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2007年01月05日(金)
箱根駅伝が人気なのは、母校の誇りと名誉のためにタスキをつなぐ 懸命な姿が見る人の心を打つからではないだろうか。 正月の2日と3日、自分は必ずテレビ観戦し、そこにある多くのドラマに感動してしまう。 そんな新春恒例の第83回箱根駅伝は順天堂大学が 6年ぶり11回目となる総合優勝を達成した!
下馬評はさほど高くなかった順大だが、やはり箱根に照準を合わせる調整力と その区間に見合った適材適所の人員配置はさすがというべきだった。 昨年、首位を走りながらも、よもやのブレーキで優勝を逃してしまっただけに 今大会に賭ける気持ちは強かったのだろう。 そのブレーキをした昨年8区を走って主将を務めた難波君が 母校の応援にやって来ている姿がTVに映っていた。 当時、4年生だっただけに箱根の悔しさを箱根で晴らせることはできなかったが、 あの時に脱水状態でフラフラになりながらも必死に繋がれたタスキが 2年越しに受け継がれての優勝は順大関係者にとって格別なものとなっただろう。
優勝の立役者は、やはり5区を走った今井選手。 とても箱根の山登りを走っているとは思えない快走で 首位を走っていた東海大との4分9秒差を跳ね返す。 実況が「山の神」だの「山の超人」だのといった代名詞を連呼していたのには 少々、鬱陶しかったが、そう言いたくなるのも分かるような見事な走り。
その他の大学にも、それぞれのドラマがあった。 スタートダッシュに成功した東海大。 正直、1区と2区にエースを投入し大差をつけた時は、 このまま逃げ切れると思ったんが残念ながら3区以降の選手がイマイチ。 やはり箱根駅伝は10人キッチリ揃えないと勝てないことを証明した形で、 順大に比べて全体的な選手層の薄さを露呈してしまった結果に…。 しかし3年生以下で並べたメンバーなので来年は注目である。
優勝争いとは別に注目されるシード権争いは、 昨年のシード校から山梨学院大と法大が予選会落ちし、 代わりに早大と専大がシード権獲得。 前回まで4大会連続でシード権落ちしていた古豪の早大は久しぶりのシード権。 花の2区を走った竹沢君の快走を後続が堅実に繋げていた。
昨年優勝の亜大や最多出場回数を誇る中大が、あわやシード権落ちの危機も。 昨年に駒大の黄金時代が終焉し、どこが優勝してもおかしくなく、 どこがシード権落ちしてもおかしくない「戦国駅伝」の様相となり、 今大会もそれに相応しい混戦だった。 優勝争いとは別に熾烈を極めるシード権争いは、 数ある駅伝の中でも箱根でしか味わえないドラマである。
ちなみに自分の母校は2年連続で出場することはできなかった。 以前は毎年のように出場していた大学だけに残念。 今回、予選会の成績は良かったものの、インカレポイントが足りず、 国士舘大学に僅か1秒足りずに涙を飲んだ。 まぁ、出場できていたとしても今大会の国士舘大学のような 成績しか上げられなかったと思うが…。 それでも、やはり正月の箱根に母校が走っていると観る方も違ってくるのだが、 今年の予選会での躍進に期待したい。
箱根では今年も残酷なドラマはあった。 過去2大会なかった繰り上げスタートがあったのは残念だった。 特に最後の区間に繋ぐタスキだっただけにTVで観ていて 「何とか繋いでほしい」と思いながら必死に走る神大の選手を応援した。 しかし無情にも時計の針は進み、学連選抜と共に繰り上げスタート。 神奈川大や山梨学院大など、以前は優勝あるいは優勝争いをしていた大学が シード権落ちするなんて時代の流れを感じる。
順大の優勝で幕を閉じた今年の箱根駅伝。 今年も2日間に渡り、夢中になってTVを観てしまった。 正月にまともに観ているTV番組って、箱根駅伝くらいだからね。 美穂の実家が花の2区を通らないといけない場所にあるため、 毎年、正月に新年の挨拶をしに行く時は、箱根駅伝を観て 全部終わってから行くようにしている。 そうじゃないと道路規制のために大渋滞しているから。
箱根駅伝が終わると正月が終わる。 そんなこと毎年、思ってしまうな。
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