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2011年02月04日(金)
言い逃れのできない八百長疑惑が発覚し、またしても大相撲界に激震だ。 何で次から次へと叩けばホコリが出てくるんだ(-o-;) だけど野球賭博や大麻、しごき、朝青龍の暴行事件の比ではないね。 これこそが大相撲協会から公益法人が 剥奪される事件へと発展しかねない問題でもある。 大相撲の世界では絶対にタブーとされてきた八百長疑惑だもんな。 発覚は野球賭博で押収された力士の携帯電話からだった。 消去していたメールを復元したら、野球賭博とは違う宝の山が出てきた。 警察はさぞかし小躍りしたんじゃないのかな。 携帯時代がもたらした決定的証拠だ。
まさしく今、大相撲界は歴史上最大の危機を迎えている。 野球賭博の大きなダメージから、ようやく立ち直ろうかとしている時なのに。 これまでも、ずっと「八百長」の噂は付きまとっていた。 かつては大関がその地位を守るため「大関互助会」が有るとか言われていた。 あと、千秋楽を7勝7敗で迎えた力士の勝率が異常に高いとかね。 ただ、それってもしかしたら狭い角界で生きる者同士が、 互いを思いやるという部分も有るのか?と…。 そこに金銭が絡まなければ目をつぶってもいいのかな?なんて思ったんだけどね。
今回のケース、動機は多分だが、関取の地位を守れるのかどうかだろう。 関取と幕下以下の地位の差を思えば、それを守るためなら 金で買っても星が欲しいからだろう。 十両以上のいわゆる「関取」と幕下以下の「取的」の差は天と地ほど大きい。 関取は大銀杏を結うことができ、常に身の回りの世話をする付き人が2、3人いる。 部屋でも個室が与えられ、十両でも給料が毎月100万円以上だ。 それに対して幕下だと大銀杏も結えないし、これまで付き人がやってくれたことを 今度は自分が関取のためにやらなければならなくなったり、 個室もなくなるし、月給は0円で場所ごとに15万円が貰えるだけ。 月給100万以上と0円、この差はでかいよな。 まぁ、その待遇の格差が本来は力士が上に行こうと頑張るモチベーションを 高めるための材料になるはずなのだが、逆にそこから落ちないため、 今回発覚したような八百長組織ができてしまったのかもしれない。
放駒理事長は、過去には無かった事件だ…と 言ったらしいが、そんなはずはないだろうね。 昔からあったもので、ただ、これまでは恐らく「中盆」と呼ばれる仲介力士が、 せいぜい紙に記録するだけでやっていたから、いざという時には燃やしてしまえば 証拠はなくなるので、なかなか立証できなかっただけだろう。 しかし時代が変わり、メールを使ってしまったため、 一旦削除したメールを復元され、動かぬ証拠となり、 言い逃れができなくなってしまったのだろう。
それにしても削除した携帯メールまで復元するなんて警察も本気だな。 ただ、野球賭博事件の時に「携帯を調べられたら、こんな事(野球賭博)など 吹っ飛ぶような事が出てくるぞ」と言った関係者がいたらしいから、 ある意味、公然の秘密的にやられていたのだろう。 警察から文科省に伝えられ、それに慌てて相撲協会が動くのではなく、 相撲協会が自らそれを公表し、浄化のために動いたとかだったら、 まだ世間の受け取り方も違ったのかもしれないのに、ほんと後手後手だな。 まぁ、こうなった以上は徹底的に膿を出し切る以外にないだろう。 3月場所ありきなどで検証をやったらダメだろうね。
すでにフジテレビの大相撲トーナメントが中止になったし、 NHKの福祉大相撲も中止になったらしい。 そんなものでは済まない。 2〜3場所、中止して今、名前が挙がっている14人の力士を 人身御供として終わりにする…なんて甘い処理で済ますのではなく、 現役の親方や力士のみならず、すでに引退して角界から離れた元力士に到るまで、 徹底的な調査を行い、国民の信頼を取り戻さないと、 マジで大相撲は終わってしまうよ。 国民の疑惑を払拭するためには相撲協会が選ぶ外部調査会ではなく、 この際、文科省に人事までお願いしての外部調査をやることくらいしないと 信頼回復は難しい。徹底的にやらない限り、公益法人認定も難しい。 どうやら公益法人になれないと相撲協会は最悪、解散に追い込まれかねず、 少なくとも両国国技館は手放さなければならなくなるようだ。
かつて、プロ野球が1969年から足掛け3年間、西鉄ライオンズから発覚した いわゆる「黒い霧事件」に伴い、永久追放選手6名という厳しい処分を課すことで、 2度とプロ野球に八百長が行われないようにするとともに、 ファンの信頼を取り戻していった。 その中には100万円の受領はあったが、おそらく「八百長」に加担していなかった 池永正明投手(その後復権)までいたが、とにかく疑惑を徹底的に晴らすことで 信頼回復に努めたし、そのため多くの選手が処分された西鉄などは 連続して最下位に沈み、ファンも離れたため、 ついには球団自体が身売りとなってしまったが そこまでやって、ようやくファンから信頼は戻ってくるわけだ。 はたして「国技」に胡坐をかいた大相撲がどこまで覚悟を示せるのか? それが問われる。
「さよなら大相撲」とならないためには大量の血を流す以外にないってこと、 相撲協会が覚悟できるかどうかに掛かっているだろうね。
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