Web Masterの日記



雑記

2006年03月05日(日)

●カーリング
トリノオリンピックでよく観た競技だ。
そして自分でも是非、やってみたいと思った競技でもある。
最初は「あんなの敵の石にぶつけて外に出せばいいだけだろ」と
軽い気持ちで観ていたが、あれほど奥の深いスポーツはないことに気づかされた。
“氷上のチェス”と呼ばれているが、まさにその通り。
体力以上に知力、精神力、洞察力などが備わっていないと絶対に無理。
最初はルールも知らずに観始めたが、すぐにその魅力にはまった。
一投ごとにめまぐるしく展開が変わり、スリルに満ちた頭脳的スポーツ。
予選敗退したものの、日本チームの確かな戦術眼や
高度な技術には驚くばかりだった。
解説者のコメントを頼りに何とかゲームの流れを追いながらの観戦だったが、
長時間の神経戦を選手と一緒に戦った気分にさせてもらい、
一喜一憂できるスポーツでもあると思う。

五輪を観て、自分と同じようにカーリングをやってみたいと思った人は
少なくないと思う。
北欧やカナダは町に必ずカーリング場があるという。
日本も、もっとカーリングが誰でも身近で簡単にできるような環境を作ってほしい。
簡単でしょ、今、日本にあるボーリング場の半分を
カーリング場に変えてしまえばいい。
そうすればカーリング人口も増え、優秀なチームも出て、
さらに世界で戦えるようになるはず。
確か50歳以上の選手もいたはず。
老若男女問わずにできる数少ないスポーツだと思う。
日本全国にカーリング場の増加をマジで希望する。

そうそう、五輪のカーリングで印象的だったのは、試合前に
選手が1人ずつアップで映されるのだが、
日本の本橋選手は全世界に流れる国際映像で、
猫ひろしの「ニャー」のポーズをしたり
パッション屋良の真似をしたりで、なんか微笑ましかった。
国際映像で猫ひろし「ニャー」はなかなか出来ない高度な技だ。


●WBC
プロ野球選手で構成された日本代表が一次予選を突破。
この一次予選アジアラウンドは当然、全勝すると思い、
あまり力を入れて観ていなかった。
勝負は次の二次予選でのアメリカとの試合だと思っていた。
しかし今日、韓国にまさかの敗戦。
すでに両国とも二次予選進出を決めているとはいえ、再び二次予選で戦うので
勝っておかなければならない相手だったのに、ほんとまさかの敗戦。
まぁ、だけど中国、台湾にコールドの圧勝だったので、
これで逆に気が引き締まったかな。
敗戦したことにより、ナインの意志や結束、そして覚悟が決まったと思えば
悪い負けではなかった。本当の勝負はアメリカに乗り込んでの二次予選からだ。
韓国には二次予選でリベンジし、当然進出してくるメジャーリーガーだらけの
アメリカも撃破して決勝リーグに上がってもらいたい。
マリナーズやブリュワーズとも練習試合をするようだし、
気持ちを引き締めて日本プロ野球の強さ、素晴らしさを発揮してもらいたい。


●ボーダフォン
ソフトバンクがボーダフォンの日本法人を買収するらしい。
「東京デジタルホン」時代からのユーザーは、またメルアドのドメインが
変わったりするのかな、なんて不安になっているのかもね。
社名も東京デジタルホン→ジェイフォン東京→ジェイフォン東日本→ジェイフォン→
ボーダフォンと変遷し、今度は「ソフトバンクなんとか」になるのかな。

1994年に当時はJR系の会社がやっていた東京デジタルホンが開業した時の
最初のCMキャラクターって、当時の野村監督や古田選手な
どヤクルトスワローズの選手たちだった。
その後、忌野清志郎や河相我聞、千葉麗子らに変わったっけ。
もう10年以上も前になるのか。
自分はドコモ歴12年程なのでボーダフォンのドメインが変わろうが関係ないが
またボーダフォンを持っている人のアドレスを
全部変えなければならないのかと思うと、なんかめんどくさいね。


翼の折れた天使たち

2006年03月04日(土)

先日、フジテレビで4夜連続で放映されたYoshi原作の
「翼の折れた天使たち」を録画していたが一気に全部観た。
その私的感想などをダラダラと書いてみたい。
尚、ドラマの内容については多くを書かないので
観ていない人にとっては何がなんだか分からないかもしれない。

「翼の折れた天使たち」とは何か?
傷ついて飛べなくなった天使たちが、様々な出会いや出来事を通して
再び大空へと羽ばたいていく物語。
でも「翼の折れた天使たち」って聞くと、自分の世代には
中村あゆみの『翼の折れたエンジェル』の印象がとても強い…。


原作のYoshiは御存知、携帯小説「Deep Love」や「恋バナ」
「もっと、生きたい…」などで有名になった小説家。
自分はヤングジャンプで連載中のマンガ「もっと、生きたい…」は
毎週読んでるけど、Yoshi原作の小説自体は読んだことがない。
実際、原作を読んだ嫁は「原作の方が面白い」と言っていたが、
読んでいない分、今回のドラマはすっきりと楽しんで観れたかも。
だいぶ原作と変わっていた内容もあったみたいだけど。
まぁ、実質40分弱のドラマにまとめるには仕方ないだろうけどね。

●第一夜・セレブ 主演 上戸彩
正直、上戸彩が主演するから、このドラマを観ようと思っていた。
初のベッドシーンもあるというふれこみだったが、
思いっきり肩透かしで、ガッカリしたやら、ホッとしたやら…。

「嘘をつくと女の子はブスになるんだよ」
「嘘つかないと世の中やってけないの!」

これは、どちらも正しいかな。
子供は素直に育てられ大きくなって世の中の厳しい面を知る。
痛い目に遭ってから大人のように要領よく生きればいいということか。
まぁ、子供の頃から要領ばっかり身に着けると、
性格的に悪くなるばっかりだからね。

「やっとわかった。本当に大切なもの。
誰かをこんなにも愛おしく思う気持ちは
決してお金で買うことはできない」

でも、やっぱりお金も大事だと思うんだが。
「金銭的に恵まれている」というのは「将来の可能性がある」
とっても幸せなことだと思う。
子供の頃から、お金の面でいろいろな制約を受けてしまうと
やはり「ひがみ根性」「やっかみ根性」「お金に対する執着心」が
いつの間にか生まれてしまい「気持ちの余裕」が少なくなってしまうと思う。


人には目に映る分かりやすいモノを信じてしまう。
それが、価値あるモノかも確かめずに…
でも、本当に大切なものは身近にある。
空気のように見えないけれど、そこにある。


最後に上記のようなテロップを入れられて制作者側から示されると、
ちょっときれいごとに感じてしまった…。

主役の女の子は貧乏生活から愛人契約によりプチセレブを経験して
両方を知ったから「本当に大事なもの」を気づいたわけで、
セレブを知らない貧乏人には、やっぱりセレブを味わいたいし、
お金持ちになってみたいって思うんじゃないかな。
今の貧乏生活の中に「本当に大切なもの」があったとしても
気づかないこともあると思う。
例えば「海外に行きたい」と思ってるけど海外に行ったことが無い人に
海外に何度も行ったことのある人が
「海外なんかよりも日本の景勝地や自然の方がずっといいよ」と言ったとしても、
それは何度も行ったことがある人だから言える言葉、感じる気持ちであり、
そういう経験が無い人にとっては、やっぱりピンと来ないだろう。

金持ちから「金持ちも大変だよ。そんなにいいもんじゃないよ。
あなた方=貧乏人の方が羨ましい」と言われても、絶対納得できないじゃん。
一番大切なものは、きっとお金じゃないのだろうが、
お金もやっぱり大切だと思う。
などと、ちょっとひねくれた目線で観てしまった。

ただ、確実にひとこと言えるのは「上戸彩は天才的に可愛い!」
髪がショートのほうが、すごく良いね。
でも相変わらずの童顔で、とても20歳には見えないよな〜。
より一層、虜になってしまった。(^^;


●第二夜・ライブチャット 主演 堀北真希
「ケータイ刑事・銭形舞」やドラマ「電車男」の妹、
映画「ALWAYS 三丁目の夕日」そして「野ブタ。をプロデュース」の
野ブタこと小谷信子でお馴染みの堀北真希主演ということで第一夜同等に楽しみだった。

過去に浮気していた恋人を目撃してしまい、突発的にその恋人を刺してしまったため、
その後遺症で恋人が一生車椅子暮らしとなってしまったことを苦にし、
彼女自身も保護観察処分で「引きこもり」になっていたが、
ライブチャットを通じて“ある男性”から勇気をもらい、
徐々に本来の明るさを取り戻していく…という話。

「外の世界では生きていけない。傷つきたくないの、これ以上」

ライブチャットのシーンでは、ドラマ「電車男」のメンバーが
次から次へと出演したのが面白かった。
秋葉カンペーがいつものネタを披露したのも良かった。
「脱げ!脱げ!このブタ女!」というカンニング竹山隆範が妙にリアル。

挿入歌の中島美嘉の「FIND THE WAY」が印象的。
「ガンダムSEED」のエンディングテーマだったこの曲だが、
そこでもやるせない切ない展開の最後に流れてくると感動ものだったけど、
このドラマでも、とってもいい感じに流れた。


人には、必ず二つの顔がある。
醜い面だけが、あなたのすべてじゃない。
大事なのは、目をそむけずに自分と向き合うこと。
その二つの面があってこそ、人なのだから。


彼女に刺された彼氏が、自らの姿を隠してチャットで彼女を励ます展開は、
なんか先が読めてしまい凡庸だった。
特に彼に会って礼を言うまでの展開はまだ良かったんだが、
最後は?だったなかな。
いくら立ち直るキッカケを作ってくれたのが元恋人だったとしても、
互いにそれでヨリを戻せるのか?
彼女にとっては一度は殺意を持って刺した相手であり、
彼にとっては自分の浮気に逆上して自分を殺そうとした相手なのだ。
いくら「人には二つの顔がある」とは言え、そういう関係で
しかも男性の方は一生車椅子生活を強いられているのに再び付き合うってことは
やっぱりドラマ的である気がする。
原作では刺された彼氏は死んでしまったそうだし。
無理矢理ドラマはうまくまとめた感じ。

ただ、確実にひとこと言えるのは「堀北真希も天才的に可愛い!」
笑顔がいいね。


●第三夜・アクトレス 主演 山田優
沖縄アクターズスクール出身で3人組のダンスユニット「y'z factory」の真ん中、激しく踊りながら歌を歌っているのを何度か「夜もヒッパレ」で見たが
歌もダンスも上手いなぁって思っていた。
その後、「CanCam」の専属モデルとして活躍。
近年はF1中継のナビゲーターや声優にも挑戦している山田優だが
演技は初めて観たが、4人の中では一番難しい役だったと思うけど
なかなか上手だったんじゃないかな。

女優になるために上京して、いろいろ騙されて多額の借金を作り
それの返済と女優へのキッカケになると騙され
アダルトビデオに出演してしまった女性の物語。
4話とも実話を基にした小説だが、これが一番ありがちな話かな。

ドラマの中で一番良かったのは痴呆症の祖父を演じた谷啓の
流し雛のシーンでのセリフ。
自分がしてしまった間違いや過ちを、お雛様に託して流してもらう。

「人はみんな過ちを犯すんだよ。それも1度や2度じゃないんだよ。後悔の連続じゃ。
でもそのことで自分を責めて苦しむことはないんだよ。
お雛様に託して心を込めてお祈りすれば必ず神様は許してくださる。
そしたら、また一からやり直せばいいんだ。
人はね、何度でもやり直せるんだよ。自分を信じて諦めないことだ。
そうすればいつかきっと幸せになれるよ」

うーん深い。まるでこのセリフを言うためだけに
キャスティングされたのではないかと思わせるような味のある演技だった。

そしてラストのテロップには


人の生きる道に教科書などない。
自分で決断したなら、その道は正しいと思う。
でも、大事なのは、引き返す勇気を持つこと。
人は、何度でも、やり直すことができるのだから。


まぁ、その通りだろうね。自分次第だけど。
そして、確実にひとこと言えるのは「山田優はめちゃくちゃスタイルがいい!」


●第四夜・スロット 主演 上野樹里
親に捨てられ施設で育った孤独なパチスロ少女が、
同じ境遇の少年と心を通わすようになる重い話。
映画「スウィングガールズ」やクリアクリーンのCMに出ている上野樹里。
でも、よくこの女優は知らないのでスルーしようかと思ったが、
話の内容だったら10話ぐらいに膨らませて連ドラでも良い内容だった。
40分程度の時間じゃ、話の展開が早すぎて逆にもったいなかった。

似たようなテーマではドラマ「あいのうた」があったが、
あれは自分には「幸せは似合わない」と思い“愛”を放棄していた主人公が
自分から「愛すること」で“愛”を感じるようになったドラマだった。
今回のこのドラマでは、男に依存し愛してもらうことを“愛”だと信じ
「愛されている」と思うことで生きてこれた主人公が、
自分から「他人を愛する」ことで“愛”を感じるようになったという話。
“愛”は欲しがるだけじゃダメ。自らも与えないとね。
出発点は正反対だけど、行き着くところは一緒だったかな。

ラストのテロップには


人は、他人に何かを求め続けるもの。
でも、かなわないとき、つい相手を責めてしまう。
そんなときは、自ら何かを与えてみてほしい。
求めるだけでは気づかないことが見えてくるから。


そして確実にひとこと言えるのは「上野樹里は演技が上手い!」
4人の中で一番、興味がない女優だが、演技は一番だった。


設定の目新しさという点では第2話が良かったと思うが、
主人公の表情や演技という点では、最終話かな。
第1話は納得がいかない設定だったし、第3話はリアルすぎ。
第2話と最終話を比べると腑に落ちない点が少ないということでも、
最終話に軍配。
ただ、当初の目的でもあった女優的に見れば上戸彩がダントツ。
次いで堀北真希、山田優、上野樹里と続くので
ドラマの順番通りである。

自分が選ぶドラマが見たい20歳前後の女優4人となると、
やっぱ上戸彩と堀北真希ははずせない。
あとは沢尻エリカに宮崎あおい…かな。
長澤まさみ、加藤ローサ、黒川芽以、蒼井優なんかもいいかも。

今回の4話のドラマ、すべて主題歌は中島美嘉の「RESISTANCE」
とてもドラマにあって良い曲なのだが、この曲のサビって
Earth,Wind&Fireの「宇宙のファンタジー」に似てる気がするのは自分だけ?
まぁ、ショートストーリー仕立てのドラマとしては楽しませてもらえたな。

でも4話一気観賞は疲れた。
そして、この日記を書くのも疲れた…。


勝利至上主義

2006年03月03日(金)

4年に1度の冬の祭典・トリノオリンピックが
終わってか、もうすぐ一週間。
なんか深夜が寂しくなってしまった…。
今さらながらではあるが、改めて選手、スタッフの皆様には
お疲れ様でした、そして楽しませてもらいアリガトウと言いたい。
しかし、今回のトリノオリンピックで勝利至上主義について考えさせられた。
大会前、日本は色を問わず5個のメダル獲得を目標として掲げていたが、
その結果は荒川静香が女子フィギュアスケートで取った金1個のみ。
メダルの数に関していえば目標にほど遠い惨敗だったと言える。

スポーツであっても、囲碁、将棋なり華道なり他の分野であっても、
大会に出場するからには勝たなければ意味がない。
勝つために出場しているのだろうし、勝つために精進してきたのだし。
その結果の勝利がやっぱり最高だ。
自分自身も草野球チームの代表をして17年目になるが、
やはり勝った時と負けた時では、その日の疲労度に雲泥の差が出る。
所詮、趣味の範囲だが、勝てばより一層楽しい。
なので、やっぱり毎試合、極上の楽しさを仲間と共有したいためにも
勝ちたいし、勝つためにプレーをしているのは事実だ。

しかしだ、勝利至上主義が行き過ぎると、五輪だけでなく往々にして
しょーもない弊害が起きてくる。
毎度、五輪の度に問題となっているドーピングであったり、
以前に起きたナンシー・ケリガン殴打事件とか、
行き過ぎた野球留学生勧誘とか、学校ぐるみの不祥事隠蔽とか、
5打席連続敬遠とか、マスコミのメダル偏重報道とか…。
あるいはお金で人の心を買うとか、会社の時価総額を上げるために
強引な企業買収をしたりとか…。

ただ単に「勝つ」ことに意味があるのなら、
わざわざ過酷なスポーツなんかやらなくてもいいだろう。
ジャンケンなり、ちんちろりんなり、人生ゲームなり、黒ひげ危機一髪なり、
他にも肉体的にも楽で多額の費用もかからない
勝ち負けを競えるジャンルはいくらでもある。
そちらで勝つことは簡単なことだ。

では「なぜ、あなたは“ちんちろりん”ではなく
(例えば)フィギュアスケートをやっているのですか?」
と問いかけられて明確に回答できるだろうか?
例えば、フィギュアスケートを通じて、自分がどこまでできるのか高めたいとか、
素晴らしいジャンプやイナバウアーで見る人に喜んでもらいたいとか、
その人なりの理由が何か必ずあるはずである。
だからこそ過酷な練習にも耐えてフィギュアスケートをやっているのだ。
理由が無い人は、そのジャンルで伸びるのは難しいだろうし。
どうしても勝ちたいなら、伸びるかどうかも確約がない
ツライ練習をするよりも、他の選手を殴打して足を折ったり、
食事に毒を混ぜて大会当日に滑れなくさせたりすれば確実に勝てる。
まぁ、極論だけどね。(^^;)
しかし、そうやって得た勝利って嬉しいか?何の意味があるだろうか?
国から多額の報賞金が出るというのなら嬉しいと思う人もいるかもしれない。
だが、それはお金が嬉しいのであって、勝利が嬉しいのではないはずだ。

勝利というのは、その選手によって相対的なものではないだろうか。
金・銀・銅メダルは勝利の目安にはなるが、絶対ではないはずだ。

「なぜ、あなたは“ちんちろりん”ではなく
フィギュアスケートをやっているのですか?」
という問いに対して回答となるようなプレーができれば、
その選手的には勝利だと思う。
野球で例えると、チームの大黒柱のエース投手にしてみれば、
自分が投げて抑えてチームが勝って、はじめて勝利といえる。
怪我で苦労してやっとベンチ入りした選手にしてみれば、
代打で出場して結果は三振。チームも負けたとしても
自分なりの答えを見つけることができれば、それでも勝利だと思う。

これはスポーツだけじゃない。
現実社会においても勝ち組、負け組という言葉が一般的に浸透し、
お金さえ儲かれば何をやっても“勝ち”という価値観が
蔓延している感じがする昨今…。しかしライブドアだけじゃないと思う。
確かにホリエモンは勝利至上主義の象徴的な人だったが、あくまでも象徴。
社会全体がそういう流れに流されていて、
決してホリエモン一人を批判できないはずだ。

「頑張った人と、そうでない人とで結果に差が出るのは当然だと思います」
以前にホリエモンがこんな発言をしていた。
勝利至上主義を端的に言い表した、ある意味で名言だと思う。
そりゃその通りでしょう。

でも……その逆は真か?

逆に言えば結果が出ない人は頑張ってない人。
つまりホリエモンは頑張りが足りなかったということだ。
トリノオリンピックで惨敗してメダルを取れなかった日本選手は
努力が足りなかった?
もちろん、そういう一面は厳然としてあるだろう。
でもそれだけと断罪してしまうナッシングオアオールの考え方は残念である。

自分自身、たいして頭が良いわけでもなく、そういう意味では
「負け組」の方に入ってしまうかもしれないのだが、
頭が悪いからこそ勝利至上主義に対する考え方も
きちんと自家薬籠中のものにしているとは言い切れず、
文章としてもまとまりがイマイチで上手く表現できていないかもしれない。
勝利至上主義サイドの頭のいい人から見れば、
ツッコミどころ満載かもしれないが、それでも自分は
往々にして行き過ぎる傾向のある勝利至上主義について好きにはなれない。

勝つことよりも勝ち続けることの方が断然難しい。
そして究極的には、勝ち続けることは不可能。いつかは必ず負ける。
大切なのは、単に勝つことだけを追求することよりも
「負けた後にどう立ち直るか」なのではないかというのが自分の持論。

いや、もちろん自分自身は、その持論を地で実践できてないけど…。
なぜなら、それはとてつもなく難しく、簡単に誰にでもできることではない。
だからこそ、それができた人は素晴らしいのだと思う。

結果は結果として反省しなければならない面もあると思う。
選手、スタッフの皆様、改めてお疲れさまでした。
そして感動をありがとう。

なんか、書きたいことがうまく書けず、さらにまとめて終われず、
オチもない稚拙な文章になってしまった…。
睡魔にも襲われながら書いていたし…。
しかし何年も書き続けているのに、今さらながら文章力のなさが悲しい。


非常識

2006年03月02日(木)

先日の新聞掲載されていた記事だが、
なんでも近頃は葬式の出棺の際に亡くなった人の最期の顔を
携帯で撮影する非常識な人がいるらしい。
マジで信じられない。
それも、親戚や友人だというのだが、一体何のために
故人の死に顔を撮っておくのだろう。
その人のことを忘れたくないというのなら、
生前に一緒に写した写真を持っていればいいわけで、
普通の思考回路だったら死者の顔なんていちいち
折に触れ見たいなんて考えないはず?
自分は絶対にいやだ。
例え自分の親兄弟でも、そんな写真を撮っておこうなんて思わない。
ましてや他人になんか絶対に撮らせたくない。
もし自分の身内が亡くなった時に写真撮った奴がいたら、マジギレするかも。
写した人は、もしかしたら死者の全く知らない人に
「私の友達の死に顔だよ」なんて言ってメールするかもしれないし、
そのあと何に使われるかわかったもんじゃないし。
だいたい普通の思考回路を持った人なら、そんなことしないだろうが…。

自分は自分の死に顔はできれば誰にも見せたくないくらいだ。
だから、いくら死に化粧してくれても、自分で見れない自分の最期の顔なんか
誰にも撮影させたくない。
葬儀社の人の談話では、月に一回くらいは携帯で写真を撮る人がいて、
10代くらいの若い人は「そんなことしていいの?」という反応らしく、
物事の分別がつく30代くらいの人に遠慮も躊躇もなく写真を撮る人が多いのとか…。
「これからは遺言に『撮影は許可しない』などの文言まで
必要な時代になるかもしれない」という文を読んだら、
なんだか怖ろしくなってきた。
死んだ後も安心できない世の中…。
あぁ、本当に世も末だ。

なんかブルーな終わり方になってしまった…。( ̄◇ ̄;)


本日付け

2006年03月01日(水)

ついに本日3月1日付けで以前、オウム真理教関連で
知名度をあげてしまった山梨県の上九一色村が消滅することとなった。
北部は甲府市、南部は富士河口湖町に吸収される形である。
上九一色村というと、サティアンのイメージが強くて
負のイメージしかなかったが、地図で見てみると、精進湖や本栖湖なども
この上九一色村にあったのだ。
こんなことは地図を見てみなければ分からないことだった。

上九一色村という名はなくなってしまうが
まだ完全にオウム関連の事件がなくなったわけではない。
いまだに麻原彰晃こと松本智津夫被告の裁判は終わっていない。
10年以上経った今も忘れてはいけない事件のひとつだと思う。
上九一色村消滅のニュースを見て、改めて思い出してしまった。


同じく本日3月1日より玩具メーカー大手のタカラとトミーが合併し
タカラトミーとして誕生した。
まず合併第一弾の商品は「ポケットモンスター人生ゲーム」だという。
そのうち「黒ヒゲ危機一髪」と「リカちゃん人形」のコラボで
「リカちゃん危機一髪」みたいな商品も出るのかな。ヾ(^-^;)
いずれにしてもバンダイとナムコが合併したバンダイナムコホールディングや
TVゲームのスクウェアエニックスにしろ、これからの少子化に伴い、
ゲーム業界、玩具業界も厳しい風が吹いていくのだろう。
あとは子供相手ではなく、大人をいかに取り込むかに
かかっているのかもしれない。

短いかもしれないが、今夜はこのへんで。


厚顔無恥

2006年02月28日(火)

それにしてもお粗末だった民主党・永田議員の謝罪会見。
いったい誰に何を謝っているのか全然伝わってこない。
これでは更に首を絞めただけなのではないだろうか。
こんな政治家の給料が我々の血税から出ているなんて本当に腹が立つ。

だいたい、下調べもロクにしないで、あんな誰でも作れるメールを手に
国会で発言したこと自体、根本的にどうなんだ?
すでに懲罰動議に5回もかけられている永田議員は昨年末、
地元で以下の発言をして大問題になった不良議員だ。

「あの兵庫県で例の神戸地震が起こったときにですね。
被害者が少ないと激甚災害指定が受けられないので、
みんな火をつけてまわったんですよ。
それで本当に激甚災害指定が取れたんですね」

もちろん発言後に問題となり発言を取り下げたが…。
しかし、こんな発言を平気でする国会議員の問題定義を
初めから信用できるかよって感じ。
もう、いい加減にしてもらいたいよ。


話は変わり、修理に出しているコピー機がまだ戻ってこない。
すでに3週間経つが、あとどれくらいかかるんだろう?
会報、マニュアル、Sリーグ資料と刷らなきゃいけないものが
沢山あるんだよね。
開幕がいつもより遅いからまだいいが、そろそろ刷り始めたいんだけど。
早く修理終わって戻ってこないかな。


大バカ民主党

2006年02月27日(月)

ここ数日、毎日のように荒川静香の金メダルのニュースの後に
流れるのは送金メール問題。
もう、このニュースを見るたびに呆れてしまう。
民主党は死んだも同然だ。
先日の党首討論の場でも怪文書みたいなメールを「信憑性がある」と
散々騒いでは、国政調査権を発動しろと逆ギレして
結局、前原代表は何だかんだと理由をつけて確たる証拠も提示できず。
まったく馬鹿じゃないのか!
そもそも大事な税金を使って国会を開いて
来年度の予算を審議しなきゃいけないってのにさ。
それなりの証拠を持ってるなら、それを検察なりに提出して告発して
任せればいいだけの話だろうって。

まったく、火をつけた方が「証拠を出せ」と騒いでいるので笑ってしまったよ。
普通、逆だろ?
火をつけた方が様々な証拠を出して、相手側を攻めていくのが筋だろ。
しかも「国政調査権」を行使させようとした。
おいおい、ちょっと待てよ。
口座番号がわかってるんならいいじゃん。
決定的証拠を押さえてるじゃん。
行使の必要性がこれ以上のどこにあるんだよ。
個人のプライバシーに国家権力が手を突っ込む場合には
慎重の上に慎重な対応をしないといけないのは
法律を扱う国会議員なら重々承知のはずだろ。
それをあいまいな情報に基づくモノで国政調査権を行使させようとは、
ちゃんちゃらおかしい。笑止千万だ!

BSE問題や耐震設計偽装の問題をそっちのけにして、
訳の分からない怪文書一枚で大騒ぎしてる民主党に明日はないな。
もう政策とかそんなもんはどうでもよくて、
真偽なんぞはどうでもいいから自民党を倒すネタに
何でもかんでも食い付く民主党はどうしようもない。
おまけに当事者を入院させて隠してしまうなんて、
国民をバカにしているにも程がある。

だいたい民主党は今までも、学歴詐称議員狩りや年金未納議員狩りなど、
国民の幸せに直接結びつかない物事に、やたら時間と労力をかけすぎ。
そして常に責める相手を取り違えてる。
耐震強度偽造で悪かったのは姉歯やヒューザーや木村建設、
それと総研に伊藤元長官でないのか?
まぁ、イーホームズとか日本ERIも相当悪いとは思うけど。
BSEでも、まず責めるべきはアメリカではないのか。
常に「小泉が悪い、自民党が悪い」ばかりで何だかなぁ〜。

「多くの国民が疑問に思っていることを国会で明らかにするのが私たちの役目」
と永田議員は言っていたが、明らかにするだけではあまり意味がない。
問題の解決や現状の改善、そして今後の対策とかそういうものを
国民は待っているのだろう。
どうもここ数年、国会の異常さが目につく。
まぁ、もともとそうだったのが単に目につきやすくなってきただけなのか、
それとも、もう隠しようがないくらいに腐りきってしまったということなのか…。

とにかく永田議員の辞職は当然だろうし、野田国体委員長も同罪。
そして当然、党首の前原代表も辞任すべきだ。
自らの偽装メール問題で重要課題の疑惑追及がおろそかになった責任の重大性を
野党党首として認識すべきだ。
どれもこれも国民生活に直結、緊急性のある政治課題ばかりの現状で、
死に体の小泉政権の居直りを許す結果を招いている。
このままでは責任野党を標榜する民主党から国民の遊離が進むだけだ。
それだけのことをしなければ、中川農水大臣の事を
とやかく言う資格は民主党にはないし、
なによりも国民から「自民党よりさらにヒドイ民主党」のレッテルを
貼られるだろう。…って、もう貼られているか。( ̄◇ ̄;)

早く一斉辞任して新しい党として、4点セットと言われている
国民の生活に直結する問題について審議を再開してもらいたい。
くだらない国会はこれ以上やっても何も意味がないし
ただの税金の無駄遣いだ。

しかし今日のニュースによると明日、謝罪会見はするものの
誰も辞任せずに、それで終わりにしようとしているらしい。
「失敗した事でいちいち執行部が責任をとって辞任していては、党が育たない」

はぁ〜?いったい、あんたら何様?
もう、これでは、与党にどんな失政があっても、
民主党は与党党首の退陣要求なんかできないね。
自分たちだけ辞めずに、相手に辞めろと真顔でなんか言えないはずだ。
自分で自分の首を絞める結果になること分からないのかね。
それでも「我々は野党第一党だ。責任野党だ」と胸を張るようだが、
国民の信用は完全に失墜するだろうな。
このままでは7月の参院選にも影響が出てしまうと党内が分裂するかもしれない。
まぁ、もともと民主党なんて自民党だった人が作った党だし、
その後もいろんな党が集まって大きくなった党なので一枚岩ではないけどね。

だけど「謝ったからいいだろう」というものではない。
与党とは違うところを見せることが野党としての心意気じゃないのか。
今のままではナメられたまま終わる。
自分が一番重い罪を負うからこそ、相手を追い込むことができるのではないか。
自分たちが「逃げ」の姿勢をとった時点で民主党の負け。
どうしても武部幹事長とホリエモンのつながりの怪しさを追及したいのなら、
前原代表はもちろん、野田国体委員長、永田議員らは、すべての職を返上し、
自ら足で歩き回って告発すればいいだろう。
そうやって眼前の敵を敗ってから胸を張って復職すればいい。
国民はそういう健全な人たちなら大歓迎するはずだ。

とにかく明日の謝罪会見とやら、たいした茶番なんだろうな。
まぁ、断言できるのは前原代表じゃ民主党の支持率がどんどん下がるだけ。
さっぱり見えない耐震強度偽装問題解明への道筋、
ライブドア問題に絡む証券制度と商道徳、狂牛病問題を含む食の安全、
防衛施設庁に絡む官制談合問題等々、
野党第一党の民主党には、これらの問題を生む社会背景を大局的に分析し、
それらの問題を生む社会風土や政治姿勢を追求、改革してゆく責任がある。
今回のメール問題の対応を見る限りでは前原代表ではこの任に無い。彼では無理だ。
あの自信なさげな虚ろな目つきがテレビに映ると呆れてしまう。
本当に民主党には愛想が尽きた。


定期総会

2006年02月26日(日)

朝から雨…。
残念ながら雨にはかなわない。
せっかく今季の活動初めだったが開幕前の全体練習は雨天中止…。(T_T)
これで、ぶっつけ開幕を迎えることになってしまった。
まぁ、今までもこんなことはよくあったけど、
せっかく近いグランドだったので残念。
だけど、あれだけ降っていたら諦めもつくか。

というわけで嫁に出席してもらう予定だったマンションの
管理組合の定期総会に出席。
様々な議題及び議決をとるため9時30分〜12痔まで
2時間半長い総会だったが全126戸のうち100戸近くが出席していた。
意外とみんな、ちゃんとしてるんだよね。

総会の議題は事業報告や収支決算報告、管理規約改定、理事会役員選定など
どこのマンションの定期総会でもある議題ばかりにもかかわらず
第一期の役員が、しっかりとやっていてくれたおかげでスムーズに進んだ。
唯一、様々な意見が出て紛糾したのが駐車場の問題。
うちのマンションは一応、全戸分の駐車スペースが確保されているが、
その大部分が機械式になっているため、高さ1550mm以上の車は
機械式には入れることができない。
しかし、今の世の中はミニバンやハイルーフ車が多いため、
平置の抽選が外れた場合、外部の月極め駐車場を借りなくてはならない。
我が家の車も高さ1550mm以上のミニバンだが最初の抽選で当たったために
平置き駐車場に停めることができている。
しかし2年毎の契約のため、今年の11月に更新となり、再び抽選が予想される。
せっかく全戸分100%の駐車場があるのにマンション内に
停めることができないのは非常に理不尽なために、
機械式駐車場の本来の制限である高さ1550mm制限を
実際に入れる高さ1700mmまでに広げてしまおうという案が理事会から出されていた。
そうすればミニバンのほとんどが機械式にも入ることができるので
平置きの抽選に外れた場合でも外部の駐車場を借りなくて済む。
ちなみに機械式駐車場の場合は月額1000円〜4000円。
平置き駐車場は8000円〜9000円。
この近辺で外の月極め駐車場は月額23000円であり、
どう考えたってマンション内に停めたほうがお得だ。

しかし実際、物理的に1700mmの高さまで入庫できる機械式駐車場だが
メーカーの高さ制限は1550mmになっているため、
もし、何か不具合が起きた場合はどこが責任を取るのか、
その辺が不明確のために会議は紛糾した。
機械式駐車場メーカーに問い合わせると
「実際は1750mmを超えても入庫はできる」との回答があったようで、
他のマンションでもそのように使用している例は多いらしい。
また、そのための故障や不具合も特に目立っていないという。
結局、多数決で高さ1700mmまでに改定されることになったが、
賛成がギリギリ過半数だった。ちょっとやっぱり不安があるからね。機械式は。

騒音、駐車場、役員選定はマンションにおける3大問題とも言われているが、
今年の11月の駐車場更新前に住民で専門委員会を発足して
できるだけ抽選をなくし、各戸に希望通りの駐車場が行き渡るようにするらしい。
実際、今、自分が借りている平置きの場所って、気に入った場所なので
できれば、そのまま同じ場所に停めたいなぁ…。
専門委員会が発足されたら入ろうかな。
逆に今、平置きに停めている人の中には機械式に移りたい人もいると思う。
毎月9000円が1000円になれば月に8000円も節約になるからね。
とにかく、このマンションができてから初めての駐車場更新になるが
その時期になったら、また少し大変になるかもね。

理事会の役員は公平なる輪番制。
我が家が役員になる順番は数えてみると予定では2009年。
でも、マンションの役員って、なんか大変そうだな。
ほんとご苦労様って感じ。
だけど役員がしっかりしてるからこそ、生活しやすいマンションだと思う。
縦割り長屋の精神で、組合員として少しでも協力していきたいと思う。


女子フィギュア総括

2006年02月24日(金)

昨夜はいつもより早めに寝て早朝5時に起床。
TVをつけたら5時のニュースだったので、危うくまた寝そうになった。
気合いで乗り越え、ニュースが終わり女子フィギュア。
結局、5時からずーっと最後まで観てしまった。
めざましテレビの小倉智明のテンションの高さを確認してから
8時15分頃に再びベッドに入るものの、
9時くらいに荒川静香がフジテレビブースにやって来ると言うので
9時にまた起きてインタビューを待つが一向に来ない。
すると、10時からの「こたえてちょーだい」の中でインタビューが流れた。
テレビをつけっぱなしにしていて良かった。
その後は仕事に行く時間になってしまったので、
合計睡眠時間3時間半くらいだったな…。なので一日中眠かった。


金 荒川静香(日本)191.34 <SP 66.02(3)FS 125.32(1)>
銀 サーシャ・コーエン(米)183.36 <SP 66.73(1)FS 116.63(2)>
銅 イリーナ・スルツカヤ(露)181.44 <SP 66.7(2)FS 114.74(3)>
4位 村主章枝(日本)175.23 <SP 61.75(4)113.48(4)>
5位 ジョアニー・ロシェット(加)167.27 <SP 55.85(9)FS 111.42(5)>
6位 キミー・マイズナー(米)165.71 <SP 59.4(5)106.31(6)>
7位 エミリー・ヒューズ(米)160.87 <SP 57.08(7)FS 103.79(7)>
8位 サラ・マイアー(スイス)156.13 <SP 55.57(10)FS 100.56(8)>
9位 カロリナ・コストナー(伊)153.5<SP 53.77(11) FS 99.73(9)>
10位 エレーネ・ゲデワニシビリ(グルジア)151.46 <SP 57.9(6)FS 93.56(13)>
----
15位 安藤美姫 (日本)140.2<SP 43 56(8) FS 84.2(16)>



不振が続く日本選手団。注目度も期待度も頂点に達した状況で、
よくぞここまでの演技ができたものだ。本当に感動。
前に滑ったコーエンが転倒したので、堅くならなければいいと思っていたが、
SPに続き、とても優雅に華麗に演技を披露してくれた。
まるでプレッシャーなど感じていないような完璧な演技だった。
日本人にしては長身でまっすぐな脚線、
柔軟な身体を余すところなく見せてくれた。
最終滑走のスルツカヤとの僅差の勝負となると思っていたが
スルツカヤがまさかの転倒…。
この瞬間に決まった。

トリノオリンピックで日本初のメダルが金メダル。
そして、この金メダルは日本フィギュア史上初どころか、
日本の冬季アウェイの個人での金メダルとしても初めてでもある。
またフィギュアではアジア人としても初で、
最年長メダリストでもあるという初物尽くしの金メダル。
長野以来、8年ぶりに君が代が流れ、アメリカ国旗とロシア国旗を従え
日本国旗が一番上に上がった画は最高だ。
早朝に感動を感謝。


サラエボ&カルガリーのカタリーナ・ビット
アルベールビルのクリスティ・ヤマグチ
リレハンメルのオクサナ・バイウル
長野のタラ・リビンスキー
アルベールビルのサラ・ヒューズ。

過去6大会の歴代女子フィギュア金メダリストだが、
必ずしも、その時代のトップを走り続けてきた人が
五輪では金メダルを手にしたわけではない。
NHKのアナウンサーも言ってたが、この10年間、女子シングルを
引っ張ってきたのが欧州チャンピオンのスルツカヤと
全米チャンピオンのクワン。
しかし2人は共に2度五輪に出場しながら手にしたメダルは銀と銅。
オリンピックとは、そういう舞台。
その中で今まで最も「女王らしい女王」と思っていたのが、
サラエボとカルガリーを2連覇したビットである。
技術・美しさとも他を寄せ付けなかった。
今回の荒川静香の演技は、ビットに並ぶ「女王らしさ」だったと思う。
コーエンやスルツカヤがプレッシャーに負けて転倒しなくても
荒川には勝てなかったのではないだろうか。
後半に荒川のこだわりでもあるイナバウアーから
3回転・2回転・2回転も決まり、まさに女王の貫禄を見せ付けた。
演技後には初めて会場がスタンディングオベーションで讃える。圧巻だった。
同じ日本人として誇らしく思えた。

あの演技を見ていた日本の多くの人が、早朝からウルっとしたり、
ジワッとしたりしたのではなかろうか。
大きなミスが無かったとか、ジャンプが決まったとか、
そんな次元ではない何かを感じさせる演技だった。
何処をとっても美しい。ただ滑っているその瞬間が美しかった。
オリンピック代表最終選考の日本選手権の時には
想像できなかった仕上がりに持ってくるのはサスガである。

楽曲も自らが世界選手権チャンピオンになった時の思い入れのある
「トゥーランドット」に替え、それに合わせ衣装も替えた。
間際での変更は、過去の例をとってもあまり良い結果を生まない。
しかし、彼女にとってそんな事はどうでも良かったに違いない。
メダルを狙っての変更ではなく、自分の滑りたいものを
オリンピックで表現したい。ただそれだけだったのだろう。

表彰式後のインタビューで

「メダルを取れると思っていなかった」

これは謙遜でも大人の台詞でもなんでもない。
SP3位でも、今の採点システムだと、いかにメダルを取ることが
難しいかを痛感している彼女の本音だろう。
日本中が女子フィギュアにメダルを期待する中、
彼女だけは欲がなかった。もっと別の所を見ていた。
そんな気がする…。

荒川は新採点システムに合わせて大御所の外国人コーチの下から
自らの判断で袂を分かち、別の超大物コーチとすっきりと美しい
プログラムを作り上げた。
自分の滑りたい物を妥協なく追求する強さも備えた。
解説者の話によると、専属の栄養士までつけて体作りをしたそうだ。
荒川静香の金メダルは、こんな熱い情熱と努力の下に得られた物である。
スルツカヤやコーエンのミスもあったが、
あの素晴らしい演技が世界に認められた瞬間だったのは間違いない。


いや、それにしても荒川の代名詞でもあるイナバウアーは芸術品だ。
なんであんなに身体を反らせて滑ることができるのだろう。
しかし実はイナバウアーの技自体、今の採点システムによると
要素として全く得点にはならず、逆にバランスを崩したりしたら
減点されてしまう危険と隣り合わせの技なのだ。
なのでコーエン、スルツカヤ、村主などのトップ選手で
イナバウアーを演技の中に入れる選手はいない。
1ポイントにもならないイナバウアーを行う時間があれば
少しでもポイントになるステップやスピンを取り入れるのが普通の考えだ。
しかし荒川は強くイナバウアーにこだわっている。
体の柔らかさをアピールするには最適な技ではある。
それよりも以前にイナバウアーについて聞かれた時のインタビューで
荒川はこう話していた。

「ルールを変えるくらいの印象を与えたい」

イナバウアーへのこだわりは荒川の自信の表れなのかもしれない。

荒川にはコーエンやスルツカヤ以上に美しさと現れた時に息を飲む
大きな存在感がある。
「女王の教室」の天海祐希のように背筋が常にピンと伸びて
その存在感をさらに大きくしている。
その荒川が現行ルールと拮抗しながら芸術的な美しさを求めて
自分の世界を切り開いた時、本当にルールは変わるかもしれない。
それだけの大きな存在感を持つイナバウアーである。

ちょっと余談だが、実はイナバウアーは今から50年も前の
ドイツの選手「イナ・バウアー」の技だったので、
その選手の名前がそのまま技の名前になったそうだ。
他にも、デニス・ビールマンの名前を取った「ビールマン・スピン」とか、
アクセル・パウルゼンの名前を取った最難度の「アクセル・ジャンプ」とか、
フィギュアの技には選手の名前がつくことが多い。
これは体操の「トカチェフ」とか「ツカハラ」とかと同じだ。
だけど、これらは名字か名前のどっちかに、ジャンプとかスピンとかを
足してる名前であるので、そんなにおかしくないのだが、
「イナバウアー」だけはフルネームそのもので、
言うなれば「アラカワシズカ」とか「アンドウミキ」って
名前の技ってことだから、なんか変だと思うのは自分だけかな(^^;


荒川の演技の最後に180度開脚して脚を高く上げて回るスピンで
満面の笑顔を見せていたのが、すごく印象的だった。
以前は無表情で有名な選手だったが、
2004年に世界選手権で優勝した頃から表情が豊かになり、
その分、演技にも幅ができたと思う。
先日のSPの時も、今日も得点が出た瞬間の純粋に驚いた表情と、
金メダルが決まっても周りばかりが騒いでて
本人は「え?金メダルなの?」と、びっくりしていたところが
なんか、やっぱり24歳の女の子なんだな〜なんて思った。

極限状態でほとんどミスをしなかった素晴らしい精神力。
会場の拍手や声援、スタンディングオベーションの様子からも
荒川静香が優勝したことに文句をつけられる人はいなかったと思う。


一方、先日の日記「白鳥は順位を気にしない」で
期待していると書いた村主章枝だが、
得意としているフリーは本当に良い演技だったと思う。
素人目に見たら十分に銀メダルの出来だった。
ただSPでの上位との差が開きすぎていたことが悔やまれる。
まぁ、今回の村主はケガを治すのに精一杯だったために、
新採点システムへの対応が少し間に合わなかった気もする。
ちょっと無難に収めてしまったのかもしれない。
しかし、持ち味の表現力の豊かさじゃ誰にも負けていなかった。
新採点システムの関係で得点が伸びなかったが、持ち味は存分に出せていた。
と同時に、今の採点方式だと高い技術力がないと
メダルには届かないということが証明されてしまったように思える。
ビールマンスピンや確実に着氷できる3回転ジャンプなんかが出来ないと
厳しい時代になってしまったのかもしれない。
ただ最後の高速スピンは、やっぱり圧巻。
もう鳥肌モノで荒川が暖めた観客に再びスタンディングオベーションを引き出した。
得点が出た時に、その低さから観客がブーイングしたのも分かる気がする。
次に白鳥が舞うのは世界選手権。
独特な村主ワールドを発揮してもらいたい。


最終滑走で大きなプレッシャーのかかった女王スルツカヤ。
今シーズンの実績から彼女の絶対優位は変わらないとて思っていた。
彼女の得点で荒川が金か銀か決まるので注目していたが、
滑り出しを見て、なんか調子が悪いのかな?と感じた。
いつものスルツカヤじゃない感じ。
難病を抱えているし、体調不良だったのかもしれない。
最後は足元ふらついてたしジャンプで転倒した時は本当にビックリ。
この人はジャンプで転ばない人だと思い込むほど
ここ数年、失敗を見たことがなかったので。
でも、それがオリンピックの怖さってことなんだろうな。
フィギュアの金メダルをロシア勢が独占も重圧だったのかも。
しかしまさか3位とは…。
悲願の金メダルを獲らせてあげたかった気もするけど、
でもやっぱ日本人としては荒川が勝って嬉しいか。ヾ(^-^;)
スルツカヤはソルトレークではサラ・ヒューズに逆転され、
トリノでは転倒して金メダルを逃すという悲劇のヒロインとなった。
そういう意味では歴史に名を残したのかも。
そう、札幌五輪で名を残したのがジャネット・リンだったように。


結局15位まで落ちた安藤美姫はSPの時も感じたが、
滑る前から表情が固くて、かなりオドオドしていたように見えた。
しかし果敢に4回転にチャレンジしたのは良かったと思う。
残念ながら着氷に失敗したが、ほんと惜しかった。
今回の五輪は彼女にとって結果なんてどうでもいいこと。
五輪を経験したというだけで良いと思う。
絶好調だった2003年や世界ジュニア選手権に優勝した2004年に比べると
スランプに入ったまま五輪を迎えてしまったようだし。
だけど、まだ18歳なんだし、ポテンシャルの高さは折り紙つき。
4回転ジャンプやメンタル面を鍛えれば
次のバンクーバーには本来の力が発揮できると信じている。
安藤美姫が「しーちゃん」と慕うゴールドメダリストの荒川静香だって、
高校生の時に初の五輪出場、長野で13位になり悔し涙を流したんだから。
バンクーバーでの活躍を期待している。
あっ!その時は浅田真央も一緒かな。
しかし4回転ジャンプって、成功したら一気に9.5ポイントも加算されるとは。
3回転の倍以上なので、成功したら上位に食い込める必殺技なんだな。
リスクが高いのは仕方ないが、せっかく跳べる力があるのだから
無難にまとめるより挑戦したのは本当に大正解。
これからの活躍に期待大の失敗ジャンプだった。

あと印象に残ったのはサラ・ヒューズの妹、エミリー・ヒューズ。
元気いっぱいで観てて楽しかった。
気合いで滑ったる!って感じが凄く頼もしかった。
観客をおおいに楽しませることのできる、とっても良いスケーターだ。
身長が145センチしかないサーシャ・コーエンは相変わらず小さくて華奢。
だけどとてもコケティッシュ。
体操経験のある柔らかさを発揮していたが、やはりシルバーコレクターだった。
ところでコーエンって、まだ21歳だったとは。
なんか14歳くらいから見ているからスルツカヤくらいかと思っていた。


いや〜しかし…、
オリンピックの女子フィギュアは波乱が起こるな。
だけど、とにかく感動させてもらった。
まさにみんな氷上のアクトレス。
さすがトリノオリンピックのメインイベントだな。
朝っぱらから感動、素敵な朝をありがとうって感じだ。

いやなニュースが多い中、やっぱりスポーツの感動というのは良い。
新聞を賑わす民主党の馬鹿げたニュースとかを綺麗さっぱり忘れさせてくれる。
よし次は、いまいち盛り上がりに欠けている感もあるが、
最強プロ選手で構成されたWBCの日本代表チームに頑張ってもらいたいね。

3時からのエキシビションを全部観た後に思っていたことを
ズラーッと書いたので、かなり長くなってしまった。
そして窓の外は夜明けが…。
今日も寝不足でフラフラしそう…。( ̄◇ ̄;)


寝る

2006年02月23日(木)

早朝より始まる女子フィギュアフリーの演技を観るため、
今日はもう寝る。
あまり寝れないけど起きていられそうにないし…。

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