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2008年10月30日(木)
政府・与党が策定を進めている追加景気対策に盛り込む 「生活対策」の柱として、全国の高速道路を1回1000円の定額で 走り放題とする料金割引案を検討しているらしい。 定額となるのは土曜、日曜、祝日の通行が対象で、 1度高速道路に入れば走行距離にかかわらず1000円で走行できるとのこと。 ちなみに通行料金が1000円以下の場合は実額負担で利用には当然ETCが必要。 1000円以下の首都高速や阪神高速は対象外。 そして、この定額制を導入することで、家族がレジャーなどで 高速道路を利用しやすくなるほか、家計への「お得感」も強調されるとしている。
他にも景気の刺激策として地域振興券のような給付金を 全世帯に配布するという案も出ているが、 実際に導入されるのはどのような内容となるのやら。
景気の見通しが明るくないことに加えて、原材料費や燃料の高騰によって 家計が苦しくなっていることを考えると、 消費者にとってはありがたいことかもしれないが、 よくよく考えると、延ばしに延ばした解散総選挙に向けての 追加経済対策としか考えられない。 まぁ、この国の政治家達は真剣に国のコトなんて考えていない。 まず第一が選挙。選挙の為の政治が日本の政治であり政策だからね。 それでも血税を払っている我々末端の国民にとって、 定率減税として現金またはクーポンによる直接支給や 高速道路料金定額制は魅力なのだ。 これが実現すれば、総選挙になった時、自民・公明の与党に入る 浮動票は多いだろうね。
ローゼン閣下こと麻生総理は 「(経済対策は)パンチのあるものにしないといけない」 だけどさ…、走り放題なのに5000円でもなく3000円でもなく1000円って 確かにパンチあるけど、それなら仕事の車も休日に走れば 1000円で済むって訳だから、今まで日曜に休んでいた長距離トラックとかも 高速道路を大挙して走りそう。 そして休日大渋滞の予感…(・ω・;) 実施は早ければ年内とのことって年内ってもう2ヶ月しかない。 今年の年末年始の日曜日…高速道路は大変なことになっていなければいいが。 嬉しいのは確かだが、そんな心配を先にしてしまうよ。
だけど民主党が何度も言っている高速道路無料化案の公約よりは 優れた政策かもしれないね。 今の時代、定額制1000円なら有り得るとは思っても、 無料とか言ったって誰も信じない。 民主党の高速道路無料化案って結局は道路維持費を 税金から投入するわけだしね。 それは正直、無能としか言いようがない馬鹿げた政策だ。
車を持っていて、ETCが付いているドライバーにとっては 嬉しい政策かもしれないが、本当の生活支援なら、 ETCどころか車を持つ事すらできない家庭にこそ「支援」は必要なんだけど、 今の政治家の先生方には、そんな末端までは見えないんだろうな。 まぁ一応は「消費拡大効果」としてはOKなんじゃないかな。
甘い話ばかりだけではなく、今日の麻生総理の発表の中に 3年後の経済状況を踏まえて消費税増税もあり得ると 明言したことも忘れてはならない。 選挙直前に消費税増税話というのは本来はタブーだが、 ここではっきりと明言したことにより、選挙の争点に 「増税」が加わることになった。 しかし、増税の趣旨が「中福祉、中負担の社会」と ある程度、具体的なイメージを提示したことで、 今後の福祉政策と増税が抱き合わせであるというイメージを 作り上げることに成功したので 「福祉を維持するなら増税も仕方ないのか」とのイメージを 国民に植え込ませ、選挙戦において「福祉を一番考えている自民党」 という看板を掲げることで選挙を優位に戦えるのではないかという 博打を打ったようにも見えた。
これらのことに対してカギを握るのは「野党の出方」だな。
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