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2013年05月15日(水)
少し前の話題だが、ロシアを訪問した安倍首相がプーチン大統領と 両国間で長年の問題となっている北方領土について話し合った。 ロシア側は過去、ロシアが係争地の面積を2等分して境界を画定した 中国やノルウェーとの交渉例を引き「他国とはこう解決した」と説明した。 日本側にはプーチンが平和条約締結の前提となる北方領土交渉の解決に 強い意欲を示したとの受け止めが広がっているが、 プーチンの関心の多くはエネルギーや極東開発などの経済協力に向いていて 領土問題で妥協しないとの見方も強いね。
まぁ、だけどさ、とりあえずはプーチンが落としどころを示唆したのは大きいよ。 ロシアは相手がチェチェンなどの弱小国の場合は徹底的に蹂躙し、 全てを手に入れてきているのだが、中国やノルウェーなど、一定の相手の場合は 紛争を避けるために、面積当分方式をこれまでも採用してきた。 北方領土の場合、ここが日本固有の領土であることは、1855年の日露和親条約で 領土が確定したことからも明らかであり、本来は4島一括返還が当然の話なのだが、 相手はそう言う当たり前の理屈が通じる国じゃない。 そういう意味では、3島もしくは、この面積当分方式が現実的な おとしどころになるような気がするね。 ロシアも、とにかくシベリア開発や天然ガス売却先として 日本を大事にしたいという事情もあり、大統領自ら択捉を訪れるなど、 強硬姿勢を見せたメドベージェフ時代から様変わりする形で、 このような事を言い出したのかもしれない。
とは言え、日本は簡単に択捉を諦めることはできない。 3島か面積等分かはともかく、ロシアはこれで北方領土問題は 完全決着の姿勢をとるのは間違いない。 だが、日本政府としては、あくまで4島が完全に返還されるまでの、 これは一時的措置と言う形を譲れないだろう。 おそらくこれからは、そこをどう平和条約締結のため、 双方が自説を主張し続けられる形で曖昧にぼかせるか?が、 現実の交渉に当たる官僚の腕が試される事になるのだろうな。
まぁ、こんなもんだなロシアとかは。 それでも不法に竹島を占拠し続け、国際司法裁判所への提訴に応じない韓国や、 言いがかりをつけ、資源があることが判明した途端、尖閣強奪を図る中国よりは 全然マシだということだね。 ただ、ロシアもその時々の政権で全く方針が変わる国だから、 早いうちに決めた方が少なくとも一歩、二歩前進になると思うけど。
ん?今年2月に書いた日記と同じ内容になってしまったかも。 ◆北方領土問題 http://webmaster07.txt-nifty.com/web_master/2013/02/post-d09a.html
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