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2007年07月27日(金)
仕事前に神田のエスポートミズノに寄ってみたら、 夏休みだからか、子供だらけ( ̄◇ ̄;) あんなに混んでいるミズノし初めてだった。
さてさて参院選の投票日が近づいてきた。 しかし、今回の選挙、いまだどこに投票しようか悩んでいる。 正直、どいつもこいつも同じなんだよね。 年金問題が大きな争点となっているが、 年金問題と同様に憲法第9条の改憲も争点のひとつに挙げられている。
日本国憲法に関しては、とてもデリケートな部分であるため、 自分でもこの件に関しては見て見ぬふりをしているのかもしれない。 多くの国民も同じように、あえて触れないようにしている感もあるが、 少し勇気を出して、第9条に関して書いてみたい。
日本国憲法第9条は三大原則のひとつである平和主義を規定するものだ。 この条文だけで憲法の第2章を構成している。 さらに、この条文は「戦争の放棄」「戦力の不保持」「交戦権の否認」の 3つの要素から構成されている。 日本国憲法を「平和憲法」と呼ぶのは、憲法前文の記述はもちろんのこと、 この第9条の存在に由来している。
●第9条 1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、 国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、 国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。 国の交戦権は、これを認めない。
これまでも第2項の解釈が度々と問題になってきた。 ・自衛権を含め一切の戦争行為及び戦力を否認しているとする説。 ・自衛権は否定していないが戦争行為は否認しており、 そのための戦力も認められないとする説。 ・自衛の範囲内ならば戦争も戦力も認められるとする説。 ・個別的自衛権は認めるが、集団的自衛権は認めないとする説。
以上の4つの説が主なものである。 さらに「戦争」の定義としては、 「国権の発動たる戦争」とは、国家が宣戦布告によって開始する 国際法上の戦争のこと。 「武力による威嚇」とは、武力を行使する意図があることを示して 他国を脅すこと。 「武力の行使」とは、国際法上の戦争には至らない軍事衝突のこと。 このように定義されている。 現在の政府解釈は、自衛隊は違憲ではないが 集団的自衛権は行使できないというものになっている。
さすがに難しい問題だけあって、自分でも書いているうちに訳が分からない状態だ。 ただ、少し9条から離れてしまうが、小学生の頃、衝撃を受けた 中沢啓治の漫画「はだしのゲン」を思い出した。 自分の世代なら子供の頃、誰もが読んだ漫画であると思う。 作者の中沢啓治が広島に落とされた原爆の被爆体験をもとに描いた漫画だ。
自分は残念ながら、今まで広島の地を訪れたことがないので、 原爆ドームも写真などの映像でしか見たことがない。 しかし、写真でもあの原爆ドームを見ると、なにか不思議な気持ちになる。 悲しいのか?悔しいのか?何なのだろうか…。 分からないまま呆然とした気持ちになる。
当時、アメリカ軍のエノラゲイから投下された原子爆弾。 たったひとつの爆弾で20万人以上の人が亡くなった。 20万人と一言で言うが、現在の渋谷区の人口が約20万人である。 渋谷区に住む全員の人が、たったひとつの爆弾により亡くなったということだ。 想像がつかない惨劇だ。 2,000人でもなく20,000人でもなく200,000人が一度に亡くなるなんて…。 人間は学習しない生き物なのか?していないのかもしれない。 自分も人間だから学習していないのか…? そう考えるとさらに悲しくなる。
日本は憲法第9条の改憲に向けて着々と進んでいる。 学習していない国民はそれに対してNOと言わない。 もちろんYESとも言っていないのだが、 NOと言わないことはYESと捉えられても仕方ないのかもしれない。 安倍内閣は明確にYESと言っている…。
平和憲法改憲…自分は自信を持ってYESまたはNOと言えるのか…。 ただ思うことは20万人以上の死が活きる世界にしてほしい。
結局、日曜の試合後に投票には行くが、最後まで悩むと思う。 こんなサイトがあったので参考にしてみようかな。 http://votematch.jpn.org/
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