|
2009年06月26日(金)
起きてニュースで知ったが衝撃的だった。 ただ、どこかで「やっぱりこういう最期か…」という思いも。 長きに渡って「奇行」が報道され続けた人物だけに…。 死因は明らかになっていないが、薬物が原因という一部報道が聞かれる。 最近ますます異常行動が目立っていたということから 自殺の線も全くないとは思えないし、今年初めに報じられた 感染症というのが何らかの影響があったのかもしれない。
最近の若い人たちにとっては「奇行おじさん」「いい歳したピーターパン」 そんな変人イメージが強いかもしれないが、 1980年代のマイケルジャクソンは本当に凄かった。 ある意味では80年代という時代を作ったアーチストだと思うし、 現在のプロモーションビデオやイメージDVDの高いクオリティは、 マイケルの「スリラー」なくして有り得なかった。 中学時代で洋楽を聴かなくなった自分だったが、 再び洋楽を聴くきっかけにもなったのがマイケルだった。 またレイ・チャールズ、ティナ・ターナー、シンディ・ローパー、 ライオネル・リッチーなど、アメリカのトップアーチストが揃って製作された 「We are the world」もマイケルがいなければ実現しなかった。 これはアフリカの貧困救済を目的として発表された曲で、 最終的にはアメリカだけでもシングルで750万枚、6300万ドルの収入となり、 全て貧困救済のためにチャリティーされた。 著名人のチャリティー活動が盛んなアメリカではあるが、 この規模は歴史に残る偉業だった。
少年愛、何度も行われた整形、どんどん白くなる肌、 ヤバい部分も取り沙汰されたが、憎めない人物だったと思う。 マイケルにとっての不幸は、アーチスト「マイケル・ジャクソン」が 大きく成り過ぎてしまったことかもしれない。 本人ですら、どうしようもない程に。 むしろ「ほどほどのスター」となった他のジャクソン5の兄弟や ジャネット・ジャクソンなどのほうが幸せなのかも…なんて思う。 心から謹んでご冥福をお祈りします。
|
|
|