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2011年01月04日(火)
年末年始休み最終日は午後から近くの富岡八幡宮へ初詣。 今日から仕事の人も多かったようでサラリーマンが大勢、 スーツ姿で初詣に来ていた。 初詣を終えた後は木場の映画館にて話題の超大作? 『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を観賞。 もちろん、タダ券でねヾ(^-^;) まぁ、木村拓哉を強調しているとこからすでに内容には期待せず、 CGというかVFXを観に行く感じで行ってみた。 ヤマトリアルタイム世代だし、やっぱ「ヤマト」と名が付けば 観ないわけにはいかないしね。
肝心のストーリーだけど、基本の宇宙戦艦ヤマトの話ってのは、 ガミラスが地球侵略してきて放射能汚染された地球を救うために、 イスカンダルからサーシャという女性が使者として波動エンジンの設計図と スターシャのメッセージを持ってきて放射能除去装置を 取りに来てくださいってことで、ヤマトがイスカンダルに向かう。 途中、ガミラスと沢山の戦闘をくぐり抜けイスカンダルに到着。 するとイスカンダル星はガミラス星と双子星で、イスカンダルに行くには どうしてもガミラス星を倒さなければならなくて、 ガミラス星を崩壊させてイスカンダルへ行くと、 スターシャが死んだと思っていた古代進の兄である古代守と住んでいて、 子供も生まれるらしいって事で幸せなんじゃないって感じ。 で、除去装置をもらって地球に帰ってくるんだが、地球のちょっと手前で ガミラスに突撃されるけど、それも倒して地球の危機を救う。 だいぶ端折ってるが、これが基本ヾ(・ω・o) ォィォィ
(ここからネタばれ) しかし今回の映画、まずはヤマト登場シーンだが、 波動エンジンという初めて使う技術の為に なかなか始動できず、さらに巨大ミサイルが迫るという中、 少しずつ過去に沈んだ戦艦大和の殻を崩しつつ 宇宙戦艦ヤマトが姿を現すという名シーンが、 映画ではあっさりと動いて姿を現し、いきなり波動砲をぶっ放す。 まるでウルトラマンが怪獣が現れた途端に変身して、 スペシウム光線で倒してしまう感じで、緊張感も何もなくこの時点で意気消沈。 CGのヤマトは良かったけど、艦内が陳腐過ぎ。 リアル感も未来感もまるでなしだった。 これなら松本零士デザインを起用してほしかったが、仕分けされたのか? そして何より落胆させられたのは戦闘シーンの情けなさ。 宇宙空間で音や火や煙が出るわけないなんて常識は関係なし。 強大な敵に収納能力以上の艦載機を出して強靭な陣を張った雄姿。 激戦の中で何度沈んでいてもおかしくない集中攻撃を受け、 煙に包まれながらも残された戦力での反撃。 足りないところは真田さんが驚異の技術力で補う。 それがヤマトの最大の見せ場の一つだったはずが、 一応戦闘シーンはあるものの、そんな興奮させてくれる場面なく、 ただワープを多用しで行って帰って自爆する。 宇宙戦艦でなくても砲等のついた輸送船でも良かったのでは?という感じ。 何より場面のアングルも悪すぎで同じ内容でもハリウッド有名監督なら もっとスリルある内容になっていたはずだろう。 数十年前のスターウォーズの戦闘シーンの方が全然迫力があったね。
そして…何より本来はお互いが種族滅亡の危機から脱するために 地球とガミラスが戦い、結果ヤマトが勝利したものの 自分たちが一つの種族を滅ぼしたことを最後に知り、 自分たちがしたことに自問自答するという何が善で悪なのかという 考えさせられるメッセージがヤマトにはあったはず。 それは劇中内でも少し触れてたものの、あっさりとスルーされてしまう。 それならガミラスが白色彗星のように完全に破壊を楽しむ種族にした方が 無駄なシーンを作らなくて良かったのではないか? 今回、ガミラスもイスカンダルも設定がいい加減で適当に流されている。 なんたってガミラス星人もイスカンダル星人も意識の集合体だとかなんとかで、 なんか一気に興ざめ。まぁ、声だけはデスラー伊武だったけど。
何より古代進に関係する人物に無駄な設定を作りすぎて、 その解決にだらだらと時間を使いすぎ。 原作各個人の個性を出せないまま終わってしまった感じだ。 戦闘中に死んでも「ああそうですか」という感じだったし。 死ぬ時だけ原作の名シーンを出されてもねぇ…。
まぁ、当然だろうが、とにかくキムタクとメイサの時間が長い。 その為に他のシーンが削られてしまったために2時間越えの作品にもかかわらず 非常に内容の薄い作品になってしまった感がある。 それに、やっぱりどう観ても古代進じゃなくてキムタクだし、 森雪じゃなくて黒木メイサだった。 もう少し設定どおりの人物像を大切にしてほしかった。 古代進は、そんなにチャライ男じゃないし、森雪は乱暴な女性じゃなくて、 芯は強いけど優しい女性なのに、まったく反対じゃないか。酷かったな。 だけど真田さん=柳葉、島くん=緒方は頑張って似せていたと思い、 イメージどおりだったかな。
あと、コスモゼロって古代が乗る戦闘機、それがビックリ変形する。 さらにアナライザーがR2-D2というかハロ状態になっている。 そしてアナライザーが地球の最終兵器と言って良いほど 強い戦闘ロボに変化する(-o-;)思わず笑いそうになったぞ。 ならさ、なんでアナライザーを量産しなかったのかな? こいつがあればガミラスなんて、あっという間に破壊できたぞ。 わざわざ宇宙戦艦作る必要なんてない。 コスモゼロとアナライザーのみでOKじゃん。
まぁ、いろいろ書いたけど「37歳の古代進」とか「女の佐渡先生」とか 「実体のないデスラー総統」とか、もう最初から分かっていたことだし、 ストーリーも基本的にヤマトの劇場版第1作目と2作目とを 足して2で割った様な内容。 熱烈なヤマトファンなら色々と設定が変更されているので 「俺たちのヤマトが汚された」と文句を言う人がいると思うが、 まったく別物と考えて鑑賞するなら、こんなヤマトもアリなのかも。 なので自分は最初から、まったく別物のヤマトとして鑑賞するようにした。 その中でもファンなら誰でも知っている有名なセリフも登場し、 BGMも宮川泰のオリジナルを使用して懐かしく感じた。 やっぱりヤマトオリジナルの壮大な音楽は鳥肌モノでテンション上がる。 声優にも、ナレーションにささきいさお、デスラーの伊武雅刀、 スターシャの上田みゆき、それにアナライザーの緒方賢一と オリジナルに敬意を表し感心した。 残念なのは効果音かな。オリジナルを参考にしてほしかったな。 特に波動砲の発射音はオリジナルが最高なのに使わないなんて残念だ。 VFXはまぁ、期待以上だったので、この技術があればガンダムも作れると思ったね。
だけどカネ出して観る映画ではないのは確かかなヾ(^-^;) やはりあの長編名作アニメを2時間強の実写版にするという発想自体に 無理があったように思えた。 やっぱり、昨年の復活編のアニメにしても、今回の実写版にしても、 期待して観ちゃダメということだ。 真のヤマトというものは、我々の心の中にあればいいものなのかもしれない。
一応、フォローするつもりではないが、まったく過去のヤマトを知らない人は それなりに楽しめるSF娯楽映画だとは思うけどねヾ(・ω・o) ォィォィ でもリピーターは少ないだろうけど。
さぁ、明日から仕事だ。 気持ちを入れ替えて臨もう。
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