間違いないのかもしれないけど。
流行語大賞のダークホース的な存在となった「倍返し」 誰もが使ってみたい言葉ではあるよね。 それも人気のひとつになったんだろうな。
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