Web Masterの日記



中村ノリ

2007年02月27日(火)

予定調和感アリアリだったが、
まぁ捨てる神あれば拾う神あり…ということで(苦笑)

中日は入団テストを受けていた中村紀洋内野手と
育成選手として契約したことを発表した。
年俸は事前の予想通り支配下選手の下限を超えない
400万円で契約金もインセティブも設定されない。
そのため、中村ノリは昨季の2億円から50分の1で
1年間を過ごすということになるのか。
仮に開幕から1軍登録されても最高年俸は
1軍最低保障の1500万円となるが、もちろんこれでも
オリックスが提示したと言われる年俸8000万円には遠く及ばない。

落合監督は「2軍で成績を残し這い上がってくれ」と
激励の言葉をかけたようだね。
これを聞いた中村ノリは「初心に帰って野球を追求したい。
獲って良かったと思われるように頑張っていきたい」
入団テスト開始から11日目の朗報だったので、かなりホッとしたんだろうな。
「目標は支配下選手になること、 試合に出るならどこでもやる」と
オリックスとの交渉時には見せなかった殊勝な姿勢を貫いていたし。

その一方、中村ノリには難敵が控えている。
それは今年、支払わなければならない税金だ。
対象となるのはもちろん昨年の年俸2億円で、今年の年棒400万円全てを
積んでも払いきれるはずもない額が両肩に圧し掛かってくる。
しかも「蓄えはない」と言うから、他人事ながら心配になってしまうよ。
なんせ、その額は8000万だとか…( ̄◇ ̄;)
名古屋での単身赴任を余儀なくされる中村は「ホテルは楽だけど税金が大変」と
正直に今の気持ちを話していたが、その言葉を実践するがごとく、
妻帯者でありながら独身寮への入寮を希望しているようだ。
中日の独身寮「昇竜館」は1ヶ月の寮費は6万円らしい。
ワンルームマンションより高いんだな。
現時点では満室らしいが、この話を聞いた寮長が
「球団から打診があれば考える」と好意的なコメントを出してくれたという。
実現すれば近鉄で新人時代を過ごした時と同じ環境が出来上がる。
まさに中村ノリは初心に帰れるということだ。

プレーについては「早く試合に出たい」と語っているだけあって
中村ノリの中日デビュー戦は3月2日に予定されているオープン戦になりそうだ。
しかし、これも野球の神の配剤か、オリックスの2軍サーパスとの試合。
対決が実現すれば、もう一度新聞紙上に取り上げられる可能性も高いだろう。

中日は有事のために支配下選手枠を常に1つ明けておく体制をとっているが、
そこに中村ノリを是が非でも滑り込ませようという意志は今のところないようだ。
だが、仮に支配下選手の座を勝ち取ると、中村ノリはその瞬間に
最低補償額の年俸440万円にステップアップすることになり、
単純に40万円の増収となる。次の課題は1軍枠ということになるが、
登録が150日となった段階で満額支払いとなり、
それ以前については日割り計算がされることになる。
つまり1500万円の1/150(=10万円)を毎日積み重ねていくことになるわけだ。
そこまでに約5ヶ月かかることを思えば、1日でも早く
1軍ベンチ入りを果たさなければならないという切実な気持ちになるのも分かる。

それにしても2月が終わろうかという段階で、ようやく背番号205に辿り着いた点は、
中村ノリに何らかの精神的変化をもたらせたに違いない。
誰もが成績不振だと感じた昨年のプレーぶりを反省する素振りも見せず、
不遜とも言える主張と、代理人のコントロールができずに混乱ばかりを招いたことは
プロ野球関係者だけでなく、野球ファン全員が呆れた話だからね。
従って中村ノリは中日の温情だけでなく、混乱させたオリックスや
そのファンに対しても、自分はやれるんだ、だから交渉もああいう形になったんだ、
という点を自らのプレーで納得させなければならない。
これは大変な作業だが、自分の蒔いた種である。
きっちり刈り取ってもらいたいと思う。


ケイチュー

2007年02月26日(月)

技術の進化は生活を快適にしてくれるのだが、
弊害という思わぬ落とし穴があったりする。
テレビ中毒、ゲーム中毒、インターネット中毒等々。
家事や育児を放棄してまで、のめり込む主婦が
話題にもなっていたりするから恐ろしい。

そして今、最も問題とされている“中毒症状”が、「ケイチュー」こと
「携帯電話中毒」のことで、四六時中、携帯電話のメールをチェックし、
携帯電話がないと不安になる人が増えているそうだ。
しかも、高校生の頃から携帯電話が当たり前にあった
今の20代前半にとって、ハタから見て異常なこの行動も
「普通」に感じると言うから、また恐ろしい。
ある一般新聞が「ケイチュー」のチェック項目を掲載していたので紹介してみたい。

まず「ケイチュー」の名付け親は、椙山女学園大学言語学の加藤主税教授。
同教授は、携帯電話を手放せない症状を
「ニコチンやアルコール中毒と同じ」としているのだ。
さて、このケイチューの主な症状は以下の通り。

・携帯電話を忘れると不安になる
・風呂やトイレに携帯電話を持っていく
・着信音の幻聴が聞こえる
・なるべく(電波の)圏外の場所に行きたくない
・メールをして返事が来ないともう友達ではないと思う
・時間を惜しんで歩きながらでもメールを打つ
・月の使用料金が5万円を超える

これにひとつでも該当すれば、立派な「ケイチュー」だという。
加藤教授によると、最近は授業中に堂々と机の上に携帯電話を置き、
通話はしないもののメールを着信すると、すぐに返信する生徒が多いのだとか。
昨年末の日経新聞の記事によると、子供でも月の使用料金は3万円を超え、
20歳未満で自由に使えるお金に占める携帯電話の料金は4割に達し、
中高生を対象にしたアンケートでは
「メールの返事がすぐに来ないと不安になる」が全体の3割、
「メールが届いたらすぐに返事をする」が6割に達していたという。

この「ケイチュー」は米国でも社会問題になっているようで、
携帯電話も含めたこうしたメディア中毒はアルコール依存症や薬物乱用、
ギャンブル中毒などと同等の精神医学的問題としている研究者もいるのだとか。
シカゴにあるシェラトンホテルでは、宿泊時に携帯電話を預ける
「携帯中毒リハビリ宿泊パック」なるものまで実施しているという。

携帯電話に依存することによって、上記のような問題のほかに
コミュニケーション能力が低下するという問題もある。
実際に会話をしているのに携帯電話のメールのチェックを優先する人は多い。
そして会話を後回しにしてメールの返信を優先させる。
それも会話している相手に悪びれることもなく、自然に行っている。
ここまで来たらコミュニケーションも何もあったもんじゃない。
最近は防犯のために小学生に携帯を持たす親も増えている。
これは悪いことではないが、幼い頃から身近で携帯に触れることにより、
コミュニケーション能力が、どんどん低下してしまうことも予想される。

実際、自分の今の生活にも携帯電話は必需品である。
すでに携帯歴は13年ほどになるが、携帯電話や携帯メールの普及により、
チームのメンバーへの連絡がスムーズかつ確実になった。
携帯電話の恩恵は確実に受けているが、自分の世代は携帯電話がなくても
普通に生活できていた時代も経験している。
特に、先日も書いたが、あのバブル時代には携帯電話はなかった。
(実際にはあったが、一般にはまだ普及していなかった)
だけど、あんなに楽しく、充実していたので、
たぶんこの世から携帯電話が無くなっても、なんとか生きていけると思う。
そう考えると自分のようなバブル世代(1960〜1970生まれ)の人間までが
携帯電話に依存しにくい世代なのかもしれないな。
その後の団塊のジュニア世代(1971〜1982生まれ)になると、
物心付く頃には、すでに携帯電話が身近にあった世代なので
「ケイチュー」になりやすく、さらに、その下の無気力世代(1983〜1986生まれ)や
DQN世代(1987〜1995)たちにとっては完全に生活の一部だったので
より携帯電話に対しての依存が強いのだろう。

しかし、依存症になる人は一番最初にも書いたが、世代関係なく主婦層も多い。
特に子育てを終え、時間に余裕の出てきた主婦達。
いまや1人1台時代となった携帯電話。
最初はメールもiモードもなかったが、時代とともに進化を続けて
ますます便利になっている。
その分、知らないうちに「ケイチュー」になってしまう人も増えているのだろう。
携帯電話を使用するとき、特にメールに関しては実際に目の前にいる人との
コミュニケーションを大切にし「ケイチュー」を意識をして
使用したほうがいた方が良いのかもしれないね。


役員会議

2007年02月25日(日)

今朝はリーグの役員会議があったために早起きして池袋へ。
第15回大会の日程や対戦組み合わせが決まった。
そして15回記念として東京ドームで試合を行うことも正式に決定。

1998年に東京ドームで試合をしてから9年経ったが、
確かあの年は春秋連覇をした年でもある。
今は年間通して1シーズン制になったが、
あの頃と同じように今年もチーム一丸となって
優勝目指して頑張るしかないな。


さんま危うし

2007年02月24日(土)

飯島直子に工藤静香をレギュラーにした
明石家さんまの「明石家さんちゃんねる」がピンチである。
いや、「明石家さんちゃんねる」だけでなく、
さんま自身が非常にピンチな状況のようだ。
「明石家さんちゃんねる」の視聴率は一向に上昇する気配を見せず、
「さんま御殿」「からくりTV」「恋のから騒ぎ」といった番組も
11%前後で「さんま神話崩壊」の危機を迎えていると言ってもいい。

●ここ数週間の明石家さんま冠番組の視聴率(19〜24時)
・踊る!さんま御殿!! 11.9%→13.3%→13.7%→12.6%→11.8%

・さんまのスーパーからくりTV 10.6%→11.6%→10.8%→11.7%

・恋のから騒ぎ *6.9%→(休)→12.5%→10.1%→11.4%

・明石家さんちゃんねる (休)→(休)→*9.4%→*7.8%→*7.7%

3番組とも「マンネリ化」が要因だろうね。
また、日本テレビ全体の不振の影響も受けていて、
「御殿」の直前の「伊東家の食卓(春で終了)」が1桁台の視聴率、
「から騒ぎ」の直前の「エンタの神様」も15%以下を記録することが多くなった。
そして「からくり」は元々「鉄腕DUSH」にはかなわなかったものの
1時間となって人気が復活した「熱血!平成教育学院」に完全に食われている。

「いいとも」「タモリ倶楽部」というメジャー&マイナーの基盤がある
「タモリ」や「映画監督」という顔がある上に深夜での根強い人気を持つ
「たけし」に比べると、何とも今の「さんま」は危うい。
「タモリ」のようなマニアックな趣味も無く、
「所ジョージ」や「ビートたけし」のように自分を殺すことも出来ず、
「さんま」という職業しか出来ない不器用な天才は、
いつまでも「さんま」のまま走り続けるしかない(紳助も同様か)
これら4つの番組が立て続けに終了なんてことになったら、
かつての萩本欽一、西川きよし、桂三枝、山田邦子、ヒロミらのように、
一気に「過去の人」になってしまう可能性すらあるだろう。

お笑いBIG6 現在のレギュラーは以下の通り。

◆明石家さんま…御殿、からくり、さんちゃんねる、から騒ぎ、まんま、あっぱれ
◆タモリ…Mステ、ジャポニカロゴス、タモリ倶楽部、いいとも
◆ビートたけし…まる見え、タックル、アンビリバボー、家庭の医学、
誰でもピカソ、コマネチ大学数学科、映画監督
◆島田紳助…行列、鑑定団、ヘキサゴン、バリバリバリュー、芸恋リアル、
ニッポン!チャ×3
◆所ジョージ…まる見え、笑コラ、アンビリバボー、学校では、目がテン
◆笑福亭鶴瓶…仰天、家族に乾杯、きらきらアフロ、いいとも、落語家、俳優

※関東における放送を基準。

しかし、こう並べてみると全員息が長いね。
一時的な人気は別としても「お笑いユニット」で、
この6人を越えたと言える存在はいるだろうか?
ナイナイでもプライムタイムは「めちゃイケ」と「ぐるナイ」のみ。
とんねるず、ウンナン、ダウンタウンなども一時期の勢いからは完全に落ちてる。
くりぃむしちゅー、爆笑問題、ココリコ、さま〜ず、ロンブーといった
比較的新しい連中にしても安定感は無いし「大物感」は全く無い。
「女芸人」という視点でも、昔の山田邦子しかり、今の青木さやかや
久本雅美しかり、BIG6入りは無理だろう。

なぜ「男のピン芸人」だけが「BIG6」に成りうるのか?
研究してみるのも面白いかもしれないね。

それにしても「Wii」のCMのさんまと松岡修造は面白い。
いったい自分の顔を作るのにどれだけ時間をかけたんだろう。
「90秒CM」はまさに、ちょっとしたミニ番組のようで笑える。


明日はSリーグ役員会議だ。
対戦組み合わせや東京ドームの日程などが決まる。


都知事選

2007年02月23日(金)

銀座にある「中銀カプセルタワービル」や
マレーシアの「クアラルンプール国際空港」
大阪・心斎橋の「ソニータワー」など、代表的な作品は数知れず。
日本が誇る世界的な建築家の黒川紀章氏の設計は、
いつも独創的で、師とも言える新東京都庁舎やフジテレビ本社などを設計した
故・丹下健三氏とともに、世界的に高く評価されている。
先日、オープンした六本木の「国立新美術館」の設計も手がけているため、
意識せずとも各種メディアで取り上げられた黒川氏の作品を
誰もが一度は目にしているはず。

そんな黒川氏が21日、突如自身のホームページで
4月に行われる都知事選への出馬を表明した。
黒川氏は、これまでも建築の視点から、
東京への一極集中回避や防災対策といった都市環境作りへの提言を
メディアで展開しており、都知事選に色気が出たこと自体は不思議ではない。
しかし、黒川氏と石原慎太郎現都知事は「最も近い友人の1人」だそうだ。
そのため、出馬の真意については、様々な憶測が飛んでいる。

公式ホームページには、都知事選への「15の公約」が公開されている。
どのような公約が掲げられているのか確認しておくと、

◎黒川紀章氏の「15の公約」(公式ホームページより引用)
1)石原都知事が立候補を辞退しない場合には、都知事選に立候補する。
2)無所属(どの党からも推薦されれば受ける)で出馬。
3)1期のみ
4)無給、官舎(公館)公用車は使用しない。
5)石原都政の良かった点は当然継承する。
6)タレント知事の乱立(すべてが悪いわけではないが)に歯止めをかけたい。
7)都知事の期間、KKAA((株)黒川紀章建築都市設計事務所)は
都の計画や設計を受注しない。
8)東京オリンピック中止。
9)都を区中心の多核型の都市として活性化する。
10)一部の首都機能の移転を積極的に支援し、
都心に再開発のタネ地を将来のために確保する。そして緑地率を高める。
11)東京を金儲け主義の投機から守り、文化と経済の共生を目指す。
12)傲慢な態度ではなく都民と対話し、都民の声に耳を傾ける。
13)議会(民主主義)の重視。
14)中米露との関係重視。
15)知事のリーダーシップ確立、側近政治はおこなわない。


誘致に向けて動いている「東京オリンピック」の中止や
首都機能移転の支援など、石原都知事に真っ向から対立する公約を掲げているほか、
当選しても1期のみ、在職中は無給と、刺激的な言葉が並んでいる。
現時点では無所属での出馬となるが、候補者選びが二転三転するなど
難航中の民主党が「渡りに船」と言わんばかりに推薦する可能性も十分ありそうだ。
まぁ、逆に民主党が簡単に黒川氏に乗っかった場合は、
ただでさえ独自で候補者を出せないことで非難されているのに
「節操がない」「短絡的」と非難されそうだけどね。

しかし石原都知事が最も目指している「東京オリンピック」の中止を
大々的に掲げ、知名度を利用した選挙戦を狙うあたりは、
かつて「都市博」の中止を掲げて都知事選に挑み、見事に当選を果たした
故・青島幸男氏を連想させる。青島氏も1期のみで勇退したし。
さてさて、どこの党の推薦も受けないと言いつつ、発言を一転させて
自民党の推薦で出馬することが予想され、悠然と構える
石原都知事の勢いを止める有力候補となるのか?
はたまた泡沫候補と呼ばれてしまうのか?
都知事選は4月、誰が出ても石原氏には勝てないと思っていたが、
少しは楽しくなりそうだね。

だけど自民党と言えば先日、閣議に安倍首相を迎える閣僚の態度が
弛んでいるとか、くだらない事でひと騒動の報道があったっけ。
「私語」だの「全員起立」だとか…( ̄◇ ̄;)
なんだか、なんとも言いようのない小学生レベルの内閣だな。
緊張感のない政治に終止符を打たなければ、この国に未来はないぞ。
まったく「美しい国」この言葉が虚しすぎるね。


日本人メジャーリーガーランキング

2007年02月22日(木)

メジャーリーグ各球団のキャンプが始まった。
今年のメジャーリーグはレッドソックスの松坂、岡島をはじめ、
ヤンキースに井川、デビルレイズに岩村と
日本人メジャーリーガーが増えて、とても楽しみである。
パイレーツで桑田が投げるかもしれないし、
マリナーズのイチローや城島、ヤンキースの松井、
世界一に輝いたカージナルスの田口にホワイトソックスの井口、
他にも大塚、大家、松井稼頭央に斉藤と多くの日本人メジャーリーガーが
海の向こうで大男相手に活躍してくれることを期待したい。
そうそう、忘れてはならない野茂の存在。
どこの球団になるか分からないが、必ず復活してくれると信じたい。

今、全米では日本人メジャーリーガーに注目が集まっていることを反映してか、
日本人メジャーリーガーの特集記事が多いという。
そこで特に注目したい記事があったので紹介したい。
題して「成功度ランキングベストandワーストTOP5」

まずはベストの方から。

第5位 長谷川滋利(エンジェルス→マリナーズ)
9年間のメジャー生活をした長谷川ことSHIGEは現在、
吉本興行の所属タレントしてテレビのトーク番組で笑いをとる一方、
実業家への道を確実に歩んでいるという感がひしひしとする。
英語も堪能だし、頭も良さそうなので成功者になることは間違いない。
ただ、前年地区優勝のマリナーズに移った2002年は、
古巣のエンジェルスが初のワールドチャンピオンに輝いてしまい、
なんか運が無いなぁ…なんて思ったものだ。
通算成績 517試合登板 45勝43敗33S 防御率3.70

第5位 佐々木主浩(マリナーズ)
「大魔神」のニックネームが「DAIMAJIN」と、そのままメジャーでも使われた。
これは即ち、佐々木がそれだけの活躍をしたからという確かな証拠である。
今やマリナーズは日本人選手の宝庫となっているが、
そのきっかけを作ったのが佐々木でもある。
希望通りにクローザーの地位を得て、初年度の2000年に37セーブで新人王。
翌年にはア・リーグ2位の45セーブもマークとマリナーズの黄金期を支え、
その活躍は記録以上に記憶に残るものでもある。
しかし、離婚問題?で2003年シーズン中にシアトルと日本を往復し、
そのままメジャー生活に別れを告げてしまった。
古巣の横浜へ帰還して榎本加奈子との関係が浮上して…。
晩年がなんかもったいなかったな。
通算成績 228試合登板 7敗129S 防御率3.14

第4位 井口資仁(ホワイトソックス)
FAで移籍したその年にワールドチャンピオン獲得は、長谷川とは逆に
本当に運がある選手だという印象を強めた。
シーズン中に代理人ともめて試合を休まざるを得なくなったという、
変な話題も提供したが、ホワイトソックスの目指すスマート・ベースボールの
中核的存在として、メジャーに2番打者の重要性を知らしめた功績は称えたい。
今年も期待以上の成績を挙げると思う。
通算成績 273試合出場 打率.280 138打点 33本塁打

第3位 松井秀喜(ヤンキース)
2003年の移籍初年度にワールドシリーズ進出を果たしながら、
マーリンズの躍動感溢れるヤングベースボールに屈するという苦い経験をした松井。
以降、毎年ポストシーズンに進出しながらもリベンジの機会は訪れず。
4年間、年俸総額5200万ドルの契約を結んだ昨年のシーズンだったが、
左手首の骨折で連続試合出場も途切れてしまい、
何となく野球人生の節目を迎えている感じもしないでもない。
昨年、WBCの日本代表入りを辞退した辺りから歯車が狂っていたのかも。
今季はライバルチームのレッドソックスに松坂が入ったので
何度も松井VS松坂の対決が注目されるだろう。
ゴジラの正念場となるシーズンになるかも。
通算成績 538試合出場 打率.287 359打点 78本塁打

第2位 野茂英雄(ドジャース→メッツ→ブリュワーズ→タイガース→
レッドソックス→ドジャース→デビルレイズ→?)
ついに昨年はメジャーでの登板が0だった。
度重なる肘の故障で限界説も囁かれる中、捲土重来を願って
この冬を過ごしている姿は感動的ではあるが、契約を実現できるかどうかは…。
しかし、現在の日本人メジャー隆盛のきっかけを作った偉大なパイオニアであり、
トルネードブームや「NOMO MANIA」という言葉まで生み、
ストライキによる客足減少に悩んでいたメジャーを救った功績は、
メジャーに関わる全ての人の記憶に深く刻まれていることは紛れもない事実。
さらにナショナルリーグ、アメリカンリーグと両リーグで
ノーヒットノーランを達成、奪三振王を2度受賞。誰もが認める偉大な投手である。
再びメジャーのマウンドでトルネードが見たい。
通算成績 320試合登板 123勝109敗 防御率4.21

第1位 イチロー(マリナーズ)
このランキングの選者である雑誌のコメントに
「実際に10割は打てないかもしれない。しかし10割に匹敵する実績」
このような最大の評価がされていた。
日本人野手がメジャーで通用するのか?という疑問を、
たった1年でオールスター出場、首位打者、新人王、ゴールドグラブ獲得で
賞賛に変えたイチロー。
俊足を生かして内野安打を量産するスタイルは1番打者の概念を変え、
「レーザービーム」と称される強肩と「スパイダーマン」と呼ばれる
塀際の強さでチームを守備でも救うその姿は、
低迷が続くマリナーズの中で神々しいまでの輝きを放っている。
2004年に達成したシーズン262安打のメジャー記録はおそらく不滅。
いや塗り替えるとしたらイチロー自身だろう。
メジャーに来てから毎年必ず200本以上の安打を放っている。
もし、ルーキーからメジャーでプレイしていれば、あのピート・ローズの持つ
通算4256安打のメジャー記録も更新できたかもしれない。
松坂の入札金額を見るにつけ、本当にマリナーズはいい買い物をしたな。
通算成績 957試合出場 打率.331 359打点 61本塁打

さて続いてワースト5!

第5位 伊良部秀輝(ヤンキース→エキスポス→レンジャース)
弱小ロッテを支える孤高のエースというイメージが、
ここまで失墜してしまったのは一体なぜなんだろう?
何にしても、まだポスティングシステムがなかった1997年、
メジャー移籍を強く要求する伊良部の押しに負けたロッテが、
パドレスにトレードする形で放出を決めたというドタバタでまず汚名を頂戴。
しかもこの措置にも反発して、結局5月に再びトレードという形で
ヤンキースに入団したことから、メジャーでもダーティなイメージが定着。
ローテーションに入りながらも安定したパフォーマンスを維持できず、
ワールドシリーズのメンバーには2年連続で選ばれたものの、
登板機会はなしという屈辱。
しかもキャンプで一塁へのベースカバーが遅れたために、
それを見たスタインブレナー・オーナーが「太ったひきがえる」と激怒して、
結局はモントリオールへ放出の憂き目に。
さらには登板前日に飲めなかったはずの酒を飲んで病院に運ばれ、
これが理由で解雇…。
拾ってもらったレンジャースではクローザーとして起用され、
新境地を見出したかと思いきや、エコノミー症候群であることがわかり
日本に戻り、そのまま引退。とまぁ、波乱万丈のアメリカ生活を送った人だ。
通算成績 126試合登板 34勝35敗16S 防御率5.15

第4位 吉井理人(メッツ→ロッキーズ→エキスポス)
今や、日本球界最年長投手になるか?という話題で見られることが多くなった吉井。
1998年にヤクルトからメッツへFAで移籍した時には驚いたものだ。
しかも2年間で20勝16敗と勝ち越したからね。
しかし、チームがワールドシリーズに進出した2000年はコロラドで過ごし、
最後はチーム売却直前のモントリオールで孤軍奮闘してメジャー生活に幕。
ちょっと尻すぼみ状態になってしまった。
オリックスで日本球界に復帰、おそらく今季もまた渋い投球を披露してくれるだろう。
だが本人は「あと1日でメジャー登録日数が5年になる。
この1日を取り戻しに行きたい」とメジャー復帰を諦めていない様子。
その意気や良しである。
通算成績 162試合登板 32勝47敗 防御率4.62

第3位 石井一久(ドジャース→メッツ)
「メジャー通算は39勝34敗だが、ドジャースの大きな投資と
期待に見合うものではなかった。メッツで日本人選手は活躍しないという
ジンクスを確信に変えた」と酷評された石井である。
ドジャースがヤクルトに支払った入札金額1126万4055ドルは、
松坂が登場するまで日本人投手のトップだったっけ。
初年度の2002年にはドジャースの心意気に応える開幕6連勝。
しかしスタミナのなさと突如やってくるノーコン病に苦しみ、
当時のトレーシー監督は「“イシイ”という日本語は“フルカウント”という
意味か?」と嫌味を言われたほど。
ただ、ピッチャーライナーを頭で受けて途中退場、頭蓋骨亀裂骨折で
緊急手術を受けるというアクシンデントもあり、
運も噛み合わなかった部分はあったのかも。
すでにメジャーのことは忘れ、ヤクルトの一員として古田監督のために頑張っているね。
通算成績 105試合 39勝34敗 防御率4.44

2位 松井稼頭央(メッツ→ロッキーズ)
西武からFAでメッツと契約して迎えた2003年の開幕戦で、
メジャー初打席初本塁打を先頭打者で達成した松井。
しかし、慣れない天然芝にエラーを連発。
それが打撃にも影響を与え、さらには故障も併発してしまう。
それから一気に信用を失って、松井が登場する度に放たれる
メッツファンからのブーイングは、シェイスタジアムの名物にまでなった。
しかも天才レイエスの登場でセカンドにコンバートと
プライドもズタズタにされて、結局、昨年途中にロッキーズにタダ同然でトレードされ、
マイナー生活も経験、散々な目に遭ってしまった。
しかし、環境も変わり、打者有利のクアーズフィールドの水も合ったのか、
コロラドでは32試合出場ながら打率.345と気を吐き、
何とか超減棒ながら来季の契約も済ませた。
とにかくメジャーでは結果を出すしか生き残る道がない。
正念場が続くが頑張ってもらいたい。
通算成績 271試合出場 打率.266 94打点 13本塁打

第1位 中村紀洋(ドジャース)
「メッツとの契約に一旦は合意しながらそれを破棄。
その後(打者ではなく)三塁手としてドジャースと契約し、たった5安打で消えた」
超辛口コメントが全てを物語る中村が栄光(???)の第1位。
まぁ、石井や松井稼のように契約先に大金を負担させて
結果が見合わなかったというわけでもないのに、ここに名前が晒される理由は、
あまりに理不尽かつ強引な理屈でメッツとの契約に
サインをしなかったからなんでだろうね。
しかも、このあと中日に来るはずだったケヴィン・ミラーが、
サインするだけだったところを急に白紙に戻して、レッドソックスと契約。
その時の言い訳がなんと「ノリもやったじゃん」
正直、日米球界に悪い前例を作ってしまった中村紀である。
2005年にドジャースとの契約にこぎつけたものの、
開幕マイナーとなった際に「オープン戦で結果を出したのに、
なんでメジャーじゃないんだ」と言い放って首脳陣を激怒させた上、
故障者続出で仕方なくメジャーに上げれば全く打てず、すぐマイナーに逆戻り。
しかも、そんな自分を「罰ゲーム」と称する他人事ぶりでは、
アメリカで野球をやるのは無理だったね。
通算成績 17試合出場 打率.128 3打点 0本塁打


日本球界でも問題となっている中村ノリがワースト1位か…。
特に何も言うことはない。
とにかく、松坂や井川や岩村が中村を凌駕することがないことを祈りたい。

メジャーの開幕が楽しみだ。


バッファローズ

2007年02月21日(水)

なんだか昨夜から喉が痛い。
風邪ひいてしまったかもしれない…。
夜更かしせずに早く寝なければ。

さて、プロ野球界から「バファローズ」の愛称が今季限りで消滅?
昨夜のネットに、こんなニュースが掲載されていた。
どうやら近鉄球団の親会社だった近畿日本鉄道が、
合併3年目を迎える今季を最後に球団経営から完全撤退する見通しらしい。
オリックス本社はすでに愛称変更に向けて検討に入っているという。
新名称は現在ロゴとして使用している「Bs(ビーズ)」を軸に、
一般公募で募集する案も浮上…。

2004年オフの合併以降、続けていた球団経営への出資について
近鉄サイドが「今年の成績には関係なく3年で終わり」と決めていたという。
合併球団のイメージから脱皮を図りたいオリックス側は近鉄が去った後は
近鉄色の濃いバッファローズを消したいのも分からなくもない。
実際、すでに移行に向けての作業は着々と進んでいる。
今年、ウインドブレーカーの胸の文字が今までの「Buffaloes」から
新ロゴの「Bs」に変更されている。
ユニフォームにもバファローズの文字は残さず、Bsを前面に出していき、
イメージ刷新を強調しようとしている。

でも「Bs」って、やっぱり“ビーズ”って読むんだよね。
ビーズと言えば松本孝弘と稲葉浩志のイメージの方が断然強いよね。
まぁ、自分の中でも「バファローズ」というチームは
「近鉄バファローズ」であって、その近鉄バファローズも
2004年の礒部選手(現・楽天)の涙とともに消滅している。
今のバファローズは偽者のようなもの。
「オリックスバファローズ」と言われても全くピンとこないで数年が経った。

思い起こすとオリックスバッファローズは、
ファン無視の行動ばかりのような気がする。
天然芝が鮮やかな神戸から撤退して大阪ドームを完全本拠地にしたり、
中村ノリを切ったのにタフィー・ローズを入団させようとしていたり。
ホークスからFA移籍した村松選手は天然芝を本拠地とするチームで
野球がやりたいと言って来たのに、本人も「来るんじゃなかった」とか
思ってたりしてヾ(^-^;)
「阪神に追いつけ追い越せ」なんて言っているが、交流戦でも分かるように
オリックス主催の試合でもタイガースファンが圧倒的。
オリックスが球団経営している限りは阪神に追いつくなんて夢のまた夢だろうね。
関西の野球ファンは合併球団は関西から出て行け!と
思っている人が多いのではないかな。

まだ確定ではないんだろうが先人達の築いてきたパリーグの伝統ある歴史は、
完全に消え去ろうとしている。
天国の小林十三氏や千葉茂氏、仰木彬氏は、この件をどう思っているのだろう。

楽天イーグルスが迷走オリックスを超える日は近いかも。


東京マラソン

2007年02月20日(火)

先週の日曜日に開催されたアジア最大級の市民マラソン『東京マラソン2007』
コースは新宿の東京都庁をスタートし、皇居や増上寺(東京タワー)の横を抜け、
品川駅で一旦折り返し北上、浅草でまた折り返し銀座を通って
有明の東京ビッグサイトでゴールの42.195km。
そのままオリンピックで使えそうなくらい「TOKYO」を前面に出し、
世界を意識したコースだった。
さすが都知事の石原慎太郎(大会会長)っぽいね。
だけど「なぜ渋谷は通らないんだ!」と渋谷区から抗議されたらしいけど。
渋谷よりも世界にアピールするには「秋葉原」をコースに入れたほうがいいのでは?
沿道ではメイド姿やコスプレの女の子が応援していたら面白かったりして。

フジテレビでは朝9時から2時間40分の生中継を敢行。
「いいとも!増刊号」を吹っ飛ばしての独占中継だから力が入っていた。
今回の「東京マラソン」開催前から、いろいろ賛否両論だったが
個人的には賛成派。
別に東京人だからではない。ただ単に、世界的なスポーツの祭が好きなだけ。
身近で、これだけの祭が盛り上がるのはワクワクしてしまう。
それに銀座を職場としている東京人だからこそ、
あの銀座中央通りや日比谷通り、晴海通りなんかを
最大で7時間の交通規制してしまうこと自体にミラクルを感じる。
その道路を走っているバスも運休させ、その道路沿いのポストも収集とりやめ。
世界的に見ても交通量の激しい東京のど真ん中で、これだけの規制をして
一般市民ランナーを走らせてしまうなんて素晴らしいと思う。
従来のマラソンや駅伝だと、早くて30分、ゴール付近では2〜3時間程度の規制のはず。
一般参加の市民ランナーを含めて3万人もいれば、
ランナーが途切れない状態が約5時間続くため
「歩行者の横断も原則として禁止」というのが、またスゴイことだ。
一部で上下・内外回りとも全車線規制も当然なのかもしれない。
それだけ今回のマラソンには東京都が力を入れているという証拠なのだろう。
日曜日の銀座や浅草を規制するだけで「レインボーブリッジを封鎖」より
大変なことだとマジで思う。
こんな空前絶後の大会を、よく実現できたと感心してしまった。

しかし盛り上がりに水を差すように大会当日は大粒の冷たい雨の中のレースとなった。
まぁ、雪よりはマシか!?
そんな寒さの中で有力選手も何人か脱落してしまった。
ペースメーカーも30kmまでの予定が25kmまでで全員脱落って…。
レースは、その25kmからペースアップした日本語ペラペラのケニア人
ダニエル・ジェンガ(ヤクルト)が独走でゴールし初代王者に。
厳しい条件の中、タイムは2時間9分45秒。
期待された油谷(中国電力)は変化について行けず途中棄権だった。
2位争いは佃大橋で前に出た佐藤(旭化成)が入船(カネボウ)を引き離して
2位入賞。しかしタイムが2時間11分21秒で選考基準をクリアできず、
世界選手権代表内定には至らなかった。
法大時代に箱根で地獄を見たマラソン初挑戦の徳本一善(日清食品)は5位だった。
女子は初マラソンの新谷仁美(豊田自動織機)が2時間31分1秒で優勝。
彼女は高橋尚子を育てた佐倉アスリートクラブの小出門下生だというから
第二のQちゃんになるかも。
ラストランの有森裕子は2時間52分45秒の5位で無事完走を果たした。

自分は当日、テレビで最初から最後で観戦していた。
ゴール地点の有明や茅場町辺りで沿道観戦も考えたが、
やはり、あの雨では外に出る気にならなかった。
テレビを観ながら思ったが、馴染みある東京の市街地で
マラソンやってるって不思議な感覚だった。
日比谷公園の横を集団で走ってると何かの大規模なデモみたいに感じた。
フジテレビの中継は、現在地が分かりづらくゴチャゴチャだったのが残念。
結局、石原良純の天気予報はハズレ。全然天候が回復しなかったね。

テレビ映像では現場の交通規制のパニックが伝わってこなかったが
修羅場だったのかな?逆に雨で人でも少なく規制する側にとっては良かったのかも。
だけど警察は無駄にカラーコーン使って道路を全面封鎖してるようにも見えた。
車を通してもいいような道が結構あったと思うのだが。
アスファルトは雨水の浸透性が高い所と、路面に水が浮いている所とが極端すぎるね。
TOKYOもまだまだって感じだ。もっと道路工事が必要ってことなのかな。
沿道は観客よりボランティアのスタッフのほうが多い箇所がよくあった。
悪天候の日曜の午前中だから仕方がないけど、
雨の中でも声援していた方はご苦労様でした。
よくテレビに映った品川の折り返し地点、横断歩道の白線の上ってどうなの?
絶対足を滑らせる選手続出だったはず。
もうちょっと考慮した方がいいと思ったけど、細かいところ見すぎ?
あと、カーブが多いコースだったので沿道から傘が飛び出してるのが見ていて恐かった。

何はともあれ、東京が挑んだビッグイベント。
大きな混乱もなく、無事にレースが成立し、9割以上のランナーが完走。
この大会に関わった多くの方々の理解と協力が無ければ、
このようなビッグイベントは成立しないと思う。
本当にお疲れ様でしたと言いたい。
毎年、楽しみだね。
だけど、もうちょっと開催時期は考え直した方がいいのかも…。

最後に…
ビッグスポンサーなので仕方ないけど、テレビ中継を観ていて
東京メトロのCMが多過ぎ( ̄◇ ̄;)
山田優がしつこいくらい出てきた。


アイドルの生きる道&ホリプロスカウトキャラバン

2007年02月19日(月)

元SPEEDのhiroが11月19日〜12月25日に帝国劇場で行われるミュージカル
「モーツァルト!」に出演するそうだ。
先輩の知念里奈がミュージカルへの道筋を作ってくれたこともあるだろうが、
女優活動に消極的だったhiroが、映画「バックダンサーズ」といい、
今回の「帝劇ミュージカル」といい、
早々に結婚引退するタイプと思ってただけに意外だ。
しかし歌手に映画にミュージカルにっていうのは、
結局、何がしたいの?と思わなくもないけど。

「モーツァルト!」ではコンスタンツェ役だそうだが、
過去のコンスタンツェ役は2002年に松たか子、
同じく2002年と2005年に西田ひかる、
さらに2005年は木村佳乃と大塚ちひろも演じていたっけ。
最近、元アイドルがミュージカルで生きる道を見つけていることが多い。
ソニンや華原朋美なんて、かなりの高評価をされているしね。
果たしてhiroもミュージカル女優になれるのだろうか?

そこで、元女性アイドル達の生きる道を勝手に分類してみた。

◆細々と歌手…岩崎宏美、松田聖子、中森明菜、荻野目洋子、長山洋子、
工藤静香、MAX
◆舞台女優…本田美奈子(故人)、高橋由美子、知念里奈、鈴木蘭々、華原朋美
◆女優…石野真子、薬師丸ひろ子、小泉今日子、工藤夕貴、酒井法子、石野陽子、
宮沢りえ、三浦理恵子、広末涼子、石田ひかり、中谷美紀、ともさかりえ、篠原涼子、
内田有紀、深田恭子、上原多香子
◆昼ドラ女優…森尾由美、芳本美代子、生稲晃子、南野陽子、斉藤由貴
◆セクシー女優…武田久美子、柏原芳恵、小沢なつき、坂上香織、大西結花
◆バラエティタレント…榊原郁恵、松本伊代、早見優、堀ちえみ、松本明子、
伊藤麻衣子、西村知美、山瀬まみ、井森美幸、森口博子、浅香唯、渡辺満里奈、
島崎和歌子、雛形あきこ
◆玉の輿…三田寛子、後藤久美子、河合その子、高井麻巳子、佐野量子、松本典子、
畠田理恵、水谷麻里
◆ほぼ主婦…山口百恵、河合奈保子、石川秀美、中山美穂
◆CMだけ出演の主婦…菊池桃子、森高千里

※独断による分類です。

やはり女優への転身やバラエティタレントになるアイドルが多い。
そして、歌手として売れた人ほど歌手に固執して
転身が上手くいかない傾向を感じてしまう。
未だ「第一線の歌手」でいる安室奈美恵や浜崎あゆみは稀なケースなのかも?
まぁ、この2人はアイドルではないけど。
現代のアイドルであるモーニング娘。や松浦亜弥、そしてモーニング娘。卒業組の
安倍なつみ、後藤真希なんかは数年後、果たしてどの分野に転身するのだろうか。
でも、一番幸せなのは昔から結婚→引退なんだろうけどね。


さて、2月10日にスタートした土曜ミッドナイトドラマ「失踪HOLIDAY」
このヒロインを務めるのは、第31回ホリプロタレントスカウトキャラバンの
グランプリを受賞した石橋杏奈。
深夜ドラマとはいえ、いきなりドラマのヒロインを演じる超好待遇だ。
だけどホリプロスカウトキャラバンって、まだやっていたんだ。
過去の受賞者の一覧を挙げてみると以下の通り。

1976年 榊原郁恵
1977年 西村まゆ子
1978年 能瀬慶子
1979年 比企理恵
1980年 林紀恵
1981年 堀ちえみ
1982年 大沢逸美
1983年 田中久美
1984年 井森美幸  審査員特別賞・鈴木保奈美
1985年 山瀬まみ
1986年 伊藤美紀  アクトレス賞・仁藤優子
1987年 坂井順子
1988年 山口裕子
1989年 田中陽子
1990年 戸田菜穂
1992年 菊池あゆみ・馬渕英里何
1993年 木下菜緒子
1994年 上原さくら
1995年 佐藤仁美  審査員特別賞・新山千春
1996年 深田恭子
1997年 古川小百合
1998年 平山あや
1999年 西端さおり
2000年 藤本綾
2001年 浜口順子
2002年 石原さとみ
2003年 大竹佑季
2004年 佐藤千亜妃
2005年 緑友利恵
2006年 石橋杏奈


並べてみると、ホリプロタレントスカウトキャラバングランプリ出身者の
当たりがここ最近少ないね。
特に藤本綾が問題を起こし、浜口順子が太りすぎ、
最近は平山あやがギャラが安いから頻繁に出ているくらいか、
女優としては、ここ10年で深田恭子と石原さとみくらいじゃないかな。
なので今回の土曜ミッドナイトドラマはホリプロも相当力を入れているのかも。

だけど、少しだけドラマを観てみたが、この子売れるんじゃないだろうか。
初ドラマにしてはとても良い感じ。
そして16年先輩の戸田菜穂がいい味を出して石橋杏奈をフォローしている。
まぁ、話はそこらにある話かと思えば、ひねりもあって単純に楽しめそう。
原作を読んでいないということもあり少し楽しみかも。

そういえば佐藤仁美って最近見ないけどどうしたのかな。
「イグアナの娘」の三上伸子役があまりに印象的だったけど。
彼女なくしては、菅野美穂主演のあの名作はなかったと言っても
過言ではないほど素晴らしい演技をしていたのに。
でも、それって何年前の話だ?


本当に好景気?バブルへGO!

2007年02月18日(日)

昨年11月に「いざなぎ超え」を果たした日本経済は
戦後最長の好景気を拡大中だそうだ。
だけど、実感って思ったほどないな。
1986年〜1991年のバブル景気を体験し、
その恩恵モロに受けた自分のような世代は
特に今の好景気には実感が湧かない。
本当にあの頃は日本全体が最も浮かれていた時代だった。

自分が大学を卒業し、就職した頃は超売り手市場、
大学生の就職率が300%とか400%とか言われ、
会社訪問解禁日にはすでに内定が決まっていて
企業からホテルだの旅行だので他の企業に行かれないように拘束されたりしていた。
会社説明会に行くだけで内定がもらえて、
食事代だの交通費だのを現金でくれる時代でもあった。
実際に自分が就職活動とやらを始めたのは大学4年の10月。
今じゃ、早い人は大学3年になって始めるというのに、
こんな遅い時期からの就職活動なんて考えられないだろうね。
就職活動と言っても、就職かに相談に行ったこともなく、
ただ、希望する企業の会社説明会に行くくらい。
だけど、それでも説明会に行った企業全てから内定をもらえた時代。
それが当たり前のご時世であり、就職してからも給料はすぐに上がり、
毎月、金を使うのに苦労するほどだった。
あまりにも毎月、使いきれないので20代でマンションを買ったりもした。

日経平均も3万円以上だったし、今の格差社会と違って、
不動産や金融を筆頭に全ての産業がバブル景気につつまれていた。
東京の六本木やら西麻布界隈は毎日がお祭り状態だった。
そういえばフェラーリF40がプレミアで1億円だったし、
国産車もソアラをはじめNSXやスカイラインGT-Rが売れていたっけ。
自分の周りの友達も唸るほど金を持っていた。
特に今は絶滅したが「地上げ屋」をしてた連中は
いつも財布にウン百万が現金で入ってたのを覚えている。
そして会社の金なのに領収証なしで毎晩遊べる時代だった。
そんな時代を経験しているからこそ、数字の上では今の景気は
バブル景気を上回っていると言われても、実感できないんだよね。
景気の良さが業種によったり、大企業に偏りすぎてるのかもしれないね。

そんなバブル時代に浮かれる17年前にタイムトラベルした映画、
「バブルへGO!」を鑑賞し、当時を思い出してしまった。
一言で言えば面白い映画。ラストまで面白いがラストでぶっ飛ぶ。
そう来たか!って感じでぶっ飛んだね。
完成直前まで作り上げたピラミッドを、わざわざぶち壊した感じ?
明らかに確信犯としか思えない脚本だ。
自分のようなバブル期を生きた人間にとっては本当に懐かしいし笑えるし
また観てもいいと思える映画である。
だけどバブルを知らない世代にも面白いかというとかなり疑問。
今の年齢で35歳以下の人には分からないことも多く共感できないかもね。
同世代にとって「ツボにはまりまくり」な作品であることは間違いない。
古き良き時代を思い出して「あの頃は明るかったな〜楽しかったな〜」と
思えるだろうし、「あの明るさを取り戻してポジティブに行きようかな?」
なんて元気が出るかも。
事実、バブル時代は自殺者の数が今よりかなり少なかったそうだしね。
バブル時代を知らない人も、当時の時代考証がキチンとなされているので
「あの頃ってそうだったんだ〜」と思うくらいかもしれないが…。
面白いと思えるかどうかは疑問。

この映画の1990年の世界に登場する「紺ブレ」「ソフトスーツ」「はちみつレモン」
「ポケベル」に懐かしい思い出が甦った。
VANの紺ブレって持っていたな。アルマーニのスーツも。
太い眉毛にトサカな前髪のワンレンソバージュとか
シャーリングなボディコンとかのファッションや風物も懐かしい。
当時の若い日本人女性は前髪に命賭けてたからね。今じゃ誰もしないけど。
まだヒルズが建っていない頃の六本木にあった「喫茶店マイアミ」と「森永LOVE」
どちらも行ったな…なんて、もう二昔前の出来事をいろいろと回想できた。
まぁ、タイムスリップだのタイムトラベルの映画には、
必ず矛盾や突っ込みたくなる場面はある、確かにこの映画にもあったが、
そんなことを超越して素直に楽しめる作品になっていた。
そして、この映画を通じて、やっとあの時代を振り返る余裕が出てきたのかなって
感じにもなった。宴の後に長い長い低迷期だったからね。
今の時代、格差格差と言われているが、そんな先行きが暗い時代だからこそ
あのバブル時代が懐かしく感じてしまうのかもしれない。
今さらバブル時代が良いとは思わないが、
今はあの時代にちょっぴり懐かしさを覚える。

17年前の1990年、たった17年前だが、この17年の間で
日本はこんなに変わってしまったんだね。
今は毎日の生活にかかせない携帯電話とインターネットだが、
携帯もないしインターネットもない17年前。
(携帯もインターネットも実際にはあったけど一般に普及してないだけか)
携帯電話が無い世界なんて有りえないね。
〇〇駅で待ち合わせ「着いたら電話する」じゃなかった頃、
待ち合わせやアポを取るのは本当に大変だった。
彼女の家に電話をする時も「父親が出ないように」と祈りながら電話したり、
2度コールして切ってから再びかけるという2人でサインを決めたりしていたっけ。
そう考えると今はホント便利な世の中なのかも。
あと20年ほど経ったら世界はどう変わってるんだろうか?
もっと便利な世の中になってるのだろうか?
それとも大恐慌時代を迎えてるのだろうか?
あの頃には全く予想ができなかった現代なので先のことは分からないな。


それにしても広末涼子は良かった。単なる好みかもしれないが、
シリアスなものよりコメディが合う。ショートカットも可愛い。
広末が出ていればそれだけで良いと言うほどミーハーではない(つもりだ)だが、
この映画の広末は確実に良い!とても一児の母には見えない。
あと、余談だけど、薬師丸ひろ子の役名「田中真理子」は
ホイチョイ映画「彼女が水着に着替えたら」と「波の数だけ抱きしめて」の
ヒロインと同じ役名だったが、これはホイチョイの人たちが大学時代に所属していた
サークルにいたマドンナに由来しているそうだとか。

最後に、もしタイムマシンでどこかの時代に行けるとしたら、
どの時代に行きたいかな。
とりあえず中学時代?
あの頃の自分に会って、ひとこと言ってやりたい。
「もっと勉強しろ」
そしたら人生変わってただろうな…。

ちなみに現在継続中の好景気は「いざなぎ景気」と並ぶ
長期的な好景気ということで「いざなみ景気」という名称が有力候補らしい。
だけど日本の今、現在の借金が分かるHPがあったのでリンクしておくが、
これを見たら本当に好景気なのか、ますます疑ってしまうな…。
あながち映画の中で言っていた「日本は破産し、国家の崩壊は目前」が
現実になりそうで怖い。
http://www.takarabe-hrj.co.jp/clock/

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