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2010年03月26日(金)
見事、高橋大輔がフィギュアスケートの世界選手権で 日本男子初の金メダルを獲得した。 バンクーバー五輪の銅メダルを獲得した時よりも圧巻の滑りだった。 さすが日本のエースであるが、その一方でライバルの織田信成が気になった。 SPに於いて織田信成が全てのジャンプを失敗した映像を観た。 失敗と言っても転倒ではなく、全てのジャンプが一回転しかできなかった。 結局、五輪入賞者にもかかわらずフリーの演技に進むことがもできず。 単なる集中力の欠如と緊張と言っていたが、あの失敗ジャンプ映像を観て 思ったのが、これって、もしかしてイップスじゃないのか? バンクーバー五輪の時、靴紐が切れて満足な演技ができなかったが、 ジャンプの時に再び靴紐が切れるのではないかと心配になり、 身体が硬直し、ジャンプが飛べなくなってしまっているのではないだろうか?
イップス (Yips) とは、精神的な原因などにより スポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーができなくなる 運動障害のことであり、本来はパットなどへの悪影響を表すゴルフ用語だったが、 今では他のスポーツでも使われるようになっている。 http://www.yuruyakas.com/list/ability.html 特に野球では同義語として「送球恐怖症」とも言われている。 投手や捕手、内野手に見られ、特に投手と内野手には 繊細なコントロールが要求されるため、死球や暴投などのトラウマから イップスに陥る場合が多いという。 イップスが原因でコンバートされる選手も少なくない。 プロ野球でも今年、オリックスに復帰した田口はイップスのため 若い頃に内野手から外野手にコンバートされたのは有名だ。 ジャイアンツの投手だった三浦貴も投手から野手にコンバートされた。 中日の荒木もイップスだったが自ら克服したそうだ。 ソフトバンクの松中もイップスらしい。
イップスの治療法としては、最初は原因を発見して、失敗した場面を 直視することから始まるという。 無意識に身体が拒否反応しているので、小さい部分から徐々に成功体験させて 自信を体感させていくしかないらしい。 だが、これには精神的に覚悟や開き直りを求めるもので、 失うものがある人にはキツイ治療になるという。 あくまでもメンタルの部分が大きい。 実際、野球の場合でも普通にキャッチボールや守備練習はできるが、 試合の緊迫した場面とかになると突然、身体が動かなくなるという。 この前の織田信成だって、きっと練習中は普通にジャンプできたと思う。 しかし結果を求められる本番では一度もまともなジャンプができなかった。 本人は「集中力を欠き、頭がうまく回転しなかった」と言っていた。 精神的な病気であるイップスでないことを願いたい。
イップスとは違うが実は自分もそれに近いものがある。 ボールを投げる動作が実は怖い。 以前、まったく肩が上がらなくなり、日常生活にまで支障があったが、 またその痛みが出るのではないかという恐怖感がある。 当時の痛みは単なる四十肩だと思うが、 あの痛みは二度と経験したくないほどの痛み。 なので極力、肩に負担のかかるようなことを自然と避けているのかもしれない。 実際、試合でも守備に就かなくなって何年にもなる。 参加人数が10名以上いれば、自分はあえて守備には就かず 他の人に譲るようにしているが、やはり少し怖いから…という理由もある。 これもある意味ではイップスなのかな?
さて明日はマンションの総会だ。 何事もなく終わってほしいな。 総会後は仕事だ…(-o-;)
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