Web Masterの日記



東京五輪

2009年04月21日(火)

2016年の夏季五輪開催地が今年の秋に決まるが、
現在、IOCの役員が各候補地を視察している。
その2016年の五輪開催に立候補している東京も、石原都知事を中心として
IOCの役員達に先日、かなり熱の入ったPRや接待をしてアピールしていた。

東京以外の候補地はシカゴ(アメリカ)、マドリッド(スペイン)、
リオデジャネイロ(ブラジル)の3都市。
この中で、過去に五輪開催経験があるのは東京のみ。
やはり五輪が開催されれば、都市の宣伝にも大きく役立つだけに、
どの都市も開催権をゲットしたい気持ちだろう。

今回のIOC役員を招いての招致活動は好感触を得たようだ。
ただ、2016年に東京で夏季五輪が実現するかと言うと、正直厳しいかもしれない。
昨年、同じアジアの中国北京で五輪が開催されている。
その2大会後に、またアジアで五輪をやるのは
余程のことがないと有り得ない気がする。
これまでも各大陸持ち回りのような感じで開催されているし、
次回の2012年がイギリスのロンドンで開催されるので、そういう点では
1996年のアトランタ以来、20年間も開催がないアメリカのシカゴか、
初の南米開催となるリオが選ばれる可能性が高いと思う。

しかし、五輪の規模も拡大しており、世界的大都市でないと
開催する能力がない段階になっているのも事実だ。
東京は過去にも五輪を開催している経験があるのは
他の3都市よりも有利な点である。
シカゴはアメリカ国内の経済危機の影響で国からの支援が受けられない状況だし、
リオの経済状態も治安も決して良いとは言えない。
また、2016年オリンピックの2年前の2014年にブラジルでは
ワールドカップが開催される。
はたしてブラジルにワールドカップとオリンピックを
続けて開催できるほどの余裕はあるのか?
消去法で考えると、東京が最後に残る可能性は否めないのも事実だ。

まぁ、個人的には国内で五輪開催するのは良いことだとは思うが、
東京でやるのはどうなのかという気持ちもある。
東京開催よりも、他の五輪開催経験のない都市で
やった方が面白いと思うんだけどな。
だけど今のご時世、五輪招致に多額の金をかけられる日本の都市は
東京以外に無理だろう。
以前、東国原宮崎県知事がテレビで話していたが、
東京都は余剰金が1兆円あるそうだ。
世界的に見ても、こんなに金持ちの都市はないらしい。
だけど開催するとしたら、かなりの税金が必要となるだろうし警備も厳重になる。
それに晴海に大きなオリンピックスタジアムも建設されるが、
もしスタジアムが建設されるとしたら、
晴海の草野球グランドはどうなるんだ?ヾ(^-^;)

最初は東京開催に関して無理だと思っていたが、世界で経済的状況が変わってきた。
なので、東京開催はマジで実現味を帯びてきてしまった。
もちろん、2016年東京五輪が実現したら東京都民として歓迎するつもり。
だけど、決定間違いないと言われながら、ソウルに敗れた名古屋や
北京に敗れた大阪のこともあるので最後まで分からないけどね。
とりあえず今秋、IOCによる開催地発表は注目だね。


行動ランキング

2009年04月20日(月)

悔しいので、あえて昨日の試合については書かない。
何事もなかったかのように全然、別の話題。
たまに覗いてるGOOランキングに面白いのがあったので紹介。

●男性からみて「なぜ?」と思う女性の行動ランキング

1位 必要以上にやせたがる
2位 ひとりが「かわいい!」というと、他のみんなも「かわいい!」と言う
3位 みんなでトイレに行く
4位 「あなたにまかせる」と言いながら、選んだものに不満を言う
5位 買い物が長い
6位 まゆを描くためにそる
7位 毎日化粧をする
8位 占いにハマる
9位 思っていることを遠回しに言う
10位 甘い物が別腹
11位 カバンが大きい
12位 同性とおしゃべりする際に次から次へと話題が変化(飛躍)していく
13位 恋人に自分のことを好きかどうか確認する
14位 買った服を着ない
15位 トレンディドラマにハマる
16位 ダメ男でも愛せてしまう
17位 話を聞いてほしがる
18位 爪を伸ばす/マニキュアを塗る
19位 ランチ時など、財布を入れるためだけの小さいバッグを使う
20位 寒くても薄着


これってほぼ全部「なぜ?」って思うね。
11位の「カバンが大きい」はウケた(=^0^=)/
全体的に「根拠がわかんねー」「意味無いじゃん」みたいな
非論理的な行動が男性よりも多い(と思う)
個人的には「なぜ?」が少ないオトコっぽい女性に好感が持てるかもしれないな。
女性陣からの反論もあると思うので、逆に女性から見てのランキングも掲載。


●女性からみて「なぜ?」と思う男性の行動ランキング

1位 道ばたにつばを吐く
2位 くだらないモノにお金を使う
3位 バレバレのうそをつく
4位 別れてからも連絡をしてくる
5位 ぶりっこを「可愛い」と思ってしまう
6位 道を間違えても引き返さない(特に運転中)
7位 自分の不健康自慢が好き
8位 部屋のゴミを捨てない
9位 空返事が多い
10位 缶コーヒーや炭酸飲料をよく飲む
11位 若い女の子が好き
12位 できないことも(なんでも)自慢する
13位 洋式トイレで便座をおろさない
14位 メールの文章が要件のみ
15位 彼女がいても、友達を優先することが多い
16位 ふたつ以上のことを同時にできない
17位 髪の毛を気にしすぎる(以前より薄くなった、など)
18位 プライベートで先のことを考えるのが苦手
19位 マイワールドを崩さない
20位 同じスーツを続けて着る

うわー!コレって全部反論してぇ(・ω・;)
男って生き物はロマンチストだったり、優しさだったり、
本能むき出しだったりするもの。
しかも、何か理由があって行動してることが多いから簡単には変えられない。
たぶん女性には理解不能な「こだわり」が男には誰でもあるものなのだ。
まぁ、たまに男同士でも理解不能だったりもするけど。
そこんとこ分かってほしいけど、どんなに頑張っても分からないだろうね。
それにしても1位が「道ばたにつばを吐く」って?
そんなに男って道ばたにつば吐きまくっているのかな?
なんか、そんな奴らのせいで、1位になるなんて心外だ。


ついでにもうひとつ。
●結婚するなら最低限満たしていてほしい男性の条件ランキング

1位 価値観があう(気があう)
2位 嘘をつかない
3位 借金がない
4位 暴力を振るわない・怒鳴らない
5位 健康
6位 優しい
7位 タバコを吸わない
8位 金銭感覚が同じ
9位 ギャンブルをしない
10位 料理が得意

おぉ!「タバコを吸わない」以外は全部当てはまってるヾ(・ω・o) ォィォィ
って今さらだ…(-ω-)ノ
11位以下は少数意見でどうでもいいものが多いから勝手に省略。


漢検

2009年04月18日(土)

毎年、年末になると「今年の漢字」というのが発表される。
この日記でも毎年のように取り上げている。
「今年の漢字」を始めて漢字ブームを作ったのが、
現在いろいろと世間を騒がせている漢検の大久保(元)理事長だそうだ。
彼は他にも色々と仕掛けをし、その結果として巨額な利益を生み出した。
漢字ブームなるものまで起きたのも事実だ。
しかし、自分が経営する会社と取り引きを行い、不透明な金の流れがあるようだ。
だけど、それを除けば「有能な経営者」だったと評価できるのではないだろうか。

独法、特法は原則として全て廃止して民営化してしまえば良い。
漢検も民営化されていたら、今の時代に驚異的な利益を挙げる
超優良企業となっていたかもしれない。
まぁ、もっとも公的資格だからこそ、これほどの受験者がいるのだろうが。
もし民間資格になってしまえば、どれほどの受験者がいるかは疑問だが…。

ところで2009年の「今年の漢字」は何になるのかな?
この事件に批判的な文字が応募される予感もするが、決まるのは12月。
4月のことなんて年末になれば忘れ去られているかもしれないな。
でも昨年が「変」で一昨年が「偽」
なんか漢検の現状を象徴していたような気もするな(-o-;)


新記録達成

2009年04月17日(金)

昨日に続き、今日もメチャメチャ忙しかったな。
ほんと最近、忙しい。
まぁ、今のご時世、忙しいことは有難いことだと感謝しなければ。

さて、昨日書こうと思っていたこと。
って、もう今日は新記録達成か…さすがだな。

WBC後に胃潰瘍が発覚してDL入り(故障者リスト)していた
イチロー選手が昨日復帰し、復帰一発目の試合で、いきなりやってくれた。
初めて開幕から8試合も欠場していたイチローだが、
張本勲氏の持つ3085安打に並ぶ2安打を放った。
それもシアトルまで駆け付けた張本氏の前で、ド派手な満塁ホームランで。
さらに今日の試合で、あっさりと張本氏の記録を塗り替える
日米通算3086本目まで打ってしまうとは。

イチローは、やはり何かを持っている男だ。
日本人最多安打のタイ記録となるヒットを満塁ホームランで飾り、
すぐ翌日に新記録を樹立、新たな伝説を打ち立ててくれた。
今季は前人未到のメジャー新記録となる9年連続200安打を目指すイチロー、
胃潰瘍で出遅れていたが、きっとイチローならやってくれるだろう。

イチローが戻ってきた一方でレッドソックスの松坂がDL入り、
さらにイチローの同僚である城島までもがDL入りしてしまった。
WBC世界一のバッテリーが開幕直後に故障者リスト入りは衝撃的である。
松坂は2試合に登板して2度ともKOされた。
特に2度目の試合では1イニングを投げただけで5失点KOと
ショッキングな内容だっただけに、どう見ても本調子でないのは明らか。
城島もWBC前の合宿の時から違和感があったらしいが、ついに右太もも裏を肉離れ。
WBCの疲労も重なっていると首脳陣は語っているが、実際にそうなのかもしれない。
日本でも岩隈やダルビッシュもペナントに入ってから
本来の投球が出来ていないように感じるし…。
イチローに続いて松坂や城島までもがDL入りなので、
次回以降のWBCにますます非協力的な姿勢をする球団が増えてしまいそうで不安だ。
そもそも開催時期がシーズン前というのが、おかしいのだから…。

松坂には、ゆっくり肩を休めて本来のボールを取り戻して
メジャーのマウンドに戻ってきてもらいたい。
WBC2大会連続MVPの実績は伊達じゃない。
世界最高峰のピッチャーなのだから、しっかりと治してもらいたいと思う。

ちなみに故障者リストのDLとはDisabled Listの略。


疲れた

2009年04月16日(木)

やっぱイチローってすごいね。
まさに千両役者だ。
いろいろ書きたいけど、かなりお疲れのため、今日は断念。


未来ブーム

2009年04月15日(水)

自分が子供の頃、1970年代という時代だったからかもしれないが、
雑誌でもマンガでも「未来ネタ」が多かった気がする。
最近はほとんど見かけることはなくなったが、
いわゆる「未来ブーム」みたいな。
1970年前後に一番盛り上がったのは1970年の大阪万博の影響だろう。
みんな大阪万博で「未来」を意識したのかも。
日本で初めて「月の石」が公開されたのも大阪万博だった。

また、この1970年前後は日本を代表するSF作家達が活躍した時期でもある。
小松左京、星新一、筒井康隆の「SF御三家」が華々しくSF小説を出していた。
その後「ドラえもん」など、テクノロジーの進歩を純粋に信じる
「近未来ファンタジー」が人気となり、1980年代に入ると
発達しすぎたテクノロジーによる退廃的な近未来が舞台の
サイバーパンクというSFジャンルまで誕生した。
しかし、これ以降、荒唐無稽な未来を描く作品は減り、ブームも収まったように思う。
なぜ収まったのか?
現代人はテクノロジーの未来も限界も、客観的に見ているからではないだろうか。
要は現実的になり、夢を見れなくなってしまった…というか、
今を生きるのに精一杯で、夢を見る余裕すらなくなってしまった…
と言うことかも。寂しい現実である。

日本中がバラ色の未来を夢見たのは、1969年のアポロ月面着陸や
1970年の大阪万博の頃から。
高度経済成長の真っ只中だったし、どんどん生活が良くなって、
敗戦国である日本が、世界をリードするだろうという期待もあった。
その後、パソコンの衝撃的な登場や、世紀末から21世紀という区切りも
未来への期待感に拍車をかけた。
しかし、経済成長の後には環境問題が残り、
明るいだけの未来は想像しづらいどころか、
時代は明るい未来など考えられなくなってきた。

「未来ブーム」の栄枯盛衰。
確かにこの先の未来、期待よりも不安の大きい人の方がはるかに多いよな…。


「7」

2009年04月14日(火)

自分が今年で20年間も背負っている背番号は「7」である。
なぜ「7」にしたのか?
本当は一緒にチームを作ったテッチャンが「3」を選んだので、
自分は「1」にしようとひそかに思った。
チーム創設者の特権で良い数字を優先的に貰うことはできたので
「1」を背負うことは容易だった。
だけど「1」は自分には重すぎた。
なんせ自分の世代で「1番」と言えば世界の王選手しかいない。
そんな恐れ多い数字を背負うことは自分には絶対に無理だと分かっていた。
で、単純に次の候補が「7」だっただけ。
理由は当時の西武ライオンズのチームリーダー石毛が付けていたから。
たった、これだけの理由である。
「7」が特に好きな数字というわけでもなかった。
むしろ「5」とか「8」の方が好きだったかもしれない。
だが、このチームをライオンズの石毛のような熱い気持ちで
引っ張っていく気持ちがあったから、石毛と同じ「7」にしたのだと思う。

「7」は縁起がよい数字である。
なので世間には「7」に関する様々なものがある。
まず「七」の訓読みは「なな」で、音読みは「しち」であるが、
「しち」という読みが言いにくく、また一(いち)、四(し)、八(はち)と
聞き間違えやすいことから、他の数字なら音読みする文脈でも
70(ななじゅう)など訓読みすることが多い。
ただし「七月(しちがつ)」は聞き間違いを意識的に
排除する場合を除き、音読みする。
名数では他の数字同様、後に続く語が音読みか訓読みかによって読みが決まる。
「七福神(しちふくじん)」「七草(ななくさ)」など
希に後に音読みが続くにもかかわらず訓読みするものもある
「七不思議(ななふしぎ)など。

●「7」にまつわる縁起の良いもの

★春の七草
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。
今の呼び名にすると「せり、ぺんぺん草、母子草、繁縷、子鬼田平子、蕪、大根」
であるが現在名の方が何だかよく分からないものもある。
なぜ1月7日に七草粥を食べるのかは諸説あるものの、
通説は「おせち料理やお餅などで、もたれた胃腸を回復させるとともに
不足した野菜を摂取する」という理由がもっともらしい。
蕪や大根が入っているところからしても、この説は説得力がある。
ただし七草粥の風習は古くは平安時代からあったようなので、
この説はむしろ結果論的な意味合いが大きいかもしれない。

★七福神
恵比寿、大黒天、毘沙門天、弁才天、福禄寿、寿老人、布袋の7つの神様の集まり。
元旦の夜に七福神が乗った「宝船」の絵を枕元に入れて寝ると
良い初夢が見られると言われている。
また初詣に七福神巡りをすると、その年1年間は幸せになれるなどの信仰もある。
ちなみに大黒天、毘沙門天、弁才天はインド出身。
福禄寿、寿老人、布袋は中国出身。
恵比寿のみが日本出身であり「神様の3ヶ国協議」状態なのだ。

★曜日
日、月、火、水、木、金、土で、言うまでもなく太陽から土星までの星。
昔は明るい星が他の恒星とは別物であると認識していたことから、
この7つの星が特別な扱いを受けており、暦にも使われるようになったようだ。

★ラッキーセブン
古くは関武志とポール牧の漫才コンビ名で有名。って知らない人も多いよな。
なんで「7」がラッキーかというと、これも諸説ある。
ジャックダニエルが7軒の店で成功したからとか、
メジャーリーグの試合で7回に大逆転して勝利したことがあったからなどだが、
真偽のところは定かではない。
英語圏を中心とする西洋では「7」は幸運の数字であるとされ
ラッキーセブンと呼ばれている。

★七洋(七海)
世界中の7箇所の海を指す。
昔なら南シナ海、ベンガル湾、アラビア海、ペルシャ湾、紅海、地中海、大西洋。
今は南太平洋、北太平洋、南大西洋、北大西洋、インド洋、北極海、南極海のこと。

★虹
日本では虹の色は赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7色とされている。

★キリスト教の七大天使
ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエルの四大天使に加え、
メタトロン、ラグエル、ラジエルの天使を加えた七人の天使達を主に指す。
また、新約聖書のヨハネの默示録では7つの門が登場する。
キリスト教に於いて人間を罪に導く可能性があるとされている
欲望や感情を七つの大罪ともいう。

★戦国七雄
古代中国の戦国時代の有力7ヶ7国のこと。
秦、魏、韓、趙、燕、斉、楚。

★G7
先進国首脳会議に参加する7ヶ国。
日本、アメリカ、カナダ、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア。

★七味唐辛子
唐辛子を含む7種類の材料で作られた調味料で中に入っているのは
芥子(けし)、陳皮(ちんぴ=ミカンの皮)、胡麻(ごま)、山椒(さんしょう)、
麻の実(あさのみ)、紫蘇(しそ)、海苔(のり)、青海苔(あおのり)、
生姜(しょうが)、菜種(なたね)などから6種類組み合わせて
唐辛子と混ぜて七味にする。

★7のつく作品
007、ウルトラセブン、7人の侍、7人の刑事、七福星、荒野の7人、NANA
マイルドセブン、セブンスター、女性セブン。

★その他
サイコロの向かい合った面の目の合計はどれも7である。
様々な変化球やそれを持つ投手のことを七色の変化球という。
麻雀には七対子という役がある。また字牌は7種類である。
スロットマシンで7が揃うとフィーバーで7の名称は「ジャックポット」
ドラゴンボールでは何でも望みを聞いてくれるシェンロンを
呼び出すことの出来る7つのドラゴンボール集めが目的。


やはり「7」はラッキーな数字である。
20年前は簡単な理由で背負うことにした「7番」であるが、
いまは愛着もあり、一番好きな数字にもなった。
愛車のナンバーも「・・・7」だしね。
これからも「7」に愛を持って背負いながら戦い続けていきたい。


片腕マシンガール

2009年04月13日(月)

北米資本で製作され、YouTubeに予告編がアップされてから
あっという間に40万以上のアクセスが殺到、国内外で話題騒然となっていた作品。
その凄絶極まりない内容から、日本公開は、ほぼ無理と言われていたが、
“ゆうばり国際ファンタスティック映画祭”でのプレミアム上映を経て、
8月から日本の劇場で公開された。
復讐に燃えるヒロイン・アミを演じるのは、
人気急上昇中のグラビアアイドル・八代みなせ。
本作が映画初出演は思えない、スタントなしで挑んだアクション、
美しさと狂気に満ちた堂々の熱演で、観る者を釘付けにする。
(作品資料より)


予告編やネットでの評価を見て、かなり気になっていた作品である。
しかし東京では昨年8月から池袋のシネマ・ロサと
渋谷の小さな映画館で1日1回、それもレイトショー上映だったために、
なかなか観に行く機会がなかった。
気づいたら池袋も渋谷も上映終了となっていたので、
DVDが出たら絶対に観ようと思っていた。
レンタルが開始され、早速観賞してみたが期待通り、
いや期待以上の作品に大満足だった。
オープニングから派手だった。
右腕にマシンガン装着した女子高生が爽快に乱射!!
音楽も合ってるし、テンション上がりっぱなし。

唯一の肉親である弟をイジメによって殺され復讐に立ち上がったアミ。
イジメグループを追いつめる中、リーダー格だった子のところまでたどり着くが
そこは服部半蔵の末裔の忍びの血を受け継ぐヤクザ一家。
息子を愛するが故に数々の残虐行為を繰り返すこの一家、
限界超えた愛なのでドン引き(-ω-)ノ
だけど敵も味方も結局は愛する者の為、命かけて戦う。という王道のストーリー。
ただ、屈折描写が凄いね。すっごくわかりやすいバカ親像だったし。

ヤクザに切り取られた右腕に新しい腕…マシンガンを装着し、
再び乗り込むアミとミキ(同じく息子を失った母)
こっからラストバトル。
マシンガン装着のポーズやガンガンぶっ放す姿が更にかっこいい。
ぶっ放した後、銃口を上にスチャッと構えるとこが特にいい!
チェーンソー振り回すミキもクラクラするほどかっこいい。
片足もがれても、その足に装着するとは(^^;)
死にっぷりまでもが、かっこよかった。
最初から最後まで、全くダラける要素なし。目が離せなかった。
スピードもテンポも心地いい。
ただ、血はずっとずーーーーっと噴き出ているけど。
最後の最後、AMIが全ての復讐を終え、自ら命を絶とうとした瞬間…
風のざわめきと同時にガッと構えた顔とポーズ、
もぅ、鳥肌モノの最高のラストだった。

魂のこもったセリフまわし。
出演者の情念溢れる表情。
キッチリまとめられた脚本。
不謹慎極まりないギャグ。
大人から子供まで平等にミンチにされてゆく。
そして、それらがノンストップで続く。

アメリカのビデオ会社が制作費出資のビデオ映画。
殺戮と人体損壊のスプラッタ映画だが、特撮がチープなので、
まったくもってグロさが感じられない。むしろ爽快感さえある。
また、女優たちの身体能力が高く、かなりレベルの高いアクションを披露している。
脱力系のギャグもあり、かなり品質の高い「おバカ映画」である。

とても普通の人にはオススメできない映画であるが、
自分的には超絶的に面白かった!
最初から最後まで圧倒されっぱなし。
スプラッターってこんな面白くて良かったんだっけ?って感じ。
グロいシーン盛り沢山だけど、それ以上にウケるって!?
ドバドバ血が出て、バンバン人が死ぬ。
しかし、血の吹き出し方があまりに過剰。まるでスプリンクラーのよう。
シュワ〜〜〜 シュワワ〜〜ンって感じ。
それに切断された肉体も思い切り造型なので、残酷感はまったく無いし
全然、気持ち悪くならない。と言うか、むしろ笑えるくらい。
そういえばPGもRも付いていない映画だったね。

だけど、ふざけてると言われようとも、製作サイドの本気と愛が
溢れこぼれてる作品だったと思う。
この映画は完全なアメリカ資本でアメリカ向けに作られているので
海外の人の日本に対するイメージ、というかキーワードのようなモノが
ふんだんに取り入れられていて、それがまた笑いを誘った。
ほんと、大げさなんだよね。

朝食に天ざる。(^^;)
朝からてんぷら揚げてくれるお母さんなんているのか?
寿司は当然、イスの上であろうと、きちんと正座して食べる(・ω・;)
家の中を見渡しても、まずは薄型TVが、ドーンとあって、
その横には賞状やトロフィーなんかが飾ってあるし、
リビングの隅にはお父さんのゴルフ道具一式が(^^;)
夕食前にお父さんだけは風呂を済ませるとこなんかもウケた。
それとヤクザの家に金屏風は欠かせない。おまけに道場も持ってるし、
そして何といっても長〜い廊下があって、
お母さん(極妻)は当然、お着物(^^;)
だけど、エロを意識した、かなり変な着崩しだったけど。
そして忍者も従えていて、使用人がメイド服…(-ω-)ノ
昔の日本文化と今の日本文化を上手く取り入れていた。
他に小道具として日本刀や手裏剣は外せないね。

倫理とか、いろんな価値観をぶっ壊していて小気味良く、
素敵に暴力的で笑える大娯楽作。
人生に必要なことは「笑うこと」そして「真剣にふざける」こと。
この映画を観て、改めてそんなふうに思えたな。
命がけで真剣にふざけて、笑えて、楽しすぎて…。
なので「スプラッタ映画」と分類されたくないね。
個人的には超娯楽作品、傑作だと思うもんな。
腐った気分になってるヤツ、自暴自棄になりそうなヤツ、
苦悩した自分に酔ってるヤツ、とにかく何もかも嫌でうんざりして
爆発寸前で叫んでしまいそうなヤツ、失恋したヤツ、
上司に不条理な怒られ方をしたヤツ、金のないヤツ、パートナーのいないヤツ、
とにかく楽しみを欲しがってるヤツらには是非とも観てもらいたい。

そして映画を観終わったら、マシンガンやチェーンソーで、憎たらしいヤツ、
殺したいヤツを殺戮する夢を見ればいい。
真剣に、命がけに、ふざけた楽しい人生を送るために、この超娯楽作品はお薦めだ。

これほどまで良い作品に仕上がったのは主役の八代みなせのおかげかも。
2年くらい前からグラビアアイドルとして活動しているものの、
完全にチェック範囲外だったので、あまりよく知らなかったが、
今作が初作品とは思えないほどの存在感と目力は圧倒的。
腰の据わった演技、野獣のような鋭い眼差しと凛とした美しさは、
今後も注目せざるを得ない女優である。
だんだん眼つきも変わっていくし、マシンガン装着しての決めポーズは最高。
そして黒髪ストレートなのが良い。なびいた時が特に(^^;)
マシンガンやチェーンソーを正しく振り回し、血の海で啖呵を切ってみせる姿は、
ホント「これぞ日本の美」と言う感じだった。
かなりの逸材だと思うけど…事務所も彼女の書いているブログでも
完全に、この映画のことをスルーしているのはなぜなんだろう?
こんなに良い演技だったのになぁ。
今はパチンコ海物語の三代目マリンちゃんとして、全国のパチンコ店巡りとかが
メインの仕事みたいだが、せっかくの逸材なのに勿体ないなぁ。
ミスマリンちゃんやグラビアアイドルで終わるのは本当に勿体ないよ。
そういえば、八代みなせって、普通にしてる時の顔はともかく、
険しい表情をすると、木下あゆ美によく似るので好感が持てたのかもね。

八代みなせ演じるアミと一緒に復讐に行くミキを演じた亜紗美。
彼女はAV女優らしいが、彼女の存在感のある演技も良かった。
逆に彼女が居なかったら、ぬるい物語になったのかもしれない。
演技もズバ抜けて冴えていたし、アクションも魅せてくれた。
主演の八代みなせとは違ったスパイスとして作品を輝かせた。

あと、極妻役だった穂花もAV女優らしいが、セリフは別として、
いい雰囲気を持っていた。
いやらしさとはまた別の色気があったね。
一番、残虐な人だったけど(^^;)

とにかく「片腕マシンガール」こそは日本映画の希望の光であり、
本物の娯楽作品であると思う。
映像の粒子の粗さだとか、役者の無名さ加減や、画面から漂ってくる低予算臭…、
所詮はC級スプラッター…なんて思って見てはいけない。
荒唐無稽な血みどろアクションの形こそ採ってはいるものの、
暴力の虚しさ、復讐の無意味さ、人間が持つ良心の儚さを滔々と説いた
社会派ドラマと言えなくもないコトも無いかもしれない?けど
違う可能性も捨てがたい?
ちなみ挿し絵は天才・江口寿史っていうのも良かった。


パス

2009年04月12日(日)

今日はパス。
明日「片腕マシンガール」の感想を書く予定。


またね

2009年04月11日(土)

今日、東京都心では正午に25度を超え、今年最初の夏日となった。
暑かったにもかかわらず、今日は仕事も大繁盛。
そして仕事が終わってから、深夜2時過ぎに寂しい別れがあった。
だけど決して「さよなら」ではない。
「またね」そう言ってしばしお別れ。
今度いつ会えるのか分からないけど「さよなら」じゃない。
2人の新たなるスタート、幸せを願っている。
元気にまた会おう。


 < 過去  INDEX  未来 >


Web Master