Web Masterの日記



性同一性障害

2006年05月24日(水)

兵庫県で、性同ー性障害と診断された男子児童が、
女子児童として小学校に就学しているというニュースを目にした。
これ自体は、判断や対応に非常に時間が掛かるお役所仕事としては、
とても素晴らしいことだと思う。
何より、この児童本人が女子として受け入れてもらえたことを
非常に喜んでいて、同じ障害をもつ方の殆どが経験するらしい
精神的抑圧を受けることなく、のびのびと生きていけるきっかけに
なることは間違いないと思う。
(もちろん、そう単純なことではないだろうが)

ただ、差別問題を耳にするたびに必ず気になることがある。
被差別者の擁護ばかりを優先する「逆差別」だ。

例えばの話だが、
戸籍上は男児だけど、性同ー性障害により女児として
小学校に入学したAさん、
Aさんのクラスメイトで、Aさんが男児と知らない女児B子さんが
いるとする。
低学年の頃は一般生活において、男女とも身体的特徴が
顕著になっていないが、高学年になるにつれ、
そういう特徴って必ず出てくるわけだ。

そうなった時、
1.B子さんがAさんと同じ部屋で着替えやらをするのに抵抗感じない?
2.たとえ抵抗を感じても、それを言ったら
「Aさんを差別することになる」から言い出せず、
我慢しなきゃならないなんてことはない?
3.勇気を振り絞って「別の部屋にしてください」って言うことで、
「B子さんは意地悪だ」と、周りから仲間はずれにされたりしない?

個人的意見だが、2を「差別」呼ばわりして
一緒の部屋で着替えるように強制するなら、
それはB子さんに対する精神的虐待だと思ってしまう。
Aさんが男性として生きることに大きな苦痛を受けるのと同じように
B子さんにとって、それは相当大きな精神的苦痛になりうると思うのだが。
いくら「中身が女性」でも、視覚的なものって排除できない。
頭で分かっていても、心理的に耐えられないことって必ずあると思う。
まぁ、これこそが性同ー性障害を抱える方を苦してめる要因だと思うが。

同性の友達として仲良くするのとコレとは、
まったくもって違うものではないだろうか。

あと、幼少期に男性的特長を望まずして見てしまった女児は、
それが将来的にトラウマや心理ストレスになる場合もあるそうだ。
Aさんに全く悪気や落ち度がなくても、
B子さんを被害者にする可能性があるということは問題にならないのだろうか。

人権とか差別とか、とっても難しい問題である。
大を活かして小を殺すなんてことは論外だ。
第一、どっちが大で、どっちが小なんかも分からないことだし
区別なんかつけられない。
被差別者擁護はもちろん大切だが、それが大人の都合などで
いきすぎることがないような配慮が絶対に必要だと強く思った。


自分が嫌いな子供たち

2006年05月23日(火)

「麻布台学校教育研究所」が実施した「今子供たちの心の中では」と
題した小中学生の意識調査の結果が昨年に発表されていたが、
その中でも注目なのが
中学生の半数以上が「自分が好きではない」ととらえ、
小中学生の七割近くが疲労感を感じ、
さらに五割近くが「自分はいつかキレるかもしれない」
と感じていること。

「自分が好きではない」と解答
小学生男子23% 同女子31%
中学生男子50% 同女子63%

「疲れる」と解答
小学生男子67% 同女子70%
中学生男子66% 同女子87%

「自分はいつかキレてしまうかも」と解答
小学生男子50% 同女子54%
中学生男子36% 同女子54%

女子小学生で「疲れる」と「キレるかも」と答えた児童の内
「とても疲れる」と答えた子供の70%が「キレるかも」と解答。

自己肯定感と、その他の回答との関係では
小中学生共通して、自分を肯定的にとらえている子供ほど
そうでない子供に比べ「目標を持っている」
「自分には良いところがある」「自分はクラスの中で役に立っている」
「家庭内で助け合っている」などの質問への回答が高い傾向だそうだ。

考察をある一定の方向へ誘導するのが最近の報道の姿勢なので、
鵜呑みにするつもりはないが、あながち全くの情報操作でもない気がする。
この発表があってから気になっていろいろと考えていたが、
確かに、最近の子供達は疲れる生活だと思う。
週休2日制が導入され「ゆとり教育」という話だが、
実際は土曜日も休みのために、短時間での積め込み作業的な
授業が行われている現状。
休みになった土曜には当然、塾通い。
これのどこが「ゆとり」なのかと首を傾げてしまう。
かと言って、教師や学校を糾弾したところで、
それらも結局は御上の指令に忠実なだけなので無意味。

また家庭では住宅ローンを抱えた共働きの親が多いので、
家族全員で過ごす時間が昔より極端に減少している。
とはいえ、今の時代は親にしてみれば生活・学費・住居費などのために
必死なので子供との時間までもが惜しいという。
子供を老後の保険替りと考える親が少なくなって来ているこの時代、
年金も当てにならないので老後資金のためにも本当に必死で働いているのかも。
子供の孤食、家族との関わりの希薄化を問題視されていても
どうにも出来ないのが今の日本の現状なのだろう。

他者との関わりによって、自分の存在価値や
自己評価が下されていくのだと思う。
しかし、他者との関係が希薄化している現在、
それが難しくなっているのではないだろうか。

自分には子供がいないので、はっきりと分からないが
親が子に対して叱る時、主眼においているのは何なのだろう。
どこまでが子供の将来を懸念しての叱責なのか、
どこからが子供の言動によって被る
「親としての責を負うこと」に対する倦怠感なのか…。

叱る項目は目に付きやすく、頑張った部分をおざなりに褒める程度。
これでは、いくら子供とはいえ自己評価も自尊感情もあったものではないだろう。
これではストレスも溜まり、キレやすくなってしまうだろう。
かと言って、古き良き時代に戻ることは不可能。
今さら学校教育を昔に戻せとか、教師の資質を昔のレベルに戻せ、
なんて、そんな要望は罷り通らない。
今できることといえば、せめて親だけは
家庭で忙しい手をほんの10分だけでも止めて、子供の目を見て
話に全神経を注いで頷くことが一番大事なのかもしれない。
そんな普通のことが普通にできない世の中だからこそ
感受性の豊かな子供たちはストレスを溜め、キレてしまうのかもしれない。
この意識調査の結果は、すべて親の責任ではないだろうか。

子を持つ親からしてみれば「子供を育てたこともないのに何が分かるんだ」と
怒られてしまいそうだが、逆に子供のいない自分だからこそ
客観的に見て、そう強く感じてしまったのは確かである。


あやかちゃん

2006年05月22日(月)

さっき風呂に入ったら昨日、日焼けした腕がヒリヒリとしみる…。
さて、海外で多臓器移植を受けた神達あやかちゃん(1歳)が
現地時間の16日、アメリカで亡くなられ天国へ旅立った。
この知らせを聞いたときは悲しい気持ちでいっぱいだった。

あやかちゃんの父親が、Jリーグ・鹿島アントラーズの
サポーターであることから、Jリーグ各チームのサポーター達が
各スタジアムにて渡米して手術を行うのに必要なお金を集めるべく
必死に募金活動をしていたことはニュースでも報じられていた。
結局、自分は募金できずに悔やんでいた。
心ある多くの人達の協力のおかげで目標額に到達、
渡米してから手術を受けることもでき、大丈夫かな?と思っていたが…。
やはり手術前よりも手術後の方が難しいということを改めて教えられた。
TVのインタビューで母親が言っていたが、決して手術は失敗ではない。
手術を受けなければ2006年を生きることすら出来なかったわけなので
そういう意味では手術は成功だったと言えるだろう。
なので、正直、何と言えばいいのか適切な言葉が出てこない。

サッカー界でも悲しみに包まれ、訃報を聞いたジーコ監督も
悲痛の表情を浮かべていたのが印象的だった。
先日のナビスコカップ予選リーグ・京都VS鹿島戦でも試合前に黙祷が捧げられ、
鹿島の選手達もユニフォームに喪章をつけて試合に挑んでいた。
また、野球界でも、あやかちゃんの募金活動に協力した中日の佐藤投手も
ヒーローインタビューで今回の件を聞かれて言葉に詰まっていた。

大雑把な文章になってしまったが、今回の件で感じたことは
命の重さ、そして海外ではなく国内でも多臓器移植手術が
受けられるようにならなければダメであるということだ。
海外だと飛行機で移動するのに体力を使ってしまう。
これが国内だったら「もしかしたら」という可能性だってあったかもしれない。
医療技術の問題などあるかもしれないが、
それでも日本の医療技術を進歩させ、海外に行かなくても
臓器手術が行えるような環境になることを切に願う。

神達あやかちゃんのご冥福をお祈りします。


悔しい

2006年05月21日(日)

今季初めてじゃないかな、青空の下で野球をやったのは。
本当に暑かった。けっこう日焼けした。
最初から試合の主導権は完全にうちだったのに、エラー多すぎ。
ほとんどのエラーが失点に結びついてしまった。
合計7失点したが投手の自責点は僅か1点だった…。
悔しいサヨナラ負け…。
これで4チームが2勝1敗で並ぶ乱戦となってきた。
面白くなったとはいえ、今日勝てば一歩抜け出れただけに残念。
まぁ、長いこと野球やっていれば、こんな悔しい気持ちの残る試合もあるが、
来週、気持ちを切り替えて戦いたい。
でも来週は参加メンバー少ないんだよな…。


車検

2006年05月20日(土)

今日は本当に久しぶりの五月晴れ。
WISHを車検に出しに行く。
もうWISHに乗って3年が経つことになる。
月日の流れは本当に早いものだ。
車検自体は45分でできるのでディーラー近くのドンキで時間つぶし。
終わって家の近くのスーパーに寄って買い物をして帰宅。
帰宅数分後に、いきなり嵐のような大雨。
約1時間くらい降り続いたかと思えば夕焼け空に一転。
明日の三郷は大丈夫だな。
先週が出来たくらいだから、明日も平気だろう。
なので今日は早く寝て明日に備えよう。


任天堂Wii

2006年05月19日(金)

最近、本当に変な天気ばかりだ。
5月だというのにスカッとした五月晴れの日がなく、
蒸し蒸しジメジメ、早くも梅雨入りしてしまった感じだ。
日照時間も少ないので、このままだと野菜の高騰は避けられない。
野菜価格の高騰は直接響いてくるから困るな…。
そして、今週末に予定されている試合は…いや、先週もできたから
当日まで分からないな。
なんで今季は毎試合、天候の心配をしなくてはいけないのか。
いずれにしても先週のこともあるので、モチベーションだけは保っているが…。

さて、前回はプレステ3(PS3)について、いろいろ書いたが、
今回は任天堂の新機種「Wii」について触れてみたいと思う。
任天堂の次世代機「Wii(ウィー)」は、
ゲームキューブの拡張版とさえ言われているほどで、
PS3やXbox360のように、劇的な性能向上の話を聞かない。
これには「ハードの性能だけが脳じゃない」と豪語してる
任天堂の方針からきているようだ。

最近発表された記事をみても、次世代光学ドライブを登載していないばかりか、
コントローラーもテレビのリモコンのような斬新なものが標準となっている。
従来のような形のコントローラーもオプションで用意されるが、
携帯ゲームDSのような面白さを提供してくれそうで、
ゲーム機として見たら、こちらの方が興味をそそるのは事実だ。

またフラッシュメモリ利用することによって、
ソフトのロード時間を短縮したり、豆電球1個分という
とても低い消費電力モードでもネット機能が動作するという特徴も持っている。
この省電力モードには「寝ている間」や「留守の間」等に
友人が回線を通じて遊びに来たり、ゲームであれば置き土産を残すという
常時接続ならではの面白い狙いもあるそうだ。
パワー路線の「PS3」や「Xbox360」から見たら、正反対の印象を受ける。

もう一つの目玉機能として「Wii」にはエミュレーション機能が
強力…というより公認で提供されるということだろう。
従来の「ゲームキューブ」や「ゲームボーイ」が遊べるだけでなく、
ソフトエミュレーションにより昔懐かしい「PCエンジン」や
「メガドライブ」のゲームもプレイできるという点もスゴイ。
昔の良質なゲームも楽しめるように設計された「Wii」は
まさにゲーム機としての性格を強く表現した新世代のゲーム機と言える。

発売日はPS3より先手を打つという報道があるので、
PS3発売の11月11日より早くなるかもしれない。
気になる価格だが、いまだ未発表ながらもPS3やXbox360よりは
はるかに安くなることは予想できるのだが、
これが2万円台で提供となると大変な事態になりそうだ。
一応、予想では任天堂の場合、新機種が出たら今までまず25000円だった。
今回も25000円前後と予想するが、非常に気になるところだ。

今回、色々と記事を調べていて驚いたのは
「あの任天堂がこれほど姿勢を変えた」という点だ。
性能的に他の次世代機に劣るにも関わらず、
注目が集まる理由がなんとなく分かる気がした。
そして、今回分かったことは、汎用機より専用機ということではないかな。
汎用性も大事だが、結局は専用機には勝てない部分が
意外に多いのではないかと思う。
こうしてみると、何を基準にするかで次世代機3機種のうち、
どれになるか決まってくるだろう。
この選考基準が、ある意味パソコンに近くなってきているような
気がしてならないのは自分だけではないと思う。

京都の小さな花札を作っていたメーカーが、今や世界のNINTENDOになった。
しかし、根底にあるのは、技術よりも面白さ、楽しさ、扱いやすさを
まず第一に考えてゲーム機を開発している。
面白さ、楽しさ、扱いやすさは世界共通。
やはりテレビゲームは任天堂、これは今後も揺るがないと思う。
残念ながら?PS3と違って今のところWiiには弱点が見当たらない。
なので斬りたくても斬れないというか、褒めてしまいたい。


リストカット

2006年05月18日(木)

全国14.3%もの女子高生がリストカットの経験あり…。
また9.3%もの女子中学生がリストカットの経験あり…。
しかも男子中学生も8.0%が経験あり…。
こんな統計を目にしたが、一体なんなんだ。
頭悪いんじゃないのか?
自分はリストカットなんてしようと思ったことも
考えたことも生まれてこの方1度もないぞ。
自分の周りにも、そんな人は1人もいない。
自傷行為といえば、こぶしを壁などに力任せにぶつけたことはあるくらい。
だけど、よく考えるとそれは自傷行為ではなく、
単にストレス発散や怒りに任せて壁殴ってるだけだから
また意味合いが違うと思うか…。
てか壁にぶつけるのは拳だけで、頭とかはぶつけない。
絶対にメチャクチャ痛いから、そんなことしたら。
それよりもリストカットなんて痛いと思うし、
本当に死んでしまうかもしれないし、絶対にありえない。

冷たい言い方かもしれないが、
自分の知らない人間がリストカットして死のうが
自ら壁に頭をぶつけようが、正直、自分にはどうでもいいことだ。
そこに人には言えないような事情があるのなら仕方ないのかもしれない。
だけど、親や兄弟など肉親に対して、なんでその抱え込んでることを言えないまま
リストカットしてしまうのかが理解できない。
自分のことを一番考えてくれるのは肉親以外にいないのに。
自分一人の命じゃないのに何故に自分一人で決着をつけようとするか。
決着?いや逃避でしょう。精神的に弱い若者が多いということか。
だけど、若いからこそ、もう少し命について考えた方がいいと思う。
今の学校じゃ、そんなこと教えてくれないんだろうけど…。

正直、自分はリストカットするような弱い人間と付き合いたいとは思わない。
自分の体を簡単に傷つける人間は、人をも間単に傷付けると思うから。
身体的にじゃなく精神的に傷つける。
それは、人の精神にも影響を及ぼすことである。
なので人の同情を買いたいなら同じことを繰り返したらいい。
自分はリストカットするような弱い人間とは関わりたくないのが本音だ。
まぁ、そりゃあ自分も知らないうちに人を傷つけているとは思う。
でも、傷つけたくて傷つけているわけではないし…。
リストカットする人間は確信犯的な面もあるからな…。

リストカットするのは偉いことでも勇気でもなんでもない。
ただ恥かしくて馬鹿なことだと気付いた方がいい。
まぁ、だからと言って他人を傷つける奴は余計に馬鹿だけど。
しかし、いつの間にリストカットがこんなに神聖化されてんだか。
自分が学生の頃は「リストカット」という言葉すらなかったと思う。
やっぱりドラマとか映画とかの影響かな。

よく考えて欲しい。
現実社会で嫌な事なんて山のようにある。
普通に生活していたって嫌な事、ストレス溜まる事だらけの世の中。
そのつど、そこから逃げていたら生活なんて出来っこない。
そう、時に我慢や妥協も必要なんだと思うし、
もっと気持ちに余裕を持って生活できる図太さみたいなものも必要だ。

これから暗黒の世に向かっていく日本。
その日本の未来を少しでも明るくしていかなければならない若い世代が
こんなにも弱い人間ばかりなら、本当に日本は終わりかもしれないな。
いや、いっそのこと終わらせてしまったほうが幸せなのかもしれないと
真剣に考えてしまう統計だった。


スポーツの本質

2006年05月17日(水)

少し前のトリノ五輪やWBCを観ていて感じたことだが、
国家と国民の若返りと健康の中心に、スポーツというものがあるということ。
これは、どんな薬よりも効き目があるのではないだろうか。
まさにスポーツは国民の活力、元気、やる気の源でもあると思う。
スポーツとは科学と同じように時代の文明の頂点にあり、
さらに精神性を含めて芸術や演劇そして他の娯楽よりも
重要な信仰をもたらしているのではないだろうか。

自分の国や贔屓にしているチーム、好きな選手やアスリートの
活躍や勝利を祈る気持ちを持って、自分たちはゲームやプレーを見る。
勝利した時、まさに女神の微笑と祝福を与えられ、
見ている者にも勇気や希望が沸き起こる。
そして限界のない感動を得ることができる。
逆に負けた時は幸運に見放され、努力や能力の至らなさを知らされ、
深い悲しみや悔しさを共有する。
そうゆう意味でもスポーツとは人生の学校のようなものかもしれない。
本当の学校だけが教育の場で決してないのだ。
スポーツを見ているだけでも十分に人生の勉強になるのだ。

スポーツの本質のひとつに「最後まで諦めない」
そして「辛いことをやり通す人間づくり」がある。
例えば、先のWBCでも二次リーグで韓国に負けた時点で
自力で準決勝進出がなくなり、メキシコ頼みとなってしまった。
普通なら、この時点で集中力は切れてしまい、
たとえ準決勝に上がっても本来の力を発揮できなくなるものである。
また準決勝では2連敗していた韓国に雪辱した時点で満足して
張り詰めていた糸が切れてもおかしくなかった。
しかし王Japan・日本ナインは違った。
最後の最後まで集中力を保って試合に臨んでいた。
ほんの少しでも可能性があるなら、決して最後まであきらめてはいけない。
それが集中力の持続にもつながってくる。
これを見事に証明してくれた。

余談だが、韓国は二次リーグで日本に勝利した時点で
まるで優勝したかのようにビクトリーランをしていたが
あれで緊張の糸が切れてしまったのだろう。
兵役免除の4強入りも果たせたしね。
あの時点で集中力の切れた韓国は、やはり優勝に相応しくない国だった。
最後まで諦めずに集中していた日本の優勝こそ本当の勝利だった。


見て応援するだけでも、スポーツを通じ人は成長する部分も多大にある。
トリノ五輪、WBCも終わってしまったが、プロ野球はすでに開幕し、
現在は交流戦の真っ最中で毎日熱戦を繰り広げている。
そして国民の大きな関心事でもあるサッカーのW杯まで1ヶ月をきった。
また、秋にはバレーボールの世界選手権もあるし
今後も様々なスポーツを通じて自分を高めることが出来るはずだ。
そして、もちろんジュピターズの勝利とともに高められれば最高。


韓国人の気骨

2006年05月16日(火)

韓国の自動車メーカー最大手の現代自動車グループによる
不正資金事件を捜査している最高検察庁中央捜査部は、
特定経済犯罪加重処罰法違反(横領&背任)の罪で
現代自動車グループの会長である鄭夢九を起訴した。
検察当局は、会長の長男であり起亜自動車社長の鄭義宣ら
同グループ役員についても、不正資金の使途を解明し次第
在宅起訴するという強い姿勢だ。

いやはやスゴイね。
相変わらずながら、例え相手が誰であろうと、
それが「悪い奴ら」なら「大統領」であろうが「財閥のトップ」であろうが
例外なくブタ箱に「ぶち込む」という素晴らしい「気骨」を持っている。
これはこれで見上げたものであり、日本も学ぶべき点は多々ある。

韓国は、日本との間に確かに「色々有る」国だが、
こういうところは「流石だ」と唸らされる。
同じ朝鮮民族である北と比べると「民力」の違いが歴然だ。
だけど、この気概を「国際紛争」の処理にも生かせないものか?
どうか大胆、且つ冷静に「是々非々」の姿勢で臨んで頂きたいと考えるよ。

いずれにしても、この事は韓国々民自身も「誇り」に思って良いものだ。
イザッ!やれっ!と言われたって、日本人には、
様々なしがらみがあり、縦割り行政も邪魔して、
おいそれと直ぐ真似は出来ないことである。

しかし、そんな韓国だが、そもそも国連に加盟してるのに
国際法を守るなんて考えは全くないようだ。
日本の常任理事国入りを反対してるのに、
次期事務総長に潘基文外交通商相を支持しろと日本に要請してくる始末。
拉致事件の対応といい、竹島の海洋調査問題といい、
なんだか自分で自分の首をどんどん絞めてるとかしか見えないんだけど…。

国内に関しては気骨を見せながらも、国際的には未熟だ。
こんな隣人とも今後も長く付き合っていかなければならないことは
日本にとって不幸としか言いようがない。


W杯代表決定

2006年05月15日(月)

今日5月15日、ドイツW杯のメンバー23人が選出された。
毎回、W杯代表発表にはサプライズがあったが、
今回の波乱はFWの久保の落選とその代わりといってはなんだが、
巻が入ったことくらいかな。
あとはMF松井大輔と遠藤との兼ね合いだったが、
これは、どちらとも有り得る状況で、それほどのサプライズではなかった。
個人的には松井のプレースタイルは好きだが、他のメンバーとの兼ね合いだと
残念ながら、遠藤に分があった。
日韓W杯後、ジーコJapanになってからの4年間で、
ジーコに選出された選手は合計66人。
その中でピッチに立ったのが55人。
そして最後に選ばれたのは…、各ポジション別に検証してみたい。

GK(3枠)
全くの無風地帯。3枠でジーコ監督の招集した候補者が
3人しかいないので波乱は起きるはずもなかったね。
正GKは川口でほぼ決まりだろう。
時々、信じられないポカをする川口だが、ドイツでは忙しくなるとは思うが頼むぞ。

DF(8枠)
キリンカップのスコットランド戦で先発した加地、宮本、中澤、三都主の
4人は、怪我のない限り本番のレギュラーがほぼ間違いなく当確だろう。
また、中澤、宮本の控えとして田中と坪井も確実だった。
サイドは右の控えは駒野しかいないため順当。
左は候補だった村井の負傷で人材がいないだけに、
左の他ボランチもできてジーコの秘蔵っ子でもある元鹿島の
中田浩が選ばれたのも仕方がないところだ。
センターバックの茂庭も直前で代表候補に選出されていたが、
W杯の代表まではさすがになかったね。

MF(7枠)
福西、小笠原、小野、中田英、中村の5人の中から先発の4人が
選出されることは間違いないため、この5人は確定。
前回のW杯での経験もある稲本もほぼ間違いなかったため、実質1枠の争いだった。
ドリブラーの松井とボランチの遠藤との争いだったが、
FWに玉田を選出したことで、松井とかぶると判断したのだろうか。
それにしてもボランチができるメンツが
福西、小野、中田英、中田浩、稲本、遠藤と多すぎる気がしないでもないが…。

FW(5枠)
高原、久保、柳沢、大黒の4人が当確で、最後の1枠を
玉田優勢、巻と佐藤が追うという形で争うものと思われていたが、
予想に反して久保が落選。これが今回の一番のサプライズとなった。
キリンカップのスコットランド戦で出場回避に加え、
ジーコに育てられた元・鹿島アントラーズ組でもなく、
ジーコの信頼は勝ち得なかったのが理由だろう。
エースとして期待されていると思われていたが、
あくまでも柳沢のいない状態での国内組のエースでしかなかったようだ。
選出された側でいうと、高原は前回エコノミー症候群による病気で
直前にエースとして期待されながら代表を外れざるを得なかった
無念があるだけに選手の気持ちを知っているジーコが外せないのは当然。
柳沢は鹿島所属のため、多少の怪我が多めに見てもらえるだけでなく、
日韓W杯大会で最もチームに貢献した中田英に
「日韓W杯チームNO.1は柳沢」と言わしめた実力者であることからも当然だ。
それに骨折している柳沢の場合は、試合開始24時間前までなら、
診断書の提出で別の選手に入れ替えることもできるからね。
久保の場合は、持病ってこともあるから診断書というわけにもいかないだろう。
大黒はスーパーサブとして試合終了直前にゴールを決めている
実績が大きなアピールポイントになったのだろう。
本当なら平山も勉強のために連れて行ってほしかったが、
最大の激戦区となったFWだけに、それだけの余裕はなかったということにしよう。


ところでサッカーW杯代表メンバーは23人だが、
なぜ人数が23人なのか疑問に思う人はいないだろうか。
理由は簡単なこと。代表メンバーだけで試合形式の
ミニゲームを行うためだからだ。

1998年のフランス大会でのW杯代表メンバーは実は22人だった。
この時、実はメンバーには選出されていないDF市川選手が
チームと帯同していたのを覚えている人は少ないだろう。
この理由も試合形式のミニゲームを行うためのみだった。
この時は、岡田監督がカズ、北澤、市川をW杯直前に
代表降格を命じた大会で、カズの代表降格が様々なところで問題視された。
カズの降格は、いまだにおかしい人選だと思っている。

サッカーは1チーム11人。試合をするには22人必要だ。
また、特殊なプレイヤーでもあるGK(ゴールキーパー)だけは、
もしものことを考えて3人体制を組むのが当然とされている。
GKを除いた選手をフィールドプレーヤーというが、
試合をするにはフィールドプレーヤーは10人×2の20人が必要だ。
20人(フィールドプレーヤー)+3人(GK)=23人となるため
代表メンバーは23人になったのだ。
もし、22人体制の場合にミニゲームをすると、
第3GKが本来のGKでないポジション、例えばDFをするか、
コーチが選手に混ざって試合をしないといけない。
しかし、そうなればそのポジションだけは当然レベルが、
がた落ちで練習にならない。
それを補うには1998年のフランス大会の市川選手ように、
代表メンバーから落ちた選手を代表メンバーでもないのに帯同させる必要があり、
これも正直、モチベーションの面や出場できないことが確定しているのに
帯同させられている選手の身になって考えると問題だったと思う。
このような経緯もふまえ現在は代表選手は23人体制となっているのだ。


さぁ、23人の戦士も決まった。
あとは本番に向けて、我々ファンはただ祈るしかない。
選ばれた選手は怪我には注意しながらも、しっかりきっちり調整して
万全の体制で本番に臨んでほしい。
JAPAN POWERそして大和魂をドイツの地で見せてくれ!

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