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2008年12月15日(月)
今年も早いもので残り半月となってしまった。 もっと早くに書こうと思っていたのだが、 来年3月に行われる第2回WBCに早くも暗雲が…(・ω・;)
メジャーの日本人選手でさえ、ほぼ全員協力的な態度で臨んでいたのに、 事情がどうであれ、中日ドラゴンズの選手に辞退者続出。 まったく、このような球団が出てしまうのは残念である。 今日、1次候補選手34人が発表されたが、 やはり中日ドラゴンズからは1人も選ばれておらず。 全員辞退を表明していたので、こうなるのは分かっていたが、 実際に誰も名を連ねていないのは寂しさを感じると同時に ドラゴンズファンはどういう心境なのか聞いてみたいところだ。
だいたい中日という球団は前回のWBCでも選手派遣に非協力的で、 出場した選手は谷繁と辞退した松井秀喜の代役として選ばれた福留の2人だけ。 谷繁を出したのは、おそらく捕手として他球団の投手の球を受けて 情報を仕入れる為だという声もあったし、福留にしても最初は渋っていたが、 OBから出ろと言われて、ようやく出場に踏み切ったという過程もあった。 その年の日米野球でもセリーグの優勝チームでありながら、 出場者ゼロという異常事態で、日本チームを率いた野村監督の怒りを買っていた。 まぁ、この時は中日に限った話ではなかったが。
候補選手に選ばれていたのは岩瀬、森野、浅尾、高橋の4選手。 森野は故障に苦しんだシーズンだったし、 岩瀬も北京五輪で散々な目に遭っているので百歩譲って辞退は止む無しだが、 浅尾と高橋の辞退には納得いかない部分があるね。 そもそも自分で辞退を申し出る程のレベルに達している選手じゃないだろうよ。 北京五輪で中日勢が星野さんに潰されたのもトラウマに感じているのかな? だけど本当に中日にはガッカリだ。 今回の態度はWBCに興味を持っている中日ファンも裏切った形である。 そして理由もなく辞退したような選手とチームには、 何らかのペナルティを課すべきだ。
来年3月の第2回WBCを行った後は4年に1度の国際大会となるが 選考基準をある程度設ける必要があることと、 開催時期を再度見直す必要もあるような気がする。 監督選考についても様々な問題が噴出したが、世界大会において、 やはり国を代表するチーム作りは、どの国も大変な作業だと思う。 実際にアメリカはベストメンバーを組めたとしても、 どういう形がベストメンバーか難しいし、 国によってスタイルが違うのも事実だろう。 第2回大会とまだ歴史も浅く、これから4年に1度の大会への出場選考も 難しくなってくる。 野球はサッカーと違い、シーズン中に国際試合がないので 短期的にしか選手を選べない。 サッカーの場合は年間通して代表戦があり、定期的にメンバーを選考するので、 監督が代わって戦術が変わっても、ある程度の軸を残しておける。 しかし、野球の場合は数年に1度しかメンバーが集まらない事で そのシーズンの終わりにならないとメンバー選考の難しい問題を抱えてしまう。 実際に不調のシーズンを送った投手や野手もいれば、 突然、大活躍した選手だっている。 ゆえに軸を作る事は大会の期間が開くことでチーム作りが難しくなる。 サッカーの場合は4年に1度のW杯に合わせて 予選や地区の代表王者を決める大会があるし、アジアカップなどの国際大会も多い。 しかし野球にはアジア王者を決める大会が現在、毎年開催されている アジアシリーズしかなく、しかも代表チームではなく、 日本一になったチームでの出場であり、国際大会への対応が難しいのも事実だ。
そこで4年に1度のWBC以外にも、アジア王者を決める大会をWBCの間に組み込み 国際試合への対応をするために開催してみてはどうだろうか? 確かにスポンサー問題はあるものの、これから世界と戦う上で いつまでも日本がアジアNO.1の国である可能性も韓国の台頭で縮まっている。 あくまで4年に1度のWBCという世界王者を決める大会に 焦点を合わせる意味合いで考えなければならないだろう。
話を戻すと12球団から続々と辞退者が出てしまい、結局1次選考の候補者は 34人しか名前が挙がらなかったが、北京五輪では5人も送り出した中日の 誰も参加させないという態度は問題である。 北京の時は星野監督が指揮した事もあり、断れない理由もあっただろうが、 今回はジャイアンツの原監督が指揮することで 断ったのではないかと疑ってしまう。 もし、これが落合監督だったら参加したかもしれないが、 監督により不参加を決める選手がいるようにも感じてしまう。
今回の規定でメジャーでは45日以上の故障者リスト入りした選手は 球団の許可なしには出場できないという規定を設けた。 これによりヤンキースの松井秀喜は残念ながら辞退となったが 本人は出場に前向きだったが、膝の回復具合も悪いために 多方面に迷惑がかからないよう泣く泣く辞退となった。 この45日以上の故障者リスト入りを日本の基準に当てはめ、 一軍登録が故障により45日以上の登録を外れた選手を対象にすると シーズン後半に腰痛で離脱した阪神の新井の辞退は納得できる。 しかし中日でも岩瀬のようにシーズン通して活躍した選手まで 簡単に辞退するのは問題である。
これがサッカーだと、どうしても代表に選ばれたくない場合は 今年、代表引退を表明した坪井や加地のように代表引退を表明すればいい。 まぁ、これも問題であると言えば問題だが。 そうでない限りは常に日本代表を目指してプレーをするべきだと思うし、 サッカー選手は、そこに焦点を合わせているはず。 だが、野球ではまだ代表で戦うという意識が薄く、 この点でしっかりとした基準を早急に作らなければならないだろう。
今年、エネオスの田沢投手のように、ドラフトを経ずに メジャーを目指す選手に対して、ドラフトを拒否した選手の メジャー帰りの際に2年間のNPB入りを禁止するという 事実上の鎖国政策と言うべきかNPB追放策を打ち出したが、 これは大きな間違いだろう。 今は世界との戦いに焦点を合わせなければいけないのに、 自分たちの利益しか考えない経営者ばかりで困ったものである。 世界と戦い、そしてレベルを上げていくという意識がまるでない。 まったく野球界というのは閉鎖的で昔と同じままだ。 そういう観点で考えると、ドラフトでそのような政策をするのなら 故障以外で正当な理由もなく辞退する代表選手に対して、 ペナルティを課すべきなのではないだろうか。
現在、NPBではオールスターゲームを辞退する選手に対しては 10日間の公式戦出場停止のペナルティが課される。 これはケガによって出場できない場合を想定したもので、 ファンから選ばれるオールスターの出場は義務であるからだ。 当然、WBCにおける日本代表選考でも、そのような基準を設けてよいと思う。 いや、設けないとダメだろう。 ケガで出場できないのだから診断書を出さなければならないし、 当然その間に出場できないから辞退するわけで、 その間に1試合でも出場することがあれば 当然ペナルティとして診断書を出した選手に対しては 10日間の登録抹消処分を課して良い。 さらに正当な理由がない場合には30日間の出場停止という 重い処分を課すなどすれば辞退者は無くなり、 国の威信をかけて出場するのではないだろうか。 公式戦に30日間も出場できなければ当然、給料に関わってくるだろうし、 チームもその間は大きなマイナスになる。
以上の観点からWBCには国の代表としての義務化する基準と制度の制定が これから必要になってくるだろう。 基準がなければ次も同じことの繰り返しになるだろうし。 国を背負って戦うと感じることのできる代表での戦いに 誇りを持てるようにしてほしいものだ。
今回の1次選考の34人から6人が落選し、28人でWBCを戦うことになる。 この34人を選ぶのにも、中日の事態もあり、かなり難航した様子。 選びたいのに選べない、あるいは選ぶのを拒むと言った過程が多かったようだ。 サッカーでは代表に選ばれたら海外でもすっ飛んで来るのに、 野球では国内の大会でも辞退…。 同じ代表でも、こうも価値観が違ってくるものなのかね。
今回のWBCは前回優勝国というプレッシャーと、 相手国のマークを受けながら戦うのは必至で、 前回大会以上に厳しい戦いになるだろう。 正直、このメンバーでは連覇は難しそうな気もする。 それでも日本を代表して戦う選手達には、誇りを持って戦ってもらいたい。
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