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2006年11月16日(木)
連日による自殺のニュースが後を絶たない。 ニュースを観るのも新聞を読むのもイヤになってしまうほど 負の連鎖は続いている。
小中学校で、いじめによる自殺が8月以降ふた桁も発生。 さらに自殺のニュースは、いじめによるもの以外でも 必修科目の未履修問題で校長が自殺したり、 裏金問題で物議を醸した岐阜県職員が自殺したりと 「自殺の連鎖」に歯止めがかからない非常に厄介な状態に陥っている。
文科大臣宛てに自殺予告を仄めかす手紙が相次いだり、 石原都知事宛てにまで自殺予告の手紙が…。 何だか、たった1つしかない尊い命が 粗末にされている気がしてしまうのは自分だけではないはず…。 「負の連鎖」を早急に断ち切ってほしいものだ。
学校側の対応がまずいとか、いろいろ言われているが、 何も学校側だけが全て悪いと言うことではないはず。 まず、いじめは教師の見ていない所でやっているもので、 親や教師にバレないように狡猾な手段を使うことが多いのだろう。 言わば「鬼の決まっている鬼ごっこ」みたいな。 それでもって、いじめられっ子は親や教師に言えないような雰囲気になり、 ますます泥沼にハマっていってしまう。 これらが一種の「いじめの法則」なのかな。
親、教師がアテにならないなら警察という方法もあるのだが、 現状では警察が介入していくのは難しい。 いじめにもいろいろあって、それらを細かく分類しても 犯罪として摘発はできるはず。 まず暴力などを振るったら「暴行罪」が成立し、 そこからケガなどをさせたら「傷害罪」 お金を強要したら「恐喝罪」 罵ったり身体的特長をあげつらったりする行為も「侮辱罪」「名誉毀損」 いろいろな罪が成立し、警官としても例え未成年であっても 罪人として摘発できる絶好の好機なのであるし、 いじめた子にとっても「前科者」なり「犯罪者」のレッテルを貼られて 今後の長い人生を送っていかねばならなくなる。 まぁ、最も、そんなことをしたら、お互いに何も出来なくなって、 かえってコミュニケーション不足という厄介な問題が生まれてきそうだけどね。
でも、今の子供達に教えていかなければならないのは 法律という社会のルール、裁判の基礎などを教える「法教育」を 義務教育段階で徹底的に叩き込ませておく必要があるのかもしれない。 先日のニュースでやっていたが、いじめの内容の中には メールなりインターネットによる手段が急増だとか。 メールは知らない所で画像を撮られて脅されるケース、 インターネットでは掲示板による書き込みによるケースが多いという。 まったくもって便利なネット社会の盲点でもある。
本当に、こういうイヤなニュースを毎日目にするのはウンザリだ。 自殺は殺人であることを再認識するべきだと思う。 とにかく死んだらダメだと言う事を自ら言い聞かせるべきだ。
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