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2009年03月18日(水)
WBC今大会3度目の日韓戦…悔しい敗戦。 明日またキューバに勝って4度目の日韓戦でリベンジしてほしい。 だけど明日も試合は昼から。観れない…(ToT)
さて、白浜旅行記の続き。 興奮のAW編。 ちなみにAWとはアドベンチャーワールドの略。 http://www.aws-s.com/index.html
白浜旅行2日目、8時に旅館をチェックアウトし、 旅館近くにあるタクシー乗り場へ。 南紀白浜空港を横目に見ながらタクシーはAWの駐車場に入り、 入場ゲートの前までつけてくれた。 時間はまだ8時20分くらい。 開園まで1時間以上もあるので、入場ゲート前には誰もいない。 しかし、駐車場には2台ほど車が停まっていて、 車内で開園を待っている感じだった。
なぜ開園1時間前に来たかと言うと、以前テレビの「志村動物園」で アドベンチャーワールドが紹介された時、パンダのバックヤードに入り、 パンダに直接、エサをあげられるツアーも紹介された。 どうせアドベンチャーワールドに行くなら、滅多にできない経験なので 是非ともパンダにエサをあげたいと思い、その権利を獲得するための 気合いの1時間前なのだ。 パンダバックヤードツアーは1日30名の限定であり、先着順。 あのテレビ以降、休日はもちろん平日でも開園前からゲートに 長蛇の列ができるようになったという。 いろいろとネットで調べると、平日の場合なら開園1時間前にゲートに並べば ほぼ確実にバックヤードツアーが申し込めるという情報を得た。 情報通り、平日だった3月12日、ゲートの一番前に並ぶことができ、 あとはひたすら開園を待つのみ。 ちなみにチケットは前日に白浜市内で購入済み。 なのでチケット売り場に並ぶことも不要なので、 開園と同時に約15メートル先にある パンダバックヤードツアー申し込みデスクに行くだけだ。
アドベンチャーワールドの入場ゲートは全部で7つ。 しかし平日だったこともあり一番左端と右端2つが閉まっているため 4つゲートからの入場となる。 1番乗りの自分は当然、パンダバックヤードツアー申し込みデスクの 正面となるゲートに並んだ。 開園30分前くらいになると駐車場に停まっていた多くの車から 続々と人が降りて来る。 自分の後ろにも入場を待つ列ができ、残り3つの入場ゲートも列ができた。 開園と同時にバックヤードツアーを求めてダッシュが必要とも ネット情報にあったので軽く足首を回したり、アキレス腱を伸ばす。 開園5分前に各入場口に係員がスタンバイ。緊張感が高まる。 まるで自分が競走馬になった気分。 そんな自分を察してか、係員のお兄さんが開園前なのに 自分のチケットを受け取ってくれた。 他のゲートを見ると、まだ係員にチケットを渡していない状態。 そして9時30分の開園時間と同時に係員のお兄さんはチケットを返してくれたので 明らかに他のゲートよりも早く園内に入ることができた。 目の前の申し込みデスクまで約15メートル、 しかし他のゲートより早く入場できたのでダッシュではなく、 小走りで良かったと思いきや、一番右のゲートから入ったと思われる青年が 死に物狂いの猛ダッシュしてくるのが横目で確認できたので、 慌ててこちらもダッシュに変更。 その結果、申し込みデスクへ1着でゴール。 念願のパンダバックヤードツアー申込番号1番と2番をゲットした。
とりあえず希望通りバックヤードツアーの申し込みもでき、 一息ついて申込デスクの列を見ると、ものすごい長蛇の列になっていた。 パンダだけでなく、イルカと触れ合えるツアーの申込デスクも人だらけ。 あれを見るとマジで朝一で並んで良かったと思ったね。 アドベンチャーワールドには130種類以上の動物がいて、 そのうち50種類以上の動物たちと直接触れ合ったりすることができる。 各所で様々なショーやエサやり、動物パフォーマンスが行われているので、 効率良く見ていかないと、見逃してしまうものも多い。 次はいつ来れるのか分からないので、効率の良い回り方をしたいと思い、 アドベンチャーワールド公式ホームページで各スケジュールをチェックし、 見たい優先順位を付けたタイムスケジュール表を作成しておいた。 しかし、いきなりスケジュール通りにいかなくなる事態が…。
まずは海獣館に入ろうとすると外の窓からペンギンの泳ぐ姿を確認。 ホッキョクグマやアザラシ、ペンギンなどが海獣館で見られるが、 ラッコのエサやり(フーディング)タイムを観察。 獣なのに決してエサを口で取らず手を使って受け取るラッコに癒された。 そしてペンギンの中には10年越しで見たかったコウテイペンギンが。 明らかに他のペンギンより大きく、堂々としていた。 同じようなキングペンギン(王様ペンギン)よりも全然大きく、貫禄があった。
次のスケジュールまで時間があったので、とりあえずパンダランドへ向かうと、 そこには昨年9月に生まれた双子の子パンダの愛くるしい姿が。 1頭は木に登っていて、もう1頭は木の下で転がっていた。 2頭とも無邪気に遊んでいる姿が可愛くて、 思わずタイムスケジュールなど全てぶっとび 時間が経つのも忘れて、長時間双子の子パンダを眺めていた。 まだ開園して間もなかったので人も少なく、絶好の位置で見れたのも大きかった。 双子の子パンダの横には3年前に生まれた、やはり双子のパンダが バリバリと笹を食べていた。 さらに屋外にも2頭の親パンダが動き回っている。 以前、上野で見たパンダは寝てばかりだったが、ここのパンダはみな活発だった。
パンダランドで思わぬ時間を使ってしまい、急ぎ足でアシカショーが行われる施設へ。 すでに多くの人が集まっていたが、約2000人も座れるので余裕で席に着く。 このアシカショーは、ただのアシカショーではなく、 犬やヤギ、カワウソ、インコなども登場する コミカルなアニマルショーで大いに笑った。 ショーが終わると再びパンダランドへ。 入場した時に申し込んだパンダバックヤードツアーの集合時間である。 首から「1番」の札をぶら下げて集合場所で待っていると係の人からの説明後、 いよいよ飼育員しか入ることのできないパンダ舎の中へ。 消毒液のしみ込んだマットで靴の裏を消毒し、手も消毒される。 すぐ横の檻の中には1頭のパンダが…。 手を伸ばせば触れるくらいの所で笹を食べていた。 しかしパンダといえど熊であり猛獣の部類に入る。 もちろん直接、触ることは危険なので許されていない。 檻の前にはラインが引いてあり、そこから出てはいけない約束。 パンダに与えるエサは笹ではなく、おやつのリンゴやニンジンを 槍のような長い鉄の棒の先に刺してパンダの方へ向けると、それを食べてくれる。 時々、強い力で棒を引っ張ろうとするので注意も必要だった。 しかし、ほんと目の前にパンダは感激ものである。 全員がエサをあげた後は先ほど見た子パンダの出産ビデオや、 アドベンチャーワールドにいるパンダの紹介ビデオなども見せてもらい 約40分のパンダバックヤードツアーは終了。 朝一で並んだ甲斐もあり、いい経験をさせてもらった。
パンダの余韻が冷めぬ中、続いてサファリゾーンへ。 園内にサファリパークがあり、無料の連結されたバスに乗って サファリへ繰り出すほか、ここは珍しく徒歩でも参加できる。 また自転車も貸し出しているので、自分の好きな形でサファリを楽しめるのだ。 もちろん徒歩や自転車の場合、肉食エリアには入れないがヾ(^-^;) 最初は徒歩を考えていた。 徒歩で行けば「志村動物園」でも紹介されたキリンに直接エサをあげれるが、 ちょうどスペシャルバスの出発時間でもあったので、 まだ座席が残っていたためスペシャルバスでサファリへ入ることにした。 このスペシャルバスはシロサイに直接エサをあげられたり、 普通は絶対に入れない肉食動物のバックヤードに入れるコースが組まれている。
最初に草食動物のエリア。 録音されたガイドではなく、バスを運転する人が直接ガイドもしてくれる。 無料の連結されたバスの場合、ガイドは録音だし、 途中で止まったりもしてくれないが、このスペシャルバスは途中で止まり、 動物をよく見ながらガイドしてくれる。 シロサイのエリアではバスを停め、バスから全員降りて シロサイ舎に連れて行ってくれる。 そして大きなシロサイが近くに寄ってきてくれて、 開けた口にエサを直接入れてあげられ、 その時に大きなツノや体も自由に触ったりできる。 シロサイが迫ってきた時は迫力あったが、やはりおとなしい草食動物、 やさしい目をしていた。 シロサイとの触れ合い後、バスは肉食動物エリアへ入る。 ライオン、ヒグマ、トラ、チーターなどがバスの中にいる人間へ鋭い視線を浴びせる。 各肉食獣の近くでバスは停まり、待機していた飼育員のジープから エサが投げ込まれる。 肉食獣たちの食事風景も見られるのがスペシャルバスの特権でもあった。 ヒグマはチャーミンのように座って手を挙げてエサを待っていた。 しかしライオンは残念ながら今日は絶食日となっているので エサはなしなので、ほとんど寝ていた。
途中、金網に囲まれた所でバスは停車し、 また運転手のガイドに連れられて全員で降りる。 着いたのは肉食動物の獣舎。 暗い獣舎、両側には檻があって、そこからライオン目が光る。 横になっているヒグマの目もこちらを見ている。 トラは動きながら威嚇の唸り声をあげていて異様な雰囲気がした。 やはりパンダ舎と同じく檻の前にラインが引かれていて、 そこから入ってはダメなのだが、いくら檻に入っているからとはいえ 近づく勇気はない。 ライオンのメスなんて檻から手を出して獲物が近づくのを 待っているような感じだった。
貴重な猛獣たちのバックヤードを見学した後、再びパスに乗りこむ。 そういえば外にはホワイトタイガーもいた。 再び草食動物エリアに戻ったが、徒歩の人たちができるキリンのエサやり場所は 塗装中のために使用することができなかった。 なので徒歩ではなく、スペシャルバスに乗って正解だったかも。 パンダバックヤードツアーの一番乗りや、このスペシャルバスにしろ 昨日の熊野詣での御利益が効いているのかも。
約50分のサファリを終え、遅い昼食のためレストランへ。 レストランも広いし、料金も観光地値段ではないし、かなり充実していた。 土産物屋も多いがパンダグッズの多さは日本一だろうな。 何でもかんでもパンダばかりだった。 昼食を終え、またまたパンダランドへ。 双子の子パンダのミルクタイムの時間が近づいていた。 さすがに子パンダの前には大勢の人。 しかし、哺乳瓶をつかんで一生懸命にミルクを飲む子パンダを見ることができた。 続いてペンギン王国へ。 キングペンギンとケープペンギンの園内散歩タイムを見たあと、 そのペンギンたちと無料で記念撮影してくれる。 見ている場所が良かったのか、なんと2番目に撮影してもらえた。 ペンギンランドの中には様々な種類のペンギンが多数いて圧巻。 昨年に生まれたコウテイペンギンのヒナもいたが、すでにかなり大きくなっていた。 ペンギンランドを出ると先ほどのペンギンとの記念撮影は長蛇の列。 2番目に撮影してもらいラッキーだった。これも熊野詣効果かも。
続いて向かったのが、エンジョイワールドのふれあい広場。 普通にシカやヤギ、マーラ、白鳩などが放し飼い状態。 今年は丑年ということもありホルスタイン牛もいた。 インコやリスザルのゲージにも入ってエサをあげることができる。 残念ながらデジカメが電池切れ寸前だったため、 ここではあまり写真を撮ることができず残念。 パンダ舎でたくさん撮りすぎたのが原因だろう。
最後に4000人収容のビッグオーシャンと言う会場で バンドウイルカとオキゴンドウクジラのショーを鑑賞。 様々な水族館でショーを観たが、最大級のプールだと思った。 なんせイルカ10頭とクジラ5頭が一斉にジャンプしたりできるくらい広いプールだ。 以前ここではシャチが4頭もいてショーをしていたらしいので、 それだけ大きく広いプールなのだ。 また、プールの後ろには大きなモニターがあり、 様々な角度からカメラで映した映像が流れる。 今、行ったイルカのパフォーマンスをスロー再生したりしてくれる。 そのモニターの後ろには南紀白浜空港の滑走路が見えた。 とても凝った感じのショーで今までの水族館で見たショーよりも スケールが大きくレベルが高かった。
一通りすべてを堪能したし、閉園の17時も近づいてきたので土産屋を見た後、 コインロッカーに預けてあった荷物を取り出し退場口へ向う。 今度はいつ来れるのだろうか? また近いうちに訪れたいと本気で思える最高のアミューズメントパークだった。 ちなみにアドベンチャーワールド内にはプレイエリアとして遊園地もあるが、 今回は乗り物は完全にスルー。 アドベンチャーワールド自体、南紀白浜空港のすぐ横にあるので 大観覧車とかも乗ってみたかったけど、そんな時間はなかった。
あまりにもアドベンチャーワールドを堪能してしまったため、 乗ろうと思っていたバスはすでに行ってしまった後だった。 ちなみにそのパスが最終バス。 飛行機の出発まで、まだ時間があるので南紀白浜漁港直営の海鮮市場、 「とれとれ市場」へ行くパスだったが、乗れなかったのでタクシーで市場へ。 http://www.toretore.com/tore/
とれとれ市場では西日本最大級で総敷地面積15,000坪を誇り、 一度も凍らせていない近海物の生マグロをその場で切売り販売をしている。 また、南紀白浜は紀州なので梅干も有名で沢山の種類が売っていた。 数多くの店が入っているので閉店の18時30分近くまで見て回り、 再びタクシーで南紀白浜空港へ。 白浜のタクシーの初乗りは550円だった。
19時20分、定刻通り南紀白浜空港を離陸し、帰りはわずか50分で羽田に到着。 到着ゲートから出た時はまだ20時15分くらいだった。 羽田で夕食を食べてから迎えにきた民間駐車場のバスに乗って 京浜島近くの民間駐車場でマイカーに乗り換え、家に着いたのが21時台。 飛行機を使えば家から南紀白浜って本当に近いんだな。 ちなみに高速1000円になるので車で行く場合、どれくらいかかるのか ナビで自宅をスタート地点、目的地をアドベンチャーワールドに設定して 検索してみたら、距離680キロ。時間は休みなしで約9時間だった(・ω・;) 車で行く場所ではないってことだね。 と言うか、車で行こうなんて考えないけど。
わずか1泊2日の旅だったが、初めての南紀白浜は大満足だった。 様々な御利益もあったので、また機会があれば行ってみたい場所の 一つになったのは確実。 だけど次に行った時は、あの子パンダたち、でっかくなっちゃってるよな。
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