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2009年06月17日(水)
先日の試合、2打席目に人生2度目の打撃妨害出塁をした。 試合中、ベンチでも菊池と「あのキャッチャー、前にかまえすぎて怖いな」 なんて話をしていたが、まさか打撃妨害出塁の常連である田辺ではなく 自分がキャッチャーのミットを叩いてしまうとは(・ω・;)
場面は無死満塁の大チャンス。 大きい当たりなど必要ないので当然、バットは短めに持ってミートを心掛けた。 最悪、ボテボテの内野ゴロでも1点は入るので、気負いはなかった。 相手投手の直球はスピードがあり、変化球のスライダーも 球速はほとんどストレートと変わらなかったので、 若干、いつもより後ろ目の打席で構えていたけど…。 そしてツーストライクまで追い込まれてから外角寄りの直球、 見逃せばボールにもストライクにも取られそうなコースなので 当然カットに行った。 ボールにはかすったと思ったが、バットから不思議な手応えが伝わってきた。 ボールと一緒にキャッチャーミットにもバットがかすっていた。
すぐさま「当たった!」とミットを指さして審判にアピールしたが、 審判も分かっていたので、すぐさま左手の甲を右手で叩く動作で 「インターフェア」を宣告してくれたので、楽に一塁へ。 満塁だったために押し出しとなり貴重な追加点。 そしてここから一気に点が入って1イニング一挙9点を奪い 大事な一戦に完勝することが出来た。 帰宅後、スコアをまとめている時に調べてみたら 打撃妨害で押し出しの場合でも打者には打点が付くことが判明。 捕手には失策が付くのに打者に打点が付くとはラッキーだった。
ところで打撃妨害でも守備妨害でも野球用語は「インターフェア」であり、 走塁妨害のみ「オブストラクション」と言う。 この言葉の区別って、よく分からないまま、ずっと野球をやってきたかも。 なので、いい機会だと思い、ちょっと調べてみた。
●INTERFERENCE(インターフェアランス)…邪魔、妨害、干渉、衝突 攻撃側の場合、打撃についているチームが野手のプレイに干渉したり、 妨げたり、阻害となった場合を言い(守備妨害)、 守備側の場合は、投球を打とうとする打者を妨げる野手の行為を言う(打撃妨害)
打球を処理しようとしている野手を走者が避けようとせず、 その野手に衝突した場合は完璧に守備妨害。 また、投手の投げたボールがホーム上に来る前に捕手が前に出て捕る行為も 完全なる打撃妨害である。
●OBSTRUCTION(オブストラクション…障害、妨害、さえぎり ボールを持っていない野手、またはボールを処理する行為をしていない野手が 走者の進塁を妨げた場合を言う。 このボールを持っていない野手というのが重要であり、 走塁ライン上に立っていて走者がぶつかれば完全なるオブストラクション。
だいたい妨害行為に関しては分かっていても、 インターフェアを日本語に訳すと何なのかは分からない人が多いだろう。 自分も初めてインターフェアランスの略だというのを知った。 だけど、インターフェアもオブストラクションも、 和訳よると、ほとんど違いが無いようなので、 どの妨害もひとつの言葉で統一すればと思ってしまうね。 まぁ、単純に日本語で言えばいいだけのことだけど。 変に英語を使おうとして走塁妨害なのに「インターフェア!」と言ってしまい、 「走塁妨害はオブストラクションだ」と突っ込まれるくらいなら、 日本語で「走塁妨害!」と言った方が早いだろうし。 インターフェアとオブストラクションを調べてみて、 改めて日本語の機能性は英語よりはるかに高いことが認識できた…かな。
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