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2006年06月01日(木)
道交法改正による駐車違反取り締まりの民間委託が本日よりスタートした。 そういえば朝の銀座、いつもより確実に駐車車両が減っていた。 銀座の道は碁盤の目のようになっているが、 大通りと大通りの間にある道はすべて一方通行になっている。 うちの店の前の道も一方通行だが、左側にはパーキングメーターがあるが 必ず右側にも駐車車両がいて、駐車車両と駐車車両の間を 車が走っている感じなのだが、 今日の朝は右側に停まっている車が見事に無かった。 この辺も重点取り締まり地域なんだろう。 しかし帰宅する時には、いつもと変わらず駐車車両だらけ。 夜は民間監視員が取り締まりを行わないのかな…。
ところで「駐車違反保険」なんてのも出たそうだ。 加入者は駐車違反で捕まった時の反則金を保険会社が出してくれるという。 なんだか本末転倒だな。 なんでも商売にしてしまうのが恐ろしい。 違反が多い人は当然、掛け金も多くなるらしいね。
あと思ったのは駐車に困っている車に向けて 「あそこに駐車場がありますよ」と、 有料駐車場を斡旋し、通常より高い料金を請求するケースってのもありそう。 いろいろな問題が今後出てくるだろうが、改正したからには しっかりとやってもらいたいものだ。 違法駐車が減ることによる渋滞緩和や緊急車両の往来防止、 さらに定年退職後の高齢者の再雇用の一環などが見込めるのは確かなのだから。
意外と浸透していた道交法の改正だが、 2011年7月24日にアナログ放送がスパッと終了し、 「地上デジタル放送」へ完全移行するということは、 どれだけ浸透しているのだろう。
NHKは地上デジタル放送に対応する受信機の普及台数が 1049万台に達したことを発表した。 これは全ての家庭で1台ずつテレビが使われていると仮定すると、 全国の約20%の世帯に普及した計算になる。 しかしだ。家庭にある「テレビ」や「ビデオ」は1台ではない。 今や自室にテレビ1台、ビデオ2台なんて人も多いだろう。 現在の視聴環境を続けるためには、5年後までに それら全てを「デジタル放送対応」の物に買い替えるか、 買い足さなければならないのだ。
まぁ、百歩譲って、約20%の家庭がデジタル化に移行したと考えたとしても、 これだけ普及している現在のアナログテレビ放送を終了させて、 「地上デジタル放送」へ完全移行する「理由」を知っている人って いったい、世間にはどれくらいいるのだろうか?
地上テレビ放送デジタル化の理由(PDF形式に 分かりやすく書かれているので抜粋してみた。 http://www.kanto-bt.go.jp/bc/digital/hayawakabesatsu.pdf (pdfファイルのためAcrobat Readerが必要です)
理由の後の【】は疑問。 ●その1:放送サービスの高度化 1-1 ゴーストがなくなります! 【強制するほど、国民は必要としてるか?】 1-2 ハイビジョンが楽しめます! 【強制するほど、国民は必要としてるか?】 1-3 1チャンネルを分割して2〜3番組を同時に放送できます! 【強制するほど、国民は必要としてるか?】 1-4 高齢者や障害のある方へのサービスが充実します! 【アナログでも対応可能】 1-5 いつでも、ニュースや天気予報などの情報が見られます! 【アナログでも対応可能】 1-6 クイズやアンケートなどの双方向サービスが可能になります! 【強制するほど、国民は必要としてるか?】 1-7 番組表がテレビで見られ、録画予約も簡単に行えます! 【アナログでも対応可能】 1-8 携帯電話等で地上デジタルテレビが見られます! 【UHF電波を使う必然性は?】 ●その2:電波の有効利用 2-1 電波は、もう、目いっぱい使われています! 【何に使うのか不明確、他の通信の活用で解決出来ないのか?】 2-2 デジタル化すれば、チャンネルに余裕ができます。 【何に使うのか不明確、他の通信の活用で解決出来ないのか?】 2-3 さらなる情報化社会のために電波を使えるように。 【何に使うのか不明確、他の通信の活用で解決出来ないのか?】
●その3:情報化の恩恵をすべての人に 3-1 地デジでテレビがネットにつながります。 【アナログでも対応可能】 3-2 誰もが情報化の恩恵を受けられる社会へ。 【移行出来ない人はどうなる?】 ●その4:日本経済の活性化 4-1 放送のデジタル化で、さまざまな分野に経済効果! 【これだけが理由じゃないの?】
これが全ての「理由」だそうだ。( ̄◇ ̄;) 確かにデジタル化で「良くなること」もある。それは認める。 しかし、それに伴う「国や家庭の経済的負担」や まだ使える製品の買い替えを促す「環境的な問題」を考えた時、 デジタル化を急がないといけない「理由」はあるのだろうか? しかも、この理由1つ1つを見た時「おや?」と思わないだろうか。 例えば「1-7」の「番組表」や「1-5」の「データ放送」 「1-4」の「字幕放送・解説放送・音声の速度を変えられる」などは アナログ放送でも既に十分、対応している事項だ。 また「1-8」の「携帯電話のテレビ」はネット経由でも対応可能だし、 「3-1」の「ネットに繋がる」という話は本末転倒だ。
これらを「デジタル化したら出来るようになる」と羅列するのは もはや「詐欺まがい」だ。 高齢者や機械オンチな女性なら簡単に騙すことができても、 普通にテレビとビデオの配線をつなげることのできる人なら こんな詐欺話は笑止千万である。
このあたりを、ある雑誌が地上デジタル放送推進協会に問い合わせた記事があった。 すると「アナログ放送の音声速度を変えるのは技術的に無理」と 断言されたらしい。 しかし、話速変換技術「ゆっくりトーク」という名前で、 2002年からビクターがラジオやアナログテレビに搭載してるのは いったい何なんだろうね。 「推進」のためなら、やはりお役所的な場所は平気で嘘をつくのかね。 単に、この職員のレベルがヒドイだけなのかもしれないけど。 実際は「法律で決まったこと」としか言えないので、 奴らのような下っ端を相手にしても無駄だそうだけど。
さて、デジタル化唯一の「理由」になりそうな 「その2:電波の有効利用」にしても、空いたチャンネルを 何に利用するのか「明確なビジョン」が示されていない。 これらの「理由になってない理由」を取り除くと、 結局は「高品質」「高機能」といった電機メーカーやテレビ局の 「押し売り」にすぎないのではないだろうか? そのような高度な製品を望む人に売るのは構わない。 しかし、望んでない人たちにまで強制するのは違うだろう。 これだけ携帯電話、インターネット、有線、無線、BS、CSなどと、 様々な通信が急速に発展している時代に、 本当に「テレビ放送のデジタル化」以外の道が無いのだろうか?
2011年7月、全てのテレビ・ビデオをデジタル化できない世帯はどうなるのか? 今のテレビ放送で満足している高齢者や低所得者にまで 「強制して負担をかけること」もしくは「2011年に見捨てること」は 「3-2」の「誰もが情報化の恩恵を受けられる社会へ」という 立派な理由と矛盾していないか?
だけど今回、とうとう本音まで書くようになったのかと驚いたのが、 「その4」の「経済効果」という理由。 「経済効果」という言葉ほど「インチキ臭い言葉」はない。 例えば「無駄」と批判されている「高速道路建設」や「公共リゾート施設」を なぜ「経済効果」と呼ばないのか? それらを作ることによって、建設業をはじめ、様々な業界の人が潤って 地方の雇用を創出し、利用者も恩恵を受けてきたんじゃないの? それらと「放送のデジタル化による経済効果」と何が違う? 「声の強い人たち」が儲かると、途端に「経済効果」に変身するのかな?
「年金問題」や「PSE問題」のように問題が表面化してから 騒ぎだしても手遅れだろう。 国民が声をあげないと「デジタル化」の問題点なんか誰も指摘しない。 国も、テレビ局も、大スポンサー企業様も全部グルなんだから。 2011年、デジタル化に取り残され、 テレビを観れない人が大勢出てしまい、パニックにならないことを願う。
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