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2006年12月26日(火)
ニュースの記事を読んで「あぁ、やっぱりね」と思った。
番号ポータビリティ導入の際に 「電話・メール0円で使い放題!」と言いながら、 いろいろ制約があったため、抗議が殺到したソフトバンクモバイルだが、 新しいCMでもまた抗議が殺到している。 そう「きみちゃん」のCMと言えば誰もが分かるのでは。 このCMを初めて観た時から違和感というよりも不快感があったが、 やはり良識ある視聴者には、かなり不評というか不快だったようだね。
CMの内容はご存知の通り、ラクロス部の4人が試合の件で 電話で連絡することにしたのだが、「きみちゃん」だけ ソフトバンクじゃなかったため、電話代がかかるということで 連絡してもらえなかったとかなんとかどうたら( ̄◇ ̄;) しかし、これで話が丸くおさまるはずがなく、 この内容どう見てもいじめでは?ということで抗議が殺到している。 人と違うところがあるだけで仲間ハズレにされる。 確かに現在のいじめと通じるところがあり、非情に不愉快なCMだ。 そんなに電話代がかかるのがいやだったら、メールで送らんかい! と思うが、もしかしたらパケ代数円ももったいない??
いじめが社会問題となっている中で、このようなCMを流すなんて、 あまりにもタイミングが悪すぎるし、最後の「友達は大切に」なんてテロップも、 何だかソフトバンクの携帯にしないと仲間ハズレになっちゃうよ、 なんて言いたげに感じた。 それと、ドコモとauを落とすような感じのCMでもあったしね。 比較広告は認められているとはいえ、同業他社をけなすCMなんて 今は他業界でもやっていないし、自分の所さえ良ければいいのかって 思った視聴者もいたかもしれないね。
制作する側としては「ゴールドプラン」という料金プランのお得さを PRしたかったのだろうが、やはり見ている人は見ているものなのだ。 日本広告審査機構(JARO)には「いじめを助長する」「やりすぎ」などの 苦情が相次いでいて、寄せられる意見は通常は週に30〜50件だが、 このCMだけで11日から17日の短期間で250件以上あったようだ。 1日平均で言うと30件以上と言うことか…。 JAROに電話をしないまでも、このCMに対して反感を覚えている人は まだまだ潜在しているはずだ。
ネット上では「通話料が無料じゃないと友達になれないのか」などという 書き込みが殺到している掲示板もあるらしく、 ゴールドプランのCMに関してはアチコチで大炎上している始末と言った有様。
ソフトバンクはこの「きみちゃん」のCMを24日をもって予定通り放送終了。 などと発表したが、世間の空気を感じて、急遽、打ち切ったのが真相ではないのか? しかしだ。観た人のほとんどが不快に感じるCMをなぜソフトバンクは流したのか? CMを制作した広告代理店だかCMプランナーだか知らんが、 あまりにも非常識すぎるが、それにOKを出したソフトバンク自体に 大きな責任はあるだろう。 本業の中身ではなく、こんなことで評価が下がることは 非常にもったいないと思うんだけどな。 携帯電話事業に参入してから踏んだり蹴ったりのソフトバンク。 短期間で2度も問題あるCMを流しているのは、お粗末極まりない。 インフラへの参入はソフトバンクの孫社長の悲願だったと言われているが、 その思いの強さが先走りや空回りを生んでいるのではないだろうか。 根本的な部分からやり方を考え直さなければいけないようだね。 こんなことばかりしていたら、いずれ携帯電話事業から 撤退なんてこともあるかもよ。
あぁ、あと他にもこの「きみちゃん」のCMは突っ込みどころ満載だ。 はっきり言わせてもらうと、 「ごきげんよう」と言っている連中が電話代をケチるとは思えない! 「ごきげんよう」と言っている連中がソフトバンクを使っているとは思えない!
あー、すっきりした!
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