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2005年08月15日(月)
総選挙が近づいているが、小泉首相にとって 選挙前の逆風のひとつだった「靖国参拝問題」だが 本日、終戦記念日の8月15日の参拝は当然ながら見送ったようだ。 もし参拝していたら、これを野党や抵抗勢力は見逃さないはず。 首相も馬鹿じゃないので国内外ともに大きな波紋にはならなかった。
さて、以前より様々な物議を醸し出している靖国問題だが、 この問題、いわゆる歴史問題や憲法の「政教分離の原則」との整合性など いろいろな議論の側面があり、人それぞれで意見も様々だと思うので 非常に難しい問題だと思う。 日本国内に於いて、人それぞれ様々な意見は仕方ないことだと思うが、 この問題が中国やアジア諸国の神経を逆なでするという指摘は、 その事実を検証してから議論すべきだと思う。 そもそも、問題になっているA級戦犯が靖国神社に合祀されたのは 1978年のことで、翌1979年に国民に公にされた。 その中で、当時の大平首相、鈴木首相、中曽根首相と三代に渡って 合計22回も首相が靖国神社に参拝していたが、 1985年までは外交問題になるようなこともなかった。 ところが1985年の終戦記念日に中曽根首相が参拝したことをめぐって、 国内で議論が持ち上がったのに乗ずるように、 中国側が首相の靖国参拝に自粛を求めた。 これを受けて、1986年6月に中曽根首相は中国の胡耀邦総書記に書簡を送り、 靖国参拝を見送ると宣言してしまった。 これについて中曽根元首相は「自分の靖国参拝で、 胡耀邦氏の中国での立場が悪くなりそうだったので、 盟友として彼を守らなければいけないと思った」と後日話している。 しかし、これで中国指導部に親日派が生まれたわけでもなく、 逆に中国側に日本の首相を個人的に牽制できる外交カードを 与えてしまったことになったのだ。 事実、この後、日本の首相の靖国参拝は中断され、 その後、全国遺族会の会長で「みんなで靖国神社に参拝する議員の会」の 会長でもあった橋本竜太郎が首相に就任して、靖国参拝を復活させると、 中国外交部が「深い遺憾の意を表明」し、 以後は橋本竜太郎も首相の間は参拝を止めてしまった。
小泉首相が、その中国の外交カードを封じ込めようとしているのであれば、 この問題は「歴史問題」ではなく「外交問題」と考えるべきだろう。 そうであるならば、日本国の首相として、 まず国益への配慮が優先されるべき問題である。 1985年、日本国内で首相の靖国参拝について余計な議論さえ起きなければ それまで気にもしていなかった、おおざっぱな中国人は、 いまだにそんなことなんか眼中になかったかもしれない。 しかし日本から金を搾り取れる「外交カード」として 使えるということを知ってしまってからは がめつく遠慮知らずの中国人は、搾り取れるだけ取ってやるという気持ちになる。 まったく日本の政治家っていうのは、相手の足を引っ張ろうとしていたことが 結果、日本の立場を悪くするだけでなく、 国益までもダメージを負わせてしまったのだ。 中国、韓国などで取り上げられている首相の靖国参拝問題は、 後先考えずに、その時の感情だけで動いたバカな野党のせいかもしれないのだ。 バカが政治家になると、それだけ日本という国の立場が悪くなるんだから、 本当にいい加減にしてほしいものだ。 今回の衆院選挙では少しでもバカが減ってくれることを願う。
明日から美穂の実家に行くので明日の日記はお休みです。
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