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2011年06月13日(月)
先日、日本武道館にてAKB48の第3回総選挙が開催され、 前田敦子が返り咲き1位となった。 トップの前田敦子への得票数は約14万票。 総得票数を見ても政令都市である福岡市長選挙と変わりないらしい。 一見、無関係に見えるAKBと国政の総選挙って、 実はとても似ているんじゃないかと思ったね。
大盛り上がりの毎年恒例行事になったAKB総選挙。 秋元康のプロモーション方法は賛否両論あるものの、 これだけのカネと人を動かしているのは事実なので、本当にたいしたものだと思う。 単純にCDだけでも数億円の売り上げになる。 景気回復のカギを握る経営手法なのだから、 これを多くの企業家は参考にしてもいいだろう。
過去最大の盛り上がりとなった今回の選挙結果は以下の通り。
【AKB48第3回選抜総選挙 投票結果】
1位 前田敦子 139892票(昨年2位/速報2位) 2位 大島優子 122843票(昨年1位/速報1位) 3位 柏木由紀 74252票(昨年8位/速報3位) 4位 篠田麻里子 60539票(昨年3位/速報6位) 5位 渡辺麻友 59118票(昨年5位/速報5位) 6位 小嶋陽菜 52920票(昨年7位/速報10位) 7位 高橋みなみ 52790票(昨年6位/速報4位) 8位 板野友美 50403票(昨年4位/速報8位) 9位 指原莉乃 45227票(昨年19位/速報7位) 10位 松井玲奈 36929票(昨年11位/速報9位) 11位 宮澤佐江 33500票(昨年9位/速報11位) 12位 高城亜樹 31009票(昨年13位/速報12位) −−−ここまでメディア選抜−−− 13位 北原里英 27957票(昨年16位/速報14位) 14位 松井珠理奈 27804票(昨年10位/速報16位) 15位 峯岸みなみ 26070票(昨年14位/速報13位) 16位 河西智美 22857票(昨年12位/速報15位) 17位 秋元才加 17154票(昨年17位/速報23位) 18位 佐藤亜美菜 16574票(昨年18位/速報18位) 19位 横山由依 16455票(昨年圏外/速報17位) 20位 増田有華 14137票(昨年25位/速報19位) 21位 倉持明日香 12387票(昨年23位/速報20位) −−−ここまで選抜−−− 22位 梅田彩佳 23位 高柳明音 24位 仲川遥香 25位 多田愛佳 26位 平嶋夏海 27位 宮崎美穂 28位 山本彩 29位 大家志津香 30位 大矢真那 31位 仁藤萌乃 32位 小森美果 33位 秦佐和子 34位 佐藤すみれ 35位 大場美奈 36位 須田亜香里 37位 前田亜美 38位 松井咲子 39位 市川美織 40位 藤江れいな −−−ここまでアンダーガールズ(カップリング曲歌唱)−−−
まぁ、正直17位までしか顔と名前が一致しないんだが、 40位以下にも約110人もいるらしい(・ω・;)
今回の注目点は「前田敦子と大島優子の対決」だけではなく、 柏木由紀と指原莉乃の大躍進。 この2人は、この1年の間、かなりバラエティ番組などで頑張っていたので、 ファンも増え、得票につながったと思える。 そういう意味では、小島陽菜も善戦した。 ある意味「大物中間層」を作り上げたかも。 だが、AKB総選挙は「テレビのレギュラーが増えれば上位」とも限らない。 篠田麻里子はついに4位に陥落。板野友美に至っては、ソロデビューまでして CMも増えたにもかかわらず8位に大幅ダウンという結果。 AKBのリーダーである高橋みなみも中間発表ではかなりの躍進が期待できたものの、 結局は伸び悩んでしまいランクダウンの7位だし、動きが読めなかった。 渡辺麻友は今回も5位で、すっかりアンカー的存在かも? まぁ、今回の選挙結果の分析は、どうでもいいのでこの辺にしておくが、 やはりAKB人気というのは「単にメディア露出度だけではない」という点が 大きいんだろうと思わずにはいられない結果となった。
ちなみに1位になった前田敦子の得票数って、実は菅総理の 前回の衆院選での得票数と2万票くらいしか変わらないみたい。 やはり、国政並みの集票力をもつ組織になっているので 「AKB党」なんて作ったら、リアルに政治家になれるかもね(-o-;)
さて本題。 すっかり、お祭りになりつつあるAKB総選挙に対し、国政の衆議院総選挙などなどは、 ますます有権者から見放されている感がある。 このままだと次回の投票率は、よほどのことがない限り相当低くなると懸念される。 ただ実は、AKBの総選挙と国政の総選挙って結構類似点が多いのではないだろうか? 言い方を変えると「国政選挙って、現状はAKB総選挙に近いようなもの。 だから民意が本当に反映されているか微妙」ってことになる。
前提としてAKB総選挙の仕組みをざっくり説明。 これは万人一人一票ではなく、CDやメルマガ登録など一定の商品を購入したら、 1商品につき投票権が1つあるということになる。 したがって、1人で複数の投票権を取得し、かつこれを 自由に行使することができるのだ。 なので「CDを800万円分買った」みたいな猛者(バカ)が出てくるわけだ。 「ん…?国政と違うじゃん。国政は一人一票だし!」って思うだろうが、 現状ではここが落とし穴。 投票率が下落している今、選挙は「組織選挙」になっている。 そして、組織のトップを固めれば、それだけでまとまった票が入るシステムなのだ。 経団連、連合、創価学会、全労協、日本郵政グループ、朝鮮総連等々…。 つまり、今の選挙って「組織のトップが沢山、票を持っている」 という構造に等しい。 まさに「800万円分CDを買ったトップオタ」と「組織のリーダー」は同列なのだ。
また、AKBの場合は物を買わない単なるファンには当然投票権がない。 しかし、国政選挙の場合は、一応、選挙権があるにもかかわらず、 興味がないなどの理由で行使しない人がいる。 そうすると、どっちも民意が完全に反映されるとは限らないことになる。 結局、トップオタや組織の長が、すべてのイニシアティブを握っている訳なのだ。
まぁ、民意を反映させるためにはAKBの場合はCD等を、 もっと多くの人が買えば良いのだろうし、また1人一票システムにすれば もっと分かりやすくなるのだろうが、これは商売なので 何も無理にシステムを変える必要はない。 ただ、国政等の選挙については、何か買わなくても選挙権が必ずあるわけだし、 かつ、その行使も非常に簡単だ。 「政治会のトップオタ」だけに牛耳られたくなければ、 AKB総選挙並みの盛り上がりを持って、1人1人が 選挙に行くことが大切なのだと思う。
AKBは次の曲で前田敦子がセンターを飾るが、国会は果たして、 次のセンターを飾るのは誰だろうか? 人材不足と言われているが、少なくとも今のセンターよりは みんな良い人材だと思うけどね。
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