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2007年07月04日(水)
最初に昨日の続きだが、あの被告を精神鑑定した人物は 日本福祉大学の加藤幸雄教授で、今回の弁護団の団長である安田弁護士と 共著で本を出している死刑廃止論者だった。 明らかに中立の立場の鑑定者ではないということだ。 こいつらは「亡くなった人間に人権など無い。 人権は生きている人間にのみ与えられる」と思っているのだろうか。 「裁判所の中では原告と被告だけが当事者であり、 被害者の遺族など無視してよい存在」とでも思っているのだろうか。
どうしても理解できん。 ただ明らかになったことはひとつだけ。 死刑廃止論者の中心人物は狂人に近いということである。 どう考えても、この裁判は被告に有利な展開にはならないはず。 そして、この裁判の結果は、犯人の命と日本の死刑廃止運動の命の 二つを消してしまうものになるのではないだろうか。 そして、弁護士に対しての信頼も。 一日も早く被告の死刑が確定することを願うのみだ。
では、気を取り直して本日のお題。 大学の講演会で「原爆を落とされたのはしょうがない」と発言したことに 非難が殺到し、この責任をとり久間防衛大臣が辞任した。 まさに「原爆発言で自爆」 本当にシャレにならん。 まぁ、確かに久間氏の言っていることは一理あるとは思う。 ポツダム宣言による無条件降伏を日本政府が拒否したため原爆を投下。 これで白旗をあげて戦争は終結したのは事実である。 しかし、たとえそう思っていても、仲間内の飲み会の席でもないのに、 公の場であんなことを言ってはダメだろう。 それも現職の防衛大臣がだ。 参議院選挙を控え、ただでさえ年金問題で逆風の自民党であることは 久間氏も分かっていたはずなのに、なぜ大事な時期にこんな発言をしてしまうのか? 自分の置かれている状況が分かっていないと言われて当然だろう。
防衛大臣としても、この発言は日本が原爆を容認していると 捉えれても仕方がないだろうよ。 そして、これも自分の立場を理解していないと言われて当然。 また、久間氏は長崎県出身の代議士であるにもかかわらず、 核兵器廃絶は被爆地の人間が中心で叫ばなければならないと思うのだが…。 長崎市長がこの発言に激怒していたのも、これまた当然。
ということで、今回の辞任も「しょうがない」だろう。 原爆しょうがないで辞任しょうがない。 おまけにあんたはしょーもない。 本当にシャレにならんぞ。 挙句の果てに辞任会見の時、「しょうがない」が口癖だとか 何だか、みっともない発言までして、政治家としての資質のみならず、 人間として、こいつはダメだと思ってしまったよ。 本当にしょーもない奴だ。
ちなみに後任の防衛大臣は小池百合子氏に決まった。 ここで女性を起用することでイメージアップを図ろうとする 自民党の魂胆が見え見えだ。 そんなことで国民が騙されるほどアホではないと思うけどね。
どうでもいいことだけど、久間氏の顔って、 なんだかミートホープの社長に似ているような気が…。 特に目のあたり。ということは、B&Bの島田洋七にも似てるってこと?
僅か9ヶ月の間に3人の現職大臣が替わった安倍内閣。 そのうちの1人は自殺によっての交代だが、こうなると首相の任命責任は大きい。 その安倍内閣の審判が問われる参院選まであと僅かにもかかわらず、 内閣支持率の低下に歯止めがかからない。 そこで思い出すのが9年前の7月に行われた参院選で大敗して 総辞職した橋本内閣だ。 橋本内閣の支持率はその年の4月に20%台に落ちて回復することなく 選挙を迎えてしまった。 まさに今回の安倍内閣がダブって見える。
当時の橋本内閣は、前年第二次改造内閣を発足させるまでは 何の問題もないように見えた。 アメリカから普天間基地返還の合意をとりつけたり、 ロシアのエリツィン大統領の日本訪問を実現させて、 北方領土返還の希望を持たせるなど、外交問題で国民の支持を得ていた。 しかし、それがおかしくなったのは、改造内閣で総務長官に ロッキード事件で有罪判決を受けた佐藤孝行氏を任命した人事からである。 世論が一斉に反発したのと同時に、当時、閣外協力をしていた 社民党からも反対され、僅か12日間で辞任した。 それが橋本首相の「任命責任」が問われた問題で、安倍政権の松岡問題や 今回の久間問題の取り扱いと共通点が見られる。 もうひとつ、当時の橋本首相「恒久減税」を巡って発言が二転三転したことも、 安倍政権の年金問題を巡る、うろたえぶりに共通するものがあるように思える。
その結果、橋本内閣は二度と支持率を回復することなく、 参院選では都市部の有権者の支持を失い、改選議席61を大きく下回る 44議席しか獲得できず、大敗を伝えた翌日の新聞は「橋本首相退陣」と 大きな見出しが一面を飾った。 果たして今回の参院選翌日7月30日の朝刊の見出しはどうなるのか…。
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