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2008年12月10日(水)
年末が近づいているが、ここ最近、新聞やニュースで 取り上げられることが多い雇用情勢。 派遣など非正規社員の契約打ち切り以外にも、新卒の内定取り消しや 大企業の大幅な人員削減など、嫌な話題ばかりで、 まさしく、このままでは新しい年を迎えられない人が増えている。 自分の従兄弟が勤めていた会社も先日、倒産してしまい 従兄弟は現在、無職の状態で「このままでは年を越せない」と嘆いている。
2009年新卒者の内定取り消しは約300人超にもなった。 また、高卒者の求人数は6年ぶりに減少するなど、世界的不況の中で 厳しい情勢が浮き彫りになっている。 アメリカの金融不安をきっかけに欧米でも雇用情勢が悪化しているのだから、 日本も巻き込まれてしまうのは仕方ないことなのかもしれないが そう考えると、世界中の景気を悪化させた アメリカ経済および政治の責任はやはり重い。
日本でもトヨタ自動車が2ヶ月連続で減収減益を記録し、 工場勤務の人員削減を行うなど、世界でもトップクラスの企業が 経営難に陥っている状態であるのだから零細企業の倒産なんて当然なのかも。 トヨタ以外の自動車産業でも、ホンダ、マツダ、いすずなども経営難。 ホンダに至っては、長年携わっていたF1からも撤退するほどだから深刻だ。 他にもソニーなどの製造業も厳しい状態であり、先日、大幅な人員削減を発表した。 確か5月頃は大卒の就職率が過去最高の96.9%になると予想されていたが、 それから半年ほど経って一気に大卒の就職率が悪化するとは( ̄◇ ̄;) 各企業は来年度以降の新卒の採用も減らすらしいし、 本当に暗黒の時代に逆戻りだ。
はるか20年以上も前の自分が大学時代、それこそバブル経済の足音が 聞こえてきた頃、超売り手市場の時代だったので、 会社案内のアンケートを送るだけで、どんな会社からも内定を貰えるほどだった。 会社説明会や会社訪問解禁の日には、その会社から他の会社へ行かれないように ホテルやバス旅行などに無料で連れていかれて拘束されるほど。 実際、自分が就職活動とやらを始めたのは大学4年の秋も深まった頃。 今では考えられないほどの好景気だったので、 企業は多くの大卒者を雇用した時代だからこそ そんな遅くになっても入りたい会社には入れた時代だった。 自分の世代が就職してから少し経って、いきなり超買い手市場の就職氷河期が来た。 氷河期は何年も長く続いたが、最近ようやく氷が溶けだしてきたと思われた矢先、 再び当時のような超買い手市場の氷河期に戻るとは…。
派遣社員の契約打ち切りについては…う〜ん、複雑な気がする。 派遣の人の多くは自分の都合で会社と契約している人がほとんどだと思う。 なので派遣だったら辞めようと思えば、あっさり辞めることだってできるはず。 そういう人達が契約を打ち切られたことに納得いかず、 雇用先に保護を求めているのをニュースで見たけど、 何だか不思議にも感じる。まぁ、同情も感じるけど。 ただ、会社を存続させるため、正規社員の生活を守るためには やはり最初に犠牲になるのは派遣などの非正規社員だろうし、 派遣される時も、その認識は持って派遣先で仕事をしていたのではないだろうか?
それにしても本当に今は不景気だと思う。 本来、飲食店では最大の稼ぎ時でもある12月だが、 昨年に比べて明らかに出足が鈍い。 そして街も電車も例年の12月に比べると人が少ないように感じる。 金融関係、自動車産業、ホームエレクトロニクス、デジタル産業、不動産、飲食産業…、 様々な分野で金融危機の煽りを受けているのは事実である。 今後は消費も低迷し、ますます物が売れない時代となるだろう。 消費拡大のための定額給付金なんて焼け石に水だろうね。 政府には、なんとか起死回生につながるような政策を期待したいが 期待するだけ無駄のような気もする。 骨太の政治家が見当たらん。 国民が今、深刻な状況だということを、大変な事態を迎えようとしていることを どれだけの政治家が認識しているのだろうね。
今年の9月半ばに「世界的大恐慌の始まり?」という日記を書いたが、 その後の株安や円高などの流れから雇用情勢の悪化を見ると、 まさしく始まってしまったのかもしれないね。 http://webmaster07.txt-nifty.com/web_master/2008/09/post-01b9.html
このまま沈没するだけの泥船なのかな、日本は…。
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